なんか長いタイトルをつけるとラノベのタイトルみたいだ。
さて、しばらく前からリリースの噂は聞いていたDJIドローンMiniシリーズの最新機種DJI Mini 3 Proだが、実際に公開されたスペックを読むと実に興味深い。
自分は、以前Mavic miniをしばらく使った後に昨年の今頃に購入したDJI Air 2Sを今は使っており、かなり満足度は高いのだが、それでも自分がDJI Air 2Sに感じている不満点が、少なくともスペック上はことごとく解消されているのだ。
というので、実は1年前にDJI Air 2Sを買っておいてもう一台というのもなぁ、と思って見ないようにしていたのだけれども、結局数日悩んだ末に、DJI公式ストアでポチってしまった。
発送は2022年7月13日…………えええええ………納期2ヶ月か…(しかも半導体不足や上海ロックダウンとかで本当に2ヶ月で届くかも怪しいな)。もっと早く衝動的にポチればよかった。なんか去年すぐに届いたDJI Air 2Sよりもずっと売れてるんじゃないかこれ?
実際はFly more comboも(同時発送になるので遅い方に引きずられることを懸念して)別注文で買ったのだが、結局そっちも同日発送になってしまった。
ま、まあ、これから梅雨時期だし。うん。
Amazonだと5月20日発売とだけ書いてあって、特に納期とか書いてないけど、こっちも多分結構遅くなるんじゃないかな(Amazon直販じゃないマケプレで、miniの時にひどい目にあったというブログも読んでいるので、そうじゃないところには手を出さない)。
まあ先日のタムロン初のフジXマウントレンズも結局納期3ヶ月待ったし、またのんびり待つこととするか。
ということで、タイトル通り、なぜDJI Air 2S持ちの自分がDJI Mini 3 Proをポチってしまったのかという理由を並べてみようか。
今回の目次だ。
- 小さくて軽い、でも開くとそこそこ大きい
- 小型ドローンで必須となるだろう本体のみでのリモートID対応
- ジンバルを上方60度まで上げることができる
- 一体型コントローラのDJI RCを選択できる
- バッテリーがUSB Type-Cで充電できる
- バッテリーが長持ちする(最大47分)
- センサーが増えて安全性が増した
- カメラが1/1.3インチ・48MPである
- ではマイナス要因はないのか?
小さくて軽い、でも開くとそこそこ大きい
まあこれは当たり前なのだが、Mavic miniからAir 2Sに移って何が一番不満だったかというと、重さと大きさなわけだ。一方でこの重量が安定性に寄与しているということも否定できず、またMiniやMini 2は249g(日本だと199g)というレギュレーションのために、衝突回避のための機能をはじめ、色々と機能が削られている(逆の意味だとAir 2Sには多くの機能が付いている)という問題もあったのだ。
だが、実際に空に飛ばす以上、軽いということは、事故時に万が一の被害の可能性が低減される(ローターのパワーも低いはず)ということで、それだけで安心材料の一つなのだ。
DJI Air 2Sとの比較。サイズは長さ×幅×高さ。
DJI Mini 3 Pro | DJI Air 2S | |
---|---|---|
離陸重量 | <249 g | 595 g |
サイズ(展開時) | 171×245×62 mm | 183×253×77 mm |
サイズ(収納時) | 145×90×62 mm | 180×97×77 mm |
実はこうして見てみると、重量は全く違うのだが、特に展開時のサイズはそれほど違わないということがわかる。Mini同士の比較ということで、先代のDJI Mini2と比較するとこんな感じだ。
DJI Mini 3 Pro | DJI Mini 2 日本仕様 | |
---|---|---|
離陸重量 | <249 g | 199 g |
サイズ(展開時) | 171×245×62 mm | 159×202×55 mm |
サイズ(収納時) | 145×90×62 mm | 138×81×57 mm |
重量は日本仕様だけバッテリーを減らして199gになっている(日本以外の仕様は同じ249g)ので、重量の違いは無視して良い。だが、サイズはMini 2と比較して、かなり大型化していることがわかる(特に展開時の幅は202mm→245mmと大幅に大型化している)。
軽量化が至上命題っぽいこの機種にも関わらず、新モデルで大型化したのは多分意味があるんだろうと思う。あくまで直感的だけど、安定性とか増すんじゃないだろうか?