さて2022年の12月と2023年の1月、2ヶ月連続で和歌山に「サマータイムレンダ」の聖地巡礼の旅に行ってきたぞ。サマーじゃなくてもうウィンターだがまあ…。実際は9月に行く予定だったのが諸事情でどんどん先送りになった挙句に、やっと行けた12月も、友ヶ島への船が2日とも欠航となってしまう始末。ということで、1月に友ヶ島へのリベンジをはかり、なんとか2日連続で友ヶ島にまで渡れたのだ。
この2回の和歌山旅で撮った写真は、以前7月に書いた聖地巡礼記事のところへの加筆という形で公開している。
xckb.hatenablog.com
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…のだが、他にも多くの写真を撮ってきたりしたので、聖地巡礼に特に関係のない写真を含めて、旅日記的にこの一連の流れを書いてみようと思う。ちなみに同様の趣旨で7月の和歌山旅をまとめたのがこの記事である。
今回の目次は以下の通り。
では、旅の前段階の話からいってみようか。
旅に出る前に:サマータイムレンダ酒となれずし
最初は本当に9月下旬に和歌山に行くつもりだったのだ。だが、諸々の事情で延期になると、まあ旅以外の手段でサマータイムレンダの和歌山を体験したくなるというのが自然な流れだろう。
ということで、そういえばなんか特定の地方を舞台にしたアニメを見るとその地方の日本酒が飲みたくなる習慣ができたのは、いつぞやの「ID: INVADED」以来だろうか。サマータイムレンダに関してはこの2本がやっぱり良い名である。「南方」と「根来」だ。
どちらもうまい酒だが、南方は普通に通販で手に入るものの…。
根来はふるさと納税でしか手ごろに手に入る手段が見つからなかったので、こちらの湯浅町へのふるさと納税でゲットした。ちなみに南方もふるさと納税で手に入れられるぞ。
で、ふるさと納税といえばやっぱり気になっていたのはこれだ。なれずし!
ちなみに最終回で南雲先生がバクバク食べていたのはほぼ発酵していない状態の早すし(早なれずし)であって、単に「なれずし」というと、ガッツリ乳酸菌発酵させたやつのことを指すと思うぞ。
そんなわけでふるさと納税でゲットしたぜなれずし! やはりここは酒は「南方」だろう。
配送日と発酵具合は電話で相談が来るんだけど、発酵具合はミディアム的な感じらしい1週間でお願いする。なんと寿司だけど常温便で和歌山から届くんだぜこれが! で、届いた後も常温保管なのだ。一緒に届いた解説文から引用するとこんな感じだ。
「なれずし」とは、塩漬けしてた鯖を塩ぬきし、握ったご飯に載せてアセ(ダンチク)の葉でつつみ、桶に漬け込み熱成(発酵)させて出来上がり。発酵させているので、好きな人にはたまらない「なれずし」特有の香りがします。全国津々浦々、その土地々では家庭独自の「なれずし」があり秋祭りやハレの日には欠かせない食べ物でしたが、最近家庭で作る人が少なく、「ふるさとの味」「おふくろの味』として味わう機会が少なくなってきました。私どもの「なれずし」は、昔から当地の各家庭で作られていた「おふくろ」の味を作ることにこだわりました。
※なれずしは、温かい室の中で熱成され、桶から取り出された後も少しずつなれていきます。もし1日で食べされずに保管されるときは、常温で保管しておいてください。次の日にはまた違った味わいがお楽しみいただけます。
結構でかいやつが3本も届いて、消費期限は事実上4日間なので一人で食い切るにはやや飽きてくるきらいもあるが、日が経つごとにねっとり感と酸味と匂いがましてくるのを感じられるのも良い。というか、全国に発酵させる寿司は数多くあるが、かなり食べやすい部類なんじゃないだろうかこれ。少なくとも米が溶けてないし。
ということで、美味しかったので4日間で3本、一人で完食したぞ。ご馳走様でした。
新宮市まで足を伸ばすと、30年もののなれずしが味わえるお店があるらしい。一口でいいので食べてみたいが、一口以上に食べられるのかはいささか自信がない。
ということで、ではそろそろ旅の本番の話をしようか。
2022年12月の和歌山サマータイムレンダ旅
結局、12月19日から20日にかけての1泊2日で和歌山に行ってきたのだ。
友ヶ島には行けなかったが…
この12月の和歌山訪問時には、残念ながら友ヶ島には2日連続で船が出なかった。結構晴れたんだけれども、強風が効いたらしい。まあ、大体和歌山市の1時間天気予報などで、風速が5m/sを超えると欠航となることがあるようだという経験則が見て取れる。
でもまあ、この時は飛行機の窓からの景色が本当に素晴らしかったな。関東は本当に素晴らしい晴れだったので、富士や箱根がきれいに見えたんだけれども…。
なんと言っても友ヶ島! 関空への着陸時に和歌山近辺の天気が不安定で、淡路島上空を迂回して、冬季にもかかわらず北から滑走路に入ったため、その合間に窓から友ヶ島が見えたのだ! しかも朝の日の光を背景にして幻想的!
まあというわけでこの時はもう、仮に友ヶ島に渡れなくてももう許した、という気分にはなったのだった(いずれにせよ、聖地巡礼の落ち穂拾いに加田や田野その他で丸1日以上はほしいし、友ヶ島にはたっぷり2日はほしいから、両方を叶えるには1泊の旅行では短すぎた)。
ちなみにこの後、飛行機からはさらに護衛艦やら潜水艦やらが見えて、なかなか見どころのあるフライトだった。
今回の旅のお供はミラージュ。初めて乗った車種だけどあまり癖のない車だったな。乗りやすかった。
まあ欠航は知っていたけれどもまあ行ってみた友ヶ島汽船さんの駐車場で、小嶋一商店さんのよもぎ餅を朝食にいただき、軽く加太の街を聖地巡礼。っていうか加太の街って街をぶらつくのに使える駐車場が結構限られるので、ここは貴重なんだよね。
いやー、波が高い以外は良いコンディションだったんだけれどもねー。なかなか難しいところ。奥に見えるのが友ヶ島。
和歌山市内では「まるイ」さんの、ネギ標準量でもネギたっぷりのラーメンが最高に俺のツボだった。これはいい。
そして雑賀崎に移動(結局聖地巡礼関係の雑賀崎の写真はアップデートしなかったけど)。
さらに田野に移動し、いろいろ撮影していたらもう夕方だ。
和歌浦に宿泊
で、和歌浦に宿泊した。和歌浦の海が目の前に広がり、ぎりぎり廃灯台も見える5人部屋に1人で泊まり(ただし空いている平日に、余裕があることを確認した上で直前予約したぞ)、温泉に2食ついた上でクーポンもついて実質3,000円というあり得ないプライスで宿泊できた。まあ、いずれにせよお一人さまプランは平日にしかないみたいだったけどね。
サマータイムレンダ最終回の聖地でもある和歌浦の海岸は、天気は微妙だったけどその分色々と面白い写真も撮れた。なんかこの雲の写真とてもダイナミック。一部雪がぱらついていたんだけれども、この強い北風に乗って雪が運ばれてくる、という感じだった。
宿の食事は特にオプションをつけたわけではないけれども、十分な量もあったし美味しかったな。特に海老。っていうか宿泊費用実質3,000円だったからなこれで。凄かったな年末の全国旅行支援。
近くに宿泊していると、朝早く和歌浦の海岸に散歩に行くのもとても簡単で嬉しい。夜明け前の月と廃灯台。
夜明け前に和歌浦漁港を出港する漁船たち。
灯台と日の出。
そして朝食も美味かった。
朝食会場の窓からの眺め。気持ちよかったな。
ありがとう新和歌ロッジさん!
2日目は諸事情あって早めに旅を切り上げる
実は諸事情で2日目の旅程は、予定より少し早めに切り上げることになってしまった(まあ友ヶ島には行けないのでそれでも良かったのだが)。ということで朝に田野の街で昨日の落ち穂拾い。天気は今日の方が圧倒的に良いが風は昨日ほどではないがまあまあ強い。
ちなみに、和歌浦から田野の漁港までの道は、とても狭くて急坂なので、車ですれ違うことは考えたくない。ということで二度目からは迂回して雑賀崎方面から大回りしていた。
嫌だよ慣れてないレンタカーでこんな場所ですれ違うの。
田野の衣美須神社と関西のえびす信仰
今回気が付いたのだが、田野の町には衣美須(えびす)神社という神社があるんだな。
階段を登ったところにあったりするので、そういう点では淡嶋神社より日都神社的だ。御祭神も事代主神(つまりえびす様)だし。
で、この辺りを調べていてとんでもないサイトを発見してしまった。
このご時世に文字コードがシフトJISだし、なぜかfc2に置かれているんだけれどもこれが凄まじい。えびす宮総本社西宮神社が作成された全国のえびす信仰神社マップだ。
たとえばサマレンで澪と慎平が雨宿りしてたキシモト商店の目の前の加太春日神社にも、境内社として「蛭子神社」があって、事代主大神を祀っているのね、なんてことがすぐわかったりするぞ。すげえ。
で、これを見るとえびす様への信仰はやはり関西が圧倒的な勢力を誇ることがわかる。たとえば和歌山県内には、えびす様を祀った神社がなんと83社もあるらしいぞ(先程のような境内社とかも含むが)。ちなみに自分が住んでいる神奈川県には7社しかない。人口比を考えるととんでもない差だな。
田野の町を散策
というわけで、あとは田野の町を散策した。
限られた時間でここが発見できたのは奇跡的だったな。前日にじっくりとこのあたりではないかという検討をして、当日歩き回って発見できた。
加太の街の空から見たマップを作ってみた
せっかくドローンを1機(DJI Mini 3 Pro)持っていったのに、前日は風が強くてとてもじゃないけど飛ばせなかったのだけれども、この日は大丈夫そう。ということで加太の海を一回飛ばして360度写真を撮影。最近使い始めたkuulaって360度写真公開用サービスで加太のサマータイムレンダ聖地マップみたいに書き加えてみた。
正確な場所を表現するためのマップというより、大体の距離感をわかりやすくする、という方を優先している感じかな。
予定より少し早めに帰宅
ということで、夕方には家に帰り着くという感じで帰宅。ただしいきなり当日飛行機は高いので、関空から(実際はレンタカー屋さんがりんくうタウン駅前だったので、りんくうタウン駅から)南海でなんば、御堂筋線で新大阪、というルートで新幹線に乗って新横浜まで帰った。
まあ和歌山での最後の食事は、昨日初めて行ってとても気に入った「まるイ」のラーメンをもう一度食ったぞ。
ちょい早めの軽い夕食は新幹線車内で中之島ビーフサンド。
久しぶりに食ったぞ。
夕方のこんな時間に新幹線で家に帰るのはあまりなかったのだが、車窓から綺麗な赤富士が見えて満足。行きは空から綺麗な富士山、帰りは赤富士、ということでなかなか贅沢だったな。
ということで、夕方には無事帰宅。友ヶ島は後日リベンジするぞ、という意図を固めたクリスマス前の日であった。
2023年1月の和歌山サマータイムレンダ旅
さて、1月になると流石に友ヶ島汽船も冬運行体制になって(例年だと12月からみたいだけど今回はサマータイムレンダ効果で人がやってきていたから伸びたのかもしれないね)土日祝日のみの運行で、なおかつ冬の北風でたびたび欠航になる模様。ということで、友ヶ島を訪問するには決して適した時期ではないのだが、毎日和歌山市の2週間天気予報を眺めながら、数日前に行く日を定めようという体制で臨んでいた。
で、行くことを決めたのは前回からほぼ1ヶ月後の1月21日。天気予報から想像しておそらく22日は船は出るし、うまくいけば21日も出る、という感じだったのだが、あまりに直前まで粘りすぎたのとやはり土曜日は人が多かったので、飛行機の窓際の席が取れなかった。ということでこんな隙間から一瞬友ヶ島が見えたんだけど、本当に友ヶ島なんだよ信じてくれ、という感じだな。
無事に友ヶ島への船は出航
ということで無事に友ヶ島に出航するという情報を機内Wi-Fiで確認したけど、9時ちょい前に関空に着いたので当然9時の便には間に合わない。10時に臨時便が出たようだが、レンタカーを借りて加太まで移動して、というのにはそれにもちょっとだけ間に合わなかった。ということで、11時の便で友ヶ島に渡ることに。ちなみに今回の旅のお供はフィット4。スピードメーターがデジタルになっちゃったのはちょい残念(液晶画面だったから設定で変更できるのかな?)。
ということで、出航前に小嶋一商店へ。店内のサマータイムレンダコーナー。
とにかく朝飯も食わず頑張ってここまでやってきたので、友ヶ島汽船の駐車場で小嶋一商店のよもぎ餅を食べながら朝食。この辺り、前回と同じなんだが、今回は船が出るという点が素晴らしいな。
ということで、無事に11時の便で友ヶ島に出航! 今回はデッキ席じゃなくて普通に船室に入ったぞ。一度こっちに乗ってみたかったし。
友ヶ島に到着! オフシーズンだけれども結構人が来ている模様。
早速虎島方面へ出発
今回の第一目標は虎島方面まで歩くこと、なのだ。虎島は友ヶ島(沖ノ島)の北東端に位置しており、そこから干潮時は渡ることができる…と言いたいのだが、現在はその渡るルートが崩落のために立ち入り禁止になっており、直前の「閼伽井の碑」(あかいのひ)までしか行くことができない。
また、閼伽井の碑まで行く場合も、第四砲台から先は案内所への申請が必要となっている。ということで、手早く申請を済ませ、通行許可証を頂いてから虎島方面に出発だ。前回夏に友ヶ島に渡った時は、主に島の中心部から南西部をぐるっと回ったので、北東部は未知の領域。小展望台というところからは神島が綺麗に見える。
小展望台はこんなところ。
途中、「深蛇池」という実にいい感じの名前の池があるようなのだが、現在はアクセスルートが危険なため立ち入り禁止となっている。残念。
神島遥拝所。
ちなみにサマータイムレンダの日都神社の場所のモデルはこの神島のようだ。ここが地続きになって、高さが増して日都神社になっている(境内は加太の淡嶋神社などがモデルとなっていが)。
そんなわけで、さらに虎島までの道を歩き続ける。冬だからある意味楽だけど、これ夏だと水分補給とかが大変そうだなぁ。
とはいえ今回はドローン2機にInsta360を2台、そして一眼レフにフルサイズ換算28-450mmの望遠レンズを持っていったので、それで山道を歩くと、最近の運動不足がひびいてなかなかしんどかったな。そんなわけで虎島が見えてきた!
閼伽井の碑に到着。
この先は侵入禁止。ということでここでストップ。
そしてここでドローンやInsta360 Sphereを出して撮ったのがこの動画だ(しかし岩がゴロゴロで平坦な場所がほぼないので、安全に離着陸できる場所を探すのが大変)。
動画中、ドローンから凝った視線移動をしているシーンはDJI Air 2S+Insta360 Sphere、ドローンで単純だけど画質がいい映像はDJI Mini 3 Pro、地上や船上のシーンはInsta360 One X2。しかし画質はイマイチだが、やっぱりInsta360 Sphereで実現できるカメラワークは実にいいなぁ。
初めての第四砲台
虎島からの帰路、以前来た時はまだ立ち入り禁止だった第四砲台に寄ってみた。
第三砲台とかなり雰囲気は似ており、同様に保存状態の非常に良い砲台跡だ。
ここが実際に2門の砲台があった場所。
ちょっと時間がなかったので駆け足で巡ってしまったが、いつかもう少しゆっくりと回りたいところだったな。
友ヶ島で慎平カレーをゲットして加太に戻る
さて、今回の旅の日程には実はもう一つ目的があって、慎平のカレーを和歌山の各所の飲食店で食べられるというコラボキャンペーンが、1月20日(金)からスタートしていたのだ。
友ヶ島でも、野奈浦桟橋近くの「らぴゅカフェ」が対象店舗になっていたが、ここは以前からあるレトルト慎平カレーの提供だ。
ということで、ここでは食べずにレトルトを持ち帰ることに。キャンペーンのステッカーはレアキャラらしいシデ様。
ということで、15:30の便で加太に戻ることに。初日は11:20から15:30と、4時間10分の友ヶ島滞在だったが、結構疲れたぞ。
帰りの船で虎島を眺めながら、もしかしてこの柱状節理が虎の縞模様みたいで虎島って名前になったのでは? などと妄想した。
加太で慎平カレー
加太の町にも、慎平カレーが食べられるお店があったのでいってみることに(この時点では1軒だったが、現在は加太では3軒の飲食店で慎平カレーが提供されている)。ということでやってきたのは「未病健康・つぶらカフェ」。加太駅近くの民家カフェ、といったところかな。
店内にはサマータイムレンダ関係のコーナーがあったりする。
慎平カレーはこんな感じ。美味しい。
以前このブログ記事を書いたときに、慎平カレーをできるだけ忠実に再現してみたのでわかるのだが、このお店の慎平カレーはかなりオリジナルの味に忠実なものだと思う。
他の店をだいぶ味わったtwitterのフォロワーさんたちも同じことを思われているようなので、多分ここが一番正統派の慎平カレーと言えるんじゃないかな(で、他は他で個性があって良いと思う)。
なんかいいなーこういう企画。以前からやっているコースターキャンペーンの潮コースターと今回のカレーキャンペーンの慎平ステッカーをいただく。
和歌山城近くに宿泊
ということで和歌山市に移動して、和歌山城近くのロイネットホテルに宿泊。今回も全国旅行支援で、12月ほどではないものの、かなりの割引で宿泊できたのは嬉しいな。実はこの近くに弟が住んでいた頃があったので、結構この辺りの街並みには記憶があったりする。
夕食はホテル近くの「なるなる」という居酒屋に行ってみた(結構遅めにカレーを食ったので、21:30頃に行ったのだった)。酒は、和歌山の地酒を中心に飲んだ。お通しは鴨とツナの何か。
梅くらげと刺身盛り合わせ。刺身の横にウニのように見えるのはなんと泡だった感じの醤油。こういう醤油の出し方は初めて見た。
ホルモン煮込みは実に美味かったな。そして鶏の盛り合わせも良かった。
全体的にかなり美味かった。良い店に入ったな。
ブラブラと懐かしい街を散歩していて見つけた、青くライトアップされた橋。
この橋、かなり遠方からでも目立つので面白いな。
そしてシメにはやはり和歌山ラーメンだろうということで「麺屋 ひしお」さんで、湯浅醤油を使った醤油ラーメン。
コンビニ前で見つけた手毬マンホール。このデザインいいよね。
ということで、ライトアップされた和歌山城を見つつ、ホテルに戻るか。おやすみなさい。
冬は早朝からの行動にも限度がある
まあ、正直和歌山や友ヶ島周りを巡るのにレンタカーで行動するのは、公共交通機関を利用するのに比べてメリットはそれほど多くないんだけど、早朝からの行動が容易、というのはなかなかのメリットだったりする。とはいえ冬は日の出も遅いのであまりメリットが活かせない点は否めない。
とりあえず6時過ぎに宿をチェックアウトして、コンビニでサンドイッチを買って朝食とすることに。どろソースのメンチカツサンドというちょっと関西っぽい雰囲気のものを購入。
ちなみに流石は和歌山のコンビニ、グリーンソフトも置いてあるのね!
朝の和歌浦
ということで、朝の和歌浦へ。日の出には間に合った。12月に来た時よりは雲があるけれども、赤く色づいて逆に綺麗。
夜明け前の廃灯台。
しかし本当になぜ、前回和歌浦のこの場所のすぐ横のあたりに泊まっていたときに、最終回の海岸への道だと気がつかなかったのだろう。ということで、ここを回収しに来たのだった。
ということでレンタカーがあるとここから加太への移動もすぐ、なところが利点ではあるよな。
二日目の友ヶ島へ
加太に移動して、今日は朝一の9時の船で友ヶ島へ。
このバックパック型カメラバッグ、今回の旅でもドローン2機にInsta360 Sphereを突っ込んだ状態で山道を歩いたりするのに、大活躍している。
このブログ記事の時買ったやつだけれども、結構オススメ。
野奈浦桟橋近くの「海の家」あたり、結構謎の建物あったりするよなぁ。
第一砲台方面に登っていく道の途中にも、打ち捨てられた何かが。
この小さなダムみたいなもの、用水目的なのかな? 水力発電するにはダムが小さすぎる気がするんだが(でも小規模ならいけるんだろうか?)。
相変わらず大胆な形状のこの木。よく見ると途中で2本に割れているけれども、片方がもうリボンみたいに薄くなってるよね。どうしてこんな形になったんだろう。
友ヶ島灯台と謎のトーチカ、第一砲台
そんなわけで、前回は行かなかった友ヶ島灯台に到着。
灯台の周囲を散歩していたら、謎の通路っぽいものを発見。
この通路状のところにつながっているこんな場所を発見。おお、これが「友ヶ島のトーチカ」ってやつか、と現地では思っていたんだけれども…。
帰ってから調べると、いわゆる「友ヶ島のトーチカ」って呼ばれるのはこういう施設だ。ちょいと違う。しかも場所も友ヶ島灯台を挟んでまるで反対側にある。
おそらく想像だが、位置関係としては「いわゆる友ヶ島トーチカ」「灯台」「第一砲台」「謎のトーチカ?」の関係にあるため、おそらく今回たまたま行き当たったトーチカは、いわゆる友ヶ島トーチカとペアで、第一砲台の両翼観測所だったのではないかな、と想像する。今回ドローンで撮影した写真に位置関係を書き加えてみた。
また今度行ったら確認してみたい。これは謎のトーチカに謎の通路が接続する部分の写真だ。
そういえば今回は第一砲台の内側の方も行こうと思いつつ行くのを忘れてしまった。外からのいろんなアングルは撮ったんだけれどもなぁ。
まあ、色々と行き忘れたところを作っておくのも、後の旅の楽しみを増やすテクニックのようなものだ、ということで。
2時間で加太に戻る
ということで、今日は友ヶ島についてから約2時間で加太にとんぼ返りすることに。
昨日はこの虎島手前のあたりで1時間以上のんびりしていたんだなぁ、などと思い出しながら。ひづるとシデ様の戦った海岸が手前左だ。
この後は後で色々やりたいことがあったのだけれども、和歌山市駅でお土産を買ったりするのにちょっと寄り道。ついでに駅前で手毬マンホールを探索した。
点字ブロックと一体化したレアなやつもあったぞ。
紀ノ川SA下りの慎平カレー
今回はちょっと京都にも寄りたい用事ができたので、昨年7月に間違えて取った帰りのマイレージの特典航空券のスケジュールを伸ばし伸ばししてきたやつを関空→羽田便で消化する予定だったのだけれども、関空を伊丹に変更して(伊丹、関空、神戸は同一空港的にみなされるので変更が可能)、レンタカーをりんくうタウンで返した後で京都に移動して、そこから伊丹に行くという強行スケジュールに変更した。
まあいずれにせよりんくうタウンまではレンタカーで戻るということで、では車以外では行きにくい紀ノ川SA上りにあるという慎平カレーをいただこうかと。紀ノ川SA上りは八咫烏がシンボルの模様。
フードコートの食券自販機に「サマータイムレンダ 慎平のカレー」のボタンが。
というわけでこちらが紀ノ川SA上りの慎平カレー。和歌山らしく味変用の梅干しがついてくるぞ。ステッカーは潮!
なるほどこの慎平カレー企画、結構店舗ごとにレシピの裁量をOKにしているのね。それはそれでいいと思う。こちらはチキンは素揚げっぽい仕上がりになっているし、割と普通っぽいルーの粘り感がある。
これはこれで、ステッカーの潮が「慎平のカレー、私が作っちゃる!」とか言って頑張って作った感を妄想して食べるといい感じだし、時間がなくて食べられなくて後悔した和歌山駅前のホテルグランヴィアの慎平カレーはきっとホテルのシェフに出世した慎平が昔を思い出しながら作ったカレーだと思いながら食うときっと最高だと思う。次に和歌山に来たら行きたいぞ。
なんかスリランカ風慎平カレーなんてのもあるみたいだし、そのくらい各店舗の自由にした方が企画としても面白いと思う。ああまた行きたいぞ和歌山。
京都まで移動して「新しいきみへ」の聖地巡礼
ということで、りんくうタウン駅から関空快速で天王寺へ、そして天王寺から特急はるかで京都まで。都合1時間40分ほどの旅程で京都に到着。冬の16:40なのでもう結構暗いが「新しいきみへ」1巻のあのシーンだ。
「新しいきみへ」は、俺が今、サマータイムレンダとか好きな人にはオススメしたい!と激推ししているウルトラジャンプ連載の漫画だ。面白いぞ!ぜひ読んでくれ。でも時々紙の単行本は品切れしてテンバイヤーの餌食になっているので、絶対に正規の価格で紙書籍を買うか、いつでも購入できる電子書籍で買ってくれ。お願いだ。
でも、1巻では京都は本当に一瞬出るだけなんだけど、たくさん京都が舞台となるのは4月に発売される最新刊の4巻なのだ。
ということで、ウルトラジャンプをソースに4巻での舞台を色々と巡ってきた。
まあほぼ完全に京都駅の中なんだけれどもね。
というわけで4巻早く出ないかな、ウルトラジャンプの次の号早く出ないかな、と心待ちにしている今日この頃だった。
伊丹から羽田へ、そして帰宅
さてこの日は新幹線がトラブルで大幅遅延ということで、これまた絶対に飛行機で帰らねばならなくなってしまったのだが、京都から伊丹へのアクセス、基本的に渋滞でリムジンバスは信用しない、ということで、京都駅→四条駅→烏丸駅→南茨木駅→大阪空港駅というまたもや1時間オーバールートで伊丹空港に辿り着いた(ショートカットに使えそうな新幹線が今日は遅延で使えない…)。
まだちょっとカレーに心残りがあるぜ、ということで伊丹空港のダイヤモンドカリーで夕食を食べる。カレーライスだと慎平カレーと被りまくりなので、そこは大阪らしくカレースパにしてみたが。カレースパ
そしてANAのラウンジでビールを飲みつつのんびりと出発を待つ(実はこの後少しだけウィスキーも飲んだ)。
ということで帰宅。コースターとカレーのステッカーはこんな感じ、少なくともグランヴィアのは食べたいんだよなー。
ちなみにゲーム版のAnother Horizon、色紙は影澪だったぞ! 俺が隠れ影澪派だということをどうやって知ったのだ。いや嬉しい。
ということで2ヶ月連続の和歌山、良い旅だったなぁ。さて、もう少し暖かくなったらまた和歌山行きたいぞ…。