xckb的雑記帳

身の回りにあったことを雑多に語ります。

ヨドバシの半額セールでAdobe Creative Cloud PROを更新した件のメモ

(2026年8月26日追記)予定より早く終了する可能性があると書かれていましたが、すでに8月26日の時点でキャンペーンは終了したようです。



学生の頃、Adobe Photoshop 4.0を大枚叩いて自腹で買ってからかれこれ30年。色々とAdobeという会社には思うところがないではないのだが、だからと言ってCreative Cloudは現在でも手放せないソフトなので毎年Adobe税を払い続けているわけだ。しかし年々重税感が高まってきている今日この頃である。

なんか、ヨドバシ.comでAdobe Creative Cloudが期間限定で安売りしているという情報をXで見かけた。そういえば以前も時々そんな話を見かけた気がするけれども、どうせ初回購入のみなんでしょ、とか思って以前は無視していたのだった。今もAdobe本体でも半額セールをやっているのだが、しっかりと「新規登録者限定」と書かれている。

https://www.adobe.com/jp/creativecloud.html

ところが、ちょっと調べるとどうもそういう話じゃないっぽいので、試してみることにしたのだった。残っているライセンスは来年1月までなので半年以下。万が一失敗しても半額なら損はしない。

ということで、またこういうセールがあった時に慌てないためのメモをまとめておく。

問題のヨドバシの販売ページはここ。2026年8月27日までの限定セールで、本来の年額ライセンス102,960円のCreative Cloud PRO(全部入り)が半額の51,480円で販売されている。しかもヨドバシゴールドポイントが5,148ポイントつくらしいということで、実質46,332円(月換算3,861円)で55%引きだ。これは安い。そして「新規登録のみ」とかの文言もどこにも書いていない。

https://www.yodobashi.com/product/100000086580111776/

ちなみに、Creative Cloudフォトプラン(Photoshop, Lightroom, Lightroom Classicの組み合わせ)年額ライセンスも半額の14,240円で売られているので、それらしか使わない人はこちらもお勧めだろう。

https://www.yodobashi.com/product/100000086580112797/

で、以降はこの半額Creative Cloud PROを買った話なんだけれども、ポチるとしばらくするとこういうメールが送られてくる。

【メーカーからのお知らせ】メーカー:アドビ



この度は、アドビ製品をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。

■本製品について■
本製品は、Adobe Creative Cloud を 12ヶ月間利用するための
「引き換えコード」のみをご提供するものです。

◆◆◆極めて重要: 引き換えコードについて◆◆◆
ご利用いただく前に『引き換えコード』を専用サイトに入力していただく必要があります。
入力手順方法、専用サイトは、下記URLにてご確認下さい。
 http://creative.adobe.com/ja/redeem

発行された引き換えコードは、とても重要で大切な情報です。
紛失・盗難等されましても、再発行はいたしかねますので、
大切に管理して下さい。
また、『引き換えコード』は
「シリアル番号」「アクティベーションコード」などと
表記・表示される場合もございますので、ご注意下さい。
[引き換えコードの書式] ****-****-****-****-****-****
※半角英数字4文字がハイフン(-)で6個つながっています。

◆◆◆極めて重要: お客様へお願い◆◆◆
ファイルがダウンロードできない、インストールできない等、
ご購入後のお問い合わせ・サポートは、下記のアドビ WEBサイトをご参照下さい。
お買い上げいただいた販売店・ECサイト等に
お問い合わせいただいても、対応はいたしかねます。

■その他、ご購入後のサポート■
●サポートホーム(製品別サポートリンクなど)
http://www.adobe.com/jp/support

●サポートへのお問い合わせ
http://helpx.adobe.com/jp/contact.html

今後ともアドビ 製品をご愛顧下さいます様
どうぞよろしくお願いいたします。
アドビ株式会社 http://www.adobe.com/jp/

引換コードはこの文章の少し前に、ヨドバシカメラ側からの情報として文面中に書かれている。今回は、年額払いでAdobe Creative Cloudを利用しているAdobe IDのアカウントに、ここで購入したライセンスを追加したいので、まずはAdobeのサイトにアクセスして、現在Adobe Creative Cloudを利用しているアカウントで先にログインしておく。そして、メール中にあったこちらのURLにアクセスする(なぜhttp…?)。

http://creative.adobe.com/ja/redeem

すると、「Creative Cloud サブスクリプションのコード引き換え」のページが開くので、Adobe IDを再度確認した上で、メール中にあった引換コードを4桁ずつ入力する。

画面には「お支払い方法の登録」という項目もあるが、今回は支払いが必要ないためか、あるいはすでに登録済みなためかわからないが、特に何も聞かれず、1年間のサブスクリプションが普通に追加されてしまった。

アカウント管理のページに行くと、2027年1月8日になっていた「次回の支払い」が、2028年1月8日になっていた。

どうも、月額払いにしていると、こちらも12ヶ月間次回の支払いが延期されるらしい。

ということで、また2028年1月までに同様のセールがあることを期待する感じではあるのだけれども、ここまでうまくいくと、もう一度これを購入して同じアカウントに適用すると2年分ライセンスが追加できるのでは、とか思ってしまうのだけれども、そこまで試す度胸はないな。とりあえず1年間Adobe税を半額にできて、よかったよかった。

「雲のむこう、約束の場所」青森の舞台の22年後の聖地巡礼(どこビュン新青森駅の旅)

今回の目次。

  • 「どこかにビューーン!」で突如青森行きが決定
  • 「雲のむこう、約束の場所」の聖地巡礼に行ってこよう!
  • 青森駅
  • 瀬辺地駅近くのアンダーパス
  • 蟹田駅
  • 桜町踏切
  • 蟹田駅付近の海岸
  • 今別駅
  • 今別駅近くの高架下
  • 今別川河口付近
  • 三厩駅
  • 階段国道339号 下側

「どこかにビューーン!」で突如青森行きが決定

ふと、JR東日本の新幹線ガチャ「どこかにビューーン!」を、子供と二人旅の想定で盆休み中の日程で回してみたら、なんか最長距離っぽい東京・新青森駅往復が当たってしまったので、青森まで一泊で行ってくることにした(プレミアムステージのペア割引クーポン使って、片道1人1,500円相当のポイントで盆休み中に新青森まで指定席で往復するという、実に外道なプラン)。

どこビュンに興味を持った方は以前攻略記事を書いたのでこちらをご参照あれ。

xckb.hatenablog.com

で、今までどこビュンでは二度、新青森が当たったことがあるのだけれども、一度は子供と二人で冬の青森市街を日帰り放浪、もう一度は弘前さくらまつりに弾丸日帰り旅行で、いずれも日帰りだったのでほとんど現地の時間がなかったのだ(それでも弘前さくらまつりで「ふらいんぐうぃっち」の聖地巡礼したりしたけど)。

xckb.hatenablog.com

そんなわけで、今回は丸一日じっくり回れる時間ができたことと、当初盆休みで直前に予約が取れるはずがなかったレンタカーを、毎日チェックして2日前に(おそらく)キャンセルが出たやつを拾えた、ということで、前からやってみたかったことに、三度目の正直ということで、やってみることにしたのだ。

「雲のむこう、約束の場所」の聖地巡礼に行ってこよう!

…つまり、新海誠の初長編劇場作品でもある「雲のむこう、約束の場所」(2004年)の聖地巡礼である。実は新海誠作品の中ではかなり好きな方の映画だったりする。

日本が南北に分断された、もう一つの戦後の世界。青森の少年・ヒロキとタクヤは、ユニオン占領下の北海道にそびえる謎の巨大な「塔」まで飛ぼうと、自力で小型飛行機"ヴェラシーラ"を組み立てていた。二人は憧れの少女・サユリとある約束をするが、中学三年の夏、サユリは突然転校してしまう。
三年後、ヒロキはサユリがあの夏からずっと原因不明の病により眠り続けたままなのだということを知る。サユリを永遠の眠りから救おうと決意し、タクヤに協力を求めるヒロキだったが──。
新海誠監督による、初の長編劇場アニメーション作品。
(2004年劇場上映作品 / 本編・約91分)

出典:雲のむこう、約束の場所 | 作品紹介 | コミックス・ウェーブ・フィルム

という事情で、青森が舞台のアニメというと、俺にとってはふらいんぐうぃっちよりもこちらの印象の方が圧倒的に強いのだ。

どうみてもソ連(Soviet Union)な国に占領された北海道の手前、国境の県となった青森県。対岸の北海道には天まで届く謎の塔。実に印象的な風景である。

今回の旅でも、竜飛岬から見える北海道は、津軽海峡のなんか白い壁のように見える雲の上に見えていて、とてもよかった。

Netflix, Hulu, U-NEXT, dアニメストア, FODなどで配信されている。プライムビデオではFODチャネル経由なら視聴可能なので、未見の方はぜひ。

www.netflix.com

では、劇場公開から22年後の今年2026年の「雲のむこう、約束の場所」、青森の聖地巡礼、いってみよう。流石に失われた風景も多いが、多くの風景がまだ残っている。

ということで、青森駅を出発し、北上しながら実際に舞台巡りをした順番通りに紹介していこう。

青森駅

最初に青森駅を紹介するが、今回巡った舞台の中で、最も当時の風景が残っていないのがこの青森駅である。

青森駅は、2020年頃から本格的に再開発が行われ、再開発計画がほぼ完成した現在では、劇中に出てきた風景のほとんどがなくなってしまっている。駅前もかなり昔と様子が変わっているが、この辺りはギリギリ昔のイメージが残っているかも? 青森駅東口駅前。



出典:「雲のむこう、約束の場所」Ⓒ Makoto Shinkai / CoMix Wave Films

あとは完全に失われた風景を振り返る。旧青森駅東口改札。劇中では有人改札である。


出典:「雲のむこう、約束の場所」Ⓒ Makoto Shinkai / CoMix Wave Films

現在は東西連絡通路上に、改札が1つに統合されており、すでに旧改札はどこにあったのかすらわからない。

劇中では津軽線は1番線に発着するが、現在は1番線と2番線は第三セクターの青い森鉄道線が利用している。


出典:「雲のむこう、約束の場所」Ⓒ Makoto Shinkai / CoMix Wave Films

現在の津軽線は6番線を発着する。ちなみに蟹田駅・三厩(みんまや)駅間は、2022年の大雨による被害以来運休しており、2027年4月1日に廃駅となる予定。現在は蟹田駅までの区間が運行されている。

ホーム上の階段なども、全て作り直されてしまっており、現在の姿からは全く想像ができない。


出典:「雲のむこう、約束の場所」Ⓒ Makoto Shinkai / CoMix Wave Films

あえて言えば、線路からホームの土台の部分などは、おそらく当時と同じように思われる。

こんな素敵な出発反応標識(?)も、もはや存在しない。


出典:「雲のむこう、約束の場所」Ⓒ Makoto Shinkai / CoMix Wave Films

現在はこんな感じ。

ちなみに、この青森駅東口改札のカットで、4つの電光掲示板の右上側のやつには、この作品世界には存在しないはずの津軽海峡線に、特急白鳥とスーパー白鳥が、ソ連領の函館まで運行していることになっているのは、多分単純ミスかと思われる。


出典:「雲のむこう、約束の場所」Ⓒ Makoto Shinkai / CoMix Wave Films

いや、あるいは沢渡佐由理の周辺で時空が歪んでこちらの世界から何かが流出したのかもしれない。そうしておこう。

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「上伊那ぼたん」に出てくる8ミリフィルムカメラで、寮のモデル地を撮影してみよう!

さて今回は「上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花」第5話EDに出てきた8ミリフィルムカメラ(1977年モデル)をジャンクで手に入れて、同作品における寮のモデルである「雑司が谷旧宣教師館」に持っていき、昭和40年代の大衆向け動画テクノロジーを使い、令和の現代で撮影、現像、編集するまで、という話だ。

www.youtube.com

画質はこんな感じ。8ミリという非常に小さなフィルムから再生される動画は、現在の基準からは考えられないほど粒子が粗く画質も良くない上に短時間の撮影しかできず、現像コストも非常に高いが、それでも独特の味があって良い。贅沢な趣味である。きっと郡上先輩が持ち込んだガジェットであろう。

ということで今回の目次。

  • 「上伊那ぼたん」と8ミリフィルムカメラ
  • ELMO SUPER 8 SOUND 350SL
  • 令和8年の8ミリフィルム事情
  • モルトプレーンの応急補修
  • 実際の撮影とレンズの限界
  • 令和8年の8ミリフィルム現像事情
  • 編集とネガポジ変換(PhotoshopでのテストとPremiere Proでの編集)
  • モルトプレーンの補修
  • ネガポジ変換トーンカーブを改良する

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「上伊那ぼたん」と8ミリフィルムカメラ

2026年春アニメ「上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花」、実にいいよね。特にあのオープニングは衝撃だった。18fpsの動画に4:3の構図(放送時は16:9になってるけれども、YouTubeに載ってるオリジナルは4:3)に程よい手ぶれという、1970年代に流行った、8ミリフィルムカメラの手持ちを意識した絵作りはとても素晴らしかった。

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さらに5話のエンディングでは、そのオープニングにつながるような、郡上先輩が持ち込んだと思われる8ミリフィルムカメラを撮影する様子が含まれていて実に良かった。

www.youtube.com

ともあれ、ここまではっきりと画面に出てくれば、機種くらいは特定できるわけで…。

出典:「上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花」第5話ED(©塀(秋田書店)/上伊那ぼたん製作委員会)

ELMO SUPER 8 SOUND 350SL

これはELMOのSUPER 8 SOUND 350SLだな。というわけでジャンクで約3,000円で売っていたところを、クーポンなどが2,000円ほどあったので、差し引き1,000円ほどで手に入れてみた! ここまでは安いんだけれどもな…。

ジャンクなので動作は非保証、ということではあるが、そもそも動作をチェックするには電池を入れ、さらにフィルムを入れて撮影、現像しなければわからないわけで、3,000円で売られるものにそんなコストがかけられるはずはないということもあり、動く可能性を期待して買ってみたわけだ。

そんなわけで、グリップのところに単三乾電池を6本ぶち込んでみた。9Vか(写真の電池4本の奥に、2本隠れている)。

うん、見た感じ動いているな。これはちゃんと動く気がする。

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ちなみに自分はスーパー8の8ミリフィルムカメラに関しては、かつて少し使ったことがあるので、マニュアルとかなくても特に問題なく使えるわけだが、そのあたり全く未体験だと135や120の静止画フィルムカメラよりも少し、ハードルが高いかもね。

まあフィルムの装填とかは135や120よりスーパー8の方がはるかに簡単だけれども。フィルムの装填だけは110フィルム並みに楽勝。ISO感度も自動設定だし。

ジャンクなので仕方がないのだが、アイカップは腐って分離していたし、ストラップは付属していなかった。アイカップは比較的どうでもいいのだが、ストラップはあった方が良いと思われたので、純正とよく似たデザインと思ったハクバのKA-N61という安いストラップを買って取り付けた。

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デザインフェスタvol.63に行ってきました

なんか、ここんところ数回デザフェスのレポートをサボってばかりのような気がしていて…。今回は一応ちゃんと書くぞ、ということでまとめてみた。

ということで、今回の目次はこちら。

  • ネムリ
  • 大橋忍
  • 地図パズル屋
  • ありんこぐらす
  • su-oh
  • 音波屋(おとなみや)
  • 雨の日グラフィックス
  • 西塚em
  • えいせん(酔猫書)
  • デザフェス飯
  • お迎えした品々

ネムリ

今回初めて知って気に入ったのはネムリさんかな? 一瞬、まあたまにあるミニチュア風景のやつかな、と思ったのだけれども…。

よく見ると、実によく世界が作り込まれている感。

細かい部分がとても作り込まれていて、なおかつとても綺麗。内部を照らす灯りが、この世界の照明でもあるというところがまた良い。

上から見下ろしても、下から見上げても素敵。しかし天井に描かれた夜空に、ちょっとだけラーメン博物館の天井を思い出したのは秘密だ。

Xの方では他の作品も色々みられるようなので、ぜひ。


大橋忍

いつもお世話になっています感のある、切り絵作家の大橋忍さんのところにも寄ってきました。今回はなんと言ってもこちらの作品の、全体的な彩度を抑えた感じの色使いに映える金魚、がとても好きな感じでした。

他にも小さめの作品がたくさん飾られていました。

こちらの扇子、すごいなぁ。


地図パズル屋

今回初めて知った「これはすごい」的な感じの方はこの地図パズル屋さん。全都道府県の市区町村パズルってだけでなかなか凄いんだけれども…。


実はminneの方では市区町村内のさらに細かい行政区分のパズルも売られているのだぞ。

minne.com

俺が住んでる「横浜市鶴見区パズル」がある、なんてのは既になんの驚きでもなく「神奈川県橘樹郡パズル(明治22年)」なんてものまであったりするのが恐ろしい。

minne.com

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三浦半島・盗人狩をDJI Avata 360で撮影

以前から三浦半島の最南端付近にある「盗人狩」という景勝地はかなり好きだったのだけれども、ここは360度カメラにとっても最高な場所だぞ、というのもだいぶ前から考えていた。

xckb.hatenablog.com

そんなわけでこのゴールデンウィーク、新しい360度カメラドローンDJI Avata 360を持って盗人狩に挑んだのだけれども、初日は波が荒くて近づけず、数日後に再チャレンジしてやっと晴天の盗人狩をAvata 360で撮影できた。まずは動画。4KでYouTubeにアップロードしたので、できればPCの大画面でフルスクリーンで見ていただきたい。

www.youtube.com

こちらの動画からのキャプチャを何枚か。でもやはり、動く画像じゃないと今ひとつ伝わらないものが多いな。ともあれ実に面白いドローンだ。

こちらの動画、前回のファーストインプレッション記事で試行錯誤した結果を利用して編集作業を行なった。

xckb.hatenablog.com

具体的には、次の手順で編集している。

  1. DJI Studioでそれぞれの撮影動画のリフレームを行い、2.7Kでエクスポートする
  2. Topaz Videoで2.7K→4Kのアップスケールを行う
  3. Adobe Premiere Proで4K動画の編集を行う

自分の感覚では、これが今のところベストの画質だと思っている。ちなみに前回の記事からそのまま引用するけれども、

単に動画のクオリティで比較すると、Avata 360の360度動画クオリティは、DJI Mini3 Proの4K動画に遠く及ばない。
これは重要なことなので、ちゃんと言っておこう。これが許せないと感じる人にはAvata 360は向かない。

出典: 360度カメラドローン:DJI Avata 360ファーストインプレッション(Insta360 Sphereでの体験を踏まえて) - xckb的雑記帳

…こういう事情なので、高画質を求めるには色々とノウハウが必要だし、今回はそれに加えて「リフレーム時にスティッチングの乱れが発生している場所では、できるだけ視線が上か下の方を画面の中心に配置する」という、水平方向を目立たなくするテクニックも可能な限り心がけた(そもそも水平方向はセンサーの密度が相対的に低くなるので、上下方向よりも画質が元々劣っている)。

今度は静止画。この「地球に開いた鍵穴」的なアングルも綺麗に撮影できているし、何より解像度が凄い。

そして、インタラクティブに触れるようにした状態でも、やはり15K相当の圧倒的な解像度の静止画は、今までDJI Mini3 Proなどで撮影してきた360度写真を解像度で圧倒するし、何より一発で撮影できるのが素晴らしい。

一発で撮影ができるがゆえに、かつてのDJI Mini 3 Proの合成の仕方ではどうしても真下の波が不自然な形に合成されてしまったりしていたこういう海の真上でも、綺麗に波が撮影できるところが非常に良い。

かつてInsta360 Sphereのファーストショットのために、3年前に同じ盗人狩にInsta360 Sphereを持っていって、結果この画質でなおかつスティッチングの乱れが酷かった時は、まあ流石に実験的な機器ではまあこんな感じだろうか、と思ったことは前回の記事でも述べたけれども…。

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その数ヶ月後には、それでもまあ次のこの動画くらいは撮影できるようになったのだぞ、と思うと、Avata 360も色々なところに持っていって色々練習を兼ねつつ撮影していくうちに、もっと色々な撮影ができるようになるかもしれない。Avata 360は、少なくともInsta360 Sphereよりはだいぶ気軽に飛ばせる。

www.youtube.com

しかしこの動画から3年で、最初に紹介した動画が撮影できるような機材が出てきたのは感激だな(そして、リフレームや編集のノウハウなどにはInsta360 Sphereでの経験が生かされていると思う)。

360度カメラドローン:DJI Avata 360ファーストインプレッション(Insta360 Sphereでの体験を踏まえて)

さて、DJIから先日発売された360度カメラドローンである、DJI Avata 360を購入したので、早速使ってみたファーストインプレッションをまとめてみよう。

今回の目次。

  • そもそも360度カメラドローンとは?
  • Antigravity A1とAvata 360
  • Insta360 Sphereに感じていた問題点をAvata 360と比較
    • 重量・GPS等の問題
    • レンズの傷つき問題
    • 360度カメラドローンにおけるスティッチングの乱れ
  • DJI Studioでのリフレーム編集
  • リフレーム後に生成される動画の解像度問題
  • 意外に本体が大きいのでカメラバッグに悩む

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今回の記事は、DJI Avata 360 Fly More Combo(RC2付属)を自費で購入した上で執筆している。

そもそも360度カメラドローンとは?

まだあまり同種の製品が出ていないため、Avata 360を形容する一般的な名称が定まっていないようだけれども、とりあえずここではRicoh THETAやInsta360などの、先行する360度カメラたちに敬意を表して「360度カメラドローン」と呼んでおこうと思う。

ここでいう360度カメラドローンとは、魚眼レンズを2つ取り付けることで、上下左右360度全方向の動画や静止画を撮影可能なドローンであるが、このカメラを利用して何ができるかというと、主に以下の2つである。

  1. 動画や静止画を見る人が、360度どの方向でも見ることができる(ストリートビュー的なイメージ)
  2. 撮影時には特に画角を指定せず、編集段階で特定の方向を切り出して、(主に)動画を作成する

ドローンとは関係なく、初めてのコンシューマー向け360度カメラであるRicoh THETAが出てきた時(2013年)は、主に1.の用途がメインであり静止画が中心であったが、後発メーカーのInsta360(2016年)がアクションカメラの概念と融合させたことにより、2.の利用法が動画中心に広まってきた。

1.の「見る人自身がアングルを指定する」利用法の例はこんな感じである。Avata 360は、静止画にはなんと15520×7760ピクセルという、いわば16Kとでも言うべき解像度に近い高解像度の画像を、ドローンが静止した状態で一発撮りすることが可能である。細部まで非常に美しい。

従来のDJIのドローンでもパノラマ機能のスフィアモードでは、ドローンを回転させながら複数の写真を撮影し、それらを合成することで360度写真を撮影可能であったが、風が強い場合などは特にこの写真合成が大幅にズレた形で出てくるなどの問題があったし、そもそも合成されるパノラマ写真のサイズも8192×4096ピクセルだった(手元で確認できるDJI Mini3 Proの場合)。

特に各写真の接合部(スティッチング)のずれはかなり修正が大変で、以前Photoshopの生成AI機能でこの修正作業を効率化する話をこのブログでも書いたりした。

xckb.hatenablog.com

それに対して、2.の「編集段階でアングルを指定して動画を作成する」例がこちらである。今回Avata 360を購入して最初に撮影した動画を編集したものである。この編集段階でのアングル指定作業を、一般的には「リフレーム」という。

www.youtube.com

一般的にカメラドローンはアングルがダイナミックに変化する動画を撮影するのには向いておらず、その辺りはFPVドローンの方が適しているのだが、日本では法規制の問題でFPVドローンで屋外飛行を行う際の制限がとても厳しい。

そこで、FPVリモコンで操縦できるだけではなく、通常のカメラドローンでも使っているリモコンであるDJI RC2にも対応しているAvata 360を使うことで、一般的な目視内飛行を行いつつ、FPVより自由にアングルを動かした動画を、編集段階で切り出すことが可能なのだ。

むしろAvata 360は、FPVではない飛行においても画面注視を制限している、日本の法制度に最も適合しているとさえとさえ言える、FPV志向のドローンなのかもしれない。あまりに逆説的だけれども。

飛行中にカメラアングルを意識しなくて良くなるメリットは非常に大きい。

また、360度カメラを装備していることで、通常のFPVドローンでも不可能な、超魚眼アングル(視野角180度超)までズームを引っ張ることも可能である。

Antigravity A1とAvata 360

なお、Avata 360の前に、Insta360からAntigravity A1というドローンが2026年1月に発売されている。Avata 360よりも小さく折りたたみも可能で、標準の電池では重量250gを切るという、日本以外の多くの国では扱いが楽になる仕様で、飛行時間もよりAvata 360よりも長時間である。

www.antigravity.tech

だが、日本では250gの壁は存在しない上に、Antigravity A1にはコントローラーがFPV前提のものしか存在しないが故に、法的な問題で飛ばすことが色々と面倒なのである。Avata 360やAntigravity A1のようなドローンが出てきている今、もう少しこの辺りの条件を緩和するべきなんじゃないかと思うけど、なんとかならないものだろうか。

drone-school-navi.com

ということで、気持ちの上ではとても惹かれるのだけれども、Antigravity A1は購入対象から外したのであった。

リモコンの仕様以外に、Antigravity A1と比較してAvata 360が強い部分は、まずはカメラ性能だと思う。静止画はAntigravity A1の10496×5248ピクセル(55MP)に対してAvata 360では15520×7760ピクセル(120MP)であり、倍以上となっている。

またいずれも動画の最大サイズは8K(7680×3840ピクセル)で変わらないのだが、8KモードではAntigravity A1がフレームレート30fpsであることに対して、Avata 360は60fpsと倍のfpsで撮影が可能となっている。Antigravity A1で60fps撮影をするには、5.2Kまで画質を落とす必要がある。

5.2Kと8Kの動画でそんなに違うのか、どちらも十分な解像度ではないのか、と普通のドローンや普通の動画カメラを使われていた方は思うかもしれないけれども、360度カメラはリフレームで画面の一部を切り出すこと(最初に解説した、2.の利用法)が一般的なため、この違いは大きい。具体的にいうと1080pと720pの動画くらい違うと思って良い。これについては、後でリフレーム処理のところで詳しく述べる。

Insta360 Sphereに感じていた問題点をAvata 360と比較

というわけで、Antigravity A1に意気消沈していたところにいきなり発表されたAvata 360なのだが、実は自分が360度カメラドローンを使うのはAvata 360が初めてではない。2022年、Insta360社からDJI Air 2Sにアドオンする形の360度カメラである「Insta360 Sphere」が発売されたので、たまたまDJI Air 2Sを持っていたこともあり、これもすぐに購入した。

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「花緑青が明ける日に」聖地巡礼レポート

2026年3月6日に公開された劇場アニメ「花緑青が明ける日に」は本当に素晴らしい作品なので、近いうちに感想などもちゃんとまとめたいと思っているのだが、まずはせっかくの神奈川県、しかもよく通ってる三浦市が舞台のアニメ映画ということで、作品の舞台を何度かに分けて訪問してきたので、そちらを先にまとめておこうと思う。

hanaroku.asmik-ace.co.jp

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ということで今回の目次。アクセス情報については最後にまとめた(2026年4月17日 追記)。

  • 「二浦市 網代」:三浦市・小網代の森付近
    • 入江:小網代の森・入江
    • 帯刀煙火店:小網代の森の引橋入り口付近
    • 榮太郎が釣りをする桟橋:小網代港桟橋
  • 「網代」に向かう車がたどる三浦の風景:松輪入口から松輪に向かう道の途中
  • 高圧送電線の鉄塔や、待合スペースのあるバス停のある道路:三戸海岸バス停付近?
  • 「網代」への道の途中で寄ったガソリンスタンド:三浦海岸から松輪に向かう道の途中
  • 二浦市役所:旧三浦市役所跡
  • 花火の打ち上げを見る坂道:油壺付近から小網代の入江に下る坂道の一つ
  • 花火の打ち上げを見る神社:白髭神社
  • 二浦警察署:三崎警察署
  • 羽田に向かう前に寄るガソリンスタンドとコンビニ:三浦海岸交差点
  • 羽田への道:横須賀IC、磯子付近、横浜ベイブリッジ、扇島
  • アクセス情報


先日、ノベライズも読んでみたが結構映画と違う場所も多いので興味ある方はぜひ。もしかすると映画にする段階で色々と削ぎ落としたのかもしれないな、とも思う。ちなみにKindle版は2026年4月現在Kindle Unlimitedにも入っている。

「二浦市 網代」:三浦市・小網代の森付近

「花緑青が明ける日に」の舞台である二浦市の網代は、名前から分かる通り三浦市の小網代をモデルにしている。ここには「小網代の森」と呼ばれる保全地区があり、森、湿地、干潟、海が残されており、豊かな生態系が維持されている。

こちらの神奈川県庁のWebサイトに小網代の森の歴史が記されているが、かつてここは三浦市の都市計画で市街化区域となり、その後ゴルフ場の開発計画が持ち上がったのだけれども、最終的に神奈川県が土地を買取り保全区域として指定され、現在の自然が残ったという経緯となっている。

www.pref.kanagawa.jp

つまり、この「花緑青が明ける日に」の映画の背景ストーリー(メガソーラーの件)のいわゆる「if版」、とでもいうような歴史を実際に持っている土地なのだ。


出典:「花緑青が明ける日に」©️ A NEW DAWN Film Partners

このような背景のある土地であるため、訪れる場合は事前に上記サイトの「4. 利用について」に目を通しておくのがおすすめだ。

実は小網代の森は全くの野生の場所ではない。もともと集落や水田などがあり、それが自然に戻った場所である。そして多様な生態系を維持するために、常にメンテナンスを必要としている。

ということで、ちょうど私が行った日に現地で保全活動されていた、NPO法人「小網代 野外活動調整会議」のFacebookページも紹介しておこう。今回はこちらの団体の募金箱に、心ばかりではあるが募金をさせていただいた。

入江:小網代の森・入江

物語冒頭から出てくる埋め立て前の入江は、小網代の森の入江がモデルとなっていると思われる。

このあたりは「アカテガニ広場」と呼ばれており、アカテガニの生息地になっているようだ(劇中にもアカテガニが何度か登場する)。



出典:「花緑青が明ける日に」©️ A NEW DAWN Film Partners

(2026年4月12日追記、写真追加)アカテガニは夏頃から見られるかも、とのことで、まだ4月なのでそれは無理か。これは多分チゴガニ?

アカテガニ広場から360度写真で撮影した風景。クリックやタップなどで視点を変更できる(Insta360 X5で撮影)。

冒頭部分でカオルがくぐるトンネルは実際には存在しないようだが、この辺りのシーンはおそらくシーボニア方面から入江の方に向かう道がモデルになっている気がする。



出典:「花緑青が明ける日に」©️ A NEW DAWN Film Partners

この片方が壁になっている道も、明確なモデルはなさそうだが、おそらく同じ付近がモデルになっているように思う。



出典:「花緑青が明ける日に」©️ A NEW DAWN Film Partners

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岡本太郎美術館の改修に伴う3年間の展示室休止前の最終日かつ第29回太郎賞展示の最終日に行ってきた

さて、川崎市岡本太郎美術館は2026年3月30日から、2029年3月末まで、改修のため展示室での展覧会が全て休止となってしまうのだが、その前の最終日にあたる3月29日、しばしの見納めとして岡本太郎美術館に行ってきた。

www.city.kawasaki.jp

この日は「第29回岡本太郎現代芸術賞展(TARO賞)」の最終日にも当たっていたため、開催2日目に行ってきた展示がどうなっているかな、という興味もあった。

xckb.hatenablog.com

まずはなんといっても櫻井隆平「Rotating Objects No.3: too close to be real」(特別賞)。こちらは開催2日目の写真で、手前のハンドルを回すことで、スポンジで作られた戦車が次第に削られていくという作品。

開催2日目ではほぼそのままだった戦車。

最終日もまだ砲塔は健在。

削られたスポンジから出てきた粉や、一部パーツが下に落ちていたりするのだけれども、やはり民衆の願いだけでは戦車を削り取ることは難しかったか…。現在の社会状況を考えると、なかなかに皮肉な作品だったという捉え方も可能であろう。

(だが、上部装甲は完全に機能をなさなくなっていると思われるため、あと一発でやられそうではある)

前回行った時はよく意味がわからなかった吉村大星「丁寧な対話」(特別賞)。「2013年に亡くなった父親と同じく色鉛筆画を描くアーティストである作者が、父親の作品に何か腑に落ちないものを感じ、同じサイズに同じ画材で同じ構図の絵を描いていくことにした」という異常なコンテクストを知った後である今回は、この作品の異常さを存分に味わうことができた。

これはすごい。ある意味究極の写実絵画である。

次はHexagon Artist®「眼球自画像」(入選)。2023年の太郎賞にも出ていて結構好きだった六角形大好き作品。今回はインスタレーションの奥の方の変なものを中心に見た。前回見た時は気が付かなかったけれども、なんだかℵ0→ℵ1→ℵ2なこれ。アレフ数か。

しかも六角形じゃなくてここは五角形だけれども、メインの「眼球」がフラーレン的というかサッカーボール的な構造になっているため、五角形は六角形を保管する要素として存在しているのかもしれない(この写真は前回撮影したもの)。

他の六角形にも「6」と「9」、「1」と「8」などの謎の構造が見られる。謎である。そういえばこの日、岡本太郎「母の塔」の前でこちらの作者様とすれ違った。六角形のサングラスに漢字が色々デザインされた、実にご自分の作品っぽい格好をされていたのですぐにわかった。

前回はスルーしてしまったけどこの西久松友花「Habitat」(入選)。

いろんなオブジェの集合体の作品なんだけれども、この妙な生命感が良い感じだな。

そこはかとなくなんかアレな感じがいい。

まあそんなわけで、太郎賞展は色々と前回あまり見なかったポイントを見て回って楽しかったんだけれども、そもそも今回の3年間の休止は、常設展も対象なんだよね。若い太陽の塔を見ると、今だとタローマンを思い出したりしてしまうんだよな。

こちらの「ノン」にも3年間会えないのかな…(まあ他の美術館の企画展で見られるかもしれないけどさ)。

というわけで、こんな風に同じ雰囲気の絵を集めてみたり…。

そもそもこのネギとも3年間多分会えないんだよなぁ。と思うと色々アレだなぁ、と。

ということで、今回もうちの少年と一緒に行ったのだけれども、3年経つともう少年も高校生か。一緒に行ってくれるのかな。彼が0歳の頃からずっと岡本太郎美術館に連れてきていたので、まあまたこの後3年経ったらどうなるかというのが気になるところだな。まあ一緒に行ってくれなくても、一人で言ってくれるなら嬉しいな、と思う。

まあ3年もここに来なかったことなんてここ15年くらいなかったことなのでわからないけれども、3年後も楽しみだな。楽しみにしておこう!