xckb的雑記帳

身の回りにあったことを雑多に語ります。

「ワンダーエッグ・プライオリティ」聖地巡礼(5):第10回〜第12回

今期の俺の圧倒的イチオシアニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」ことワンエグの聖地巡礼の続き。今回は最後のはずだった第10回〜第12回だが、やはり第8回はいわゆる「万策尽きた」回だったらしく、本当の最終話が特別編として6月に放送されることとなったということで、この一連の記事も、一旦の切れ目としてここでまとめておこうと思う。まあ、最後の方は完全に戦力総投入で当日納品とかやっていたみたいだから、体制を立て直してもう1話作るには数ヶ月が必要なのかもなぁ、と。ということで、詳しい感想とかは特別編が終わってから書くこととして、とりあえず聖地巡礼の方をいってみたい。

今までの記事はこちら。
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第5回まで見たところで書いた内容に関する記事はこちら。
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特別編まで全部見て書いた内容に関する記事はこちら。
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今回の目次。

  • 第10回「告白」
    • 桃恵のデートの待ち合わせ場所:JR海浜幕張駅南口駅前広場
    • 弁当を食べる公園:幕張海浜公園Aブロック芝生広場
    • 映画を見る映画館:イオンシネマ幕張新都心
    • ガールズトークの行われる「上」:ビッグホップ ガーデンモール印西
    • 駅改札:JR海浜幕張駅?
    • ガールズトークの行われる「上」(続き):ビッグホップ ガーデンモール印西
    • 桃恵がごめんなさいされる場所:JR海浜幕張駅南口駅前広場
    • 電車を待つ桃恵:JR海浜幕張駅4番線ホーム
    • 桃恵と薫の戦う地下街:丸の内線東京駅付近の地下街
    • ねいる・リカとアイが別れる場所:印西市戸神台1丁目付近
    • 沢木先生の個展会場:銀座「ギャラリー・オカベ」跡
  • 第11回「おとなのこども」
    • アカとあずさの結婚式会場:フランセス教会
  • 第12回「負けざる戦士」
    • 4人が集まる丘:牧の原公園・古墳型展望山
    • 地下庭園に行けなくなったリカ:ビッグホップ ガーデンモール印西

第10回「告白」

桃恵のデートの待ち合わせ場所:JR海浜幕張駅南口駅前広場

桃恵が妄想デートの待ち合わせをするのは海浜幕張駅の南口駅前広場。幕張メッセに行く時の場所なので見覚えのあったのも宜なるかな。背景は三井アウトレットパーク幕張。

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出典:「ワンダーエッグ・プライオリティ」第10回「告白」

駅前広場、ミニストップ前のベンチ。もう少し左から撮るべきだったな。

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出典:「ワンダーエッグ・プライオリティ」第10回「告白」


弁当を食べる公園:幕張海浜公園Aブロック芝生広場

妄想デートで弁当を食べる公園は幕張海浜公園。この写真はAブロック芝生広場で撮ったけれども、実はわんぱく広場という場所にも同じ建造物があり、どちらも背景はアニメにマッチしないので、果たしてどちらが本当のモデルかは正直わからない。まあどちらでもいいのでは?

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出典:「ワンダーエッグ・プライオリティ」第10回「告白」

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「ワンダーエッグ・プライオリティ」聖地巡礼(4):第7回〜第9回

今期の俺の圧倒的イチオシアニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」ことワンエグの聖地巡礼の続き。今回は第7回〜第9回だが、第8回が事実上の総集編だったために第7回と第9回の舞台のみが対象となる。しかもこれらの話数は現実世界でのシーンが少ない、ということで今回の聖地巡礼の内容はそれほど多くない。

一連の記事はこちら。今回のための印西再訪で、それぞれあまりよくなかった写真の差し替えや新たに判明した舞台の写真が追加されている。

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今回の目次はこちら。

  • 第7回「14才の放課後」
    • 4人で集まるフードコート:イオンモール千葉ニュータウンのフードコート
    • リカがアイと語るバッティングセンター:少なくともモデルの一つは吉祥寺バッティングセンター?
    • リカの声を遠くに聞くねいると桃恵:ビッグホップ ガーデンモール印西
  • 第8回「明るい友達計画」
  • 第9回「誰も知らない物語」
    • ねいるが家に4人を誘う場所:ビッグホップ ガーデンモール印西
  • 不明な舞台

第7回「14才の放課後」

4人で集まるフードコート:イオンモール千葉ニュータウンのフードコート

このフードコートは、オープニングにも出てくるイオンモール千葉ニュータウンのフードコート。だが、一部現在のフードコートとどうにもマッチしない場所はある。

こちら、デザート王国(アイがOPで食べてるクレープの店)の店が実際より巨大になっている気がするが概ね合っている。

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出典:「ワンダーエッグ・プライオリティ」第7回「14才の放課後」

実は、いわゆる密を避けるためもあり、午前中のまだ空いている時間帯に訪問した。実際はアニメほど席がそろっているわけではない(多分コロナ対策で以前とレイアウトも変わっているはず)。

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出典:「ワンダーエッグ・プライオリティ」第7回「14才の放課後」

かわいい。ちなみにこのフードコートにマクドナルドはあるので、多分ポテトはマクドナルドと思われる。

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出典:「ワンダーエッグ・プライオリティ」第7回「14才の放課後」

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「開館10周年記念 ホキ美術館ベストコレクション展」(ホキ美術館)に行ってきた

千葉県にある写実絵画の専門美術館であるホキ美術館が今「開館10周年記念 ホキ美術館ベストコレクション展」という企画展をやっているのだけれども、これが最高すぎた(会期は2021年5月16日まで)。

美術館の一番地下深い場所にあるギャラリー8は「私の代表作」の間で、コレクションの作家さん15名に美術館が依頼して描かれた非常に大きな(100号以上)新作のみが3年間ずっと飾られるスペースなのだけれども、自分がこの美術館に時々通うようになって以来初めての、作品入れ替えのタイミングとなった。

というわけでその新作を無茶苦茶楽しみにしていったのだけれども、これが実にいいんだ本当に。写実絵画専門美術館という、実に尖った美術館であるが故の企画だなぁ、ということで。

開館時間に合わせて美術館に行き、少し前の方を飛ばして(順路的には最後の)ギャラリー8に行ったのだけれども、おかげでギャラリー8に自分以外誰もいない状態で存分にこれらの作品を堪能できた。その他のギャラリーも、後からでももう一度戻って見られるので、この鑑賞の順番でも何の問題もない。

その他のギャラリーも、先日までギャラリー8にあった作品も含んだ形で、「ベストコレクション」の名に負けないように惜しげもなく素敵な作品が展示されている。

そういえばTwitterで時々バズっている三重野慶氏の作品も、とても良い場所に代表作といっていいだろう「言葉にする前のそのまま」(下のツイートの2番目の作品)が飾られているし、1番目の作品「僕が見ているあなたをあなたは見れない」はまさに「私の代表作」のギャラリー8に現在飾られている新作だ。

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「第24回 岡本太郎現代芸術賞展」(川崎市岡本太郎美術館)に行ってきた

さて、先日うちの少年と、毎年恒例の岡本太郎現代芸術賞展(太郎賞展)に行ってまいりました。会期は2021年04月11日まで。会場内は写真撮影OK。向ヶ丘遊園から引っ越してもう8年になりますが、相変わらず年間パスポートをキープしてます。ちなみに前回の記事はこちら。

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ちなみに、この期間限りの特別かもしれませんが、常設展の方も写真撮影OKになっていました。ということで、いつも撮影できないところも撮ってみました。

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藤田 朋一「机上の誉 −きじょうのほまれ−」

入ったところにあって目立っていたのが、透明プラスチックが強いライティングでキラキラと輝いているこの作品。

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なんだろう、エンジン?と思ったら、どうも第2次大戦中の日本の航空機エンジンがモデルらしい。

1942年(昭和17年)9月に生産が始まり、爆撃機銀河、偵察機彩雲、戦闘機の疾風や紫電改など、第二次大戦後期の陸海軍航空機にメーカーや機種を問わず幅広く搭載された。
誉 (エンジン) - Wikipedia


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「ワンダーエッグ・プライオリティ」聖地巡礼(3):第4回〜第6回

ということで、今期の俺の圧倒的イチオシアニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」ことワンエグの聖地巡礼の続き。前回は第1回〜第3回だったけれども、今回は第4回〜第6回(このシリーズ、よくある「第1話」じゃなくて「第1回」って表記なんだよね)をいってみよう。一連の記事はこちら。

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また、前回も書いたが、この作品、結構住宅地の奥深くまで割と正確に再現されていたりするようなので、そういう場所は程々のところ以上には行くのは遠慮している。このブログにも故意に載せていないしそもそもあえて巡っていない場所はいくつかあることにご承知おきいただきたい。

というわけで、今回も早速いってみよう。今回の目次はこちら。

  • 第4回「カラフル・ガールズ」
    • ねいるの退院に付き合うアイ:千葉ろうさい病院前
    • ねいるのリムジンが渡る橋:ちはら台駅近く、公園通りと瓦窯通りの立体交差
    • 桃恵とアイとの初めての会話と、ねいる・リカとの合流:ビッグホップ ガーデンモール印西
  • 第5回「笛を吹く少女」
    • アイと小糸の会話の回想シーン:原山北街区公園横の歩道橋
    • 4人が横断歩道を無視して渡る道:千葉ニュータウン中央駅南口駅前
    • 4人がくぐる公園に続くアンダーパス:北総花の丘公園横のアンダーパス
    • 4人で遊ぶボウリング場とゲームセンター:アピナ印西店
  • 第6回「パンチドランク・デー」
    • やさぐれアイを囲むガールズトーク:ビッグホップ ガーデンモール印西
    • 学校に走るアイ、歩道橋の下を抜ける:原山北街区公園横の歩道橋
    • 学校に走るアイ、最初の橋を渡る:ニュータウン大橋
    • 学校に走るアイ、2つ目の橋を渡る:こすもす大橋
  • おまけ:第4回の鉄道関係あれこれ
  • 不明な舞台

第4回「カラフル・ガールズ」

ねいるの退院に付き合うアイ:千葉ろうさい病院前

(ここと次の舞台に関しては、本ブログのコメントで情報を提供いただいたので、2021年3月7日に追記しました。ありがとうございました)

ねいるの退院に付き合うこの一連のシーンは印西市界隈ではなく、市原市の千葉ろうさい病院前。バス停かタクシー乗り場のように見える場所には今は何もない。今はタクシー乗り場はもっと左にある。

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出典:「ワンダーエッグ・プライオリティ」第4回「カラフル・ガールズ」

そしてこの場所の右に現在のバス停がある。

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出典:「ワンダーエッグ・プライオリティ」第4回「カラフル・ガールズ」

(病院や患者さん、見舞客に迷惑をかけないよう、休診日の早朝などに歩いていき、病院の中には入らず、さっさと帰るようにしたい場所だね)

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「ワンダーエッグ・プライオリティ」聖地巡礼(2):第1回〜第3回

ということで、今期の俺の圧倒的イチオシアニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」ことワンエグの聖地巡礼の続き。前回はOP/EDだったけれども、今回は第1回〜第3回(このシリーズ、よくある「第1話」じゃなくて「第1回」って表記なんだよね)をいってみよう。一連の他の記事はこちら。

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とはいえ、第3回にはほぼ、現実の舞台と言えるようなものはなかったため、事実上第1回と第2回の内容となる。また、前回も書いたが、この作品、結構住宅地の奥深くまで割と正確に再現されていたりするようなので、そういう場所は程々のところ以上には行くのは遠慮している。このブログにも故意に載せていないしそもそもあえて巡っていない場所はいくつかあることにご承知おきいただきたい。

今回の目次はこちら。

  • 第1回:「子供の領分」
    • 冒頭の夜の街を見下ろすシーン:牧の原公園・古墳型展望山
    • 黄金虫を拾う交差点:高花公園の少し南にある交差点
    • エッグガチャに向かう途中の畑の風景:架空の風景(現実の素材あり)
    • 地下にエッグガチャのあるショッピングセンター:ビッグホップ ガーデンモール印西
    • アイが泣きながら通るアンダーパス:大塚前公園北側のアンダーパス
    • 標識の並ぶ街角:印西市戸神台1丁目付近
    • アイが走る道:先ほど出た架空の風景の場所からの遠景
  • 第2回:「友達の条件」
    • ねいるとアイが歩く公園:北総花の丘公園・花と緑の文化館付近
    • ねいるとアイが別れるバス停:ちばレインボーバス 原山三丁目停留所
  • 第3回:「裸のナイフ」
  • 不明な舞台
  • おまけ:エッグにプリントされた文字

第1回:「子供の領分」

冒頭の夜の街を見下ろすシーン:牧の原公園・古墳型展望山

最初のシーンは、第2話以降に出てくるOPのシーンと同じ牧の原公園の古墳型展望山展望台。ただし、OPとは多少場所が異なることに注意。

設定的には薄明が見えているっぽいことからいって、深夜というよりは早朝なのかな。


出典:「ワンダーエッグ・プライオリティ」第1回「子供の領分」

前回の記事でも触れた通り、印西牧の原駅から徒歩16分。


黄金虫を拾う交差点:高花公園の少し南にある交差点

(2021年3月11日、この項目の写真差し替え、追加)

今回の聖地巡礼はコロナの影響もあり、車+徒歩という組み合わせで行ったのだが、この交差点も移動中にまさに車で通った(あとでドラレコの画像を確認してみようかな)。

ちなみにこの写真も想像するよりずっと遠くから望遠で撮っている。そうしないとアニメの画角と合わない。


出典:「ワンダーエッグ・プライオリティ」第1回「子供の領分」

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「ワンダーエッグ・プライオリティ」聖地巡礼(1):オープニング・エンディング

「ワンダーエッグ ・プライオリティ」ことワンエグ、無茶苦茶いいよね。少なくとも第6話まで放送した現時点では、俺の好み的に言えば今期アニメでダントツのお気に入りだ。ということで、作品自体については先週書いたこちらの記事を参考にしてもらうとして、早速聖地巡礼に行ってきたぞ。

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メインの舞台は千葉県印西市。いわゆる千葉ニュータウンと呼ばれる地域だ。

なおこの作品、結構住宅地の奥深くまで割と正確に再現されていたりするようなので、そういう場所は程々のところ以上には行くのは遠慮している。このブログにも故意に載せていないしそもそもあえて巡っていない場所はいくつかあるので、その辺りよろしく。

一連の聖地巡礼記事、他の回はこちら。

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ではまず初回として、オープニングとエンディングに関して舞台を紹介しておこうか。ちなみにCDはこちら。OPの「巣立ちの歌」もEDの「Life is サイダー」Apple Musicで聴けるのでCDはいいかとか思っていたけど、内容を見て結局予約してしまった。

ちなみに前回の記事にも書いたけれども「アネモネリア」ってのは、主役4人の役名(アイ、ねいる、桃恵、リカ)とアネモネを組み合わせた造語らしいぞ。響きがいいよな。というわけで今回の目次。

  • オープニング「巣立ちの歌」
    • タイトルバックで卵が置かれている場所:牧の原公園・古墳型展望山
    • 高台を歩くアイ:牧の原公園・古墳型展望山
    • 緑の多い道を歩くアイ:結縁寺近くの道
    • いくつか現れる写真の一つに写るカーブミラー:浦幡新田公園の歩行者・自転車専用道の分岐点
    • すれ違うアイとねいる:北総線「千葉ニュータウン中央駅」駅前
    • 食事するアイとリカ:イオンモール千葉ニュータウン・モール棟3階フードコート
  • エンディング「Life is サイダー」
    • 工事現場の前を歩くねいる:印西市草深の道
    • 公園で語らう桃恵とハルカ:大塚前公園
    • 鉄塔の前に立つリカ:北総花の丘公園・B 都市の景ゾーン駐車場近くの鉄塔
    • 駅のホームから階段を登る桃恵:北総線「千葉ニュータウン中央駅」ホーム
    • 母の運転する車の助手席に座るアイ:印西市泉野3丁目付近の県道12号
    • 自転車に乗る桃恵:ニュータウン大橋
    • 公園に佇むリカ:原山北街区公園
    • 高台に立つアイ:牧の原公園・古墳型展望山
  • 不明な舞台

オープニング「巣立ちの歌」

卒業式ソング「巣立ちの歌」。でも俺はこの歌知らなかったぞ。世代的な問題か?

タイトルバックで卵が置かれている場所:牧の原公園・古墳型展望山

タイトルバックで卵が置かれている場所は、印西牧の原駅近くにある牧の原公園の「古墳型展望山」という多分人工の山。

ちなみにこのアングルの写真を撮るのは結構難しく、最初はそもそもどちら向きに撮ればいいのかさえわからなかった。そこそこの望遠レンズで真西に向かって撮るのが正解。スマホで撮るのは結構難しそう。

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結構近所の方が入れ替わり立ち替わりやってくる感じの場所なので、せっかくセブンイレブンで茹で卵を買ってきたのだけれども、卵を置いて撮影する余裕は残念ながらなかったな(卵は後で美味しくいただきました)。

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出典:「ワンダーエッグ・プライオリティ」OP

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「ワンダーエッグ・プライオリティ」はいいぞ!:野島伸司の魔法少女は変身せずに卵を割る

さて、2021年冬アニメもそろそろ序盤が終了する頃、皆様におかれましては何が一推しだろうか。俺は全く予想だにもしていなかったが、この「ワンダーエッグ・プライオリティ」という作品が無茶苦茶気に入っている。原作なしのオリジナル作品だ。もともと見るつもりがなかったのだけれども、録画予約を入れてるときにふと気づいて気の迷いで入れたアニメだが、昨年の俺的ベストだったID: INVADEDと同じくらい現時点で盛り上がっているぞ。とりあえずPVを載せておこうか。

www.youtube.com

しかし、なんか遅い時間にやっている上に一見キャッチーではないこともあってか、今ひとつ見ている人が少ないようで世間的にはそれほど盛り上がっていない気配がある。

ということで、今回は俺の現在一推し作品であるこの「ワンダーエッグ・プライオリティ」を、あまり派手なネタバレなしに紹介してみようと思う。

では「ワンダーエッグ・プライオリティ」のどこがお前は気に入ったのだ、と言われるとまあ、総合的にすごいわけだが、まあ自分のツボを個別に要素として挙げてみるとこんな感じだろうか。

  • 野島伸司によるストーリーの熱量で語られる「魔法少女」の物語
  • 劇場版アニメをしのぐの作画火力の強さと素晴らしいレイアウト
  • 語りすぎない演出の細かさ
  • 端役まで含めた強力すぎるCV陣
  • 作品に完璧にマッチした素敵な音楽

というわけで、これらの点について魅力を紹介していこう。

まあ、まだ全12話中第5話までしか放送していないので、この後失速する可能性ももちろんあるのだが、ここまでの流れから考えても、今のところ俺はここからさらに盛り上がっていくと信じているぞ。まあそのあたりのドキドキもオリジナルアニメの良いところだな。

wonder-egg-priority.com

野島伸司によるストーリーの熱量で語られる「魔法少女」の物語

原案・脚本は野島伸司。あの「高校教師」の野島伸司だよ。とはいえ実写畑の人がアニメにやってくる場合って、一般的にはあまり良い印象がないのだけれども、一方で中にはPSYCHO-PASSの総監督の本広克行(「踊る大捜査線」シリーズなど)の大成功例もあったりするわけだ。そして第5話まで見た俺は、これは「大当たり」の方だと感じている。ストーリーの熱量がとにかくすごい!

PVだけ見てもよくわからないと思うのだが、このアニメのジャンルは何かと言われると、やはり「魔法少女まどか☆マギカ」の系譜にあるダークファンタジー魔法少女もの、と言って良いのだと思う。いや、変身しないし魔法も使うわけではないのだが、やはりこれはあの系譜の魔法少女モノ、だと思うのだ。

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出典:「ワンダーエッグ・プライオリティ」第2話

まあ、今シーズンは「まどか」からちょうど10年。この10年間、まどかフォロワー的なアニメは結構あったりするのだけれども、ここまでガッツリと嵌ったものは初めてかもしれない。そしてそこに野島伸司のストーリーなのだよ。

今まで5話見てきた感じ、実際のところ野島伸司とアニメという表現形態は、実は結構相性が良い気がする。公式サイトで野島伸司は次のように語っている。

いつからかドラマにも「コンプライアンス」が侵食して、僕のような物書きは翼をもがれた感覚で、より自由度の高い場所を模索していました。
出典:ワンダーエッグ・プライオリティ公式サイト https://wonder-egg-priority.com/staffcast/

ここで勘違いされては困るのだが、では「ワンダーエッグ・プライオリティ」がコンプライアンス的なものを無視して好き放題やっている…という意味ではないのだ。いやたしかに野島伸司が攻めてはいるけれども、同時に昨今のいろいろな点を気にしながら作っている、ということは第5話までちゃんと見ればわかると思う。

そうではなくて、特にファンタジー的なものを描くアニメというのは、実写のドラマに出てきたら絶対におかしくて見ていられないが、ストーリーを表現するにはたしかに効果的なものを、平然と出すことができるのだ。「ワンダーエッグ・プライオリティ」では、「卵」を割って怪物と戦う少女という、実写で表現したら噴飯物でしかあり得ないものを、アニメで、しかも夢の中という設定で強引に表現している。

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出典:「ワンダーエッグ・プライオリティ」第4話

また、主人公たちに卵を与え、飴と鞭で踊らせる邪悪な存在と現在のところ思われる「アカ」と「裏アカ」というキャラクターは、「マネキン」として表現される。純粋な悪として嘘をつく、誤魔化す、下衆な発言もする。これが実写で通常の人間として表現されたら、生々しくて意図が伝わりにくいと思うし、仮にうまく表現したらそれはそれで毒が強すぎるのではないか。

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出典:「ワンダーエッグ・プライオリティ」第3話

つまりファンタジー的な世界や夢という概念を、アニメという抽象度の高い表現で描いていくことで、純粋すぎて現実的ではないものを自然に表現できたり、生々しく描くと問題のある悪を、純粋に悪として描くことができるのではないか、と思うのだ。アニメという形で新たに表現される野島伸司の世界は、後半でどのような展開を見せるのか、非常に楽しみである。

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