今回の目次。
さて、なんとタムロンがフジXマウントのレンズを出す!というニュースが飛び込んできた、というか俺が認識したのは確か昨年(2021年)の11月だったか。ちょっと情報が遅れてたけど。
これ多分、Xマウントでオートフォーカスまで対応したサードパーティのレンズとしては最初じゃないかな? また18-300mm(フルサイズ換算28-450mm)という実にワイルドなスペック。で、11月上旬に早速ポチったんだけれども、届いたのはなんと1月末(すっかりカード請求の計画が狂った)。ほとんど納期3ヶ月状態。
噂によればテンバイヤーも湧いていたとか。テンバイヤーからは買うんじゃないぞ。
それにしてもこの2枚がこのレンズの広角端と望遠端なんだけれども、すごいレンズだなー本当に。
18mm F7.1 1/300秒 ISO320
300mm F6.3 1/320秒 ISO640
納期3ヶ月で届いた!
…っていうかAmazonからは販売ページ自体消えてる感じだし、楽天を覗くと、現在納期5〜6ヶ月って何? 本当に買えるのかこれ。まあ、そりゃテンバイヤーも湧くかもなーというところか。それにしても安いよねこれ。
そんなわけで、届いた18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDを早速X-T30に取り付けてみたぞ!
でかいけどスペックの割にはコンパクトな気がする。物理的な感覚としては今まで使ってたXF55-200mmf3.5-4.8 R LM OISとあんまり違わない。
正確にいえばXF55-200mm f3.5-4.8 R LM OISがφ75mm × 132.5mmで580g、今回のタムロン18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDがφ75.5mm × 125.8mmで620gなので、サイズ自体はむしろ若干XF55-200mmが大きく、重量はわずかにタムロン18-300mmの方が重い。
18〜300mmの16.7倍ズーム
ということで、早速(今ひとつ天気には恵まれなかったが)テスト撮影をしてみた。
レンズのズーム操作部分に数字の刻印のある焦点距離でそれぞれ撮ってみた感じがこれ。やっぱりフルサイズ換算で28〜450mmってスペックは強烈だな(基本的にこの記事の写真はPhotoshopなどで加工していない、T30で撮って出しのJPEGベースである)。括弧内は近いフルサイズ換算値。
逆光で太陽を撮った時も変な感じもなく良いな。なかなかいける。
風景ばかり撮っているのはアレなので料理写真も。松輪で食ったメヌケの刺身定食、無茶苦茶美味かった。
18-300mmという強烈なスペックだが、こんな料理のようなシーンでも結構ガッツリ寄れる。上の写真もこれも18mmで撮影。
この広角端から望遠端は本当にすごいなぁ。これでレンズ交換しなくて良いのはとても嬉しい。
こうなってくると、広角から望遠まで広い焦点距離が必要となる聖地巡礼とかでも、これ一本持っていけば足りるんじゃね、という気がする。
レンズ内手ぶれ補正とスローシャッター
これだけ焦点距離が長いレンズだと手ぶれ補正が大変そうなわけだけれども、そちらもテストしてみた。適度に暗い場所ということで、プラネタリウムの投影前の時間に撮ってみた写真。これだけ暗い空間で300mm(フルサイズ換算450mm)の手持ちはやはり辛いけれども135mmあたりまではなんとかなりそう。
18mm F3.5 1/7秒 ISO1600
108mm F5.6 0.22秒 ISO6400
300mm F6.3 0.48秒 ISO6400
水車小屋の中の粉ひき装置。30mm(フルサイズ換算45mm)なら1秒でもそこそこ手持ちでいけそう。
30mm F4 1/15秒 ISO1600
30mm F5 1秒 ISO160
撮影例いくつか
という事で、このレンズでここ数日撮った写真を何枚か載せておこうか。いずれも撮って出しのJPEGファイルそのまま。ボディは全てX-T30。
冬の蜃気楼
300mm、F6.3、1/315秒、ISO640
海と空
18mm、F7.1、1/240秒、ISO160、PLフィルター
沖に降る雪
23mm、F7.1、1/170秒、ISO320
逆光
300mm、F6.6、1/2200秒、ISO160
なかなか良いレンズなので、今後愛用していくこととなると思う。
ともあれ、今回買ったこのレンズを受けてのフィルターの件とカメラバッグの件を、別途書く予定。続く。
ところでシグマさんもXマウントのレンズを出すらしい。まあ私もここでコメントを書いている人たちと割と同じことを思っていて、単焦点でこの焦点距離だとXFのレンズと被るけど、購入しやすいF1.4のレンズが出てくるのは嬉しいと思う。どんなものが実際出てくるのか楽しみ。
(追記)このレンズに合わせて色々新調した件を別途書いた。