xckb的雑記帳

身の回りにあったことを雑多に語ります。

「上伊那ぼたん」に出てくる8ミリフィルムカメラで、寮のモデル地を撮影してみよう!

さて今回は「上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花」第5話EDに出てきた8ミリフィルムカメラ(1977年モデル)をジャンクで手に入れて、同作品における寮のモデルである「雑司が谷旧宣教師館」に持っていき、昭和40年代の大衆向け動画テクノロジーを使い、令和の現代で撮影、現像、編集するまで、という話だ。

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画質はこんな感じ。8ミリという非常に小さなフィルムから再生される動画は、現在の基準からは考えられないほど粒子が粗く画質も良くない上に短時間の撮影しかできず、現像コストも非常に高いが、それでも独特の味があって良い。贅沢な趣味である。きっと郡上先輩が持ち込んだガジェットであろう。

ということで今回の目次。

  • 「上伊那ぼたん」と8ミリフィルムカメラ
  • ELMO SUPER 8 SOUND 350SL
  • 令和8年の8ミリフィルム事情
  • モルトプレーンの応急補修
  • 実際の撮影とレンズの限界
  • 令和8年の8ミリフィルム現像事情
  • 編集とネガポジ変換(PhotoshopでのテストとPremiere Proでの編集)
  • モルトプレーンの補修
  • ネガポジ変換トーンカーブを改良する

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「上伊那ぼたん」と8ミリフィルムカメラ

2026年春アニメ「上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花」、実にいいよね。特にあのオープニングは衝撃だった。18fpsの動画に4:3の構図(放送時は16:9になってるけれども、YouTubeに載ってるオリジナルは4:3)に程よい手ぶれという、1970年代に流行った、8ミリフィルムカメラの手持ちを意識した絵作りはとても素晴らしかった。

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さらに5話のエンディングでは、そのオープニングにつながるような、郡上先輩が持ち込んだと思われる8ミリフィルムカメラを撮影する様子が含まれていて実に良かった。

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ともあれ、ここまではっきりと画面に出てくれば、機種くらいは特定できるわけで…。

出典:「上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花」第5話ED(©塀(秋田書店)/上伊那ぼたん製作委員会)

ELMO SUPER 8 SOUND 350SL

これはELMOのSUPER 8 SOUND 350SLだな。というわけでジャンクで約3,000円で売っていたところを、クーポンなどが2,000円ほどあったので、差し引き1,000円ほどで手に入れてみた! ここまでは安いんだけれどもな…。

ジャンクなので動作は非保証、ということではあるが、そもそも動作をチェックするには電池を入れ、さらにフィルムを入れて撮影、現像しなければわからないわけで、3,000円で売られるものにそんなコストがかけられるはずはないということもあり、動く可能性を期待して買ってみたわけだ。

そんなわけで、グリップのところに単三乾電池を6本ぶち込んでみた。9Vか(写真の電池4本の奥に、2本隠れている)。

うん、見た感じ動いているな。これはちゃんと動く気がする。

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ちなみに自分はスーパー8の8ミリフィルムカメラに関しては、かつて少し使ったことがあるので、マニュアルとかなくても特に問題なく使えるわけだが、そのあたり全く未体験だと135や120の静止画フィルムカメラよりも少し、ハードルが高いかもね。

まあフィルムの装填とかは135や120よりスーパー8の方がはるかに簡単だけれども。フィルムの装填だけは110フィルム並みに楽勝。ISO感度も自動設定だし。

ジャンクなので仕方がないのだが、アイカップは腐って分離していたし、ストラップは付属していなかった。アイカップは比較的どうでもいいのだが、ストラップはあった方が良いと思われたので、純正とよく似たデザインと思ったハクバのKA-N61という安いストラップを買って取り付けた。

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デザインフェスタvol.63に行ってきました

なんか、ここんところ数回デザフェスのレポートをサボってばかりのような気がしていて…。今回は一応ちゃんと書くぞ、ということでまとめてみた。

ということで、今回の目次はこちら。

  • ネムリ
  • 大橋忍
  • 地図パズル屋
  • ありんこぐらす
  • su-oh
  • 音波屋(おとなみや)
  • 雨の日グラフィックス
  • 西塚em
  • えいせん(酔猫書)
  • デザフェス飯
  • お迎えした品々

ネムリ

今回初めて知って気に入ったのはネムリさんかな? 一瞬、まあたまにあるミニチュア風景のやつかな、と思ったのだけれども…。

よく見ると、実によく世界が作り込まれている感。

細かい部分がとても作り込まれていて、なおかつとても綺麗。内部を照らす灯りが、この世界の照明でもあるというところがまた良い。

上から見下ろしても、下から見上げても素敵。しかし天井に描かれた夜空に、ちょっとだけラーメン博物館の天井を思い出したのは秘密だ。

Xの方では他の作品も色々みられるようなので、ぜひ。


大橋忍

いつもお世話になっています感のある、切り絵作家の大橋忍さんのところにも寄ってきました。今回はなんと言ってもこちらの作品の、全体的な彩度を抑えた感じの色使いに映える金魚、がとても好きな感じでした。

他にも小さめの作品がたくさん飾られていました。

こちらの扇子、すごいなぁ。


地図パズル屋

今回初めて知った「これはすごい」的な感じの方はこの地図パズル屋さん。全都道府県の市区町村パズルってだけでなかなか凄いんだけれども…。


実はminneの方では市区町村内のさらに細かい行政区分のパズルも売られているのだぞ。

minne.com

俺が住んでる「横浜市鶴見区パズル」がある、なんてのは既になんの驚きでもなく「神奈川県橘樹郡パズル(明治22年)」なんてものまであったりするのが恐ろしい。

minne.com

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三浦半島・盗人狩をDJI Avata 360で撮影

以前から三浦半島の最南端付近にある「盗人狩」という景勝地はかなり好きだったのだけれども、ここは360度カメラにとっても最高な場所だぞ、というのもだいぶ前から考えていた。

xckb.hatenablog.com

そんなわけでこのゴールデンウィーク、新しい360度カメラドローンDJI Avata 360を持って盗人狩に挑んだのだけれども、初日は波が荒くて近づけず、数日後に再チャレンジしてやっと晴天の盗人狩をAvata 360で撮影できた。まずは動画。4KでYouTubeにアップロードしたので、できればPCの大画面でフルスクリーンで見ていただきたい。

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こちらの動画からのキャプチャを何枚か。でもやはり、動く画像じゃないと今ひとつ伝わらないものが多いな。ともあれ実に面白いドローンだ。

こちらの動画、前回のファーストインプレッション記事で試行錯誤した結果を利用して編集作業を行なった。

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具体的には、次の手順で編集している。

  1. DJI Studioでそれぞれの撮影動画のリフレームを行い、2.7Kでエクスポートする
  2. Topaz Videoで2.7K→4Kのアップスケールを行う
  3. Adobe Premiere Proで4K動画の編集を行う

自分の感覚では、これが今のところベストの画質だと思っている。ちなみに前回の記事からそのまま引用するけれども、

単に動画のクオリティで比較すると、Avata 360の360度動画クオリティは、DJI Mini3 Proの4K動画に遠く及ばない。
これは重要なことなので、ちゃんと言っておこう。これが許せないと感じる人にはAvata 360は向かない。

出典: 360度カメラドローン:DJI Avata 360ファーストインプレッション(Insta360 Sphereでの体験を踏まえて) - xckb的雑記帳

…こういう事情なので、高画質を求めるには色々とノウハウが必要だし、今回はそれに加えて「リフレーム時にスティッチングの乱れが発生している場所では、できるだけ視線が上か下の方を画面の中心に配置する」という、水平方向を目立たなくするテクニックも可能な限り心がけた(そもそも水平方向はセンサーの密度が相対的に低くなるので、上下方向よりも画質が元々劣っている)。

今度は静止画。この「地球に開いた鍵穴」的なアングルも綺麗に撮影できているし、何より解像度が凄い。

そして、インタラクティブに触れるようにした状態でも、やはり15K相当の圧倒的な解像度の静止画は、今までDJI Mini3 Proなどで撮影してきた360度写真を解像度で圧倒するし、何より一発で撮影できるのが素晴らしい。

一発で撮影ができるがゆえに、かつてのDJI Mini 3 Proの合成の仕方ではどうしても真下の波が不自然な形に合成されてしまったりしていたこういう海の真上でも、綺麗に波が撮影できるところが非常に良い。

かつてInsta360 Sphereのファーストショットのために、3年前に同じ盗人狩にInsta360 Sphereを持っていって、結果この画質でなおかつスティッチングの乱れが酷かった時は、まあ流石に実験的な機器ではまあこんな感じだろうか、と思ったことは前回の記事でも述べたけれども…。

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その数ヶ月後には、それでもまあ次のこの動画くらいは撮影できるようになったのだぞ、と思うと、Avata 360も色々なところに持っていって色々練習を兼ねつつ撮影していくうちに、もっと色々な撮影ができるようになるかもしれない。Avata 360は、少なくともInsta360 Sphereよりはだいぶ気軽に飛ばせる。

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しかしこの動画から3年で、最初に紹介した動画が撮影できるような機材が出てきたのは感激だな(そして、リフレームや編集のノウハウなどにはInsta360 Sphereでの経験が生かされていると思う)。

360度カメラドローン:DJI Avata 360ファーストインプレッション(Insta360 Sphereでの体験を踏まえて)

さて、DJIから先日発売された360度カメラドローンである、DJI Avata 360を購入したので、早速使ってみたファーストインプレッションをまとめてみよう。

今回の目次。

  • そもそも360度カメラドローンとは?
  • Antigravity A1とAvata 360
  • Insta360 Sphereに感じていた問題点をAvata 360と比較
    • 重量・GPS等の問題
    • レンズの傷つき問題
    • 360度カメラドローンにおけるスティッチングの乱れ
  • DJI Studioでのリフレーム編集
  • リフレーム後に生成される動画の解像度問題
  • 意外に本体が大きいのでカメラバッグに悩む

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今回の記事は、DJI Avata 360 Fly More Combo(RC2付属)を自費で購入した上で執筆している。

そもそも360度カメラドローンとは?

まだあまり同種の製品が出ていないため、Avata 360を形容する一般的な名称が定まっていないようだけれども、とりあえずここではRicoh THETAやInsta360などの、先行する360度カメラたちに敬意を表して「360度カメラドローン」と呼んでおこうと思う。

ここでいう360度カメラドローンとは、魚眼レンズを2つ取り付けることで、上下左右360度全方向の動画や静止画を撮影可能なドローンであるが、このカメラを利用して何ができるかというと、主に以下の2つである。

  1. 動画や静止画を見る人が、360度どの方向でも見ることができる(ストリートビュー的なイメージ)
  2. 撮影時には特に画角を指定せず、編集段階で特定の方向を切り出して、(主に)動画を作成する

ドローンとは関係なく、初めてのコンシューマー向け360度カメラであるRicoh THETAが出てきた時(2013年)は、主に1.の用途がメインであり静止画が中心であったが、後発メーカーのInsta360(2016年)がアクションカメラの概念と融合させたことにより、2.の利用法が動画中心に広まってきた。

1.の「見る人自身がアングルを指定する」利用法の例はこんな感じである。Avata 360は、静止画にはなんと15520×7760ピクセルという、いわば16Kとでも言うべき解像度に近い高解像度の画像を、ドローンが静止した状態で一発撮りすることが可能である。細部まで非常に美しい。

従来のDJIのドローンでもパノラマ機能のスフィアモードでは、ドローンを回転させながら複数の写真を撮影し、それらを合成することで360度写真を撮影可能であったが、風が強い場合などは特にこの写真合成が大幅にズレた形で出てくるなどの問題があったし、そもそも合成されるパノラマ写真のサイズも8192×4096ピクセルだった(手元で確認できるDJI Mini3 Proの場合)。

特に各写真の接合部(スティッチング)のずれはかなり修正が大変で、以前Photoshopの生成AI機能でこの修正作業を効率化する話をこのブログでも書いたりした。

xckb.hatenablog.com

それに対して、2.の「編集段階でアングルを指定して動画を作成する」例がこちらである。今回Avata 360を購入して最初に撮影した動画を編集したものである。この編集段階でのアングル指定作業を、一般的には「リフレーム」という。

www.youtube.com

一般的にカメラドローンはアングルがダイナミックに変化する動画を撮影するのには向いておらず、その辺りはFPVドローンの方が適しているのだが、日本では法規制の問題でFPVドローンで屋外飛行を行う際の制限がとても厳しい。

そこで、FPVリモコンで操縦できるだけではなく、通常のカメラドローンでも使っているリモコンであるDJI RC2にも対応しているAvata 360を使うことで、一般的な目視内飛行を行いつつ、FPVより自由にアングルを動かした動画を、編集段階で切り出すことが可能なのだ。

むしろAvata 360は、FPVではない飛行においても画面注視を制限している、日本の法制度に最も適合しているとさえとさえ言える、FPV志向のドローンなのかもしれない。あまりに逆説的だけれども。

飛行中にカメラアングルを意識しなくて良くなるメリットは非常に大きい。

また、360度カメラを装備していることで、通常のFPVドローンでも不可能な、超魚眼アングル(視野角180度超)までズームを引っ張ることも可能である。

Antigravity A1とAvata 360

なお、Avata 360の前に、Insta360からAntigravity A1というドローンが2026年1月に発売されている。Avata 360よりも小さく折りたたみも可能で、標準の電池では重量250gを切るという、日本以外の多くの国では扱いが楽になる仕様で、飛行時間もよりAvata 360よりも長時間である。

www.antigravity.tech

だが、日本では250gの壁は存在しない上に、Antigravity A1にはコントローラーがFPV前提のものしか存在しないが故に、法的な問題で飛ばすことが色々と面倒なのである。Avata 360やAntigravity A1のようなドローンが出てきている今、もう少しこの辺りの条件を緩和するべきなんじゃないかと思うけど、なんとかならないものだろうか。

drone-school-navi.com

ということで、気持ちの上ではとても惹かれるのだけれども、Antigravity A1は購入対象から外したのであった。

リモコンの仕様以外に、Antigravity A1と比較してAvata 360が強い部分は、まずはカメラ性能だと思う。静止画はAntigravity A1の10496×5248ピクセル(55MP)に対してAvata 360では15520×7760ピクセル(120MP)であり、倍以上となっている。

またいずれも動画の最大サイズは8K(7680×3840ピクセル)で変わらないのだが、8KモードではAntigravity A1がフレームレート30fpsであることに対して、Avata 360は60fpsと倍のfpsで撮影が可能となっている。Antigravity A1で60fps撮影をするには、5.2Kまで画質を落とす必要がある。

5.2Kと8Kの動画でそんなに違うのか、どちらも十分な解像度ではないのか、と普通のドローンや普通の動画カメラを使われていた方は思うかもしれないけれども、360度カメラはリフレームで画面の一部を切り出すこと(最初に解説した、2.の利用法)が一般的なため、この違いは大きい。具体的にいうと1080pと720pの動画くらい違うと思って良い。これについては、後でリフレーム処理のところで詳しく述べる。

Insta360 Sphereに感じていた問題点をAvata 360と比較

というわけで、Antigravity A1に意気消沈していたところにいきなり発表されたAvata 360なのだが、実は自分が360度カメラドローンを使うのはAvata 360が初めてではない。2022年、Insta360社からDJI Air 2Sにアドオンする形の360度カメラである「Insta360 Sphere」が発売されたので、たまたまDJI Air 2Sを持っていたこともあり、これもすぐに購入した。

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「花緑青が明ける日に」聖地巡礼レポート

2026年3月6日に公開された劇場アニメ「花緑青が明ける日に」は本当に素晴らしい作品なので、近いうちに感想などもちゃんとまとめたいと思っているのだが、まずはせっかくの神奈川県、しかもよく通ってる三浦市が舞台のアニメ映画ということで、作品の舞台を何度かに分けて訪問してきたので、そちらを先にまとめておこうと思う。

hanaroku.asmik-ace.co.jp

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ということで今回の目次。アクセス情報については最後にまとめた(2026年4月17日 追記)。

  • 「二浦市 網代」:三浦市・小網代の森付近
    • 入江:小網代の森・入江
    • 帯刀煙火店:小網代の森の引橋入り口付近
    • 榮太郎が釣りをする桟橋:小網代港桟橋
  • 「網代」に向かう車がたどる三浦の風景:松輪入口から松輪に向かう道の途中
  • 高圧送電線の鉄塔や、待合スペースのあるバス停のある道路:三戸海岸バス停付近?
  • 「網代」への道の途中で寄ったガソリンスタンド:三浦海岸から松輪に向かう道の途中
  • 二浦市役所:旧三浦市役所跡
  • 花火の打ち上げを見る坂道:油壺付近から小網代の入江に下る坂道の一つ
  • 花火の打ち上げを見る神社:白髭神社
  • 二浦警察署:三崎警察署
  • 羽田に向かう前に寄るガソリンスタンドとコンビニ:三浦海岸交差点
  • 羽田への道:横須賀IC、磯子付近、横浜ベイブリッジ、扇島
  • アクセス情報


先日、ノベライズも読んでみたが結構映画と違う場所も多いので興味ある方はぜひ。もしかすると映画にする段階で色々と削ぎ落としたのかもしれないな、とも思う。ちなみにKindle版は2026年4月現在Kindle Unlimitedにも入っている。

「二浦市 網代」:三浦市・小網代の森付近

「花緑青が明ける日に」の舞台である二浦市の網代は、名前から分かる通り三浦市の小網代をモデルにしている。ここには「小網代の森」と呼ばれる保全地区があり、森、湿地、干潟、海が残されており、豊かな生態系が維持されている。

こちらの神奈川県庁のWebサイトに小網代の森の歴史が記されているが、かつてここは三浦市の都市計画で市街化区域となり、その後ゴルフ場の開発計画が持ち上がったのだけれども、最終的に神奈川県が土地を買取り保全区域として指定され、現在の自然が残ったという経緯となっている。

www.pref.kanagawa.jp

つまり、この「花緑青が明ける日に」の映画の背景ストーリー(メガソーラーの件)のいわゆる「if版」、とでもいうような歴史を実際に持っている土地なのだ。


出典:「花緑青が明ける日に」©️ A NEW DAWN Film Partners

このような背景のある土地であるため、訪れる場合は事前に上記サイトの「4. 利用について」に目を通しておくのがおすすめだ。

実は小網代の森は全くの野生の場所ではない。もともと集落や水田などがあり、それが自然に戻った場所である。そして多様な生態系を維持するために、常にメンテナンスを必要としている。

ということで、ちょうど私が行った日に現地で保全活動されていた、NPO法人「小網代 野外活動調整会議」のFacebookページも紹介しておこう。今回はこちらの団体の募金箱に、心ばかりではあるが募金をさせていただいた。

入江:小網代の森・入江

物語冒頭から出てくる埋め立て前の入江は、小網代の森の入江がモデルとなっていると思われる。

このあたりは「アカテガニ広場」と呼ばれており、アカテガニの生息地になっているようだ(劇中にもアカテガニが何度か登場する)。



出典:「花緑青が明ける日に」©️ A NEW DAWN Film Partners

(2026年4月12日追記、写真追加)アカテガニは夏頃から見られるかも、とのことで、まだ4月なのでそれは無理か。これは多分チゴガニ?

アカテガニ広場から360度写真で撮影した風景。クリックやタップなどで視点を変更できる(Insta360 X5で撮影)。

冒頭部分でカオルがくぐるトンネルは実際には存在しないようだが、この辺りのシーンはおそらくシーボニア方面から入江の方に向かう道がモデルになっている気がする。



出典:「花緑青が明ける日に」©️ A NEW DAWN Film Partners

この片方が壁になっている道も、明確なモデルはなさそうだが、おそらく同じ付近がモデルになっているように思う。



出典:「花緑青が明ける日に」©️ A NEW DAWN Film Partners

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岡本太郎美術館の改修に伴う3年間の展示室休止前の最終日かつ第29回太郎賞展示の最終日に行ってきた

さて、川崎市岡本太郎美術館は2026年3月30日から、2029年3月末まで、改修のため展示室での展覧会が全て休止となってしまうのだが、その前の最終日にあたる3月29日、しばしの見納めとして岡本太郎美術館に行ってきた。

www.city.kawasaki.jp

この日は「第29回岡本太郎現代芸術賞展(TARO賞)」の最終日にも当たっていたため、開催2日目に行ってきた展示がどうなっているかな、という興味もあった。

xckb.hatenablog.com

まずはなんといっても櫻井隆平「Rotating Objects No.3: too close to be real」(特別賞)。こちらは開催2日目の写真で、手前のハンドルを回すことで、スポンジで作られた戦車が次第に削られていくという作品。

開催2日目ではほぼそのままだった戦車。

最終日もまだ砲塔は健在。

削られたスポンジから出てきた粉や、一部パーツが下に落ちていたりするのだけれども、やはり民衆の願いだけでは戦車を削り取ることは難しかったか…。現在の社会状況を考えると、なかなかに皮肉な作品だったという捉え方も可能であろう。

(だが、上部装甲は完全に機能をなさなくなっていると思われるため、あと一発でやられそうではある)

前回行った時はよく意味がわからなかった吉村大星「丁寧な対話」(特別賞)。「2013年に亡くなった父親と同じく色鉛筆画を描くアーティストである作者が、父親の作品に何か腑に落ちないものを感じ、同じサイズに同じ画材で同じ構図の絵を描いていくことにした」という異常なコンテクストを知った後である今回は、この作品の異常さを存分に味わうことができた。

これはすごい。ある意味究極の写実絵画である。

次はHexagon Artist®「眼球自画像」(入選)。2023年の太郎賞にも出ていて結構好きだった六角形大好き作品。今回はインスタレーションの奥の方の変なものを中心に見た。前回見た時は気が付かなかったけれども、なんだかℵ0→ℵ1→ℵ2なこれ。アレフ数か。

しかも六角形じゃなくてここは五角形だけれども、メインの「眼球」がフラーレン的というかサッカーボール的な構造になっているため、五角形は六角形を保管する要素として存在しているのかもしれない(この写真は前回撮影したもの)。

他の六角形にも「6」と「9」、「1」と「8」などの謎の構造が見られる。謎である。そういえばこの日、岡本太郎「母の塔」の前でこちらの作者様とすれ違った。六角形のサングラスに漢字が色々デザインされた、実にご自分の作品っぽい格好をされていたのですぐにわかった。

前回はスルーしてしまったけどこの西久松友花「Habitat」(入選)。

いろんなオブジェの集合体の作品なんだけれども、この妙な生命感が良い感じだな。

そこはかとなくなんかアレな感じがいい。

まあそんなわけで、太郎賞展は色々と前回あまり見なかったポイントを見て回って楽しかったんだけれども、そもそも今回の3年間の休止は、常設展も対象なんだよね。若い太陽の塔を見ると、今だとタローマンを思い出したりしてしまうんだよな。

こちらの「ノン」にも3年間会えないのかな…(まあ他の美術館の企画展で見られるかもしれないけどさ)。

というわけで、こんな風に同じ雰囲気の絵を集めてみたり…。

そもそもこのネギとも3年間多分会えないんだよなぁ。と思うと色々アレだなぁ、と。

ということで、今回もうちの少年と一緒に行ったのだけれども、3年経つともう少年も高校生か。一緒に行ってくれるのかな。彼が0歳の頃からずっと岡本太郎美術館に連れてきていたので、まあまたこの後3年経ったらどうなるかというのが気になるところだな。まあ一緒に行ってくれなくても、一人で言ってくれるなら嬉しいな、と思う。

まあ3年もここに来なかったことなんてここ15年くらいなかったことなのでわからないけれども、3年後も楽しみだな。楽しみにしておこう!

三井住友VISAカードの決済で初期ロットものを狙ってはいけない…のか?

実は今、大変不機嫌である。三井住友VISAカードの不正利用検知システムのおかげで、2度目の被害を受けたのが原因だ。

今回のトラブルの発端

さて、とある海外企業の製品で、発売を本当に待ちわびていたものがあったので、発売日にMacのブラウザを何度もリロードしながら公式ストアサイトの販売画面が出るのを待ち、ポチった後でカード(三井住友VISA)の3Dセキュアの画面が通り、公式ストアの注文詳細画面では「支払い確認済み」のステータスになった。

これであとは届くのを待つだけか、と思って、3時間くらい経った後でスマホを見ると愕然。こんなメッセージがSMSに入っていたのだ。

なんか無茶苦茶spamっぽく、SMSにこんなURLがついているメッセージなんて普通の時であればあえて無反応を貫くこともあるのだが、ふとここで3年前に同じような体験をして酷い目に遭ったことが記憶が蘇ってきた。

あ、これヤバい。

3年前の経験とは?

3年前、今回とは異なるとある海外企業の製品で、今回同様発売を心待ちにしていた製品があったため、今回同様頑張って最初のロットを手に入れるべく素早く決済を入れたのだが、その時も同様のSMSが送られてきたのだ。

そして今回送られてきたメッセージの直上にあったのが、まさにその時のSMSだったのだった(まだその頃は今回のsmbc-card.comではなく、vpass.jpのURLが送られてきていたけれども、送信元の電話番号は一緒だった)。

ということで、どうもこの状況から考えて、今回のSMSも本物であるっぽい。ということは、前回の不幸が今回も発生しうるということだった。これはまずい。

ちなみに前回に関しては、上のSMSが送られてきた後、どのような不幸な事態に陥ったかということをまず記しておこう。

前回はたしか、幸いなことにすぐにSMSに気がつき、ついてきたURLから、この取引が不審なものではないということをすぐにSMBCカードに知らせた後で、公式ストアサイトに行って、無事に決済済みという表記を見て安心したのだった。

ところがしばらくして、ファーストロットが国内でも出回り始め、使い始めた人のレポートとかが出始めても、一向に出荷される気配がない。いくらなんでも発売ギリギリに注文して数分で売り切れるような人気商品ではないはずだ、と思ってカスタマーサービスに(英語で)質問してみたところ…なんと、なんらかの手違いで発送されていないとのこと。

さらに、次回の出荷は1ヶ月以上後になることなどが知らされ、他のユーザーのファーストインプレッションレポートなどを見ながら、テンションがダダ下がりの状態になったのだった。まあ、詫びバッテリーつけておくよ、というお詫びはあったのだけれども、今ならなおのこと思うけれども、悪いのはほぼ全て三井住友VISAカードだよね?(今回、2度続いたことでかなり印象が悪くなった)

ということで今回はどうなる?

つまり、前回からの大きな教訓は一つ。すなわち、

  • 仮にURLから正当な理由であるという申請を行い、サイト側で決済完了となっていても、このトラブルは放置してはならない

である。

ということで、まずはURLからこの取引が正常なものであるという申請を行った。申請後の画面では、購入が正常に行われていることを確認し、取引が成立していなければ再度購入をすること、と表示されているのだが…試しに公式ストアに行ってみたらもう売り切れてる! これで取引が実際には成立してなかったらどうしてくれるんだよ三井住友VISAカード!

というわけで、今回はすぐさまカスタマーサービスに連絡を入れ、以前同様の他社のケースでこういうトラブルがあったので調べて欲しいということをお願いした。今回は日本語の窓口があったので嬉しかった。

調査を行ってもらった結果は以下の通り。

  • 取引は実際には成立していない
  • ここで取引が成立したものから在庫を割り当てていくので、自分の注文は初回の注文でとしては処理されない

とりあえず、自分の中では悪いのは9割9分方三井住友VISA側なので、ストアの方には、可能ならなんとかしてほしいという希望を伝えている状態ではあるのだけれども…。ちょっと疑問があるのだ。

そもそも、今までも取引実績があって、3Dセキュアも通しているのに、その後に不審な取引として取引を中断することにどれほどの意味があるのか、ということだ。今回のように、数量が限られた商品でそういうことをされると、決済業者のせいで顧客が商品を購入できなくなってしまう、ということになる。

さらに、こちらはあくまで疑念ではあるのだけれども、少なくとも2社(いずれも結構大手)の公式ストアサイトで取引成立済みとされた上で、不明確な状況で取引が不成立になっていたということは、このカード会社の介入が、あまり標準的ではない段階で行われたのではないか、という疑念だ。そもそもサイト上で取引が不成立になっていれば、今回のように気がついたときに在庫ゼロになっていなければリカバリー可能なはずだ。

いきなり高額の取引をするのが悪いんじゃないか、という意見もあるかもしれないけど、そもそもいずれもPCが1台分くらいの価格の取引ではあるし、Amazonとかならともかく、たとえばPCのメーカーだったとすれば、安価な取引から順番に、なんて取引はそもそも無理だったりするよね。

今回はどうなる

というわけで、自分は今、大層憤慨している。

そもそも最近VISAカードは、似非ピューリタン的な価値観に殉じているつもりなのか知らないけれども、ヲタ趣味的な方面で使えない店が増えており、そういう点でも非常に不満に思っているわけだが、それに加えて今回のような事態が2度も生じたということで、以後このような「そこそこ高価な初物を、ファーストロット狙いでポチる」という用途から外す十分な理由ができた気がする。

ということで、さすがに2度目で自分も学習したので、こういう用途には三井住友VISAカードは使わないだろう。次はこういう場合はJCBにしてみるか。海外の企業だけれども、JCBはちゃんと使えるみたいだし。

(今回の件はまだどう落ち着くかは不明ではあるけれども、もし自分の希望通りの結果になるのであれば、公式ストア側の企業はとても好印象となり、今後もぜひお付き合いしたいと思う一方、三井住友VISAに関しては結果の是非に関わらず、大きく評価が下がることはやむを得ないと言えるだろう)

そもそも、取引実績が過去にあり、3Dセキュアで承認が通っているにも関わらず、取引を中断させるのは一体何? そこにどれほどの実効性があるの?

まあ、3DセキュアはいわゆるSMTPで送信されているメールでコードを送っていて、今回のトラブルはURL付きのSMSが送られるわけだけれども、この2つが有効に機能するパターンって、SMTPメール側が多要素認証されていなくて、さらにインフォスティーラーなどでパスワードが漏洩されている場合くらいだよね。

SMSだってSIMスワップとかあって絶対ではないし、何よりSMSの文面が典型的なspamメールっぽくて、特に初回なら放置する可能性が高い。

また、仮にその組み合わせが好ましくないのであれば、そもそも禁止すればいい。こんな風に訳のわからない状態で取引が中断されているなどというのは正直想定外だ。

まあおそらく、そこまで考えられているわけではなくて、それまで主に国内で利用されていたカードが、いきなり海外のオンラインECサイトでそこそこ多額の利用されたことがトリガーとなっているのだろうけれども…正直そんなパターンなんていくらでもあるじゃん(しかも、年末にDELLで同じくらいの買い物をしたのにその時は何のトラブルも発生していない)。

とにかく、3Dセキュアが通っているにも関わらず、こんな理不尽な目に合うのであれば、そういうクレジットカードを使わないのが正解としか言いようがないよね。

正直一番腹がたったのは、正常な取引であるという報告をWebで行った後の画面の「取引成立してなかったら注文し直してね」の文章だ。再注文する商品はすでに売り切れているんだよ! なに大したことじゃない風なこと言ってんだよ、お前のせいで手に入れ損なったんだぞ! としか思えない。

ということで、今回及び前回問題が発生したサイトに関しては、調べたところ使えるようなので、以後JCBで買い物をすることとしよう。

「永久のユウグレ」:仙台等の舞台を聖地巡礼

さて「仙台に行ってきたのでついでに仙台が舞台の最近のアニメの聖地巡礼をしてきたぞ」企画の2番目は「永久のユウグレ」だ。

(ちなみに前回はBLUE GIANT)
xckb.hatenablog.com

「永久のユウグレ」の舞台は200年後の日本で、何というかいわゆるポストアポカリプスな物語のP.A.WORKSアニメだ。リアタイで見ていて、色々言いたいことはあったけれども、結構面白かったぞ。

ということで200年後の仙台、ことセンダイに行ってみよう。あと、ついでに東北他県のの舞台についても偶然行ったことのある場所が出ていたので、少し触れてみることにする。今回の目次はこんな感じ。

  • センダイのバス停:伊達政宗公騎馬像前
  • センダイ図書館:ウェスティンホテル仙台
  • センダイ駅前:仙台駅西口駅前
  • ニュートー温泉郷・雉の湯:乳頭温泉郷・鶴の湯(秋田県)
  • ニュートー温泉郷・足湯:湯野上温泉・親子地蔵尊の湯(福島県)
  • ニュートー温泉郷・展望台:かみのやま温泉・花咲山展望台(山形県)

センダイのバス停:伊達政宗公騎馬像前

ということで、ニュートー温泉郷(後述)からバスに乗ってセンダイについた一行が降りたバス停は、あの伊達政宗公騎馬像の前だ。どうせならセンダイ駅前にバス停作れば便利なのにとか思ったけれども、途中下車したのかな?

ということで、現在の伊達政宗公騎馬像と200年後の伊達政宗公騎馬像。っていうか伊達政宗公がいない…。意外に木が現在のままっぽいところは愛嬌。



出典:「永久のユウグレ」第6話(©️Project FT/永久のユウグレ製作委員会・MBS)

そこからの仙台の景色とセンダイの景色。右の大きな建物は、センダイ図書館ことウェスティンホテル仙台。広瀬川の流れもそのままだし、色々と現在のビルが残っている設定なのね。



出典:「永久のユウグレ」第6話(©️Project FT/永久のユウグレ製作委員会・MBS)

ちなみにここは青葉城址の石垣だけれども、外側から見るとこんな感じ。現在の石垣は緩やかにカーブしている(ドローンを飛ばしたわけじゃなくて、Insta360 X4を3mの自撮り棒の先につけて撮影してる)。



出典:「永久のユウグレ」第6話(©️Project FT/永久のユウグレ製作委員会・MBS)

センダイ図書館:ウェスティンホテル仙台

先ほども述べた通り、センダイ図書館はウェスティンホテル仙台。とはいえ建物内はあまり共通点はない。

再現度が高いというか、今の建物が残っているんだなぁ、と。隣のタワマンも残っている。



出典:「永久のユウグレ」第6話(©️Project FT/永久のユウグレ製作委員会・MBS)

ホテルの入り口なので、タクシーが常時いるのはまあ仕方がないね。



出典:「永久のユウグレ」第6話(©️Project FT/永久のユウグレ製作委員会・MBS)

ガラスがだいぶ他の材質に置き換わっている。



出典:「永久のユウグレ」第6話(©️Project FT/永久のユウグレ製作委員会・MBS)

ユウグレの背景に見えるビル群が、どれもポストアポカリプスしている。



出典:「永久のユウグレ」第6話(©️Project FT/永久のユウグレ製作委員会・MBS)

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