xckb的雑記帳

15年ほどWeb日記をつけ続けていたのですが2012年で一旦休止、1年半ほど休んで新天地でぼちぼちのんびりまた始めてみることにしました。

屋我平尋さん(Glass Studio尋)の琉球ガラス

さて先日、伊勢丹新宿店で沖縄の物産展があったのですが、その1階下のフロアで、「琉技三彩 ~染・glass・陶~ 三人のてぃーぐまーが魅せる美ら技展」というイベントが開催されていました。というより、自分はこのイベントのために伊勢丹に行ったところ、上で沖縄物産展までやっていてびっくりした、という順番だったのですが…。

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このイベントは、琉球の工芸品である陶器、紅型、硝子に関して次の3人の工芸家の工房をフィーチャーして、それらの作家の作品を展示、販売するというものでした。

  • 陶器:奥平清正(陶房 火風水)
  • 紅型:金城宏次(宏次染工房)
  • 硝子:屋我平尋(Glass Studio尋)

会場では、陶房 火風水のやちむんや宏次染工房の紅型も大変素晴らしく、次に沖縄に行くときには現地で探してみよう、と思ったのですが、実はもう一人、この屋我平尋さんのGlass Studio尋の琉球ガラス、15年ほど前からずっとファンなのです。

というか、家にある琉球ガラスの食器はこの工房のものしかありません。美しい食器はやはり使ってこそ華だと思うので、遠慮なく普段遣いさせていただいているので、時に割ってしまったりすることもあるのですが、そういう時には沖縄に行ったときなどに補充しています。

今回のイベントで購入したのはこの黒の泡グラス。この透明な黒の色は偶然出たそうなのですが、あまりに偶然でまだ再現できていないため、今の所現品限り、というものだそうです。この故意に入れられた泡の具合と、それが黒い透明な色の中できれいに引き伸ばされた感じが実に良いです。

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その他のうちにあるコレクション(というほどの数ではないのですが)も紹介してみましょう。

これは多分かなり初期(10年以上前)に買ったものだと思います。この沖縄の海をイメージしたと思われる美しい青、波しぶきのような白、魚たちのような赤、黄が実に素敵です。

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「真夏のデザインフェスタ」に行ってきました

以前、夏に「真夏のデザインフェスタ+GAKUTEN」というイベントが行われていたのですが、現在はただの「真夏のデザインフェスタ」となっていて、少し小規模なデザインフェスタを夏に開催する的な位置づけになっているようです。ということで、初めて参加してみました。初日は横須賀サマーフェスタ(こちらも後でレポ書きます)に行っていたので、2日目のみの参加です。

場所は同じビッグサイトです。本家デザインフェスタは西館に戻りましたが、真夏のデザインフェスタは東の4〜6。やはり春秋のデザインフェスタと違って、全体的な会場の密度も低めで、人も少なめだったかなぁ(とは言え、いつも春秋は初日にしか行っていないので、2日目はどうなのだかよくわからないのですが)。危惧していた空調も、それなりにちゃんと効いていました(西館から東館へ移動する通路の冷房は明らかに効きが悪かったけれども…)。

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まあその分、ゆったりと見て回れて、しかも昼から夕方まででだいたい全部見て回れる規模ということで、ある意味このくらいの規模が回りやすいよな、という感じでした。食事の屋台も長蛇の列ではなくすぐに買えるので、ビールを席においておつまみもう一品買ってきて続きを飲む、ような春秋のデザフェスでは困難な真似も可能で、ゆったりと楽しめました。

まあ、小規模であるが故に、今回はお買い物したのは3ブースだけです。ブースの様子と戦利品(上品な言い方では「お迎え品」)と共に紹介してみようかと思います。

まずは以前もお買い物したサンドブラストのグラスが中心のクラフテリアさん。春のデザインフェスタでは抽選に漏れてしまったようで残念だったので、この真夏のデザインフェスタで寄れてよかった。

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こちらでは、割とお手軽価格のグラスを2つ購入しました。まずはこの星空柄のグラス。月も出ていて良い感じです。

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グラスの底には小さな星座早見盤の柄が彫られているのがまた素敵。

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オリンピックのためにサマータイム導入検討とか…ご冗談でしょう?

オリンピックの暑さ対策にみんなで打ち水とか、科学的根拠に乏しい対策を次々と打ち出して失笑を買っていた東京2020方面だけれども、ついにホコリを被っていた「サマータイム」なんて過去の遺物に手を出し始めたようだ。まさに溺れるものは藁をも掴むというか、サマータイムまで頼るくらいじゃもう打つ手が本当にないんだろうな的な絶望感を感じさせるわけだが、自分が影響を被る当事者になりかねないとなると、そう他人事のようなことを言ってもいられないわけだ。

そんなことで、まずは7月27日に組織委員会の森会長が首相官邸に要望したらしい。ふざけんなと思ったけれども、まあ常識的に考えて無理だよそれはと思ったので静観。

mainichi.jp

7月30日に菅官房長官が、「国民の日常生活にも大きな影響が生じる」と発言し、慎重な姿勢を見せたということで、流石にそこまでおかしな案に飛びついたりはしないよな、と少し安心していたのだけれども…。

www.jiji.com

なんと8月2日には安倍総理が前向きな姿勢を示したとの報道。なんてこったい。

news.tv-asahi.co.jp

そんなわけで、このまま放置していると本当にサマータイムを導入することになりかねない。ということで、この前世紀の悪しき遺物であるサマータイムについて、ちょっとガッツリと書いてみたい。

サマータイムはご都合主義

サマータイムはその時々で、さまざまな理由で必要とされ、導入を試みられてきた。逆説的に、これらの理由を列挙するだけで、サマータイムというものがなぜ必要ないかということがよく分かる。

  1. 工場の労働時間を増やすため
  2. 明るいうちに行動して電気を節約するため
  3. 余暇を活用するため
  4. オリンピックが暑いから ← NEW!

まずは1.と3.は明らかに矛盾する。2.と3.も、よく考えると余暇が増えれば余暇にエネルギーを使うわけだからこれもなんかおかしい。3.は明るい時間がレジャーに快適であるということを仮定しているので、4.とも矛盾する。要するにサマータイムというものはその時々のご時勢に合わせて、なんか都合が良さそうなものに効果があると主張して導入を推進されているのである。まさにご都合主義というほかはない。

根拠がご都合主義なら、それを正当化する理屈もご都合主義である。以前サマータイムに興味を持って調べたのは1990年代だったと思うが、その頃政府が音頭を取って「地球環境と夏時間(サマータイム)を考える国民会議」なるものを立ち上げて検討したのだった。当時はまだ若くて、あまり擦れていなかった自分は、この会議の報告書を読んで、結論ありきの報告書というのはこうやって書くのか、という事を学んだのだった。

サマータイムにかかる費用の35%は信号の改修費用

この報告書、もうネットに見つからないなと思っていたら、Wayback Machine先生がちゃんと残してくれていた。ありがたい。

https://web.archive.org/web/20001205012400/http://www.kokuminkaigi.gr.jp:80/genan/index.html

当時一番感動したのが、「サマータイムにかかる費用の35%は信号の改修費用」ということだ。残念ながらその結果を示す表が画像ファイルになっていて、その画像ファイルがWayback Machineさんに保存されていないのでそのまま俎上に載せるわけには行かないのだが、前後の文章からそれは推定できる。

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「宇宙よりも遠い場所」聖地巡礼・館林編 その3:真夏の館林で落ち穂拾い

さて、「宇宙よりも遠い場所」序盤と最終回の舞台となった館林、前回はまさに最終回間近の3月に聖地巡礼してきたのですが、色々心残りがあったので再訪してきました。前回の館林訪問の記録はこちらから…。

xckb.hatenablog.com

とは言っても今は夏。軽くじゃなくてマジで死ねる猛暑の館林ということで、今回は車で行ってきました。横浜市の自宅から110kmちょい、つまり宇宙と大体同じ遠さの館林へ。

つつじが岡公園の東屋

例の東屋の側にある、つつじが岡公園第2駐車場、なんと平日朝なのに満車! と焦ったのですが割とすぐ空いて入れました。とは言っても公園自体はガラ空きだったので、もしかして駐車場が混んでたのはプールが近いからかな。プールは大繁盛していたようです。

ということで、前回撮り損ねたこのアングルからの東屋を撮影できました。

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出典:「宇宙よりも遠い場所」第1話

せっかくなので、誰も撮ってないアングルでここ撮ってみよう、ということで、先日買ったおもちゃを出動させて撮ってみました。

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まだ慣れてないので下手くそなのは許して。という感じの動画。

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「dアニメストア for Prime Video」に入ってみたのだけれども

さて、先日「dアニメストア for Prime Video」というものが発表された。どうやらdアニメストアのコンテンツをAmazon Prime Videoで見ることができるらしい! これは素晴らしい!

www.itmedia.co.jp

まあ、dアニメストア的には自前の配信インフラを減らせるし、Amazon側にはプライム会員を増やすネタの一つにはなるし、色々win-winなのかも知れない。

自分はdアニメストアはかなり以前から入会していて、特に豊富なコンテンツ数が結構気に入っているのではあるけれども、以下の2点が特に不満なのだ。

  • iOS版アプリの使い勝手が悪い、特にダウンロードしたコンテンツの再生にまつわる使用感に多くの問題がある
  • Apple TV用のアプリがないので、AirPlayで再生するしかないが、これはこれで使い勝手が良くない

一方でPrime VideoのiOSアプリはずっと使いやすいし、Apple TV用のアプリも先ごろリリースされたので、これでdアニメストアにまつわる問題が全部解決するのでは! と思ったのだけれども…、なかなかそうは問屋がおろさない部分もある模様。

とりあえず、使ってみないことには始まらないこともあり、初月は無料らしいので加入してみた(翌月以降は432円)。iOSのPrime Videoアプリからはこんな風に見えるのね。

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ボタニカ展(Design Festa Gallery)最終日に行ってきました

さて、裏原宿デザインフェスタギャラリーEASTで2018年7月1日(日)〜7月7日(土)に開催された「ボタニカ展」、最終日にうちの5歳児少年を連れて2人で行ってきました。

designfestagallery-diary.blogspot.com

「ボタニカ展」は名前の通り、植物をテーマにした作品を集めたイベントです。前回のボタニカ展は行けなかったのですが、今回も結局最終日に至るまで行く時間がなくて、それでもなんとか最終日に行ってきた次第です。

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一番の目的はこのブログでもしばしば取り上げている切り絵作家の大橋忍さんの作品です。今回は3作品展示されていました。ボタニカ展なのでどれも植物がモチーフです。

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「雨の音と冷たい形とに寄す」(紫陽花):かなりデザイン化された紫陽花が素敵です。

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「はなはねに」(ノウゼンハレン):忍さんのTwitterで見てからずっと気になっていた作品。この緑色の使い方が新鮮でいいですね。

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その発想はなかった:足し算入門

以前、子供の発想に驚かされたときに何度か書いてきた「その発想はなかった」シリーズですが、そろそろうちの少年も5歳になって色んなことに興味を持ったりするわけです。そんな彼の最近の一番のマイブームはこれ、Nintendo Labo。まあ、Nintendo Laboの話は別途どっかで書くことにして、今日は別の話をさらっとまとめようかな。このままだと6月に一つも記事を書かないことになってしまいそうなので(6月は本気で忙しかったのだ)。

というわけで今回は「足し算」なのだ。「その発想はなかった」シリーズの最初は、まだ2歳児だったころに「牛丼」をぎゅ「うどん」だと思っていた件だから、ネタ的には知性がだいぶ進歩したな。

そんなうちの少年に「足し算」の概念を軽く教えたのってどのくらい前だったっけ、と思い出せないのですが、ふと気がつくと特にちゃんと教えた覚えもないのに、いつの間にか2桁の足し算が結構できるようになっていたのです。

どんな考え方で足し算しているのか疑問だったので、毎回彼に「どうやって考えたの?」と訊いてみるわけですが、これがまた、体系的に教えていないもんだから、ちょっとずつ毎回違って、でも彼なりに考えている感がある答えが返ってきて面白い。

「26足す23は?」
「20たす20で40、6たす3で9、だから49」
「おー正解」

「56足す56は?」
「50たす50で100、5たす5で10、あと2で112」
「正解」

「49足す49は?」
「40たす40で80、89に…(手で数える)…、98」
「いいね。49は50の1つ少ない数だから、50たす50の100から2少ない数で98って考えてもいいかもよ」

筆算とか、そういう体系だったテクニックは小学校に入って習ってからで十分かな。それよりも、なんか自分で色々考えるほうが重要そうな気がする。

そんなことを思っていたの今日このごろですが、平日の朝、朝食を食べた後で、ふと思い立ってちょっと難しい問題を与えてみたらその回答にびっくり。

「1から10までの数をぜんぶ足したらいくつ?」
「えっとー21でしょ、それから…」
「ちょっと待て、その21ってのはどこから出てきた」
「さいころのすうじをぜんぶあわせると21だよ」

ん…サイコロ…??? あああああ! それかー。そういえば、ちょっと前のEテレの「コレナンデ商会」(最近彼がお気に入りの番組)で、たしかヒントの1つが「目が合わせて21個あるもの」というクイズが出ていてその答えが「サイコロ」だったはず。

www.nhk.or.jp

でも今回は真面目に、それを応用すると楽に計算できるということを考えたのはすごい、と思ったので素直に褒めることにした。

「あ、コレナンデ商会でやってたやつ?」
「うん…21たす7で28、…(頑張って計算してる)…55!」
「お前なかなかすごいな。知ってることを使って楽をするのは算数や数学の基本だ」

やっぱり算数や数学とはいい出会いをしてほしいと思うんだよね。なんか最近色々アレな話を聞くから。そんなことを思いながら、1+10、2+9、3+8、4+7、5+6を計算して、11が5つで、10が5個、1が5個だから合わせて55、というやり方を彼に説明して、さらに同じ方法でサイコロの目を計算すると、7×3で21で計算できるぞ、というのを説明してたら、危うく出勤を忘れて遅刻しそうになった。

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それにしてもいくら朝で急いでいたとはいえ、自分が説明に書いた数字と図があまりに汚なすぎる(ちなみに九九の存在は、私の母が買い与えたお風呂に貼る九九の表で彼はなんとなく知ってるが、もちろん全部は覚えていない)。

そんなわけで、今日少年と風呂に入ったら、「1から10までの数を足すには、1と10を足して、2と9を足して…ってやって、11が5個で55でいいんだよねー」と勝手に復習をしていたので、ちょっと感心した。

まあ、親バカと言いたければ言えばいいさ。