xckb的雑記帳

身の回りにあったことを雑多に語ります。

富士フィルム X-T30 ファーストインプレッション(X-T10からの買い増し)

さて、約4年前に富士フィルムのミラーレス一眼X-T10を買って使ってきたのですが(このブログの写真もこのカメラで撮ったものが多い)、2年前にその後継機種のX-T20が発売され、さらに今年そのまた後継機種のX-T30が発売されたということで、ついにこのX-T30を購入してしまいました。レンズは何本かあるので、ボディのみです。

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参考までに、4年前のX-T10のファーストインプレッションはこちら。当時も別に一目惚れでの購入なので、特に他と比較したわけでも何でもないんですね。クラシックなデザインや操作感が気に入っただけで、あとは当時使っていた(よく名前が似た)同じXシリーズのコンデジであるX-10がかなり気に入っていたということが理由でした。

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今回も、レンズ資産もあるし、なによりX-T10は結構気に入って使っていたので、特に乗り換える動機もありません。あえて言えばX-T3とは悩みましたが、自分の使い方からしてX-T30の方が合っていると思うんですよね(コンパクトなのでひょいと持っていきやすいし、何より安いし)。

ということで、あえて同じ色のシルバーを買ったら、やはりぱっと見ほとんど見分けがつかないですね(左がX-T10、右がX-T30)。でもこのシルバーのデザインが気に入っているので別にこれでいいのです。X-T10を買った時のキャンペーンで貰ったストラップが気に入っているので、このストラップだけX-T30に移植して、X-T10にはX-T30付属のストラップをつけました。

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上から見てもほとんど変わりませんね。こちらの写真も左がX-T10、右がX-T30です。このクラシックな物理ダイヤルが色々あるスタイルが気に入っているのです。X-T10との大きな違いは、動画撮影のモードが左のダイヤルに追加され、X-T10では小さなボタンで押しにくかった動画撮影が簡単になっていることですね(これはX-T20からの変更らしい)。

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ノスタルジックな遊び機能かも知れませんが、シャッターボタンの機械式レリーズ穴も健在です。こういうところとか、画質モードの名前がProvia, Velvia, Astia, ACROSとかだったりするとところとかが、実におっさん心をくすぐるのです。ちなみにX-T30からはETERNAも追加されました。

動画は4K対応になっていますし、フルHDで120FPSのハイスピード動画(最大5倍スロー)も撮影可能になっているようですが、まだこのあたりはちゃんと使ってません。

なにげに大きな変更は、X-T20まではバッテリーの充電が充電器のみだったのだけれども、X-T30からはUSB-C接続での直接充電が標準となったことで、付属の充電器が専用のものからUSB-Cの充電器になった点。これはこれで充電器を家に忘れたときなどはUSB充電したいと思ったこともあるのだけれども、複数のバッテリーを使い回す使い方だと充電器の方が嬉しかったりするので痛し痒し。とりあえず充電器は別売りで買えます。

FUJIFILM バッテリーチャージャー BC-W126S

FUJIFILM バッテリーチャージャー BC-W126S

また、付属のバッテリーも高性能版になっているのですが、こちらはX-T10付属の昔のタイプも、バッテリー・充電器ともに完全互換で使えるようです。ちなみに新バッテリーは高温時での持ちが改善されているようです。

FUJIFILM 充電式バッテリー NP-W126S

FUJIFILM 充電式バッテリー NP-W126S

一応、私はバッテリーや充電器は純正を使う派です(USB充電器を除く)。

背面。X-T10では4方向のボタンだった部分がスティック状に変わっています。これはいいのですが、一点気に食わないのはもともとあまり使わなかった「Q」ボタンがグリップの位置に移動してきていることです。グリップ部分が大きくなっていますが、この「Q」を何かの拍子に押してしまうことが多く、ちょっと困りました。幸い、本体のファームウェアをバージョン1.10(2019年6月26日公開)にアップデートすると、このボタンをカスタマイズしたり、そもそも無効化する機能などが追加されます。私はそもそも無効化してしまいました。

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スマホには保護フィルムを絶対貼らない派の私ですが、スマホよりは材質的に弱そうだからこのカメラには貼ろうかな、ということでこれを貼りました。X-T10ではただの液晶でしたが、X-T30ではタッチパネルになっており、様々な使い方ができます。でも古い人間だから基本的にビューファインダーを覗いてしまうんだよね。

スマホといえば、X-T10と違ってX-T30はBluetoothに対応しており、スマホとペアリングすることで常時情報をやり取りし、スマホからの時刻同期やGPSによる位置情報をEXIFに突っ込むことが可能となっています(X-T30からの機能)。これはとても良いです(下はGoogle PhotosでEXIF情報を見た画面)。またファームウェアの更新なども、Bluetoothでペアリングしていると、以前よりずっと簡単に実行できます。

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これらの機能を利用するにはこちらのアプリのインストールが必要です。

FUJIFILM Camera Remote

FUJIFILM Camera Remote

  • FUJIFILM Corporation
  • 写真/ビデオ
  • 無料

とりあえず梅雨時で気持ちの良い青空の写真はまだ撮れないのですが、ちょっとだけ試し撮りしてきました。まずは川崎の東扇島東公園。

JXTGエネルギー川崎製油所。レンズはXF55-200mmF3.5-4.8 R LM OISを使いました。

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X-T30 (XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS) 200mm F4.8 1/300s ISO1000

200mmはAPS-Cなのでフルサイズ換算300mmです。

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X-T30 (XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS) 200mm F4.8 1/300s ISO1000

工場越しに羽田に着陸する飛行機を撮ってみました。

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X-T30 (XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS) 200mm F4.8 1/300s ISO1000

JERA川崎火力発電所。

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X-T30 (XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS) 200mm F4.8 1/300s ISO640

新江ノ島水族館。AFのレスポンスが改善したことでシャッターチャンスを狙いやすくなりました。これは55-200mmの86mm。

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X-T30 (XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS) 86mm F3.9 1/420s ISO320

200mmだとこんな感じ。

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X-T30 (XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS) 200mm F4.8 1/300s ISO320

クラゲさん。XF 23mm F1.4 R好き。

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X-T30 (XF 23mm F1.4 R) 23mm F4 1/60s ISO5000

相模湾大水槽。フルサイズ換算50mm相当くらいの撮影。

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X-T30 (XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS) 26.5mm F3.2 1/60s ISO3200

画面いっぱいのコブダイさん。やや流し撮り気味。

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X-T30 (XF 23mm F1.4 R) 23mm F4 1/60s ISO1250

たくさん魚がいる水槽でたまたま撮れたタカノハダイ。

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X-T30 (XF 23mm F1.4 R) 23mm F4 1/60s ISO5000

同じ水槽のウツボさんかわいい。

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X-T30 (XF 23mm F1.4 R) 23mm F4 1/42s ISO6400

というわけで、これからいろいろな場所で撮ってみたいと思いますので、また紹介します。今回紹介したカメラとレンズはこれで全部揃うセットかな。

FUJIFILM 単焦点広角レンズ XF23mmF1.4R

FUJIFILM 単焦点広角レンズ XF23mmF1.4R

FUJIFILM 望遠ズームレンズ XF55-200mmF3.5-4.8RLMOIS

FUJIFILM 望遠ズームレンズ XF55-200mmF3.5-4.8RLMOIS

こちらで以前紹介した、サムヤンのXマウント魚眼もテスト予定です。

xckb.hatenablog.com

ということで、続く予定。