xckb的雑記帳

身の回りにあったことを雑多に語ります。

サマータイムレンダ(第13話まで)の聖地巡礼レポート・その1:友ヶ島編

さて、2022年春アニメも終了。やはり一番楽しめたのは「サマータイムレンダ」だよなぁ。

summertime-anime.com

俺にとってのマスターピース的な「サクラダリセット」を彷彿とさせる、タイムリープ+スワンプマンというモチーフを描きながら、全然違う物語を作っていこうとしている感じが実にツボである。サクラダリセットを見終えた後の、いや、わかってはいるけれども俺はあのスワンプマンのヒロインが幸せになる物語を見たかったんだよ! という欲望は今度こそ叶えられる気がしている。

そんなわけで先日、劇中に出てくる慎平カレーのレシピを適宜補完して作って食べるという企画をやったわけだが、1クール分終了したということで、きりのいいところで和歌山に聖地巡礼に行ってきた(とはいえ予定と天候の組み合わせ的問題で実際は出発2日前に第13話が放送されていたため、第13話までの舞台が今回の聖地巡礼の対象となっている)。

ちなみにカレーの件の記事はこちら。美味いぞ。

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ちなみに、非常に多くの写真を撮影してきたのだけれども、今回は撮影場所で記事を分割して公開しようと思う。秋に全話終了したら、もう一度構成し直す形で新しい記事にまとめるかも知れない。

カメラに関しては特に断りのない限り、フジのX-T30とタムロン 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)で撮影している。

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今回は関東民にとってなかなかアクセスが難しい場所であることもあり、ワンエグの時のようにたびたび訪れて都度記事を書いていくわけにはいかないため、各エリアごとの記事を書くことと、そのエリア内で物語における登場順に、それぞれの舞台を紹介していくこととしよう。まずは今回はこの「サマータイムレンダ」のメインの舞台であるとも言える、和歌山県の友ヶ島からだ。

友ヶ島について

サマータイムレンダの主な舞台である「日都ヶ島」のモデルの一つとなったのが、和歌山市の市街と淡路島の間に浮かぶ無人島である友ヶ島だ(友ヶ島自体無人島なので、街の部分は和歌山市周囲の街や香川県の男木島がモデルになっている)。「友ヶ島」という名称の地域は実際には複数の島で構成されており、現在のところ観光客が唯一普通にアクセスできる「沖ノ島」という島が、サマータイムレンダの舞台のモデルの1つとなっている。

だいぶ前から「ラピュタの島」という呼び名で有名になっていたのだが、島内には戦前に大阪の防衛のために築かれた砲台の跡が廃墟として点在しており、独特の風景を持つ島である。東京湾でいうと横須賀沖の猿島に似ているが、島自体の規模は友ヶ島の方が遥かに大きく、おそらく遺構もこちらの方が多く残っているのではないか。

以前和歌山に行った時には時間がなくて行けなかったし、最近は東京湾要塞の遺構を色々見に行っていたので(そういえばGWごろに大房岬砲台跡や千代ヶ崎砲台跡に行った時のブログ書いてなかったな…今からでも書こうか)、いずれにせよ行きたい場所ではあったので、ちょうど良い機会だった。(この写真はドローンで撮影)

ちなみに、2015年に猿島に行った時の記事はこちら。

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なお、友ヶ島は携帯が圏外となる場所がかなり多いため、聖地巡礼の参考資料を持ち込む場合は、必ずオフラインで参照できる手段を用意しておくことが必要だ。たとえば、一番フォトジェニックな場所と言えるだろう第三砲台跡では、全く携帯の電波が入らなかった(au)ので注意しようむ。

また、島内は桟橋付近以外に飲料を購入できる場所はない上に島全体がアップダウンの多い山道なので、特に夏場は熱中症の防止のためにも十分な飲料水を用意しよう。劇中と違い無人島なので、病院や診療所もないのだから。

友ヶ島汽船のフェリー「ともがしま」

さて、友ヶ島に渡るには、加太の港から友ヶ島汽船のフェリーに乗っていくのが通常の手段となっている。時刻表はWebサイトに載っているが、実際はこれ以外の時間にも混雑状況に応じて臨機応変に臨時便を出したりピストン輸送を行ったりするそうだ。

tomogashimakisen.com

今回行った時も、通常の9:00発の第1便の前に、8:10発の臨時便が出ていたので、時間が限られている身としてはとても助かった。繁忙期には9:00に拘らず朝早く行くのもアリなようだ。

ちなみに車で行く場合は、友ヶ島汽船前の駐車場までの道が結構狭いので注意。劇中のコバマートのモデルの小嶋一商店の前も通っていくことになる。海沿いの県道65号から、この↓看板(地図はこちら)に従っていけばたどり着くのだが、どうもカーナビは橋からその下の駐車場に車を飛び降りさせるようなルートを示すことが多いようだ。お気をつけあれ。あと駐車場は有料だ(1日700円)。

友ヶ島のフェリーは現在、「ともがしま号」と「友ヶ島V号」の2隻が運行されているらしいのだが、サマータイムレンダで出てきたフェリーは「ともがしま号」がモデルである。どういう規則性でこの2隻の船を運用しているのがはよくわからないのだが、ともかく今回は往復ともに「ともがしま号」だった。

まあ、船内の写真は流石にアングルを合わせて撮ったりすることが難しいので、その辺りはご容赦。

第1話:慎平が右目をもらう船上

航跡はかなり再現度が高いな。結構スピードを出しているので、突然の揺れでカメラやスマホを海中に落下させないように注意(正直、ちょっと危なかった)。



出典:「サマータイムレンダ」第1話

船内。アニメだと前方の船室に繋がるドアが閉まっているが、実際はそこは開いている。そして壁にはサマータイムレンダのポスターが貼られている。アニメだと向かい合わせに席が並んでいるが(そうじゃないと例のシーンが成立しないし)、実際の船では席は全て前方を向いている。



出典:「サマータイムレンダ」第1話

慎平に魔眼を授ける潮さん。



出典:「サマータイムレンダ」第1話

そして後方に歩いていく潮さん。この辺りまでは結構実物に近い(微妙に違う部分もあるが)。



出典:「サマータイムレンダ」第1話

ただしこのシーンだけは、実際の船とは大きく異なる。こんな広い横幅のスペースは「ともがしま号」には存在しない。


出典:「サマータイムレンダ」第1話

揺れる船の中でアングルを合わせて撮影するのは無謀なので、その辺りはご容赦。Insta360とか持っていけばよかったのかもな。



出典:「サマータイムレンダ」第1話

第1話:日都ヶ島への到着

日都ヶ島の港のモデルは、実は友ヶ島ではなく香川県の男木島である。ということで、ここでは船のシーンだけ。動いているフェリーからドローン飛ばす度胸はないので船の外観は桟橋で撮影。



出典:「サマータイムレンダ」第1話

ちょっとこの辺りアングル合わせがいい加減なのだけれども、まあ下船のドタバタの最中なのでその辺りはご容赦。フォントはだいぶ違う。



出典:「サマータイムレンダ」第1話

先述の通り、日都ヶ島の港は男木島なのだが、こういう細かい部分は友ヶ島の桟橋に似ている。



出典:「サマータイムレンダ」第1話

日都ヶ島の祠

根津が「影の病」について慎平と澪に語るシーンで挿入される祠のシーン。ここが発見できたのは本当に偶然。

第1話:根津との最初の出会いで一瞬映る祠

根津との会話の舞台は加太の街だったので、加太か、さもなくば有人島である男木島かと思っていたら実は友ヶ島にあった。友ヶ島にある食堂と宿泊施設である「海の家(うみのや)」の脇にある祠。



出典:「サマータイムレンダ」第1話

細かいところはともかく、この祠がモデルでおそらく間違いないだろう。



出典:「サマータイムレンダ」第1話


第二砲台跡

海沿いにある砲台。意図的な破壊と風化で危険な状態にあるため、立ち入りは禁止されている。現在は島内の多くの道が崩落で通行止めになっている関係で、ここにたどり着くにはかなり山道を遠回りする必要がある。

第1話:しおりを追ってたどり着く砲台跡

このシーンはかなり再現度が高い。だが実際は、ここの裏には砲台を見下ろすような高台はない。残念ながらこれ以外のシーンでよく似た場所は見つからなかった。



出典:「サマータイムレンダ」第1話


友ヶ島海岸沿いの道

友ヶ島には松の木がたくさん海岸にある。その中でもあの松が印象深いのだが実は…。

第2話:松の木にぶら下がるひづる

ひづるが松にぶら下がる直前に挿入されるこの景色、現在は道路の崩落で通行禁止になっているエリアにある。ストリートビューには残っているのでおそらくここだろう(地図はこちら)。



出典:「サマータイムレンダ」第2話

実際にぶら下がっている松はそっくりそのままのものは発見できなかった。よく似ているのは先ほどの場所にもほど近いこのあたりだろうか。だが実際は大きすぎてぶら下がるのはちょっと無理だ。



出典:「サマータイムレンダ」第2話

場所は「天照神社」の前。


友ヶ島観光案内センター

桟橋脇にある友ヶ島観光案内センター。

第2話:日都ヶ島駐在所

日都ヶ島駐在所のモデルは、アニメだけだと明確ではないが、原作を参照すると友ヶ島観光案内センターであることは明らかだ。



出典:「サマータイムレンダ」原作第1巻(田中靖規)

アニメだけだとちょっとわからないよな。



出典:「サマータイムレンダ」第2話

第四砲台跡

現在第四砲台跡への道は閉鎖されており、行く事は出来ない。ずいぶん長い間アクセスできていないようなのだが、いつか行ってみたいぞ。

第6話:根津が慎平を待つ砲台跡

「ひづるが会うそうや/第四砲台まで来い」と根津はメッセージを入れたのだが、実際はこの待ち合わせのシーン以外は第三砲台跡をモデルにしている。そしてストリートビューで見る第四砲台跡ともあまり似ていない(おそらくロケハン時も第四砲台跡には行けなかったのだろう)。あえていうとそっくりなのは第四砲台跡の案内板くらいだ。



出典:「サマータイムレンダ」第6話

第三砲台跡

おそらく現在友ヶ島でアクセス可能な旧軍施設の中で、標高100mを越える最も高い位置にあり、かつ最もフォトジェニックな施設、第三砲台跡。慎平とひづるが4周目と5周目で出会うポイントだ。横須賀の千代ヶ崎砲台に匹敵するほど大規模な施設が非常に良い状態で保存されており、内部をみて回ることが可能である。ただし施設内には照明のない部屋も多いため、懐中電灯は必須だ。

訪れたのは直前まで雨が降っていた朝だが、内部は凄まじい湿気で満ちており、湿気というよりはもはや薄い湯気。懐中電灯からははっきりとチンダル現象の光の通り道が見えていた。このくらいの湿気がある環境の方が、太陽の光が美しくこの遺跡に映えるだろう。

個人的には、朝に島に着いたら真っ先にここに向かうのが、いろいろな意味でお勧めだと思う。


第6話〜第7話:ひづると慎平が合う場所

根津と慎平がひづるのもとに向かうシーン。



出典:「サマータイムレンダ」第6話

実際に、この上の写真の位置から次の写真の位置には、部屋の奥にある各部屋をつなぐ廊下の部分を通じて全く同じ視線の移動ができる。砲台の建築物としては非常に標準的な構成だ。



出典:「サマータイムレンダ」第6話

ここでも逆さにぶら下がるひづるだが、ぶら下がるような木は実際にはない。



出典:「サマータイムレンダ」第6話

趣味と実益を兼ねて自己紹介する慎平。



出典:「サマータイムレンダ」第6話


同じ視点では撮れないが、いい写真が撮れたなぁ、と。



出典:「サマータイムレンダ」第6話

少しアングルをしくじったかな。



出典:「サマータイムレンダ」第7話

この辺り、位置関係は正確。



出典:「サマータイムレンダ」第7話

本当にとても素敵な場所なので、聖地巡礼関係なくお勧めな場所。



出典:「サマータイムレンダ」第7話

第12話〜第13話:今度はウシオを連れてここに戻ってくる

「つまり君は、タイムトラベラーだ」

この辺りは実は結構背景の整合性が乱れてる。



出典:「サマータイムレンダ」第12話

帰ってから分かったけど、この名シーン、背景が90度回転してる。ちゃんとしたアングルで写真撮ってなかった。次行ったら撮り直そう。



出典:「サマータイムレンダ」第12話

そしてここまでにさらに同じ方向に90度回転しているのだ。まあ見ているときは勢いで全然気にならなかってけれどもね、ちょっと気をつけて見るとなんかおかしいのだよ。



出典:「サマータイムレンダ」第13話

うん、もう一度じっくりここでは撮影したいな。ぜひまた来よう。空いているだろう平日に。



出典:「サマータイムレンダ」第13話

第一砲台跡

第二砲台跡の近くの高台の上、灯台の近くにある第一砲台跡は、第13話まででの段階では登場したのは第7話の一瞬だけだ(第14話を今見たばかりだけれども結構出ていたな、ここ)。


第7話:回想シーン、竜之介の死

少し右側が異なる気がするが、まあここで正解だろう。



出典:「サマータイムレンダ」第7話

ちなみに、第14話で出てくる「まむし注意!」の看板、ここにあるぞ。


タカノス山

何度も物語に出てくるタカノス山、第三砲台跡のそばに山頂があるのだが、展望台になっているだけで特にあんな病院の建物はない。


山頂は標高119.7m。


その他

ちなみに、ランチは加太側の友ヶ島汽船駐車場から一番近い「ゑびすや」さんで頂いた。え、エビス、恵比寿、蛭子、でヒルコ様! とか思いながらもお造り定食を頼んだら実に良い感じの地魚のお造り定食が出てきた!

と思ったらその後になんかすごいでかいアラが登場!(食事の写真はiPhone Xsで撮影)

いや、山道を4時間ほど歩いて体力を使ったところだったのでちょうど良かったし、お造りもアラもとても美味かった。さすが漁港。

というわけで友ヶ島、あまりにフォトジェニックな場所だったので、サマータイムレンダに関係ないところもたくさん写真を撮影してきてしまった。なので、その辺りはこの一連の記事を書き終えたら、改めて別の記事としてまとめておこうと思う。

また行きたいぞ友ヶ島! 次は最終回の終了後かな。

次は加太や和歌山市街地界隈の舞台をまとめてみよう。続く。

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