(2019年12月26日 追記)円盤も発売されたので、そちらを参照しながら写真の撮り直し・追加を多数行い、前後編に再編成して新記事(前編、後編)を書きました。こちらの古い内容は、劇場で鑑賞した記憶をもとにした聖地巡礼記事ということで残しておきますが、より参考にできるのはこれらの新記事のはずですので、まずそちらをお読みください。
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(2023年7月6日追記)この記事同様、劇場で観た記憶を元に「おでかけシスター」の聖地巡礼記事も書きました。こちらも円盤発売後に改訂予定です。
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(上記の通り、以下は劇場で見た記憶にのみ基づく、古い内容の記事となります)
さて、映画版青ブタ「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」、最高だったよな! ということで何度も劇場に行ってしまったのだけれども、まあそうすると、TVシリーズの聖地巡礼記事をがっつり書いたことだし、劇場版の舞台もちゃんと回ってくるか、という感じになってきたりするのです。
ということで、一応TVシリーズの聖地巡礼記事はこちらに。量が多いので4編に分かれています。
- 藤沢市街。xckb.hatenablog.com
- 江ノ島付近。xckb.hatenablog.com
- 江ノ電、小田急沿線(藤沢、江ノ島付近を除く)。xckb.hatenablog.com
- その他(横浜、渋谷、秋葉原、上野、熱海、大垣、金沢、各地の病院)。xckb.hatenablog.com
映画版はほぼ湘南界隈で話が完結していますね。まあ若干、葉山があったり、熱海があったりするわけですが。TVシリーズで既出の舞台に関しては、あまりちゃんと今回は巡っていないので、上記TVシリーズ編の方を参考にしてください。
また、映画のネタバレはそれなりに含みますので、まだ劇場版を観ていない人は、TVシリーズを観ておいて劇場版を観ないのは本当にもったいないので今すぐ映画館に行ってください。TVシリーズも見ていない人は、それはそれで残念なのでちゃんとTVシリーズを観てから映画館にも行ってください。
各舞台を紹介する順番は、映画のストーリーにできるだけ沿った形で並べていこうと思います。
ということで、では、いってみましょう。全体的には梅雨の時期に撮影に行ったので天気は今ひとつの写真が多いですが、そのうち撮り直しに出かけるかも知れません。
葉山までの道
突然呼び出されての翔子さんとの「デート」で葉山まで。切ない話です。
七里ヶ浜駐車場
翔子さんとの待ち合わせ場所は七里ヶ浜駐車場(江ノ島寄り)です。咲太はこの横断歩道からやってきます。
(2019年7月31日 画像を入れ替えました)
七里ヶ浜海岸の案内。
(2019年7月31日 画像を追加しました)
ここで翔子さんが待っています。もう少し映画では引きアングルだったかな。映画の設定はオフシーズンの冬ですが、今は夏なので、いつ来ても結構車が止まってます。
(2019年7月31日 画像を入れ替えました)
稲村ヶ崎
「大いに丈夫、すなわち大丈夫です」の翔子さんはこのあたりかな。映画ではガードレールがなかった気がするけれども、このあたり横断歩道やバス停を除いて基本的にガードレールはあるので…。
(2019年7月31日 画像・項目を追加しました)
鎌倉駅
江ノ電ひと駅分を歩いて、稲村ヶ崎駅で江ノ電に乗った二人は、鎌倉駅で横須賀線に乗り換えます。江ノ電からJRへの乗り継ぎ改札を通ります。
横須賀線下りを待ちます。
逗子駅前
逗子駅で降りてバスに乗り換えます。
森戸海岸
森戸海岸のバス停で降りて、歩いて目的地に向かいます。
(2019年7月31日 画像を入れ替えました)
脇道に入って少し歩きます。
(2019年7月31日 画像を入れ替えました)
歩いているときの背景。
(2019年7月31日 画像を追加しました)
目的地はリゾートホテルのSCAPES THE SUITEです。
(2019年7月31日 画像を入れ替えました)
訪れた日は日曜日だったのですが、まさに貸し切りでウェディングをやってました(最上階のチャペルでまさに式の途中だったのが海岸から見えました)。おめでとうございます。流石に中に入るわけにはいかないので、公式サイトから雰囲気を…。
まさにそのまんまですね。ちなみに2月に劇場版の予習にここに来たときは(原作では食事のシーンもあったので)1階のレストランで、しっかりランチを食べていきました。野菜がとっても美味しいレストランでした。
7月30日に再訪した際はチャペルでは結婚式はやっていなかったのであらためて撮影。劇中と実際のチャペルとは窓の形や江ノ島の方角などが異なりますね。
(2019年7月31日 画像を追加しました)
海岸を歩く翔子さんと咲太。
(2019年7月31日 画像を入れ替えました)
海岸とそこから望む江ノ島方面。
(2019年7月31日 画像を追加しました)
森戸神社の方は、ちょっと現実と風景が違っていましたね。ああ、切ないシーンだったなぁ…。
(2019年7月31日 画像を入れ替えました)
こちらのアングルは夏なので海の家が出ていました。
(2019年7月31日 画像を追加しました)
葛藤
真相を知り、揺れ動く麻衣さんと咲太…な舞台です。
御所ヶ谷公園付近
公園横の脇道の坂を少し上ったところ「嘘ならいいのに」「別れるつもりなんてないから」のシーンです。咲太と麻衣さんが家に帰るときに使ういつもの道ですね。
劇場版では、随所でTVシリーズの嬉しいシーンで出てきた場所を、あえて辛いシーンでもう一度使っているのがいいと思います。ここも11話で「咲太が思っているより、私咲太のことが好きよ」と歩きながら語っていた場所なので、なかなか辛いものがあります。11話該当部も原作とちょっと違うので、映画を見据えてああいう演出にしたのかも知れません。
七里ヶ浜駅横の踏切
双葉と会話する踏切。重いシーンの舞台が続くなぁ。
横からのアングル。
劇中だとまっすぐ海につながっているように見えますが、実際は左にカーブしています。
茅ヶ崎駅北口前
花楓の美容室行きの帰り道のシーン。
(2019年7月31日 画像を入れ替えました)
イトーヨーカドーが目立ってましたね。美容室はモデルとかあったのかな? 原作では美容室が南口の設定だったんだけれども、北口なんだよねここ。
(2019年7月31日 画像を入れ替えました)
劇中ではクリスマスイルミネーションがされていましたが、今は夏だからか地味です。
(2019年7月31日 画像を追加しました)
たしか、どかちゃんの方を向いたときはこっちが背景だったような。
(2019年7月31日 画像を入れ替えました)
熱海駅
熱海駅で咲太と麻衣さんが語り合ったのは東海道線下りの、2番・3番ホーム(劇中でちゃんと番号が出ている)。しかしここには実際はJR売店のNEWDAYSはないし、ピッタリとあてはまる時刻表もないのです。
ちなみにNEWDAYSがあるのは伊東線の1番ホームと東海道線上りの5番・6番ホームなのですが、かと言って5番・6番ホームにはぴったりの場所があるかというと、そういうわけでもなかったりするのです。
ということで、だいぶ違うのはわかっているけれども、それでも2番・3番ホームで可能な限りよく似た場所を探すと、まあここかな、という感じ。おそらく180度点対称反対側が正解だと思うのですが、そこにはNEWDAYSも時刻表の掲示もありません(時刻表は裏にしかなく、表側は特急列車の編成の説明図になっています)。
事件(1)
そして発生する衝撃の事件の1回目。
片瀬江ノ島駅
劇中でクリスマスのデコレーションがされていた竜宮城モデルの小田急線・片瀬江ノ島駅は、先日建て替えのために取り壊されてしまい、残念ながら消滅しています。
ちなみに在りし日の姿はこちら(2018年11月)。TVシリーズ放送中はかろうじてこの姿が残っていたのですが…。
新江ノ島水族館前
新江ノ島水族館前の横断歩道。
自分も車で時々走る道ですが、そう言えば結構飛ばしてる人いますね。
道の反対側から。
実は、この場所からは実際には江ノ島の灯台であるシーキャンドルは松の木越しにしか見えません。
なので横断歩道を待つ人から「シーキャンドルきれい!」という声が聞こえるのは少なくとも現在はあり得ないはずですが、劇中設定の2014年にどうだったかは定かではありません。
まあ夜にライトアップされていれば、なんとか木の隙間から見えるとは思いますが、劇中のようにきれいには見えないはずです。
片瀬橋
咲太は新江ノ島水族館前から片瀬橋を走って江の島入口交差点に向かいます。その途中、背景に何度か写るシーフードレストラン。
ちなみにこのあたりまでくると、はっきりシーキャンドルは見えます。
片瀬橋を渡る。奥の方から咲太が走ってきます。
走る咲太を横から追うシーン。
江の島入口交差点付近(1)
そして事故発生現場。車が走ってくるのはこの奥から。
「咲太くん!!!」(実際のアングルで撮るには超望遠が必要ですね)
ちゃんと麻衣さんは、咲太の後ろから追いかけてきて突き飛ばすんだよね。
原作読んだ時点では勝手に江ノ島側で事件は起こる気がしていましたが(翔子さんとの待ち合わせが灯籠のところだったこともあり)、映画では江ノ電江ノ島駅の方向でしたね。
事件(1)直後
咲太は呆然としながら歩いて家に戻る。
ピザーラ藤沢店前の道
咲太がフラフラ歩いているところを上からのアングルで捉えたシーンはここの道だと思う(劇中とはアングルが異なる)。
(2019年7月31日 項目・画像を追加しました)
御所ヶ谷橋
ここも、TVシリーズの楽しいシーンで何度も出てきた場所を、雪の積もった状態で、悲しいシーンで使う場所ですね。
橋の街灯。
橋からの景色。
御所ヶ谷公園
誰もいない御所ヶ谷公園の雰囲気も印象的だったな。
(2019年7月31日 項目・画像を追加しました)
放浪
12月28日の咲太の放浪ルート。まだ色々と疑問があるので途中の写真は公開できる段階にありません。そのうちに…。
本鵠沼駅前
双葉の家があるという設定の小田急線本鵠沼駅付近からスタートします。
七里ヶ浜(1)
きっと事故現場を避けるルートで咲太は歩いてきたと想像します。
翔子さん(2)と出会うポイント。原作既読組としては、翔子さん周りのエピソードが結構カットされていたなかでも、特にこの翔子さん(2)に関するエピソードはもっともっと欲しかったですね。
咲太譲りの厚かましさを備えた翔子さん(1)と違う、麻衣さんの影響を受けた翔子さん(2)に関するエピソードはもっと長く見ていたかったんだよな。どこかでアニメ的に補完してくれないものかね…。
(この場所は晴天時の写真も撮りましたが、曇天のほうが劇中の雰囲気に合っているので、そのままにしておきます)
再挑戦
ということで、12月24日に戻ってきたバニーボーイ咲太の大活躍編です。
藤沢駅構内
藤沢駅で散々自分を見つけてくれる人を探す咲太のシーンでは、改札前の様々な方向が映ります。
改札の方とか。
ルミネ入り口の方とか。
現在はプリン屋さんがあるこちらの方とか。
古賀ちゃんに見つかるのはみどりの窓口前。
(2019年7月31日 画像を追加しました)
藤沢駅北口バスターミナル
咲太がそんなMVP古賀ちゃんに頼みごとするのは北口のバスターミナル。
右に見えるのはさいか屋のエレベーター。わかりにくいですがここは1階の高さです(階段はさいか屋の地下に向かっている)。
さいかやの入り口も横になめますね。
(2019年7月31日 画像を追加しました)
しかし古賀ちゃんを押し倒すのは良くないと思うぞ咲太くんw
新橋駅
さすがに新橋駅に平日夕方に来たらこのくらい人はいるわな。原作では汐留方向の出口でしたが、映画では烏森方面の出口に変わってました。とはいえやはり日テレ設定なのかな。
「ふざけてんの?」
事件(2)
ということで再び訪れる12月24日18時。
江の島入口交差点付近(2)
翔子さんがやってくる方向。
ここでちゃんと、二人で江ノ島のイルミネーションを見る、という約束を果たしているところがいいんだよね。
「バイバイ、咲太くん」(涙)
咲太本体が左から走ってくるルート。警官が出てくる交番。
事故現場から道路反対側を見て、翔子さんが消えてしまったことを知るシーン。
藤沢駅南口
咲太が泣きながら江ノ島から帰ってくるとき、イルミネーションで飾られた歩道橋のような場所を通りますが、あれは多分JR藤沢駅南口の江ノ電に通じる橋と思われる。江ノ島駅から江ノ電で帰ったのね。
(2019年7月31日 項目・画像を追加しました)
エピローグ
ということで、世界再構成後の1月6日。
鶴岡八幡宮
再構成後の咲太と麻衣さんが訪れる初詣デートの場所は鎌倉の鶴岡八幡宮。
いつ来ても観光客の多い場所です。
こんな感じのアングルもありましたよね確か。
大銀杏、実際はもっと手前から撮っていて、絵馬も入っていましたね。大銀杏が倒れたのは2010年。経緯はこの辺りに書かれています。
本殿のところは実際は撮影ができないので、ここまでです。
ここでどうやら、この世界の咲太と麻衣さんはやっぱり野生のバニーガール事件で出会ったこと、咲太がドナーカードを持っていて、募金を色々していることがわかります。
七里ヶ浜(2)
そして再構成された世界の七里ガ浜。咲太はわずかに残った翔子さんのイメージを元にここに引き寄せられ、無事に峰ヶ原高校に入学したらしいこと、そして麻衣さんの中に残った翔子さんのイメージから、心臓病の少女が主人公の映画に出演したことが明かされます。そしてその映画のヒットが、この世界の翔子ちゃんの運命を変えた鍵になったことが示唆されます。
というわけで、七里ガ浜の駅前にあんなカフェあったっけ、と思ったら、果てしなくカフェっぽい不動産屋さんがありました。まあ、居抜きで入ったのかもしれないので、もしかしたら2015年1月には本当にカフェだったのかもしれませんが、まあ、劇中のカフェの看板とこの不動産屋さんの看板が本当にそっくりなので、おそらくこの不動産屋さんをアレンジしてカフェにしたのでしょう。
そして、この映画中盤では咲太の絶望の場所だったこの海岸が、最高のエンディングの場所になるという演出は本当によく出来ていると思います。
(2019年7月31日 画像を入れ替えました)
最高でした。
おまけ
ということで、何点かおまけを。
ビックカメラ藤沢店
ビックカメラ藤沢店6階のエレベーター横にある青ブタコーナー、いつのまにか翔子ちゃんだけじゃなくて翔子さんが加わっていますね。
そしてDVD売り場には…。
原作者の鴨志田一さんとイラストの溝口ケージさんのサインが!
さすがスタッフリストに名前が入っているだけのことはあるな、藤沢店。
湘南モノレール
湘南モノレールって乗ったことなかったのですが、なにやら青ブタコラボをやっているらしいということで、生まれて初めて乗ってみました。
おお翔子さんモノレールが。実は反対側が麻衣さんだったらしいんだけれども撮り忘れた。ごめんなさい!
湘南江の島駅と大船駅を除く各駅に1つずつ、青ブタヒロインズの駅名表示板があります。江ノ島側から、かえで、どかちゃん、双葉、古賀ちゃん、麻衣さん、翔子さんの順番です。
…今度モノレールの麻衣さんももう一度見にいきます。
少しは文句を言いたいこともある
まあ映画の内容はとても良かったと思う。それだけにそれ以外の部分には色々と文句があるので最後にちょっとだけ苦言を書いておきたいと思います。
まず全国で31館しか公開しないってどういうこと? 追加で上映館が決まったけれども、どう考えても最初からあの規模でやるべきではなかったかと。
あと、各週の入場特典があまりに数が用意できていなくて、初日の途中で切れてしまうって、それってそもそも入場特典としての販促的役目を果たしていないと思うよ。
あと、パンフレットもあまりに数が少なすぎて、豪華版はおろか通常盤さえ普通に手に入らないってどういうこと? 豪華版はもう言わずもがな。
結局これらって、転売屋を肥え太らせているだけでまったく作品のためにもファンのためにもなってない。この辺りの見積もり本当どうなっているの、と思います。
まあ、そもそも1時間半の尺にも、あともう15分くらい、なんとかならなかったのか…とは思うけれども、この制約の中でなかなか辛い取捨選択をした結果として、とてもいいものを作ったと思う点では、素直にスタッフに感謝としか言いようがありません。
ということで、豪華版パンフ、せめて通販もしてください。頼むよ!(実はこれが言いたかっただけです)
…と思ったら一応、豪華版は事後通販するみたいね。受注生産となっているからまあ大丈夫だと思うけれども、また即時完売とかやられたらマジで怒るからな!
あとみんな、原作も読もうな!
電撃文庫版
Kindle版
そしてこの箱の一番右のスペースを埋める円盤をぜひとも早くお届けいただきたいと、よろしくお願いいたします。
待ってます。