xckb的雑記帳

身の回りにあったことを雑多に語ります。

冬だけどサマータイムレンダの和歌山旅・今回も写真を旅日記風にまとめてみよう(慎平カレーも食おう!)

さて2022年の12月と2023年の1月、2ヶ月連続で和歌山に「サマータイムレンダ」の聖地巡礼の旅に行ってきたぞ。サマーじゃなくてもうウィンターだがまあ…。実際は9月に行く予定だったのが諸事情でどんどん先送りになった挙句に、やっと行けた12月も、友ヶ島への船が2日とも欠航となってしまう始末。ということで、1月に友ヶ島へのリベンジをはかり、なんとか2日連続で友ヶ島にまで渡れたのだ。

この2回の和歌山旅で撮った写真は、以前7月に書いた聖地巡礼記事のところへの加筆という形で公開している。

xckb.hatenablog.com
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…のだが、他にも多くの写真を撮ってきたりしたので、聖地巡礼に特に関係のない写真を含めて、旅日記的にこの一連の流れを書いてみようと思う。ちなみに同様の趣旨で7月の和歌山旅をまとめたのがこの記事である。

xckb.hatenablog.com

今回の目次は以下の通り。

  • 旅に出る前に:サマータイムレンダ酒となれずし
  • 2022年12月の和歌山サマータイムレンダ旅
    • 友ヶ島には行けなかったが…
    • 和歌浦に宿泊
    • 2日目は諸事情あって早めに旅を切り上げる
    • 田野の衣美須神社と関西のえびす信仰
    • 田野の町を散策
    • 加太の街の空から見たマップを作ってみた
    • 予定より少し早めに帰宅
  • 2023年1月の和歌山サマータイムレンダ旅
    • 無事に友ヶ島への船は出航
    • 早速虎島方面へ出発
    • 初めての第四砲台
    • 友ヶ島で慎平カレーをゲットして加太に戻る
    • 加太で慎平カレー
    • 和歌山城近くに宿泊
    • 冬は早朝からの行動にも限度がある
    • 朝の和歌浦
    • 二日目の友ヶ島へ
    • 友ヶ島灯台と謎のトーチカ、第一砲台
    • 2時間で加太に戻る
    • 紀ノ川SA下りの慎平カレー
    • 京都まで移動して「新しいきみへ」の聖地巡礼
    • 伊丹から羽田へ、そして帰宅


では、旅の前段階の話からいってみようか。

旅に出る前に:サマータイムレンダ酒となれずし

最初は本当に9月下旬に和歌山に行くつもりだったのだ。だが、諸々の事情で延期になると、まあ旅以外の手段でサマータイムレンダの和歌山を体験したくなるというのが自然な流れだろう。

ということで、そういえばなんか特定の地方を舞台にしたアニメを見るとその地方の日本酒が飲みたくなる習慣ができたのは、いつぞやの「ID: INVADED」以来だろうか。サマータイムレンダに関してはこの2本がやっぱり良い名である。「南方」と「根来」だ。

どちらもうまい酒だが、南方は普通に通販で手に入るものの…。

根来はふるさと納税でしか手ごろに手に入る手段が見つからなかったので、こちらの湯浅町へのふるさと納税でゲットした。ちなみに南方もふるさと納税で手に入れられるぞ。

www.furusato-tax.jp

で、ふるさと納税といえばやっぱり気になっていたのはこれだ。なれずし!

www.furusato-tax.jp

ちなみに最終回で南雲先生がバクバク食べていたのはほぼ発酵していない状態の早すし(早なれずし)であって、単に「なれずし」というと、ガッツリ乳酸菌発酵させたやつのことを指すと思うぞ。

そんなわけでふるさと納税でゲットしたぜなれずし! やはりここは酒は「南方」だろう。

配送日と発酵具合は電話で相談が来るんだけど、発酵具合はミディアム的な感じらしい1週間でお願いする。なんと寿司だけど真空パックでもないくせに常温便で和歌山から届くんだぜこれが! で、届いた後も常温保管なのだ。一緒に届いた解説文から引用するとこんな感じだ。

「なれずし」とは、塩漬けしてた鯖を塩ぬきし、握ったご飯に載せてアセ(ダンチク)の葉でつつみ、桶に漬け込み熱成(発酵)させて出来上がり。発酵させているので、好きな人にはたまらない「なれずし」特有の香りがします。全国津々浦々、その土地々では家庭独自の「なれずし」があり秋祭りやハレの日には欠かせない食べ物でしたが、最近家庭で作る人が少なく、「ふるさとの味」「おふくろの味』として味わう機会が少なくなってきました。私どもの「なれずし」は、昔から当地の各家庭で作られていた「おふくろ」の味を作ることにこだわりました。
※なれずしは、温かい室の中で熱成され、桶から取り出された後も少しずつなれていきます。もし1日で食べされずに保管されるときは、常温で保管しておいてください。次の日にはまた違った味わいがお楽しみいただけます。

結構でかいやつが3本も届いて、消費期限は事実上4日間なので一人で食い切るにはやや飽きてくるきらいもあるが、日が経つごとにねっとり感と酸味と匂いがましてくるのを感じられるのも良い。というか、全国に発酵させる寿司は数多くあるが、かなり食べやすい部類なんじゃないだろうかこれ。少なくとも米が溶けてないし。

ということで、美味しかったので4日間で3本、一人で完食したぞ。ご馳走様でした。

新宮市まで足を伸ばすと、30年もののなれずしが味わえるお店があるらしい。一口でいいので食べてみたいが、一口以上に食べられるのかはいささか自信がない。

www.hotpepper.jp

ということで、ではそろそろ旅の本番の話をしようか。

2022年12月の和歌山サマータイムレンダ旅

結局、12月19日から20日にかけての1泊2日で和歌山に行ってきたのだ。

友ヶ島には行けなかったが…

この12月の和歌山訪問時には、残念ながら友ヶ島には2日連続で船が出なかった。結構晴れたんだけれども、強風が効いたらしい。まあ、大体和歌山市の1時間天気予報などで、風速が5m/sを超えると欠航となることがあるようだという経験則が見て取れる。

でもまあ、この時は飛行機の窓からの景色が本当に素晴らしかったな。関東は本当に素晴らしい晴れだったので、富士や箱根がきれいに見えたんだけれども…。

なんと言っても友ヶ島! 関空への着陸時に和歌山近辺の天気が不安定で、淡路島上空を迂回して、冬季にもかかわらず北から滑走路に入ったため、その合間に窓から友ヶ島が見えたのだ! しかも朝の日の光を背景にして幻想的!

まあというわけでこの時はもう、仮に友ヶ島に渡れなくてももう許した、という気分にはなったのだった(いずれにせよ、聖地巡礼の落ち穂拾いに加田や田野その他で丸1日以上はほしいし、友ヶ島にはたっぷり2日はほしいから、両方を叶えるには1泊の旅行では短すぎた)。

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「第26回・岡本太郎現代芸術賞展」初日に行ってきた(川崎市岡本太郎美術館)

さて、ここ数ヶ月しばらく工事で休館していた岡本太郎美術館、やっと復活した後の企画展第1弾は毎年恒例の太郎賞展(岡本太郎現代芸術賞展)だ。ということで、1歳の時かから毎年このイベントに連れていっているうちの少年と2人で、初日の2月18日に行ってきた。

例年と同様、賞のランクには関係なく、自分が気になったものを中心にレポートしていこうと思うんだけれども、去年まではあった「岡本太郎賞」と「岡本敏子賞」がないなあ…、と思ったら今回は入賞作がなかったということのようだな。ということで今回は「特別賞」と「入選作」というシンプルな2本立て。

  • Hexagon artist®︎「宇宙儀式」
  • 足立篤史「OHKA」
  • 西 除闇「MANgaDARA」
  • 関本幸治「1980年のアイドルのノーバン始球式」
  • レモコ-レイコ「君の待つところへ」
  • 大洲大作「Loop Line」
  • 空箱二郎「アドレナリン症候群」
  • 柴田英昭「コラージュ川柳」
  • 会期等の情報


ちなみに上位2賞がないから今年はつまらないのかというとそんなことは全然なく、むしろ自分にとっては過去数年の中で一番面白かった太郎賞展だったと思う。

ではそれぞれの作品紹介いってみようか(全作品ではなく、自分が特に気に入った作品を紹介するだけなので、現物を見るという意味でもぜひ現地に足を運ぶことをお勧めしたい)。

Hexagon artist®︎「宇宙儀式」

今回自分が一番気に入った作品はこれだ。Hexagon artist®︎「宇宙儀式」。

どうやら六角形が大好き系なアーティストさんのようだけれども、今回のこの作品は鏡がとても効果的に使われていて、たとえばこのカラスは右半分だけ存在していて左半分は鏡像だ。

謎の人物が覗き込む本は合わせ鏡になっている。

左側の六角形と人物は右側だけが実像で左側は鏡像、右側の六角形と人物は左側だけが実像で左側は鏡像。そしてこの2つの鏡像の鏡像を合わせて、奥にもう一つの六角形と人物が合成されている。素晴らしい。つまり、1つ分の六角形と人物から、3つの六角形と人物が合成されているのだ。わかりにくい! 三角形の鳥居みたいなものも、実像は手前の柱の部分1つだけである。

箱の外からは「善」に見えているが、中身は「悪」のキューブ。

下を覗き込むと、こちらも何重にも鏡に反射して地下の部分に空間が広がってそこにも謎の六角形があるように見える。いやー面白い。

公式サイトもなんか凝ってるぞ。

hexagonartist.com

足立篤史「OHKA」

会場を入ったところに一番目立つところにあるのは、特別賞の足立篤史「OHKA」。タイトル通り、モデルは「桜花」である。

全体的にフワッとした質感がある(特に翼)だが、これは新聞紙でできた機体を送風機で膨らませているためてある。

新聞に使われているのは昭和19年〜20年発行の日本の新聞紙。どうやらコピーではなく本物らしい。

エンジンのところに入っているのは…煉炭?

adachiatsushi.com

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2022年 俺が見たTVアニメ・ベスト10などアニメランキング

さて、毎年恒例の俺が見たアニメ私的ランキングだが、今年も年内に書き上げることはできなかった。申し訳ない。

今回もあくまで俺の独断と偏見による俺が気に入ったアニメのリストとなっている。減点法よりも加点法的なポリシーで毎年好き放題書き殴っているので、まあ異論反論あろうが一切受け付けないのでご容赦あれ。文句つけるよりあなたのランキング見せてよ! ということだ。

ちなみに去年のランキングはこれだ。

xckb.hatenablog.com

あと、2022年もほとんど劇場アニメを見られていないので、劇場アニメのランキングはなし。あと、アニソンに関しては「あの音楽アニメ」がOP/ED共に良すぎたし曲数も多すぎたので別枠にしたぞ。

というわけで、今回の目次。結果だけなら目次を見ればほとんど全部わかるようにしてある。

  • 評価対象作リスト
  • 2022年俺が見たTVアニメベスト10
    • 1位「サマータイムレンダ」(春・夏)
    • 2位「ぼっち・ざ・ろっく!」(秋)
    • 3位「86 ―エイティシックス―」(第22、23話、冬)
    • 4位「リコリス・リコイル」(夏)
    • 5位「メイドインアビス 烈日の黄金郷」(夏)
    • 6位「機動戦士ガンダム 水星の魔女」(第1クール、秋)
    • 7位「アキバ冥途戦争」(秋)
    • 8位「その着せ替え人形は恋をする」(冬)
    • 9位「後宮の烏」(秋)
    • 10位「パリピ孔明」(春)
    • 別枠「進撃の巨人 The Final Season Part 2」(冬)
  • 2022年俺が観た劇場アニメ
  • 2022年俺が好きなアニソン特別枠「ぼっち・ざ・ろっく!」
  • 2022年アニソン(OP)ベスト5
    • 1位「星が泳ぐ」マカロニえんぴつ(サマータイムレンダ)
    • 2位「ALIVE」 ClariS(リコリス・リコイル)
    • 3位「祝福」YOASOBI(機動戦士ガンダム 水星の魔女)
    • 4位「夏色ノイジー」亜咲花(サマータイムレンダ)
    • 5位「はじまりのセツナ」蝋梅学園中等部1年3組(明日ちゃんのセーラー服)
  • 2022年アニソン(ED)ベスト5
    • 1位「悪魔の子」ヒグチアイ(進撃の巨人 The Final Season Part 2)
    • 2位「LilaS (feat. たかはしほのか)」 SawanoHiroyuki[nZk](86 ―エイティシックス― 、第23話)
    • 3位「花の塔」さユり(リコリス・リコイル)
    • 4位「ちゅ、多様性」ano(チェンソーマン、第7話)
    • 5位「回夏」cadode(サマータイムレンダ)
  • その他小ネタ
    • CloverWorks無双
    • アニメの影響で原作全部読んだもの
    • チェンソーマン
    • うる星やつら(2022-)
    • 俺がアニメ化してほしい作品
    • どうなる2023年

評価対象作リスト

評価の対象作は2022年中に公開され、全話見た作品なのだが、TVアニメに限っていうと、去年40作品あったのに今年は27作品しかない! なんか今回は色々と忙しかったりしたこともあるが、あとは特定の作品を繰り返し見ることが多くて、全体としては少なくなってしまった気もするな。春とか5本しか完走できなかったのか。

  • 2022年冬アニメ
    • 明日ちゃんのセーラー服
    • ありふれた職業で世界最強 2nd season
    • 86 ―エイティシックス―(22、23話)
    • 終末のハーレム
    • 進撃の巨人 The Final Season Part 2
    • その着せ替え人形は恋をする
    • 異世界美少女受肉おじさんと
    • 平家物語
  • 2022年春アニメ
    • サマータイムレンダ (第1クール)
    • 処刑少女の生きる道
    • SPY×FAMILY(第1クール)
    • トモダチゲーム
    • パリピ孔明
  • 2022年夏アニメ
    • Engage Kiss
    • 彼女、お借りします 第2期
    • サマータイムレンダ (第2クール)
    • 継母の連れ子が元カノだった
    • メイドインアビス 烈日の黄金郷
    • よふかしのうた
    • リコリス・リコイル
  • 2022年秋アニメ
    • アキバ冥途戦争
    • 異世界おじさん
    • 機動戦士ガンダム 水星の魔女(第1クール)
    • 後宮の烏
    • SPY×FAMILY (第2クール)
    • チェンソーマン
    • ぼっち・ざ・ろっく!
  • 2022年劇場アニメ
    • グッバイ、ドン・グリーズ!
    • 鹿の王 ユナと約束の旅
    • 機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島
    • 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ
    • すずめの戸締まり

2022年俺が見たTVアニメベスト10

というわけで例年通り、出し惜しみすることなく1位からいってみよう!

1位「サマータイムレンダ」(春・夏)

今年の俺の1位はサマータイムレンダだ。春夏2クール全25話だったのだけれども、実は始まったのが他のアニメよりちょっと遅かった4月15日だった上に、配信がディズニー+限定という、後から追いかける人にはちょい辛い仕様だったこともあり、放送当初は今ひとつ盛り上がりに欠ける印象もあった(いや、俺は無茶苦茶盛り上がっていたけれどもな!)。

www.youtube.com

11月に他の配信サービスでの配信が解禁されたので、このブログのサマータイムレンダ関連記事のアクセスが、本放送時の5倍以上に上がったのは、なんか微妙な気分になる話である。まあ、この放送日程のために、ストーリー的に無茶苦茶盛り上がった第15話が、劇中で大事な日付であった7月22日に放送されることとなったのは、なかなか良い演出だったというのはある。


出典:「サマータイムレンダ」第1話

ストーリーのさわりは、以前こちらのブログでまとめた通りこんな感じだ。

主人公、網代慎平は幼馴染である小舟潮の訃報を聞いて、2年ぶりに故郷の島に戻ってきた。葬儀の中で慎平は、潮の死因に疑念点があるという情報を親友の菱形窓から聞く。潮の妹の小舟澪は、潮の死の数日前に、潮に瓜二つなドッペルゲンガーを見たと話す。「影を見た者は死ぬ」という島の古い言い伝えと潮のドッペルゲンガーとの関係は? そしてさらに謎の一家全員失踪事件なども発生し、謎が謎を呼んでいく…。
出典:「サマータイムレンダ」はいいぞ:サクラダリセットの記憶を刺激されながらスワンプマンヒロインの望んだチキンカレーを俺は食べる - xckb的雑記帳


出典:「サマータイムレンダ」第1話

序盤は、1997年のこのランキングで1位とした「サクラダリセット」を彷彿とさせる、緩やかに閉じられた世界におけるスワンプマン(沼男)の概念を取り込んだタイムリープミステリー的な雰囲気と、「ひぐらし」的なホラーとダークミステリー的な要素を強く感じさせるのだが、後半になると流石はジャンプ系連載の原作、と感じさせられる物理的バトルの要素も増して、ラストまで怒濤の如く駆け抜けるストーリーにぶち込まれる。


出典:「サマータイムレンダ」第15話

そしてメインのキャラクターたちが実に良い。俺は基本的に潮派なのだが、実は影澪がかなりお気に入りである。いいよね影澪。初登場時のあのヤバすぎる登場の仕方といい、スワンプマンとしての存在の哀しさなんてどうでもいいという顔をしながら、クールに語るあの姿も最高にいい。菱形兄妹と南方姉弟も実にキャラ立ちが素晴らしすぎるし、根津さんも色々と泣ける。

舞台装置としてのタイムリープというものは概念的に自由すぎるので、タイムリープの制約をどのようにつけるというのもまた、物語を盛り上げる要素の一つだったりするわけだが、本作品でのシンプルな制約はわかりやすくて良い。…と思ったらそう単純ではないのだぞという要素が色々と入ってきて、予想もつかない展開に引き込まれるのもたまらん。

そして、友ヶ島をはじめとする和歌山のリアルな景色を取り込んだ美しい美術は、実に聖地巡礼をしたくなる作品である。


出典:「サマータイムレンダ」第13話

このブログでも2度和歌山(さらに香川、東京も)を訪れ、聖地巡礼の記事を書いたので参照されたい(まだメインの舞台である友ヶ島に関して、物語後半部分の補完ができていないので、それは近日中に何とかしたい)。

xckb.hatenablog.com

最初このサマータイムレンダを見たとき、サクラダリセットを思い出しながら考えた「相麻菫が幸せになる物語が見たい」という邪な願望は、この作品である意味で実現され、ある意味で実現されていないと思う。でもそんなことはともかくとしてこの作品はとても魅力的だ。まだ見ていないけどタイムリープものは大好物、という人には特にオススメである。

原作も素晴らしいのでぜひ。

ちなみに正直なところ、円盤は(おまけ的には)地味だ。

まあ、「Steins;Gate」などが好きな向きにもお薦めできるだろう、的なことを言ってる人も多いようだけど、元々企画に志倉千代丸氏が入っていて、円盤もmagesから出ていて、さらに1月中にコンシューマゲームが発売されるわけだからまあそういうことだよね(俺は久々にSwitchを引っ張り出してきてリリースを待っているよ)。

でもリゼロも…と書いている人もよく見かけるが、リゼロとの共通点は死に戻りくらいかなぁ、と思うぞ。あんま関係ないような。

あ、実際に作れるカレーのレシピはこちらに書いたぞ。

xckb.hatenablog.com

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屋我平尋さん(琉球ガラス・Glass Studio尋)ありがとうございました

そうだ、今年中にこの記事は書いておきたい。

かれこれ20年近く前、国際通り入り口あたりにかつてあった民芸品屋さんの鍵石さん(今はこの店舗は存在しない)で出会った屋我平尋さんの琉球ガラスの器。その美しい色と模様に一目惚れだった。

その後「尋グラス工房」という名前だった沖縄市知花の工房は「Glass Studio尋」という名前になった。

現在では我が家にある琉球ガラスの器は全て屋我平尋さんの作品である(多分)という状態になっているくらい、大好きな琉球ガラスの作家さんだ。

そんな屋我平尋さんの作品に関して、4年前に自宅にある器をまとめたのがこちらのブログ記事だ。工房にも何度もお邪魔して、関東で販売を行う時にも何度かお会いしていて、物静かで実直な職人さんというお人柄にも惹かれていたのだった。

xckb.hatenablog.com

さて、諸々の社会情勢もあり、しばらく沖縄に行けなかったのだが、今年の10月に3年ぶりに沖縄に行くにあたって、事前に色々と情報を調べていた時に、何と今年の夏に屋我さんが亡くなられていた、ということを知ったのだった。まだ早すぎるだろう。あまりに悲しすぎる。

ということで、今まで本当に素晴らしい作品をありがとう、という感謝を兼ねて、前回の記事以降に購入した屋我さんの作品と、今回沖縄の民芸店等で購入してきた作品を、あらためてまとめておこうと思う。

ここ数年で購入していた作品

ここ3年、沖縄に行けていなかったこともあり、関東で買えるお店やイベントなどで購入したものである。

くびれ付きのグラス。この、雲と海と青空、を感じさせる色使いがとても素敵。この模様の揺らぎ方もとても良い。

泡盛などを飲むときに本当に素敵なグラス。

冷たいデザートなどに使っている器。赤と白のガラスの混じり具合が綺麗。

赤中心のこちらと…

白中心のこちらでペアのようで良い。

赤と白の模様が透明のガラスの中に浮かび、縁の部分がわずかに紫がかったボウル。

上から覗き込むとこんな感じ。フルーツなどに使ってる。

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サマータイムレンダの聖地巡礼レポート・その4:東京編

さて、プライムビデオやNetflixなどでの配信が解禁され、なんか本放送時よりも多くの人が見ている気がする「サマータイムレンダ」、もう一度和歌山に行ってきたのだが(友ヶ島行きの船が出なかったので、友ヶ島に関するアップデートはないぞ)、その前に東京の舞台について軽くまとめておこう。

今までのサマータイムレンダ聖地巡礼関連の記事はこんな感じ。

xckb.hatenablog.com

(こちらの加太・和歌山市駅・田野・雑賀崎・和歌浦編は、2022年12月27日に、それまで第13話までの内容だったものを、最終回までの内容を含む形で更新した)

xckb.hatenablog.com

(こちらの男木島編は、第18話までの内容をまとめたものだったが、その後確実に男木島のものとわかるシーンはなかったので、第18話までという文字をタイトルから削除した)

xckb.hatenablog.com

そして今回の目次。

恵比寿駅前(第10話)

まずは、第10話でちょろっと出てきた恵比寿像は、恵比寿駅西口前の恵比寿像だ。



出典:「サマータイムレンダ」第10話


かっぱ橋道具街付近(第25話)

最終回で慎平が潮からの留守電を受けるシーンは、合羽橋道具街付近だ。さすが料理人の卵。だがここの2つのシーンの物理的距離は結構離れてる。大体400メートルくらい。



出典:「サマータイムレンダ」第25話

関係ないが、上のシーンのニイミ洋食器店、屋上にあるこいつがなんかすごいぞ。

そして合羽橋交差点。スカイツリーが綺麗に見える。ちなみに正面の信号が青信号の状態でここのシーンを撮るのは危険なのでやめた方がいい。




出典:「サマータイムレンダ」第25話

こちらは左の方から撮るべきだったか。ちょっと時間がなくてこの辺り不満が残っているので、後日撮り直しに行こう。



出典:「サマータイムレンダ」第25話


(既に存在しない)洋食コフネ

劇中何度となく出てくる「洋食コフネ」は、かつて大田区の千鳥町駅近くに存在していた「レストラン大湊」というレストランがモデルとなっている。少なくとも2018年夏には閉店となっていたようなので、2017年10月に連載開始だった原作のスタートしたばかりの頃か、あるいはスタートする前に閉店していたのだろう。

「大湊」と「小舟」というのは、字面から見てもなんか対応しているような気がするので、もしかすると「小舟」の苗字はこの店から取られたものかも知れない。そして実は原作者の田中靖規先生の好きなお店だったのかな…とか妄想してしまうところ(本当のところは知らない)。


出典:https://goo.gl/maps/v7ibRkDJgfZj3UaF6(2019年3月撮影のストリートビュー)

ストリートビューから見ると、少なくとも2019年3月までは建物は存在していたようだが、現在は千鳥町内科クリニックという医院になっている。


出典:https://goo.gl/maps/ZNiAcoqk5pvCYwFTA(2022年9月撮影のストリートビュー)

在りし日の様子が書かれたブログ。行きたかった。

ameblo.jp


港区芝(原作第4巻)

また原作まで手を伸ばすと、第4巻に慎平が東京にいた頃のシーンが出てくる。バイトをしていた慎平が潮の死の件の連絡を携帯で受けるシーンだ。うわこれ職場の近所、ということで瞬時にわかったぞ。



出典:「サマータイムレンダ」原作第4巻(田中靖規)

何気に「回転寿司 左巻きスピン」がツボである。量子力学かよ。(そういえば回転寿司が左回りなのは右利き都合だよね)



出典:「サマータイムレンダ」原作第4巻(田中靖規)

場所は港区芝のラーメン屋さん「博多一瑞亭 三田店」の前だ(ちなみにこのラーメン屋さんも実はとても美味い)。

さらにスピンオフ作品まで手を伸ばすと「未然事故物件」は漫画でかつ東京が舞台なので、さらに色々とあったりするのだが…。まあこれは今回は手を出さないでおこうかね。


(2023年1月6日追記)俺的年間アニメランキングをやっと書いたのだが、やはり1位はサマータイムレンダである。

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「ぼっち・ざ・ろっく!」第6話を中心に:金沢八景・聖地巡礼レポート

先日「ぼっち・ざ・ろっく!」の第9話を見た途端に江ノ島に聖地巡礼に行ってきたわけだが、やはり神奈川県民としては第6話の金沢八景も馴染みのある土地なわけで、結局江ノ島の落穂拾いをしたついでに、帰りに金沢八景に寄って第6話のシーンを中心に聖地巡礼をしてきたぞ。ちなみに補完した江ノ島編はこちらだ。

xckb.hatenablog.com

というわけで、今回の目次はこちら。少し第1話の分も入っているぞ(さっき見た第11話にも、ほんの少しだけ金沢八景が出てきたけど、第1話と同じ場所だから省略してもいいよね)。

  • 第1話「転がるぼっち」
    • 金沢八景駅構内
    • ステージみたいなベンチの前の道
    • ウイングキッチン金沢八景前
  • 第6話「八景」
    • 横浜金澤七福神 弁財天(1)
    • ステージみたいなベンチ(1)
    • ローソン 金沢八景駅前店
    • ステージみたいなベンチ(2)
    • 金沢八景駅前(東側)
    • 海の公園
    • 横浜金澤七福神 弁財天(2)
  • 第7話「君の家まで」
    • ステージみたいなベンチの近く
    • 八景橋
    • 後藤家近くの交差点
  • 第12話「君に朝が降る」
    • ステージみたいなベンチ(3)


(2022年12月25日追記)最終回に再び金沢八景の風景が出てきたのと、前回撮影した際にリテイクしたかった写真を撮り直して入れ替えた。

(2023年1月10日追記)見直していたら、第7話も金沢八景のシーンが多かったので、第7話の分も補完した。

第1話「転がるぼっち」

ということで、第1話の最初の部分に、ぼっちちゃんの自宅のある設定の金沢八景が少しだけ出てくる。ちなみに金沢八景が出てくる背景としては、あれやこれやのインスパイア元なんだろうアジカンが由来なんだろうな。

1996年、関東学院大学(筆者注:金沢八景にある)の音楽サークル内で結成された。入学時に後藤はとある音楽サークルから勧誘を受けるが、集合場所を間違えて別の集合場所に行ってしまい、そこで喜多建介と出会う。当時その部活にはUKロックファンが喜多しかおらず、話をしているうちに盛り上がり「バンドを組もう!!」となり結成。後藤曰く、「喜多君に待ち伏せされて結成した。」と言う。

出典:ASIAN KUNG-FU GENERATION - Wikipedia

第1話と最終話。

金沢八景駅構内

中学時代の回想シーン。京急線上りホーム。ちょっと細部が違うが、最近工事があったっぽい感じなのでおそらくそのせいだと思う。



出典:「ぼっち・ざ・ろっく!」第1話

ステージみたいなベンチの前の道

ぼっちちゃんと某酔っ払いが路上ライブをやった場所は、Google Mapsだと「ステージみたいなベンチ」といういい加減な表記になっていたので、それに倣うことにする。この道が通学路。って、いつも使ってる通学路で路上ライブやったんだなぼっちちゃん。このシーンはまさにそのステージみたいなベンチのあたりから金沢八景駅を見るアングル。



出典:「ぼっち・ざ・ろっく!」第1話

地図はこちら。


ウイングキッチン金沢八景前

金沢八景の駅前。



出典:「ぼっち・ざ・ろっく!」第1話

ぼっちちゃんがショーウィンドウに映った自分を見るのは花屋さんだ。(2022年12月25日、写真差し替え)



出典:「ぼっち・ざ・ろっく!」第1話

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地球に開いた鍵穴:DJI Mini 3 Proのスフィアモードの改善

先日「地球に開いた鍵穴」みたいな、こんな写真が撮れたのでちょっと嬉しい。

DJI MIni 3 Proで撮影 → Insta360 Studioでリフレーム処理 → Topaz Photo AIで補間処理 → Photoshopで縮小、という手順で撮影、編集した写真だ。撮影場所は神奈川県の盗人狩。

実は、DJI Mini 3 Proのスフィアモードでの360度撮影が、秋口のファームウェアアップデートでほぼ天頂付近まで視野がカバーされることになったので、こういう写真が撮れるようになったのだ。

せっかくジンバルが上を向けるのにスフィアモードが水平+上下画角の半分までしか撮れないのはおかしいと、以前このブログでも改善を要望していた機能なので、まさにその通りの改善がなされて嬉しい限り。

というか、ここで指摘していた機能が改善されたので報告しなくちゃな、と思っていたのだけれども失念していたので、良い写真が撮れたついでに報告をしようか、ということだ。

オリジナルの360度写真はこんな感じだ。これだけ周囲に模様がはっきりした物体が多いと、結構頻繁に、微妙にしくじるスフィアモードのスティッチングも、さすがにほぼ完璧に機能するのだな。

正方形にしても良いのだが、やはり周囲の歪んだ部分がかなり迫力がある感じなので、元の2:1のアスペクト比の方が良いかな。

360度写真に関しては、一般的にはInsta360 Sphereの方が綺麗にスティッチされたものが撮れるし、何よりも360度動画も撮れるという大きな強みがあるのだが、さすがにこれだけ良い条件が重なると、DJI Mini 3 Proのスフィアモードの方が圧倒的に綺麗な画質で撮影できている。何よりお手軽だ。

xckb.hatenablog.com

ちなみに周囲の歪んだ部分はどうしても解像度が甘くなるので、AI系の写真ツールで補間している。先日Topaz Gigapixel AIを購入したのに続いてSharpen AIとDeNoise AIを購入したら、キャンペーンで無料でおまけについてきたTopaz Photo AIが、結構アグレッシブかつ自然に修正してくれるので、最近結構気に入っている。

www.topazlabs.com

実はブラックフライデーセールでほぼ半額になっていたTopaz Video AIというソフトも買ったのだが、とても面白いソフトなのでこれに関しては別途後日紹介したい。

ところでDJI Mini 3なんてものも出るようだけれども、Proとの違いはカメラの違い(48MP vs 12MP)、伝送システムの違い、障害物センサーの違いなどみたいね。3万円ほど違うみたいだから、Mini 2の後継機としてはいいんだろうな。DJI RCモデルもあるし。フィルタとかも共通なのかな?

と思ったて検索してみると、こちらの記事で一推しにしていたK&F ConceptのND/PLフィルターはMini3 Pro/Mini 3を謳っているので、おそらく共通なのだろう。

xckb.hatenablog.com

ちなみに、今回の鍵穴写真でもこのK&F ConceptのND8/PLフィルターをつけて撮影している。オススメだぞ!

「ぼっち・ざ・ろっく!」第9話「江ノ島エスカー」・聖地巡礼レポート

さていきなりの「ぼっち・ざ・ろっく!」だ。実は秋アニメで俺は何を気に入っていると言ったら実は「水星の魔女」と「ぼっち・ざ・ろっく!」なのである。

知識ほぼゼロの状態では、おー、きらら系のバンドアニメか、とか生ぬるく録画予約していたんだけれども、主人公の後藤ひとりこと「ぼっちちゃん」の強烈なキャラクターでただならぬバンドアニメになっているというところが素晴らしく、ぐいぐい引き摺り込まれてついに沼へ。

とはいえそんなぼっちちゃんがギタリストあるあるすぎるという意見もあったりして、なかなか味わい深いのだが…。
rocketnews24.com

第6話のはじめての路上ライブから第8話の全員揃った初ステージに至るまでの展開が実に素晴らしく、第8話なんて今期のアニメで一番繰り返し見ているかもしれん。なんか週1回以上のペースでライブハウスに通っていた時代を思い出すのだよ。思い出深い。多分このアニメのライブハウスのモデルになってる下北沢シェルターって1度しか行ったことないけど、検索すると行ったのはもう11年も前かー。

そんな神回の後の第9話のタイトルが「江ノ島エスカー」? ただの「江ノ島」じゃなくて「江ノ島エスカー」なのね? と神奈川県民なりの期待をしていたのだけれども、実際に見たらそういう意味で「江ノ島エスカー」だったのか! と思って、放送直後の朝に、ちょいと江ノ島までドライブがてら聖地巡礼に行ってきたのだ。

時間があまりなかったので重要な撮り忘れシーンなどがあったりするが、まあご容赦。時々江ノ島には行くので次に行った時に補完しておくよ(注:12月11日に再び江ノ島に行ってきて色々補完した)。というわけで今回の目次はこちら。

  • 片瀬江ノ島駅前
  • 片瀬東浜海水浴場
  • 「あさひ本店」のたこせんべい
  • 江島神社 瑞心門前
  • 江ノ島エスカー
  • サムエル・コッキング苑入口前(1)
  • シーキャンドル展望台
  • サムエル・コッキング苑入口前(2)
  • 江島神社 辺津宮

片瀬江ノ島駅前

そんなわけで小田急の片瀬江ノ島駅。(2022年12月11日写真追加)



出典:「ぼっち・ざ・ろっく!」第8話

まあ下北沢から公共交通機関で江ノ島行くとなればここに来るよね。青ブタでは旧駅舎だったけど、ぼざろでは新駅舎。もうちょい後ろから撮るべきだったか(2022年12月11日写真更新)。



出典:「ぼっち・ざ・ろっく!」第8話

しかし何気にこんなシーンも再現度が高いぞ。



出典:「ぼっち・ざ・ろっく!」第8話

クアアイナ前。ぼっちちゃんの魂の抜け具合が実に良い(2022年12月11日写真更新)。



出典:「ぼっち・ざ・ろっく!」第8話

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