さて2022年の12月と2023年の1月、2ヶ月連続で和歌山に「サマータイムレンダ」の聖地巡礼の旅に行ってきたぞ。サマーじゃなくてもうウィンターだがまあ…。実際は9月に行く予定だったのが諸事情でどんどん先送りになった挙句に、やっと行けた12月も、友ヶ島への船が2日とも欠航となってしまう始末。ということで、1月に友ヶ島へのリベンジをはかり、なんとか2日連続で友ヶ島にまで渡れたのだ。
この2回の和歌山旅で撮った写真は、以前7月に書いた聖地巡礼記事のところへの加筆という形で公開している。
xckb.hatenablog.com
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…のだが、他にも多くの写真を撮ってきたりしたので、聖地巡礼に特に関係のない写真を含めて、旅日記的にこの一連の流れを書いてみようと思う。ちなみに同様の趣旨で7月の和歌山旅をまとめたのがこの記事である。
今回の目次は以下の通り。
- 旅に出る前に:サマータイムレンダ酒となれずし
- 2022年12月の和歌山サマータイムレンダ旅
- 友ヶ島には行けなかったが…
- 和歌浦に宿泊
- 2日目は諸事情あって早めに旅を切り上げる
- 田野の衣美須神社と関西のえびす信仰
- 田野の町を散策
- 加太の街の空から見たマップを作ってみた
- 予定より少し早めに帰宅
- 2023年1月の和歌山サマータイムレンダ旅
- 無事に友ヶ島への船は出航
- 早速虎島方面へ出発
- 初めての第四砲台
- 友ヶ島で慎平カレーをゲットして加太に戻る
- 加太で慎平カレー
- 和歌山城近くに宿泊
- 冬は早朝からの行動にも限度がある
- 朝の和歌浦
- 二日目の友ヶ島へ
- 友ヶ島灯台と謎のトーチカ、第一砲台
- 2時間で加太に戻る
- 紀ノ川SA下りの慎平カレー
- 京都まで移動して「新しいきみへ」の聖地巡礼
- 伊丹から羽田へ、そして帰宅
では、旅の前段階の話からいってみようか。
旅に出る前に:サマータイムレンダ酒となれずし
最初は本当に9月下旬に和歌山に行くつもりだったのだ。だが、諸々の事情で延期になると、まあ旅以外の手段でサマータイムレンダの和歌山を体験したくなるというのが自然な流れだろう。
ということで、そういえばなんか特定の地方を舞台にしたアニメを見るとその地方の日本酒が飲みたくなる習慣ができたのは、いつぞやの「ID: INVADED」以来だろうか。サマータイムレンダに関してはこの2本がやっぱり良い名である。「南方」と「根来」だ。
どちらもうまい酒だが、南方は普通に通販で手に入るものの…。
根来はふるさと納税でしか手ごろに手に入る手段が見つからなかったので、こちらの湯浅町へのふるさと納税でゲットした。ちなみに南方もふるさと納税で手に入れられるぞ。
で、ふるさと納税といえばやっぱり気になっていたのはこれだ。なれずし!
ちなみに最終回で南雲先生がバクバク食べていたのはほぼ発酵していない状態の早すし(早なれずし)であって、単に「なれずし」というと、ガッツリ乳酸菌発酵させたやつのことを指すと思うぞ。
そんなわけでふるさと納税でゲットしたぜなれずし! やはりここは酒は「南方」だろう。
配送日と発酵具合は電話で相談が来るんだけど、発酵具合はミディアム的な感じらしい1週間でお願いする。なんと寿司だけど真空パックでもないくせに常温便で和歌山から届くんだぜこれが! で、届いた後も常温保管なのだ。一緒に届いた解説文から引用するとこんな感じだ。
「なれずし」とは、塩漬けしてた鯖を塩ぬきし、握ったご飯に載せてアセ(ダンチク)の葉でつつみ、桶に漬け込み熱成(発酵)させて出来上がり。発酵させているので、好きな人にはたまらない「なれずし」特有の香りがします。全国津々浦々、その土地々では家庭独自の「なれずし」があり秋祭りやハレの日には欠かせない食べ物でしたが、最近家庭で作る人が少なく、「ふるさとの味」「おふくろの味』として味わう機会が少なくなってきました。私どもの「なれずし」は、昔から当地の各家庭で作られていた「おふくろ」の味を作ることにこだわりました。
※なれずしは、温かい室の中で熱成され、桶から取り出された後も少しずつなれていきます。もし1日で食べされずに保管されるときは、常温で保管しておいてください。次の日にはまた違った味わいがお楽しみいただけます。
結構でかいやつが3本も届いて、消費期限は事実上4日間なので一人で食い切るにはやや飽きてくるきらいもあるが、日が経つごとにねっとり感と酸味と匂いがましてくるのを感じられるのも良い。というか、全国に発酵させる寿司は数多くあるが、かなり食べやすい部類なんじゃないだろうかこれ。少なくとも米が溶けてないし。
ということで、美味しかったので4日間で3本、一人で完食したぞ。ご馳走様でした。
新宮市まで足を伸ばすと、30年もののなれずしが味わえるお店があるらしい。一口でいいので食べてみたいが、一口以上に食べられるのかはいささか自信がない。
ということで、ではそろそろ旅の本番の話をしようか。
2022年12月の和歌山サマータイムレンダ旅
結局、12月19日から20日にかけての1泊2日で和歌山に行ってきたのだ。
友ヶ島には行けなかったが…
この12月の和歌山訪問時には、残念ながら友ヶ島には2日連続で船が出なかった。結構晴れたんだけれども、強風が効いたらしい。まあ、大体和歌山市の1時間天気予報などで、風速が5m/sを超えると欠航となることがあるようだという経験則が見て取れる。
でもまあ、この時は飛行機の窓からの景色が本当に素晴らしかったな。関東は本当に素晴らしい晴れだったので、富士や箱根がきれいに見えたんだけれども…。
なんと言っても友ヶ島! 関空への着陸時に和歌山近辺の天気が不安定で、淡路島上空を迂回して、冬季にもかかわらず北から滑走路に入ったため、その合間に窓から友ヶ島が見えたのだ! しかも朝の日の光を背景にして幻想的!
まあというわけでこの時はもう、仮に友ヶ島に渡れなくてももう許した、という気分にはなったのだった(いずれにせよ、聖地巡礼の落ち穂拾いに加田や田野その他で丸1日以上はほしいし、友ヶ島にはたっぷり2日はほしいから、両方を叶えるには1泊の旅行では短すぎた)。