xckb的雑記帳

身の回りにあったことを雑多に語ります。

「ワンダーエッグ・プライオリティ」聖地巡礼(6):特別編

さて、多少の物議を醸した特別編も放送され、やっと完結した2021年冬アニメの「ワンダーエッグ・プライオリティ」。でも俺はこういうの大好きだぞ。ということで、特別編まで全部見て書いた、内容に関する記事はこちら。

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さあ、では最後のワンエグ聖地巡礼記事、いってみよう。と思うのだがその前に、今までの記事はこちら。

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今回の目次。

  • 特別編「私のプライオリティ」
    • ねいるとアイが最後に会うバス停そばのガチャのある文房具店:櫻井商店
    • アイがスマホを割る場所:印西小倉台郵便局そばのアンダーパス
    • アイとリカのカラオケからの帰り道:加瀬のレンタルボックス船橋小室町パート3近くの道
    • リカとアイが語る水辺:広瀬ボートセンター
    • 日記を書くアイ:結縁寺近くの道
    • 橋を渡るアイ:利根川・栄橋
    • 再び、ガチャのある文房具店:櫻井商店
    • 地下庭園への道
  • その他不明な舞台
  • おまけ
    • ねいるとアイが最後に会う場所である文房具店店頭のガチャ
    • ねいるのコンパス

特別編「私のプライオリティ」

特別編の舞台は、第12回までと同様、千葉県印西市(千葉ニュータウン)が中心ではあるのだけれども、それ以外にも船橋市、柏市、我孫子市、そして撮影地まで入れると茨城県の利根町までと、手広く入ってくる。

印西市以外の場所に関しては適宜補足することとする。

ねいるとアイが最後に会うバス停そばのガチャのある文房具店:櫻井商店

舞台の設定はおそらく晩秋、対して今回の撮影は真夏ということで、街路樹の茂り具合が全く異なののだが、ここで間違いないだろう。

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出典:「ワンダーエッグ・プライオリティ」特別編「私のプライオリティ」

ちゃんとガチャもあるけれども、地面にしっかり固定されているわけではないので、日によって少し場所が変わるかもしれない。

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出典:「ワンダーエッグ・プライオリティ」特別編「私のプライオリティ」

道の反対側からの撮影。再現度は素晴らしい。左端の文房具看板もあったのだが、画角外となる少しずれた場所に置かれていた。

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出典:「ワンダーエッグ・プライオリティ」特別編「私のプライオリティ」

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そろそろ「ワンダーエッグ・プライオリティ」に関してちゃんと語ろう

さてそろそろ、2021年冬アニメで俺が圧倒的に気に入っていて、でも特別編が先月末に公開されたばかりの「ワンエグ」こと「ワンダーエッグ・プライオリティ」の話をしようじゃないか。

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出典:「ワンダーエッグ・プライオリティ」OP

…と思いつつ、この作品を自分の中で落ち着けるのに時間がかかってしまい、放送からはや2週間が経ってしまった。さすがに間が空きすぎたので、そろそろ公開しようかと思う。タイトルは以前「よりもい」の完結後に書いた、この記事のフォーマットに合わせる形でいってみようか。

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というわけでこの「ワンダーエッグ・プライオリティ」、あまりの高クオリティ作画のためかどうかは分からないが、ギリギリの制作体制がついに力尽きたのか、第8回が総集編化して玉突きで最終話が落ちてしまい、3ヶ月後の6月29日深夜に特別編として、総集編と本来の最終話の内容とのミックスで1時間枠として放送された。

が、世間の反応をつらつらと眺めると、この終わり方には割と不評が多いようだ。まあ、結構な伏線を回収せずに放り出した感があるので、一般的評価としては残当としか言いようがない。

あと、せっかく特別編として1時間枠を取ったのに、結局30分は総集編をやってしまったというのも、1時間あればワンチャン色々回収できるのでは的な期待をしてしまうから、そのせいで余計落胆してしまう気持ちもとてもよくわかる。

まあ、結果的には普通に本放送時に落とした最終回を3ヶ月後に放送した、という体なので、それならそうと最初からそう言ってくれた方が良かった気もするんだけどな。

だが、世間の評価はさておき、特別編を何回か繰り返し見てみた感想としては「まあみんなの言うことも分からんではないが、やっぱ俺こういうの大好物だぞ」ということだ。そしてその後も以前の回を含めて何度も見てるけど、やっぱり好きだ(おかげで夏アニメをまだあんまりチェックできてないぞ)。

ちなみに第5回まで放送された時点の感想はこちら。

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早速、この「ワンダーエッグ・プライオリティ」について、終盤を中心にがっつりと語っていこうと思う。とはいえ、あまり広く浅く語っても退屈になると思うので、要点を絞って、そこから話を進めていこうか。

そんなわけで、どこに要点を絞ろうか。…そうだな、今回の章立てはこんな感じでいってみよう!

  • はじめに:パラレルワールドの狭間の泡、リンボとしてのエッグ世界
  • もう1人のアイ
  • もう1人の小糸
  • もう1人のねいる
  • おわりに:新しい世界、アイの復活、そしてねいるは?


あと、あまり過剰な深読み(妄想ともいう)は抑えて、できるだけ描かれていることを素直に読み取っていく、というポリシーでやっていくことにしようかね。

はじめに:パラレルワールドの狭間の泡、リンボとしてのエッグ世界

そもそもエッグ世界って何だろう、という重要な設定の根本も、最後まで結論がぶん投げられたという印象もあるが、実は意外にヒントは随所に散りばめられていたかのも知れない、と思っている。

自殺した死者の魂が、復活に向けて彫像という形で凍結されて待つ場所、という意味では、エッグ世界はリンボ(辺獄)的だ。そしてそこでは、他の自殺した魂たちの死の原因となったトラウマを浄化するための戦いも行われている。

第1回のラストで話された通り、浄化された魂は新たな彫像となり、おそらく別のリンボが作られる。そしてそのリンボにある彫像の人物を復活させたいと願い、彫像とは別の魂たち、つまりエッグを浄化する役目を担っているのが、アイたちエッグ戦士である。

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出典:「ワンダーエッグ・プライオリティ」第1回「子供の領分」

彫像から生き返った後の彼女たちの変化に関しては、パラレルワールドで自殺せずに生きている別の彼女たちが移動してきた、という解釈もネットで散見されたように思うが、おそらく彼女たちはパラレルワールドからやってきたわけではなく、本当に彫像が復活したものなのだろう、と、俺は考えている。

おそらく、ハルカやちえみが彫像から復活したときの桃恵やリカに対する態度とその後の経緯のギャップから、このパラレルワールド説が出てきたのだと思うが、思い込みを排除してあらためてこの2人の復活シーンを見なおしてみると、単なる友人に対する反応や、アイドルの普通の握手会のような関係性である、と思ってもそうおかしくない。

たしかに彫像から復活した時、桃恵に対するハルカ、リカに対するちえみは、少なくともある程度の好意を持っているように見えるが、一方小糸は復活直後からアイに無関心だったように思えるし、アイルに至ってはねいるに対する敵意を隠していない。

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出典:「ワンダーエッグ・プライオリティ」第12回「負けざる戦士」

つまり、エッグ世界で彫像から復活した直後の彼女たちと、実際の世界に復活した彼女たちは別人物と考える根拠はない、と思う。

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NewDaysの「スゴおに」が色々おかしい

JR東の駅ナカコンビニのNewDaysが、(多分)「スゴイおにぎり」略して「スゴおに」という変な企画を6月1日から始めているようで、時々買ってきては楽しんでいる。量がヘビーだったり、変な具を挟んだり巻いたりするキワモノおにぎりだ。

まずはこちら、「のり弁にぎりました」。まあ言ってみれば本当にのり弁の具(白身魚フライ、ちくわ磯辺天、おかか)を、ガッツリとした量のご飯とにぎったものだ。というか、実際はいわゆる「おにぎらず」に近いが。

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こちらはもはや「おにぎり」とも自称しない「照りチキライスバーガー」。でかい! チキンの上になんか桃屋の穂先メンマやわらぎみたいなものが載っていると思ったが、実はゴボウらしい。ゴボウのやわらぎ風。

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ちなみにこれ1個で炭水化物65.0gで、カロリーは546kcal!「のり弁にぎりました」が炭水化物60.1gで397kcalなので、ほぼこの2つで1000kcal近いカロリーに125gの炭水化物を補給できる。そりゃ腹持ちがいいわけだ。

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「生ハム(チーズ&ビネガー)」。海苔の代わりに生ハム、そしてチーズと酢。謎すぎる! こちらは量は普通だが色々変。ちなみにこのようなちょっと脂分多めっぽいおにぎりはこのケースの中でさらにラップに巻かれている。海苔の代わりに生ハムなので塩気は強いがまあ一応、おにぎりだからな。

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「鶏たま」。鶏と卵だが、正直あんまり記憶に残ってないかも。

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「サバ明太」。鯖塩焼きと明太子が乗ってる。当然脂ものっている。これは結構普通にいけた。

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「のり弁にぎりました」にさらに明太子が追加され「明太のり弁にぎりました」。いや、いいんだけどさらにヘビーだよこれ。

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あと、ホタテが3つ乗ったやつもあったんだけど結局買わないうちになくなってしまったな。なんか、一定期間中に大体3種類ピックアップして店頭に並べている感じだね。ホタテのやつ復活したら今度こそ買おうっと。

こういう悪ノリ企画は結構好きだ。


こちらに続く。

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陶房・火風水(沖縄県中城村)の陶器たち

さて、最近色々と忙しくて更新が鈍っていて、しばらく前の話になってしまいましたが、沖縄県中城村の「陶房・火風水」さん(奥平清正さんと奥平真穂さん)の陶器のオンライン即売会があったので、ちょっと奮発してみました。

tobohifumi.exblog.jp

「陶房・火風水」さんにはまだ1度しか訪問したことがないのですが、一目でここの陶器だとわかる、とても個性的で素敵なデザインの陶器を作っていらっしゃる工房で、沖縄で食器といえば自分としてはこの「火風水」さんと琉球ガラスの「Glass Studio尋」さん(屋我平尋さん)が自分の中では双璧です。以前訪問した時のブログはこちら。

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とはいえ、なかなか沖縄にも行けない今日この頃、観光客の減少はこうした産業にも影を落としているはずで、自分としてはたとえば、機会を見つけてオンラインで作品を買って応援する、などができることかな、などと思うわけです。

そんなわけで、今回色々と買ったことで「火風水」さんの食器もけっこううちで数が揃ってきたので、一旦まとめてみようかな、と思い写真を撮ってみました。まずは今回購入した作品から。

こちらは元々、「花人逢」(かじんほう、本部町)というピザ屋さんのために作られたプレートです。

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「火風水」さんの代表的デザインであるこの珊瑚の模様がとても素敵!

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こちらも今回購入の作品。周りの黒い部分の中に描かれたデザインと真ん中の青さのコントラストが良いです。

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この黒と青のデザインも、ここの代表的なデザインですが、今回買えてよかった。

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こちらの皿も黒い枠の部分とのコントラストが良いです。

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中のこの珊瑚模様がとても綺麗。

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東京湾要塞・城ヶ島砲台跡を訪ねてみた(続)

先日、城ヶ島に「城ヶ島砲台」という戦跡があることを初めて知って、城ヶ島にドローンを飛ばしに行くついでにちょっと見てきたのだけれども、ちょっと心残りがあったためちょいちょい落穂拾いしてみることにしてみた。前回の記事はこちら。

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さて、かつて城ヶ島は島全体が軍事施設のようなものだったらしいので、まずは今まで通ったことのなかった島の中心部の道(あまり観光客の行きそうにない道)を歩いてみることとした。

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この緑に埋もれるような形で残っている半壊した鉄筋コンクリートの柵、なんとなく当時のものなのではないかという気がするな。

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実は自分は子供の頃、某陸軍造兵廠の跡地に住んでいて、まだ当時の建物や謎の錆び付いた設備が残っている空き地で毎日のように遊んでいたのだ。

家の周囲には、全く所有者も違うはずの家々の境界を同じデザインの鉄筋コンクリートの無骨な壁が囲っていて、今にして思うとあれは周囲一帯にあった造兵廠の跡だったのだと思う。それとはデザインは全く違うけれども、このデザインにはなんか似たものを感じるんだよな(とか言って違っていたら申し訳ない)。

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上の写真の場所は、次の写真の矢印の部分を左下から右上の方に向かって撮ったものである。少なくとも同じ道が当時も存在していて、なおかつ現在より深い森が向こう側にあったことがわかるし、こちら側は現在のような森ではなく開けた場所であったことがわかる。

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出典:国土地理院の空中写真(https://mapps.gsi.go.jp/maplibSearch.do#1

USA-M46-A-7-1: 1946/02/15(昭21)
CKT20194-C13-95: 2019/08/07(令1)

こういう何のためにあるのかわからない謎の物体も、子供の頃の空き地界隈には色々あった気がする。もう少しちゃんとこの辺り、調べてみてもいいかもしれない。

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Meike 3.5mm F2.8マイクロフォーサーズ円周魚眼レンズ(画角220度)を買ってしまった

先日、Amazonを色々と眺めまわしていたら、なんかとんでもないレンズが発売されていることに気が付いたのだ。それがこのMeike 3.5mm F2.8。マウントはマイクロフォーサーズなのでフルサイズ換算の焦点距離7mm。円周魚眼でなんと画角は220度を謳っている。

画角220度の円周魚眼レンズといえば、やはり伝説のフィッシュアイニッコール6mm F2.8ではないだろうか。1972年に受注生産で発売され、10年近く前にオークションで10万ポンドで落札されて話題になっていた重さ5kgオーバーの化け物レンズだ。

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出典:We're going to need a bigger camera: Unique 10lb Nikon lens goes on sale - so wide-angle it can 'see behind itself' | Daily Mail Online

おそらくこいつのプロトタイプっぽいフィッシュアイニッコール6mm F1.4は立川の極地研にオーロラ撮影装置の一部として展示されている。でもこの極地研モデルの化け物っぷりはF1.4の方に重点が置かれていて(多分オーロラを短時間で写したいし)、画角は180度なんだよね(多分地面を写しても仕方がないし)。以前このブログでも「よりもい」ついでに見にいった記事がある。

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まあそんなわけで、画角220度のF2.8の円周魚眼レンズというのは、なんか俺の中で伝説枠ということになっているのだけれども、そんな中で怪しい中華レンズで同じスペックをかわいいサイズで実現しているのというのは実に興味があるところ。しかも10万ポンドではなく2万円以下で買えるというのは…。

はっ。買ってしまった。

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でも俺は普段はフジXマウントのユーザなのでマイクロフォーサーズのレンズが付けられるカメラを持っていない…。

はっ。こちらも買ってしまった(中古だけど)。OLYMPUS PEN E-PL7。

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7年前のモデルだけれども、使用感の少ない良い中古が手に入って良かった。ちなみにストラップは純正のオプションを新品で買った(付属していたのは黒いストラップだったのでやっぱり白いのがいいよね的な)。

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東京湾要塞・城ヶ島砲台跡を訪ねてみた

さて、最近ドローンを飛ばしたりする時に時々行っている城ヶ島だが、実はここに「城ヶ島砲台」という戦跡があるということを偶然知ったので、再度城ヶ島に行ったついでに寄ってみることにした。

これは首都防衛のための「東京湾要塞」を構成する一施設であり、城ヶ島はまさに東京湾への入り口に位置する場所だ。

ja.wikipedia.org

以前訪れた猿島の砲台なども、これらの戦跡の一つである。

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そんな城ヶ島砲台の砲台跡の一つは、なんといつも車を停めている、現在の城ヶ島公園第一駐車場の中にあるらしい。

この、駐車場の中に不自然に位置している円形の花壇。どうやらここが砲台の跡らしいのだ。言われてみるとここの駐車場、ちょっと不自然な形をしている。

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そしてこの円形の花壇の周り、石が敷き詰められている部分も、なぜかわからないけれどもちょっと歪な形をしているのは、何か当時の構造物の痕跡を示すものなのかもしれない。

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城ヶ島砲台には、2基の砲台があったらしく、それらは戦艦安芸の副砲が流用されていたそうだ。

設置砲は1923年のワシントン海軍軍縮条約の調印により廃艦枠に指定されて除籍された薩摩型戦艦「安芸」の副砲である「25.4cm(45口径)カノン砲」は重量235kgの砲弾を最大仰角30度で撃ち出せば射程距離24,600mまで届かせる性能で、この砲を収めた舷側砲塔をそのまま流用して設置された。

出典:城ヶ島 - Wikipedia

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日本初の鉄道の遺跡「高輪築堤」一般見学会(4街区)に行ってきた

さて、4月10日(土)に、高輪ゲートウェイ駅(相変わらずこの名前には抵抗がある)付近の再開発現場で出土した「高輪築堤」の一般見学会に行ってきた。これは新橋・横浜間を結んだ日本最古の鉄道の遺跡ということで、まあ何とも行ってみたいところ。見学人数が限られる中で電話のみの申し込みという、久々に体験するオールドテクノロジーによる申し込みを1時間ほど続け、なんとかエントリーできた。こういうの懐かしい。

ということで、通勤時に結構頻繁に通っているにもかかわらず、これが初めての下車となる高輪ゲートウェイ駅。

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駅の西側に降りると、おお、前の時間の組だと思うけれども、見学している様子が!

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今回は、うちの小学生男子も連れていった(他にも結構子供連れの人はいたな)。まあ、プライベートな社会科見学だな。ということで、みんなでヘルメットを被り、発掘現場へ。ここが高輪築堤だ。

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今回の公開範囲は「4街区」と呼ばれている地域。前回公開されたらしい「3街区」の橋梁部分はないが、日本最古の信号機跡が含まれるエリアで、高輪ゲートウェイ駅の正面に相当する(実は前回の一般公開情報を見逃していて事後に知り、後悔していたのだった…)。

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出典:https://www.jreast.co.jp/press/2021/20210402_ho03.pdf

かつての新橋・横浜間の鉄道は、このあたりでは海の上に線路を作って走っていた。これは陸地の部分が軍用地となっており、鉄道の敷設を拒否されたため、とのことらしい。経緯はともかく結果的に、当時の最新技術である鉄道が、海の上の線路を通るという実にハイカラな景色が誕生したのだな。

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高縄鉄道之図(歌川芳年、助筆 歌川年延)明治4年(1871年)9月
出典:港区ゆかりの人物データベースサイト 高輪鉄道

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