xckb的雑記帳

身の回りにあったことを雑多に語ります。

サマータイムレンダの聖地巡礼レポート・その2(改訂版):加太・和歌山市駅・田野・雑賀崎・和歌浦編

(この記事は2022年12月27日に、最終回までの内容を含む形で大幅に加筆しており、さらに2023年1月24日に再訪の結果を踏まえて再び加筆修正した)

アニメ「サマータイムレンダ」の聖地巡礼レポート、加太・和歌山市駅・田野・雑賀崎・和歌浦編。前記事に当たる友ヶ島編はこちら。

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2022年7月に第13話までの内容をベースに書いた記事を、12月に和歌山を再訪した際に撮影した写真を追加して改訂し、最終回である第25話までの舞台を含む形で更新したのが本記事である。12月の再訪時は友ヶ島行きの船が結局出なかった(冬場は風が強くて船が出ない日が非常に多いようだ)ので、友ヶ島以外の場所を重点的に回ってきた。

というわけで本記事では、友ヶ島以外の和歌山の舞台に関して紹介をしていく。順番のルールは前回と同じくいこうと思っていたのだが、やってみるとイマイチだったので、舞台を紹介する順番を適宜並べ直した。各舞台の章の中では、物語における初登場順に場面を並べていくという点は前回と同じである。本記事も、前回同様カメラに関しては特に断りのない限り、フジのX-T30とタムロン 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)で撮影している。

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今回の目次はこちら。

加太・小嶋一商店付近

慎平が日都ヶ島についた直後に一瞬入るこのグリーンソフトの幟のカット、コバマート前のものだろう。コバマートのモデルになっているのはよもぎ餅の有名な和菓子屋さん「小嶋一商店」だ。


出典:「サマータイムレンダ」第1話

よもぎ餅は、朝早く買わないと売り切れになっていることが多いようだ。そのため、可能な限り早い時間に購入するのがおすすめだ。実際、7月に行った時は友ヶ島から戻った昼過ぎに行ったら売り切れており、12月の再訪時には、友ヶ島行きの船が出ていないにもかかわらず、11時ごろにはラスト3になっていて、さらにその1時間後くらいに行ったら売り切れになっていた。

ということで、ラスト3の状態で買ったよもぎ餅を、出航しない友ヶ島汽船の駐車場に停めた車の中でいただくの図。美味いぞ! ちなみに1パック5個単位の販売で、消費期限が当日中なので、1人旅ならば計画的に食べ切ろう。今回は夜に宿で小腹が減った時にも食べて食べきったぞ。旅の美味しいスイーツは別腹だ。

場所は加太の街中、友ヶ島汽船の船着場近く。前回も書いたが、車で友ヶ島汽船の船着場に行くならこの店の前を通ることになる。


第1話:コバマートそばで座り込む澪と慎平、そして根津との出会い

このシーンではコバマートは閉店状態になっているので、営業開始前の朝に撮った写真の方が看板の状態が近い。



出典:「サマータイムレンダ」第1話

今はここにサマータイムレンダ関係のポスターなどが貼られている。



出典:「サマータイムレンダ」第1話

かなり再現度は高いな。



出典:「サマータイムレンダ」第1話

澪が座り込んでいるのはコバマートのすぐ横ではなく、ほんの少し外れた別の交差点だ。



出典:「サマータイムレンダ」第1話

ちょっとこの辺り、いろいろな建物の位置が組み替えられていたりする。



出典:「サマータイムレンダ」第1話

道路の形が少し変わっているため、ぴったりと同じ形にすることはできない。実は、このシーンから左手前の建物の裏側がコピーされて、90度回転した状態で右側の澪と慎平が座っている建物に変わっている。



出典:「サマータイムレンダ」第1話

で、左側の「沖野屋」と看板の出ている建物は、実際にはこの少し先にある民宿・釣船「赤野屋」さんの建物だ。

ということで、澪と慎平がこのシーンで佇んでいるのは、実は90度異なるオジバ商店の建物だ。



出典:「サマータイムレンダ」第1話

Y字路の方に去っていく根津。もう少し左前に出て広角で撮るべきだった感じ。



出典:「サマータイムレンダ」第1話

この辺りの建物の関係、わかりにくいのでちょっと図解するとこのようになる。本来の建物はこのような配置になっている。印象的なY字路は右の十字路の上側にあたる。

ところが、これに対しておそらく、次の図のようなさまざまな変更が加えられているのである。小嶋一商店(コバマート)の右側に本来あったはずの交差点が、おそらく左側の赤野屋のところに移動してきている。オジバ商店は交差点の移動に単純についてくるのではなく、90度反時計回りに回った上で交差点右上側に移動してきているようだ。なかなかに複雑だ。ここではY字路は左の十字路の上側にあたる。

とはいえ、これに従わないように見えるシーンも一部あったりして、なかなかに不思議だ。

第3話:小早川家失踪について探りにきた慎平

あまりここに特化した写真は撮っていないので、第1話と全く同じレイアウトの場面と同じ写真を再掲。



出典:「サマータイムレンダ」第3話

もう少し右からだったか。



出典:「サマータイムレンダ」第3話

第7話:ひづる、根津、慎平によるコバマート襲撃

根津と慎平が隠れた裏路地は、あるにはあるんだがちょっと狭すぎる。



出典:「サマータイムレンダ」第7話

影しおり追跡中。



出典:「サマータイムレンダ」第7話

影しおり逃走路。なかなかだな。グリーンソフトの幟はない。



出典:「サマータイムレンダ」第7話

向いの玉林園(グリーンソフトを出しているお茶屋さん)もしっかり登場。ただし先述の通り少し位置が動いている。



出典:「サマータイムレンダ」第7話

ちなみに店内はこんな感じでは全くないのだが…(このシーンは第9話)。


出典:「サマータイムレンダ」第9話

今は店の片隅にこんなサマータイムレンダコーナーがあったりする。

ちなみにお店の前の道はこんなに広くはない(このシーンは第13話)。


出典:「サマータイムレンダ」第13話

第14話:コバマートを訪ねる竜之介と朝子

ああ、この後に…(涙)。



出典:「サマータイムレンダ」第14話

12月訪問時は、貼られている記事やポスターが変わっている。



出典:「サマータイムレンダ」第14話

加太・淡島神社

加太の街にある、人形供養で有名な神社。日都ヶ島の日都神社の一部はこの神社がモデルとなっていると思われる。だが、全体としては全く似ていない。日都神社は友ヶ島の沖ノ島の横にある神島が巨大化して、その山頂付近が神社となっている構造であり、日都神社のような大きな階段は淡島神社には全く存在しない。


出典:「サマータイムレンダ」第3話

場所は友ヶ島行きのフェリー乗り場からも近い。


第1話:影について聞くために日都神社を訪れる慎平と澪

この一連のシーンで出てくる鳥居の形や社務所の形なども全く異なるのだが、本殿に関しては色を除けばかなり似ている。



出典:「サマータイムレンダ」第1話

第3話、第4話:夏祭り

所々に淡島神社をモデルにしていると思われる部分がある。まずは境内の「千度石」と灯籠。形は違うけれどもベンチもある。



出典:「サマータイムレンダ」第3話

神社の入り口部分。まあ幾分微妙だが、先の道が右に曲がっているところや、1本ながら棒が立っていたりと、共通点は多い。



出典:「サマータイムレンダ」第3話

再び本殿。もう少し後ろから望遠で狙うべきだったか。



出典:「サマータイムレンダ」第4話

加太・堤川沿い

川沿いの景色が印象的な舞台。

第3話:コバマートに向かう慎平

実際にこの道を慎平の歩いている方向にまっすぐ歩くと、割とすぐにコバマートというか、小嶋一商店に着くことになる。

もう少し奥から撮るべきだった感じだけれども、かなり再現度は高いな。



出典:「サマータイムレンダ」第3話

もう少し下から撮った方が良かったかな。



出典:「サマータイムレンダ」第3話

後ろの建物は旧丸治醤油。



出典:「サマータイムレンダ」第3話


第3話:学校前の道で窓と情報共有

加太小学校前の堤川沿いの道。少しアングルを間違えた感。



出典:「サマータイムレンダ」第3話

横に見えるのは小学校のプール。ちなみにプールの中は男木島がモデルなのでここではない。



出典:「サマータイムレンダ」第3話

後ろの端なども含めて再現性が高い。



出典:「サマータイムレンダ」第3話


加太港付近

第3話:慎平がひづるを探す宿屋

(2023年1月24日追記)

やたらと巨乳に関する連想回路が進化しているおじさんがいる宿は加太港付近にあり、現在は廃業してしまったらしい「しまいし荘」。



出典:「サマータイムレンダ」第3話

加太で有名な飲食店の1つである「満幸商店Ⅱ(2号店)」の2軒左隣だ。


加太春日神社付近

第3話:慎平と澪が雨宿りする店先

慎平と澪が雨宿りするのは加太春日神社横の道がモデル。

そういえば結局あのアニメ中のデザインのようなカッコいいマンホール見つからなかったな。



出典:「サマータイムレンダ」第3話

(2023年1月24日追記)和歌山市駅駅前で手毬マンホールを撮ってきたので写真を追加。加太の道にも結構あったが車に乗っていたので撮影できなくなった。

本当に雨宿りスペースがある。



出典:「サマータイムレンダ」第3話

実際にはこの町内会的な掲示板は存在しない。



出典:「サマータイムレンダ」第3話

こちらのお店(キシモト商店)では揚げパンを売ってた(残念ながらゑびすやさんでお腹いっぱいになってしまっていたので買えなかった…)。



出典:「サマータイムレンダ」第3話

ちょっとアングル作りの難しいシーン。



出典:「サマータイムレンダ」第3話

こちらは撮るための場所を間違えてしまった感。アニメの方では自販機の影が写っているな。



出典:「サマータイムレンダ」第3話

このアングルはとても再現性が高い。まあこんな場所を撮っている時には天気がいいんだよな。



出典:「サマータイムレンダ」第3話

第19話:影潮の死を知るひづる達

ひづるが影潮の死を知らせる電話を受けたのも実は雨宿りのシーンと同じキシモト商店前だ。



出典:「サマータイムレンダ」第19話

残念ながらこの日は定休日(月曜日)だったのでまたしても揚げパンを食べそこねた。



出典:「サマータイムレンダ」第19話

第20話:慎平と影澪が窓と澪に追いつくマンホール

慎平と影澪が窓と澪に追いつくマンホールは、キシモト商店から少しだけ北の方に歩いた場所にある。この地図真ん中の十字路左横付近だ。

この一連のシーンは全て背景が左右逆転となっているので、写真は全て左右逆転させてある。そしてこのカットはダッチアングル。



出典:「サマータイムレンダ」第20話

マンホールはまさにその位置にあるのだが、残念ながら手毬デザインではない(そういえば12月の二度目の訪問でも、手毬マンホール探すのを忘れたのだった)。影澪さん太腿の3つの傷が痛々しい。



出典:「サマータイムレンダ」第20話

概ね水平方向はかなり再現度が高い(反転しているけれども)のだが…。



出典:「サマータイムレンダ」第20話

上を向いたシーンは左右がずれていたりする。



出典:「サマータイムレンダ」第20話

淡島神社前の海


第8話:窓を呼んで影潮と話す海岸

ここは明確にモデルというわけではないのだが、この三角形のブロックが重なる風景は、何度も出てくる万年青浜のイメージの一つとなっていると思う。



出典:「サマータイムレンダ」第8話

ちなみに上の写真の左上に写っている島が友ヶ島。12月の訪問では船が出なかったので行けなかったが、近日中にリベンジしたい(だが冬場は欠航が多く、しかも1月2月は土日祝日しか運行しないので辛いかも)。とりあえず虎島行きたいなぁと思うので虎島のアップ。


加太観光協会

7月の訪問時はなぜか訪問し忘れてしまった加田観光協会。12月はきちんと行ってきた。


第10話:雨宿りする澪と朱鷺子

澪と朱鷺子の怪しい雨宿りのシーン。



出典:「サマータイムレンダ」第10話

劇中では目の前は港のようになっているが、実際には加太の街並みが普通にあるだけである。



出典:「サマータイムレンダ」第10話

ちょっとこのベンチのシーンあたり、背景は結構異なっているので共通点は少ない。



出典:「サマータイムレンダ」第10話

流石にこの場所で、釣りの餌などは自販機では売ってない。



出典:「サマータイムレンダ」第10話

「あ…こいつ◯そう」



出典:「サマータイムレンダ」第10話

和歌山市駅(と和歌山駅)

和歌山市駅の駅ビルにある和歌山市民図書館(噂のTSUTAYA図書館だった)では、サマータイムレンダ関連の展示スペースが作られていた。

和歌山市駅と和歌山駅。和歌山市駅は昔から和歌山市駅だけれども、和歌山駅は昔は東和歌山駅という名前だったらしい。そしてその頃に和歌山駅と呼ばれていたのは紀和駅(現在の和歌山駅と和歌山市駅の間の駅)だったそうな。

東和歌山駅だった頃の和歌山駅のイメージは第10話の旧病棟の2階のシーンでも出てくる(左下の写真のイメージ)。


出典:「サマータイムレンダ」第3話

第2話:「沼男」の紹介部分

沼男、つまりスワンプマンだ。この背景に映し出される風景は、全て和歌山市駅付近をベースにしたものである。

まずは駅前。もう少し右で撮るべきだったな。



出典:「サマータイムレンダ」第2話

南海和歌山市駅の改札。



出典:「サマータイムレンダ」第2話

加太行きホームの終点と思われる。このアングルで写真を撮るのは非常に困難。



出典:「サマータイムレンダ」第2話

同じく加太行きのホーム。だが階段の位置などがいじられているようだ。



出典:「サマータイムレンダ」第2話

なんば、関空方面行きのホーム。これは再現度が高い。



出典:「サマータイムレンダ」第2話

田野の街

田野は和歌山市南部にあり、田ノ浦漁港という漁港を中心とした街だ。アクセスに関しては、公共交通機関の場合は市の中心部からバスで小一時間程度かかるようだ。車の場合は30分以内に着くようである。海岸すぐの場所から斜面に広がる街並みは「サマータイムレンダ」の架空の舞台「日都ヶ島」を連想させるものがあり、漁港そのものや周囲の街の一部が劇中の舞台のモデルになっている。


第1話、第2話、第5話、第17話、第25話:高台から日都ヶ島の街並みを俯瞰できる場所(1)

第1話に挟まれるこのシーンでは、対角魚眼レンズによる歪みが表現されている。同じX-T30での撮影だが、レンズを対角魚眼(SAMYANG 8mm F2.8 UMC FISH-EYE II)に交換した。影凸村が澪をコバマートに誘導したときの「チッ!」の後に一瞬出る風景。



出典:「サマータイムレンダ」第1話

同じ場所が第2話では標準的な焦点距離での撮影として表現されている(こちらのシーンは同じアングルに合わせることが難しいので、特に手前の電柱を合わせることを諦めた)。葬儀が終わり、凸村と慎平が影澪に殺される夜に繋いでいく夕方のシーンである。



出典:「サマータイムレンダ」第2話

ちなみに続くこのシーンの街灯は該当する場所を見つけられなかった。


出典:「サマータイムレンダ」第2話

第5話で影に飲まれていく日都ヶ島のシーンにも、一瞬この階段を下った場所が写る。右の建物が現在では無くなっている。ちょっとアングルをしくじった。(2023年1月24日追加)



出典:「サマータイムレンダ」第5話

同じこの場所は、終盤にも何度か登場する。



出典:「サマータイムレンダ」第17話

このカーブミラーは、階段を登り切ったところのそばにある。



出典:「サマータイムレンダ」第17話

ここは最終回にも出てくる。(2023年1月24日、写真差し替え)



出典:「サマータイムレンダ」第25話

ともあれ、とても長めの良い場所だ。



出典:「サマータイムレンダ」第25話

場所は、漁港から乗り物では多分通れない細い道や階段を登っていったところにある。途中で非常に多くの猫と遭遇した。この地図のあたりである。この「海岸通り」からのストリートビューである程度場所は確認できる。


第17話、第19話:高台から日都ヶ島の街並みを俯瞰できる場所(2)

ここはポセイドンというゲストハウスの、港に向かって右側にある階段だ。



出典:「サマータイムレンダ」第17話

在りし日の龍之介くん回想シーンの場所。



出典:「サマータイムレンダ」第19話

最初自信がなかったのだけれども、こちらのツイートで背景美術単体で見て、この場所であると思った。ただし手前のガードレールや電柱などはおそらく別の場所のもの、あるいは架空のものと思われる。

この場所は港に向かってポセイドンの左にある駐車場からの風景だ。


第18話、第23話:高台から日都ヶ島の街並みを俯瞰できる場所(3)

拳銃を握った手のシルエットの中に浮かぶこの街並みは、田野の街の高いところを走る道路の東側からの風景だ。



出典:「サマータイムレンダ」第18話

第23話で空襲イメージで出てくる街並みもここからの景色だ。(2023年1月24日追加)



出典:「サマータイムレンダ」第23話

地図だとこの辺り。


第17話:集まって情報の確認をしている避難場所

第17話で集まって情報交換をしているシーン、なかなか発見できなかったのだが、今回やっと田野の街中に発見。ストリートビューにもないので、結構探して歩き回った。ちなみに劇中だと一次避難場所の立て札があるが、訪問した時はこの看板が倒れていた。



出典:「サマータイムレンダ」第17話

最初、海の近くかと勝手に想像していたのだけれども、津波を想定した避難場所は高い場所で当然だよね。



出典:「サマータイムレンダ」第17話

家財道具と一緒に服もまとめて消されてしまった朱鷺子さんが、澪のキャラメリゼTシャツを借りてるところが、なかなか色々な意味で芸が細かい。



出典:「サマータイムレンダ」第17話

この地図の真ん中あたりの階段の途中にある空き地だ。


第18話:日都ヶ島の路地

「あの一瞬」がイメージで埋められて引き伸ばされる中、田野の街の道が実写で映るシーン。



出典:「サマータイムレンダ」第18話

細い路地を進んでいくカメラ。実写なので普通にロケ地だな。



出典:「サマータイムレンダ」第18話

地図の真ん中あたりの交差してるところから北に向かって進んでいる。


第2話、第3話、第7話、第8話、第18話、第25話:日都ヶ島の港の風景

桟橋以外の港の風景としては、田ノ浦漁港の風景をベースにしたと思われる漁港が頻繁に使われている(ピッタリと一致するわけではない)。



出典:「サマータイムレンダ」第2話

ちなみに椰子の木はここには存在しないのだが、上の写真を撮っている場所の後ろにある駐車場(ちなみに車はここの駐車場に止めた)には、結構立派な椰子の木が並んでおり、先程の俯瞰のシーンからもアニメ、実際の写真ともにはっきりと見えている。なので、この椰子の位置を変えて港近くに持ってきたものと思われる。



出典:「サマータイムレンダ」第3話

第7話のコバマート帰りのひづる、根津、慎平のシーンもこの場所。



出典:「サマータイムレンダ」第7話

このカットでの背景の建物はほぼそのままだが…。



出典:「サマータイムレンダ」第7話

このシーンではだいぶ異なっている。地面と海はほぼそのままだ。



出典:「サマータイムレンダ」第7話

第8話の、潮と慎平の回想シーンも一部この場所だ。ちょっと防波堤の形がいじられている。



出典:「サマータイムレンダ」第8話

最終回にもこの場所は出てくる。



出典:「サマータイムレンダ」第25話

とても再現度の高い田ノ浦の風景。



出典:「サマータイムレンダ」第25話

第25話:久しぶりに再会した潮と慎平

最終回で潮と慎平が久しぶりに再会する場所は、港のそばにある和歌山市役所田野支所の前だ。



出典:「サマータイムレンダ」第25話

飛び出し坊やの方向がちょっとアニメとずれていた。



出典:「サマータイムレンダ」第25話

潮が駆けてくるこの道は平坦で港に続くように見えるが、実際の場所では急な上り坂になっていて、この後紹介する和歌浦の海岸に続いている。



出典:「サマータイムレンダ」第25話

こちらの背景はすぐに海になっているが、実際には漁港の施設があった向こうに海がある。



出典:「サマータイムレンダ」第25話

そんな再会シーンは、和歌山市役所田野支所前の小さな交差点を微妙にアレンジして背景に使っている。



出典:「サマータイムレンダ」第25話

雑賀崎漁港

田ノ浦漁港からトンネルを1つ抜けたところにある雑賀崎漁港も、一瞬だけ使われいてる。

第2話、第8話:漁港の風景

第2話と第8話で一瞬出てくる漁港の風景である。こうして比較してみると、もう少し奥で撮影したものかもしれない。日本のアマルフィとか呼ばれている景色。



出典:「サマータイムレンダ」第2話


出典:「サマータイムレンダ」第8話

撮影場所は雑賀崎シーパークの近く。


和歌浦

最終回、やっと素直に潮と慎平が再会する海岸は、和歌浦の漁港の西側にある海岸だ。

第25話:廃灯台への道

(2023年1月24日追加)

2022年12月訪問時、ここのすぐそばの宿に泊まっていたのにも関わらず、その時点では気がついていなかったので再訪して撮影した。「和歌の浦 木村屋」さんの横の、海岸に降りる階段。



出典:「サマータイムレンダ」第25話

何度もここを通って海岸に行ったのになぜ気が付かなかったのだろう。



出典:「サマータイムレンダ」第25話

第25話:夕暮れの廃灯台のある海岸

ここで出てくる廃灯台、本当に小さい。灯台の役目を本当に果たしていたのか疑問なくらい小さいが、昔は灯台というのはこういうものだったのかもしれない。



出典:「サマータイムレンダ」第25話

実際の風景の方が手すりや遊歩道などが整備されているが、明らかに整備状況が新しいので、数年前まではこのアニメのような風景だったのかしれない。



出典:「サマータイムレンダ」第25話

手すりや街灯の形が異なっている。



出典:「サマータイムレンダ」第25話

ここも背景の構造物が全く異なっているのだが、以前はこうだったのかもね。



出典:「サマータイムレンダ」第25話

(2023年1月24日追記)このシーン、原作は反対側から見た灯台のシーンを裏焼きにしたものをベースにしているという指摘をTwitterで見かけたのだが、アニメのこのシーンもぶっちゃけその方が共通点が多い。灯台を少し小さくして上に持っていくとかなり似た風景になる。

ということで雑コラして灯台を移動させてみたけれども、結構似てない? まあ実際は、いろんな風景を参考にしてまとめているのだと思う。


(この写真は実際の風景ではない)

ということで、この灯台を慎平が歩いてきた先に本当にあるのは漁港なのだが、砂浜は実は慎平が歩いてきた方向にある。どうやら名前は「網代浜」というらしい。なんと。まあ正確に再現されているわけではないけどね。



出典:「サマータイムレンダ」第25話

しかし、振り返った時に見えるものも割と似ていたりする。



出典:「サマータイムレンダ」第25話

そんなわけで、最高の最終回だったよね本当に。作品自体に関しては、毎年恒例の俺的アニメランキングのところで書くかね(もう隠す気もないけど、2022年の1位は「サマータイムレンダ」だよ)。



出典:「サマータイムレンダ」第25話


おまけ

最後にちょっとおまけ的な内容を。この章の写真はiPhone Xsで撮影している。

ガデパの映画館

第4話の慎平と影潮との会話。


「お前、俺が好きな小説家覚えてる?」
「南雲竜之介やろ、映画になったとき観に行ったよな、ガデパに」

出典:「サマータイムレンダ」第4話

「ガデパ」ってなんだ? ということで調べてみると「ガーデンパーク和歌山」というショッピングセンターが和歌山市街の北にあり、シネコン「ジストシネマ和歌山」がその2階にあるのだ。

ということで、一応こちらも行ってきてみた。まあ普通のショッピングセンターのシネコンではあるのだけれども、これもまた聖地巡礼ということで。

ちなみに1階の書店にはサマータイムレンダの特設コーナーができていて、全巻入り紙バッグが大量に用意されていたぞ。流石だ。

その他お食事関連と若干の失敗話

和歌山を出る直前にやっぱり寄っておこうと思って、井出商店本店にも寄ったぞ。

ちなみに今回マイレージの特典航空券で羽田関空往復したのだが、帰りになんと間違えて翌週のチケットを取ってしまっていたという前代未聞の大失敗をしていたのだった。そりゃアプリからチェックインしようと思ったらチェックインできんわ。

ということで、間違えて入手した航空券は、サマータイムレンダ最終回放送後の日程に予約変更して次回の帰路に使うことにして、今回は当日券で帰らざるを得なくなったので、主にコストの問題で南海でなんばへ、そして御堂筋線で新大阪まで行って、新幹線で帰ってきたのだった。

そんなわけでさすがに小腹が空いたので、新大阪駅で買って缶ビールと共にいただいたこちらのローストビーフ寿司もなかなか良かったぞ。

ということで、色々とトラブルがあったものの、山道を含む道のりを約3万歩歩いたという、良い運動にもなった日曜日であった。


本記事の続きにあたる、男木島と東京のサマータイムレンダ聖地巡礼レポートはこちら。
xckb.hatenablog.com
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(2023年1月6日追記)俺的年間アニメランキングをやっと書いたのだが、やはり1位はサマータイムレンダである。

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