xckb的雑記帳

身の回りにあったことを雑多に語ります。

DJI Mini 3 Pro + DJI RCのファーストインプレッション・その1:開封の儀、サイズ比較、USB充電など

さて、先日DJI Mini 3 Proをオーダーしたものの、納期が2ヶ月後と表示されたことをブログに書いたばかりなのだが…。

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Amazonでは本体+通常コントローラ版は即納だがDJI RCが付いたセットが1〜2ヶ月後に発送になっていたので、ああ、DJI RCが品薄なのね、と判断していたのだが、オーダー後12日目の5月28日、突然何やら謎の段ボールがDJIから到着。小さな段ボールだったことと、DJI RC品薄が念頭にあったので、もしかしてFly More Comboだけ先に届いた?

と思ったら届いたのはまさかの本体(DJI RC付き)だった! それにしても本当に箱が小さい。縦142mm、横186mm、高さ130mmの箱だ。

ちなみにFly More Comboはまだ7月出荷予定のままとなっている。これも早くやってこないかなぁ。

ではご開帳! 箱も小さいけど中身も小さい!

そして本体も小さい! なんか最近DJI Air 2Sに見慣れていたこともあってか、あまりの小ささに改めてびっくりする。やっぱりモーターのコイルは見える状態なのね。なんかカナブンっぽい雰囲気。

広げてみるとこんな感じ。アームがスッと長いので、だいぶ初代Miniよりもスリムに見える。

仰向け。249gの文言はバッテリーに印刷されている。プラス版のバッテリーには書いていないんだろう多分。

これが件の上を向けるジンバル。しかも首を90度捻って縦画面も可能だ。フルサイズ24mm相当になんとf1.7という驚異の明るさ。


そしてこれがDJI RCだ!

裏側には操作用のスティックとカスタマイズ可能なボタンのC1とC2が配置されている。下部にあるのは通気口かな?

DJI RCの電源をON。基本はセルラーなしのAndroidマシンに送信機が一体化されたもの(DJI RC Proは4G接続があるがこちらはWi-Fiのみ)と言ったところ? スマホとかだと屋外で熱を持つと真っ先にディスプレイの輝度を自動で下げたりするものだけれども、そういう機能をガッチリ無効化してあるらしい。まあ、スマホよりも物理的設計に余裕があるから、熱対策もある程度やりやすくなっていることを期待、だな。

言語設定のデフォルトが簡体中文であるところは愛嬌。

DJI Flyがデフォで起動するぞ。今まで、さて飛ばそうか、と思ってからスマホをコントローラに取り付けて、ケーブルを繋いで、というのが意外に大きな手間だったのでこのスムーズさは素晴らしいかも。

Wi-Fiのみなので、屋外で使うことを考えると、モバイルルータやスマホのテザリングなどの情報もWi-Fi設定に突っ込んでおくのがオススメだろう(そうじゃないと屋外で地図が表示されないし、フライトログをその場でアップロードしたりできないぞ)。とはいえ最初はファームウェアなどをたくさんダウンロードするので、家のWi-Fiが望ましいと思う。

とりあえずいくら高性能になったとはいえMiniなので、室内で飛ばしてみる。とても安定しているという点もすごいのだが、音も静かだ。ローターの大型化も静音化に寄与しているのかもしれない。

というわけで、ハードウェアに異常はないようなので、取り敢えず「DJI無償付帯賠償責任保険」の申請と、国土交通省のドローン登録システムへの登録をやっておこう。どちらも飛ばす前日までにやっておこうな(ドローン登録システムは、マイナンバーカードとクレジットカードを使う最速パターンでなければ、もう少し余裕を持った申請が必要な場合がある)。以前Air 2SとMiniをドローン登録システムに登録した時の記事はこちら。

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今回はドローン登録システムでDJI Mini 3を選択して登録しようとしたら、リモートIDについては内蔵機種である、という選択肢にチェックされたけど、その選択肢でいいんだよね? まだリモートIDハードウェアは有効になっていないけれども(ファームウェアでサポート予定となっている)、とりあえず、テプラでドローンのIDを両脇に貼っておいた。

(追記)リモートID対応のファームウェア更新との実際のインポート作業についてはこちらの記事を。
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さて、大きさ比較。まずはMini同士ということで、DJI Mini 3 Pro(上)と初代Mavic mini(下)との比較。明らかにアームの長さ(特に前方)がMini 3 Proの方がずっと長いし、ローターも大きい。同じ設計重量の機体で、長いアームと大きなローターを付ければそれは安定性や静音性に多分寄与するよな(初代Miniの日本仕様はバッテリーを削って199gだけど)。

次はDJI Mini 3 Pro(上)とDJI Air 2S(下)との比較。これまたがっつりと大きさが違うなぁ。まあ、重量で倍以上だからな。

ローターの大きさの比較。左からDJI Air 2S、DJI Mini 3 Pro、Mavic mini。こうやって比較すると、かなり大きさが違うのがわかると思う。特に初代Miniとの比較では、倍ちかい面積の違いがありそうだ(一方で、交換時にクイックリリースできるAir 2Sのプロペラの簡便性はなく、Mini 3 Proでは精密ドライバーでプロペラを外して交換するほかない)。

とりあえず、しばらくは一眼レフを同じバッグに入れることはしばし諦めて、先日買ったバックパック型のカメラバッグをドローン2台体制に組み替えて、早速飛ばしに行くこととした。

あとはここにFly More Comboの内容も入るだろうということで、ちょっと余裕を持たせてある。このバックパック型バッグを買った時の記事はこちら。良いバッグなのでここしばらく愛用している。

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ということで翌日は快晴。DJI RCの画面は直射日光下で見えなくなっている感じだが、肉眼で見るとそれなりに見える状態を保っている。ちなみにこの日Air 2Sも飛ばしたが、そちらはiPhone Xsを繋げて純正の日除フードをつけていた。iPhone Xsが猛暑で、DJI Flyの画面がガクガク動きになるパターンが時々見られたが、DJI RCに関してはフードもつけていないにもかかわらず、特にそのような事態は経験しなかった。しかし液晶画面は触るとアチチ的な温度に上がっていたのは事実であるしもっと暑い季節はさらにわからない。

そろそろAir 2Sのコントローラーも猛暑対策が必要となってくる時期だろう。真夏にDJI RCが耐えられるか、耐えられなかった場合は何か対策はあるか、などを考えてみたい。

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外で飛ばして、外観の写真を撮ってみた。

第一印象は「薄い」「ローターがハの字になっている」。初代MiniもAir 2Sもこんなにローターに角度がついていないと思う。本体が薄くてローターが傾いていてしかも大きいため、変な場所に着陸させるとすぐにローターを地面に擦りそうだ。

ということで、可能な限りランディングパッドの類を使った方が良さそうだ。

また、DJI Air 2Sの最大の不満の一つはUSBで充電ができないことだ。AC電源か、別売アダプターを使ってシガーソケットから給電する必要があるため、屋外でモバイルバッテリーから充電することができない。Mavic miniはmicroUSBから充電できたので、飛ばしている間に次々と充電ができた。Mini 3 ProはUSB Type-CのPDでの充電が可能なので、同じことができそうだが(しかもmicroUSBという失敗規格のコネクターではない)、まだFly more comboが届いていないので、そのために必要なオプションである「2WAY 充電ハブ」が入手できていない。

とはいえ、本体のUSB Type-C端子から充電が可能なため、ここにAnkerの10000mAh(PD出力25W)のモバイルバッテリーを繋いで充電することができることを確認した。ちなみに、フライト直後だとバッテリー容量のLEDが点滅して充電できないが、これは電池が加熱しているためであり、しばらく放置しておけば充電できるようになる。

Mini 3 Proの標準的なUSB電源アダプターはPD 30Wのようだ。25Wはそれに迫る値であり、実際20%ほどまで減ったバッテリーを、小一時間程度で満充電できていた(その間Air 2Sを飛ばしていたが、充電ハブがあればもちろんその間にMini 3 Proを飛ばすことも可能だ)。標準バッテリーの充電時間はスペック上64分のため、ほぼスペックに迫る充電スピードであることがわかる。

ちなみにこのモバイルバッテリーで、Mini 3 Proの標準バッテリーを20%台から2回フル充電できる事を確認した。

という事で、実際に飛ばした感想などはまた記事を分けて書いていこう。と思うのだが、まあ書くのに時間がかかりそうなので、せっかくなので1枚くらい画像を先出ししておこうか。

というわけでMini 3 Pro最高!

こちらの記事に続く。

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