xckb的雑記帳

身の回りにあったことを雑多に語ります。

和歌山・友ヶ島のサマータイムレンダ旅で撮ってきた写真を旅日記風にまとめよう

さて、2022年春夏アニメの「サマータイムレンダ」の聖地巡礼に、和歌山市沖に浮かぶ友ヶ島(沖ノ島)と、その対岸の和歌山市内各地に行ってきたわけだが、せっかくなので聖地巡礼に直接関係ない写真もあわせて、旅日記風に軽く時系列順にまとめてみよう。聖地巡礼の方の記事はこちら。

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ということで、今回の目次。

飛行機の機内

今回は羽田から関空へ飛行機で移動。自分の中では関空は和歌山市に行くための空港という認識である(和歌山南部に行くための空港が南紀白浜空港)。

そんな機内で空の写真を撮ろうとして、X-T30(ミラーレス一眼)のセンサーかレンズの後玉にかなり目立つ埃が付いていることが判明。画面中央下のでっかな埃と、左上角の細い埃が非常に気になる。

後玉はまあウエットなレンズクリーニングペーパーは持ってきたからなんとかなりそうと思ったものの、イマイチな品質で結局後玉に使ったら余計埃も増えたし、さらに実際に埃が入っていたのはセンサーっぽいことが判明したのでさらに悩ましいことに。

地上についてから撮ったこの写真を見れば分かる通り、もうこのゴミの数はどうにもならんな。下手するとせっかくX-T30を持ってきたのに写真はさすがにそろそろ機種変しようと思っているiPhone Xsで全部撮る羽目になるかもしれない危機! どうしよう?

関西空港

ともあれ、今回の旅のお供はヤリス。初めて乗ったぞ。うーむ関西空港から直接レンタカーに乗ると、空港連絡橋の料金が必要となるのね。知らんかった。


和歌山市街

和歌山市は以前弟が住んでいたのでそこに遊びに行って以来だな。その時も友ヶ島には行こうと思っていたのだけれども、時間がなくて断念していた。

ガデパとホームセンター

まあ、カメラの埃の件をなんとかせねばと、いずれにせよ映画館の件でショッピングセンターのガーデンパーク和歌山には寄る予定だったので、なんかカメラ屋とか家電量販店とかないかな、と思って見たものの、なかった…。

ということで方針変更して、せっかく車があるのだから、でかいホームセンターに行ってそこでエアダスターを探せばいいのでは、と思いつき、検索してホームセンター(コーナン和歌山店)に到着。文房具売り場にエアダスターがあった。駐車場ですぐにカメラとレンズをしつこくシューシューして、埃が取れたことを確認。なんとかなって良かった。コーナンさんありがとう!

和歌山駅前

今回は前日夕方和歌山入りで、和歌山駅前のホテルに宿泊。予報だともう少し晴れる予定だったのだけれども、今一つの天気ではあったな。でも夜は豪雨があったものの散策中には雨が降らなくて良かったし、湿気が高かったおかげで友ヶ島でのチンダル現象が綺麗になったという側面もあったのでまあ結果オーライ。


和歌山市駅

実は和歌山市民図書館での「サマータイムレンダ 」特設コーナーは聖地巡礼の前日の夜に行ったのだ。駅前では翌日の参院選を前にして、選挙前の「最後のお願い」が行われていた。ちなみに自分は当然期日前投票済み。

ここで、「サマータイムレンダの声優【小舟潮役】永瀬アンナさんと【小舟澪役】白砂沙帆さんが巡る聖地和歌山の旅」というパンフレットをゲット(PDF版)。残念ながら聖地巡礼マップは印刷版が切れていて入手できなかった(PDF版表紙PDF版地図)。

ところでどうも、この和歌山市駅ロータリー付近に、あの劇中によく出てきた紀州手毬デザインのマンホールが複数存在するらしいという情報をいただいたので、再訪時はちゃんとチェックしたいところ。


出典:「サマータイムレンダ」第3話

ちなみに、和歌山市駅近くにあるらしい、なれ寿司の有名店「弥助寿司」では、どうやらなれ寿司は7月8月はお休みしているらしい。これは次の機会に回したい。

夕食は居酒屋で

夕食は和歌山駅にほど近い多田屋さん。ちょうどzoom飲み会がスケジュールされていたので、初めてリアル居酒屋からzoom飲み会に参加した。和歌山の日本酒しばりで3種類くらい飲んだ。多分全部で3合くらい。

あとは焼き鳥とか、せっかくの和歌山なので太地の鯨ベーコンとか、そしてタコの唐揚げとか。美味かった!

多田屋
〒640-8331 和歌山県和歌山市美園町5-11-18
1,500円(平均)1,000円(ランチ平均)
r.gnavi.co.jp

田ノ浦・雑賀崎

田ノ浦と雑賀崎は、早朝5時台にホテルをチェックアウトして6時台に回った。こういう時は車があると本当に便利(でもホテルの駐車場が早朝に車を出せるかは確認しておこうな)。

田ノ浦の街中を歩くと意外にフォトジェニック。こういう斜面の街というのは劇中の日都ヶ島のイメージにも合っているので、このあたりの景色も一部使われていたのは納得。

この斜面の道を歩いていると、猫がたくさんいるのだけれども、かわいい猫というよりは「お前こんなところに何しにきたんだニャ」的な圧をヒシヒシと感じたので写真は撮っていないニャ。

とりあえずこれらの写真はX-T30で撮ったものだが、埃は完璧に取れていて良かった!

雑賀崎は田ノ浦の駐車場から余裕で歩ける距離なので、一日単位しかない駐車場料金が実に無駄なので歩いた方がいい(15分くらいしかいなかったのに駐車料金高かった…)。

友ヶ島

ということで、今回の旅のメインの目的、友ヶ島だ!

友ヶ島汽船(往路)

朝食は友ヶ島汽船に向かう途中のローソンでカツサンドを購入して駐車場で食った。

結果として、少し早めに行って朝食は現地で食べて、時間があれば加太の街を見て回る、という方針にしたことが幸いして、正規の9:00の第1便の前に出ることになった8:10の臨時便に乗れることになった。ということで臨時便で加太の港を出港。

船から見る友ヶ島(沖ノ島、虎島、神島)。サマータイムレンダ1クール目のEDで、船から見た島の実写映像が出てくるけれども、正直同じような島の姿があったのかどうかはわからなかった。


野奈浦桟橋に到着

友ヶ島・野奈浦桟橋に到着。この風景は劇中の日都ヶ島とは大きく違うね(日都ヶ島桟橋のモデルは概ね香川県の男木島)。

ここで早速和歌山市アニメ観光大使の小舟潮さん登場。

ちなみに今回のプラン。しばらく前から島内の道のいくつかが土砂災害などで寸断されており通れない場所が多いのだが、沖ノ島東端、虎島の手前にある「閼伽井の碑」までは行けるようになったらしい。とはいえここは未だアニメには出てきていないし(しかし2クール目OPでシデと慎平が対峙しているシーン、もしかするとここかな?)、かなり時間がかかることが予想されるため、今回は東方面のルートはパスすることに決定。

という事で、野奈浦桟橋 → 将校宿舎跡 → 第三砲台跡 → タカノス山展望台 → 第一砲台跡 → 第二砲台跡 → 野奈浦桟橋という、多分標準的なルートに乗ることにしたのだが、これも第二砲台跡から野奈浦桟橋への直行ルートが通行禁止になっているため、結構遠回りでなおかつアップダウンの多い道となっている。

ちなみに、閼伽井の碑の方まで行く人は日都ヶ島駐在所、じゃなかった、友ヶ島案内センターで同意書の提出が必要な模様。


第三砲台跡への道

第三砲台までの道は、どんどん山道を登っていくことになる。途中、何度もこういう立ち入り禁止の場所があるが、まあ多分この先に行っても謎の病棟跡があったりするわけではないので(多分)、ひたすらまっすぐ登っていこう。

古い道だな。ひたすら登る。

横須賀の千代ヶ崎砲台などの、類似の施設でも何度も見た気がするこういう形の切り通し的な構造。ここを越えると将校宿舎跡だ。

将校宿舎跡に到着。

室内は現在は程よい感じで廃墟だが、あとで出てくる一般兵員用の棲息掩蔽部と比べたら、当時の住みごごちは比較にならないくらい良かったのだろうな。

将校宿舎跡の左側に別の建物がある様なので進むと、なんか奥にトンネルみたいなものが見えてくる。

トンネルをくぐると…。

ぬぬ!


第三砲台跡とその砲座

ひづるの待ってた例の場所に到着だ! 朝の太陽の光がチンダル現象を起こしていてとても綺麗。

ここはおそらく棲息掩蔽部。要するに宿舎、倉庫、待避所などをかねた多目的施設。とはいえ土間に雑魚寝の施設である。こんなところにも差し込む朝の日の光が実に良い。

この道を奥のほうに進むと、サマータイムレンダでは今のところ出てきていない砲座跡にアクセス可能だ。

道の脇にある階段を降りる。

ここから細長いトンネルを進む。途中、左右に掩蔽部らしき場所や砲側弾薬庫、点燈室らしき部屋がいくつかある(この辺りは千代ヶ崎砲台などとも一部共通した構造なので、その辺りを一度見学しているとわかりやすい)。

途中で横の階段を上り、高塁道を通って外に出る。ここが砲座だ。

この第三砲台跡だけで、28センチ榴弾砲8門の砲座が残っている。この周囲が完全に植物に覆われた廃墟と化していることを含めて、素晴らしい。まあ俗にラピュタだとか呼ばれることもよくわかる。

ぜひ、サマータイムレンダには出てきていない、こちらの砲座の方にも行ってみることをお勧めする。

タカノス山展望台

第三砲台跡から少し歩くとタカノス山展望台につく。謎の病棟跡はない。

ここが沖ノ島の最高高度の地点(約120m)なので、周囲を見渡すことができる。沖ノ島東部と神島(左)。右奥に見えているのは虎島だ。この神島が巨大化して沖ノ島に繋がっているのが、多分サマータイムレンダ劇中の日都神社だ。

和歌山市街のある方向よりも淡路島の方が近くに見える気がするが、実際はこの沖ノ島が紀淡海峡の中心にあたり、ほぼ両岸に等距離の場所である。


孝助松海岸

タカノス山からずっと坂を降りて海にたどり着く。孝助松海岸という場所らしい。

まあ、「祭りでお焚き上げをしないといけないくらい」漂着ごみがたくさん落ちている状態であることは否めない。

とはいえ、結局劇中の万年青浜(おもとはま)のモデルはわからないよなぁ。万年青浜という名前の浜なら小笠原の母島にあるみたいなんだが、こちらも全然違った場所。

第一砲台跡

劇中、竜之介が亡くなった場所である第一砲台跡。ここでは結構な暑さとアップダウンで結構疲れていたので奥にまで行かなかった。ちょっと残念。


第二砲台跡をドローンで撮影

劇中で出てくる場所が非常に限られていた(しかも周囲の景色がかなり改変されていた)第二砲台跡。海沿いの砲台だ(第三砲台と違って、海からはっきり見える場所ということだな)。

施設自体は立ち入り禁止だが、裏(海側)に回ることは可能。ここで少し休憩。

ここでドローンを使って360度写真を撮ってみた。第二砲台跡、灯台、トーチカ跡、孝助松海岸、タカノス山展望台などが綺麗に写っている。和歌山川の海岸や淡路島も写っているが、風が強かったこともあり、海側のスティッチングが一部破綻しているのはまあ仕方がない。

ちなみにドローンを飛ばす場合、友ヶ島の島々の中でも、地ノ島は関西空港の滑走路の延長にあり、距離24km圏内に入っているため300mの高度制限が適用される。沖ノ島にはその様な制限はないが、ドローンを飛ばす場合は気をつけよう。なお、友ヶ島におけるドローンの飛行自体は許可されている

8Kで撮影した第二砲台跡(この写真は4Kに落としている)。

破壊された部分が地上から見えない部分が結構あって興味深い。

この時の動画。

www.youtube.com

この動画をそのまま3DF Zephyr Liteに落とし込んでフォトグラメトリをやってみたりしている。思ったよりちゃんと変換できたけど、もうちょっとちゃんとモデリングできるソースになる動画を撮りたいな。

www.youtube.com

第五砲台跡

サマータイムレンダには出てこない第五砲台跡。第二砲台跡から(現在通行止めの近道を通らず)遠回りして桟橋に戻る途中の道にある。

こういう謎の構造物も色々あるけれども、実は自分は昔、旧軍施設跡の廃墟がすぐそばにあった場所で育ったので、こういう謎のオブジェが草むらの中にあるのはとても子供時代の原風景に近い。

第三砲台には及ばないものの結構大きな施設だ。ここは掩蔽部かな?

多分ここは砲座跡なんだろうな。

結構よく残っているな。


桟橋に戻る道

ということで、桟橋に戻ることにしたのだけれども、道中になんか色々面白いものがあったので記録。まずはこの木。どうしてこうなった。

2015年撮影のストリートビューではこんな風にはなっていないんだよなー。本当にどうしてこうなった。

地図に載ってない沼。

こちらはおそらく戦前からある建物と思われるが、何だろうな。

なんか魚が大量に群がっている謎のオブジェだ。正体不明。

海岸のブランコ。

とか言いながら歩いていたら、突然劇中第1話に出てきた祠を発見。いやー周囲に注目しながら歩くもんだな。


友ヶ島汽船(復路)

ということで、往路同様に臨時便の、12:30友ヶ島発で加太まで戻ることに。約4時間の滞在だったけれどもかなり歩いた感があるのは日差しが強かったからかな。結局ペットボトル3本水分飲み干したかな。

というわけでまた来るぞ友ヶ島。

結構なスピードで走るので、風も気持ち良い船上。


加太の街

12:45頃に戻ってきたので、車はそのまま駐車場に置いた状態で、徒歩で加太の街を回ることに。

「ゑびすや」でランチ

聖地巡礼のところでも書いたけれども、友ヶ島汽船すぐの場所にある「ゑびすや」さんでランチ。刺身も美味しかったけどこのアラも凄かったなぁ。

あと、やっぱり暑い中を歩いた後一気に飲むノンアルコールビールは旨かった(この後も運転があるので酒を飲むわけにはいかんのだ)。


淡嶋神社

淡嶋神社は色々と日都神社と違う場所が多くて、色々写真を撮りまくってきたけどやっぱりほとんど一致した場所はなかったな。本殿と千度石と入口のところくらい。

まあ、というわけで普通にお参りしてきたぞ。

数少ない一致場所の本殿前。


小嶋一商店付近

「誠に申し訳ありません 完売しました」…残念だ。

この現場にいる頃に、聖地巡礼記事にも書いた建物や交差点の入れ替えにちゃんと気がついていたら、もっとちゃんと写真が撮れたのにな、というのはちょっと残念。再訪時にはもっとちゃんと撮りたい。


加太の街、その他

しかしなぜここまで来たのに観光協会に寄るのを忘れてしまったのだろうか。うーむ。残念である。あとここの揚げパン食べたかった。


再び和歌山市街

という事で、友ヶ島汽船のところに置いてあった車に戻り、加太から和歌山市街へ移動。

昼の和歌山市駅

という事で、再び和歌山市駅。和歌山市駅の駅ビルのスーパーを見物。旅先のスーパーを見物するのは楽しいよね。流石にスーパーになれ寿司はないか(でも早寿司やめはり寿司はあったから、季節を選べばワンチャンあるのでは、とか)。

市民図書館で再びサマータイムレンダの展示をゆっくり鑑賞。アニメ観光大使の小舟潮さんお疲れ様です!

ちなみに、南海和歌山市駅の改札のところにも潮さん立ってた。他にも和歌山城とか色々なところにいらっしゃるようだが、今回確認できたのは友ヶ島桟橋のところと、この和歌山市駅(2箇所)の合計3箇所のみ。


井出商店でラーメン

さて、帰りの時刻が刻々と迫る中、やり残したことをクリアしていく。やっぱり、和歌山ラーメンを一杯は食べたいよね、という事で井出商店へ(井出商店には行った事なかったのだ)。こんなところなんだ。

ラーメン並。割と自分としては好きなジャンルのラーメンだ。ちょっと腹一杯なので、定番オプションの早寿司は食べなかった(前回和歌山に来たときに別のラーメン屋さんで早寿司食ったな)。他のお店にも行ってみたいけれどもまたそれは再訪時にでも。


帰路のドタバタ

という事で聖地巡礼の方にも少し書いたけど、このあと関西空港まで帰ってレンタカーを返してさあ帰りの便をチェックインするか、という事でスマホのアプリからチェックインを選択しようとしたら…チェックインできない!

よく見ると復路にちょうど来週のチケット取ってるやん!

という事で、ANAの特典航空券だったのだけれども、当日「への」変更はできない上に、1旅程でも使い始めたら払い戻しができないという制約から、なかなか悩ましい選択を突きつけられた。当日券で飛行機で羽田に帰ると30,000円弱の出費となる上に、間違えた片道分を捨てるのももったいない。

色々考えた結果として、今回の復路のチケットは3ヶ月ほど先に延期して、サマータイムレンダ終了後の再訪の復路に利用することとして、今回は南海で関西空港駅からなんば駅まで移動し、御堂筋線で新大阪へ、そして東海道新幹線で新横浜まで帰ることに決定。これならEX-ICを使えば南海の運賃を入れても15,000円ほどでなんとかなるし、乗継的にもなんとか23時ごろには新横浜に着けそう。

という事で、非常にドタバタしたもののなんとか新大阪駅に到着。小腹も減ったので、新大阪駅で買ったローストビーフ寿司に缶ビールで一息。

なんとか新横浜から午前様にならずに帰宅できたぞ。

ということで、サマータイムレンダが全話終わったら、もう一度ぜひ友ヶ島とその周囲の街に行きたいなぁ、と。あとは香川県の男木島だな。その頃にはもう少し社会情勢が落ち着いてくれないものかな…。

そういえばサントラが8月31日、Blu-rayが上巻8月31日、下巻11月30日にリリースされるとの情報があったが、Blu-rayのリリースはそれぞれ9月28日と12月21日に変更になった模様(Amazonの各商品ページの情報)。まあそれでも、いつ円盤リリースされるのだ、そもそもリリースされるのか、とヤキモキしていたけれども一安心、かな。