さて、2018年のシーズン1の頃から青ブタの聖地巡礼記事を色々書いてきたこのブログだが、早速最新の劇場版「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」の聖地巡礼に行ってきたぞ。
それにしてもこの「おでかけシスター」、個人的にはとても気に入っている。「ゆめみる」ほど万人向けではないのかも知れないが、TV版終盤のかえで回と今回の「おでかけシスター」は、人の親としての俺にはずっとグサグサ心に刺さるのだ。青ブタは人生。
ちなみに劇場で観てきた記憶だけで巡っているので、幾分不正確なのはご容赦。前の劇場版「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」同様、円盤がリリースされたら改めて改訂版を書く予定。ちなみに「ゆめみる」の改訂版聖地巡礼記事はこちら。
ちなみに、主要な舞台の湘南方面は(特に夏は)いくら人の少ない時間に行っても混雑してる場所が多い。ということで今回の記事からは、生成AIで便利になったPhotoshopで、人を消したり背景を補完したりしている。また、激しい人混みなどの、どうしても人を消すのが難しい場所では人混みを架空の人々に置きかえたりしている。以上の理由で完全な「撮って出し」の写真ではない点はご容赦あれ。
というわけで今回の目次はこちら。概ね劇中の登場順に並べている。
- 各種ビジュアル:七里ヶ浜駅横の踏切、御所ヶ谷橋、七里ガ浜高校前
- 夢の中のランドセルガール:七里ヶ浜
- 踏切を待つ咲太と麻衣:江ノ電・七里ヶ浜駅横の踏切
- 花楓と出会う三叉路:御所ヶ谷公園脇
- 涼子さんに小言をいわれる麻衣さん:藤が岡15号バス停近くの交差点
- ファミレスの前で掃除する国見:デニーズ藤沢北口店
- ファミレスにやってくる花楓と麻衣:デニーズ藤沢北口店
- 新宿にやってくる咲太:小田急・新宿駅南口付近
- 高校説明会会場への道:葵橋跡、N高等学校 ・S高等学校 代々木キャンパス別館
- 受験会場に向かう花楓:江ノ電藤沢駅
- 入試会場付近イメージ:行合橋交差点
- 高校に走る咲太:藤が岡15号バス停近くの交差点、御所ヶ谷公園脇の階段前など
- スイートバレットライブ会場:テラスモール湘南、辻堂駅
- ライブ後に語りあう咲太と花楓:テラスモール湘南
- 七里ヶ浜への道中:浜見山交番前交差点、湘南海岸公園
- 海辺で語る4人:七里ヶ浜海岸駐車場江ノ島側、七里ヶ浜
- 琴美を迎えにいく:JR藤沢駅
- 琴美を送る前に写る川:境川
- 琴美を送っていく咲太:柳通り
- 最後に
- (おまけ)画像加工について
各種ビジュアル:七里ヶ浜駅横の踏切、御所ヶ谷橋、七里ガ浜高校前
個人的には、今回の劇場版のキービジュアルなどの各種ビジュアルは最高だと思っている。
出典:https://natalie.mu/comic/news/503794, https://natalie.mu/comic/news/528262, https://natalie.mu/eiga/news/518303
まずはティザービジュアルでは、願書を提出しにいく花楓が、高校の手前の踏切で足止めされるが、足元の水面下にはあのノートを抱えたかえでの存在がある。
豪華版パンフレットパッケージでは、家の近くの橋(御所ヶ谷橋)で、家の方向を向くかえでと高校の方向を向く花楓。傘をさしてくれているのはかえで、そして咲太の作った弁当を持って受験会場に向かうのは花楓だ(この写真は2023年9月3日差し替え)。
そしてキービジュアルは、踏切を越えたところで後ろを一人で振り返る花楓。校門には「入学試験会場」の文字。もうそこにかえではいないが、パンダのキーホルダーは花楓とともにある。
橋、(巨大な門としての)踏切、水面などは定番の神話的シンボルではあるが、それらをうまく使って「おでかけシスター」の世界を表現していると言える。
これらの各種ビジュアルだけでエモすぎるだろう。ぜひ皆様も聖地巡礼して現地でこのメタファーを実感していただきたい。
…ということで、本編の舞台を紹介していこう。
夢の中のランドセルガール:七里ヶ浜
謎のランドセルガールが出てくるのは七里ヶ浜。朝は劇中同様に綺麗に富士山が見えていたのだが、昼近くになったら雲がかかってしまった。
こちらは葉山方面。
踏切を待つ咲太と麻衣:江ノ電・七里ヶ浜駅横の踏切
麻衣さんと帰宅デートの咲太の待つ踏切は、ティザービジュアルにも出てきていた七里ヶ浜駅横の踏切。「開かずの踏切だったらいいのに」というセリフは、麻衣さんの卒業を控えた咲太の本音だな。
クローズアップ。ちょっと違う方向かな?
花楓と出会う三叉路:御所ヶ谷公園脇
藤沢駅から家に帰る途中の咲太と麻衣さんが、中学方向から帰る花楓と出会うシーンの舞台は、尻を蹴り合ったり猫を拾ったりした場所である御所ヶ谷公園の脇にある三叉路。
咲太と麻衣さんがやってくる方向。
花楓がやってくる方向(この写真は2023年9月3日追加)。
ここは決して中学(藤が丘中学校の設定と思われる)から咲太・花楓の家への最適な経路ではないはずなのだが、そこはやはり最適経路だとシーズン1・第12話のかえでのように、他の生徒に会うのが怖かったりするのかな、と思うのでなかなか演出が細かい可能性もある。
合流して歩いていく3人。
この辺り、流れていく背景もなかなかリアルだったりする。
花楓のほっぺたをむにゅむにゅする咲太。
涼子さんに小言をいわれる麻衣さん:藤が岡15号バス停近くの交差点
そのまま歩いていくと咲太と花楓の住むマンションと、麻衣さんの住んでいるマンションの両方に接する交差点に着くが、ここで麻衣さんマネージャーの涼子さんの車がいる。
3人がやってくる方向はこちら(この写真は2023年9月3日追加)。
このアングルだったかな? ちょっと記憶が曖昧。
涼子さんに小言を言われて、いい返事だけして麻衣さんが去っていくシーンはこちらからのアングルだと思った。
ファミレスの前で掃除する国見:デニーズ藤沢北口店
咲太のバイト先は変わらずデニーズ藤沢北口店。
だが内部の構造や制服はだいぶ実際のデニーズと異なる。
国見が掃除していたのはこんな感じのアングルかな?
ファミレスにやってくる花楓と麻衣:デニーズ藤沢北口店
店内の構造は実際のデニーズとは異なるので、逐一比較する必要はないのだが、花楓が麻衣さんと一緒にファミレスにやってくる雰囲気をイメージするとこのアングル?
ちなみに、卵不足の昨今の社会情勢を反映してか、花楓が食べていたオムライス(とろ〜り卵とチーズのオムライス)は現在残念ながら終売している。
そんなわけで麻衣さんセットの「ベーコンとなすのトマトスパゲッティ」と「グリーンサラダ」をオーダー。うん、普通に美味いよ(ちなみに朝11時まではモーニングメニューのみなので、このパスタは注文できないことに注意)。
新宿にやってくる咲太:小田急・新宿駅南口付近
高校の説明会に新宿にやってくる咲太。劇中設定の2015年はまだバスタ新宿は完成していない。
小田急線の降車専用ホームを歩いて南口方面へ。
改札方面へ。
この辺り、実にリアルに小田急新宿駅。なのだが、流石にここまで人が混んでいてなおかつ大きく写っていると、うまく消すことも入れ替えることも難しいので、古典的なガウスぼかしでお茶を濁すしかない。
高校説明会会場への道:葵橋跡、N高等学校 ・S高等学校 代々木キャンパス別館
高校のモデルはN高と思われる。説明会の会場はN高の代々木キャンパス別館。
新宿駅南口を出て南新宿に向かう(この写真は2023年9月5日追加)。
PASTAってなんだよと思っていたらPRESTIAだったか…(この写真は2023年9月3日追加)。
マクドナルドのところから新宿駅西口方面を(この写真は2023年9月3日追加)。
マクドナルドの角から、葵通り(旧甲州街道)を西方向へ歩く。
この辺りの流れる背景も意外にリアルだった気がする(この写真2枚、2023年9月3日差し替え)。
途中で左方向に行くと、N高の代々木キャンパス別館の入った建物がある。
実際は映画よりも赤い建物であるという印象。
1Fにある飲食店とまいばすけっと。実に再現度が高い。この右にあるエレベーターで上に登って説明会を受けた感じかな。
受験会場に向かう花楓:江ノ電藤沢駅
さて、受験会場に向かう花楓を見送る咲太。日曜の朝7時過ぎに行ったら無人の改札が撮れた(ここはPhotoshopで消したわけではない)。
改札の前で咲太と話す花楓。
江ノ電ホーム(このくらい離れた人混みだと、偽の人混みとすり替えられる)。
売店は早朝は開いてなかったので、開いてる時間に撮影。
入試会場付近イメージ:行合橋交差点
多分この丁字路辺りの風景、ここで挿入されたような気がする。
高校に走る咲太:藤が岡15号バス停近くの交差点、御所ヶ谷公園脇の階段前など
花楓の異変を知らせる電話を受けて高校に走る咲太。ここは咲太の自宅設定のマンション前の道。
階段前の坂道はこの地図の真ん中あたり。
原作版「おでかけシスター」の最初のカラーイラストにも出てきた場所だな(別のシーンのイメージだけど)。
駅に行く途中でみずほ銀行の前っぽいところを通るのだがおそらくここかな(この写真は2023年9月3日追加)。
スイートバレットライブ会場:テラスモール湘南、辻堂駅
辻堂駅に到着。改札口。
テラスモールに続くペデストリアンデッキ。左に曲がる。
咲太が睨めっこしていた地図はすぐそこにある。
上の地図の向かいにあるエスカレーターの下がイベントスペース。花楓が咲太を呼んでいた場所だな。
ライブ会場となっていたイベントスペース。
花楓の背景はこの辺りかな?
ステージを眺めながら語る咲太と花楓、の背景。
ライブ後に語りあう咲太と花楓:テラスモール湘南
先ほどまでいたイベントスペースから咲太と花楓のいる場所を望むアングル。
イベントスペースのステージが見えているけど、こんな感じのアングルで合っていたっけな?
ここの会話のシーンよかったよな!
右方向からのアングル。
ペデストリアンデッキ上の花壇。
のどかが迎えにきたのは辻堂駅前のペデストリアンデッキのこの辺り。車よせに繋がる階段とエレベーターが左にある。
ずっきーママの車が待っていたのってこのアングルだったかな?(やや自信なし)
七里ヶ浜への道中:浜見山交番前交差点、湘南海岸公園
七里ヶ浜への道中で出てくるのが浜見山交番前交差点。
左折待ちをしている間にづっきーとの会話が始まるシーン。「辻堂海岸入口」の看板が印象的な場所だ。
…が、実際に左折する車からは実は「辻堂海岸入口」の文字はほとんど見えない(この理由でストリートビューからもほとんど見えていない)。下の写真は実際に左折待ちの車からの撮影。これに対して上の写真は、向かって右側の歩道から撮影したものだ。
この後出てくる海岸は湘南海岸公園から鵠沼海浜公園方面を望むアングルだ。
鵠沼海浜公園は現在工事中。よく見ると映画には、すでに現存しない建物も出てきている。
海辺で語る4人:七里ヶ浜海岸駐車場江ノ島側、七里ヶ浜
ということで結局七里ヶ浜海岸駐車場江ノ島側に到着。
車を止めたのはこの辺かな?
づっきーママがお茶してくると言ったのは、駐車場の敷地内にあるハワイアンレストランの「Pacific Drive-in」。とはいえ「ゆめみる少女」の原作では伏線に使われていた通り、この店が開店したのは2015年3月30日で、劇中日時はその少し前のため実際には開店していないのは愛嬌(アニメ版「ゆめみる」ではその伏線は使われていないのでセーフw)。
ちなみに峰ヶ原高校の校舎は実際の七里ガ浜高校の校舎とはだいぶ異なる。ちなみに「峰ヶ原」はここから少し西の、七里ヶ浜駅と鎌倉高校前駅の間あたりに存在している地名らしいぞ。
以前琴美と咲太が話したコンビニだな。
海岸に降りる階段(この写真は2023年9月5日差し替え)。
ドンマイドンマイ!(この写真は2023年9月5日追加)
ちなみに夏の湘南の真昼間の写真だけあって、この辺りでは人もサーフボードも、果てはでかいテントの類までPhotoshopで消しまくっているぞ。
少し海岸を歩いてくる。
いつものアングル。
ここの4人の背中と海、という感じのシーン素晴らしいよね。
江ノ島!
づっきーが「みんな」って誰、ということについて語るここのシーンも実にいいよな。
(階段に立ってる人も座っている人もみんな消したぞ)
琴美を迎えにいく:JR藤沢駅
琴美をJR藤沢駅に迎えに行くシーン。(この写真、誰もいないように見えるが、ペデストリアンデッキには歩く人が多数、さらに駅構内では七夕イベントをやっていて黒山の人だかりだった。全部まとめてPhotoshopで消した)
琴美がやってくる改札。
みどりの窓口。
「ゆめみる」で誰にも認識されないバニーボーイ咲太の背景にも使われていた蕎麦屋さん。懐かしい。
琴美を送る前に写る川:境川
多分ここだと思うんだけれどもなぁ(自信なし)。円盤が出たら確認する予定(2023年9月3日本章を追加)。
琴美を送っていく咲太:柳通り
帰る琴美を駅近くまで送っていく咲太。
花楓について語る場所は「駅北口・柳通り」の大きな看板(?)のある交差点。
いやー(俺基準では)最高の映画だったぞ!まだまだ何度も観にいこう!
最後に
さて、今回久しぶりに青ブタの舞台を歩いて、また青ブタの幟やポスターなどがたくさん街中に点在していて嬉しかったな。まずは江ノ電の藤沢駅とその車内ポスター。
ビックカメラ藤沢店はエレベーター前ホールの青ブタコーナーが復活していた。かつてTVシリーズシーズン1の円盤をわざわざ買いに行ったDVD売り場が、時代の流れか見つからなかったというのに…。
藤沢市役所では全種類の幟が展示中。
づっきーもいたぞ。ちなみに最後のは七里ヶ浜の町内会館!
というわけでどうなるかと思ったけど再び青ブタ熱が再燃しているので色々と今後も楽しみ。ちなみに、シーズン1からの青ブタ聖地巡礼シリーズの記事をこちらにまとめておくので、併せてお読みいただければと。
また、今回の劇場版は「ゆめみる」ほど原作からカットされた部分は多くないものの、やはりここはぜひ原作も読もうな!
紙書籍版
Kindle版
そして(これ書いてる時点で明後日なのだが)大学生編最新刊も発売だぞ! 楽しみ。というかTVのシーズン2やらないかなぁ。大学生編の原作も結構たまってきたことだし。
紙書籍版
Kindle版
では円盤が発売されたらまた改訂版を書くぞ!
(おまけ)画像加工について
ではお前どの程度これらの写真加工しているんだよ? ということで、いくつかサンプルを示しておこうかな。左が修正前(ぼかし加工はしてある)、右が修正後だ。
概ね今回の記事の写真の3分の2以上はこのような加工をしている。Photoshopの「生成塗りつぶし」は凄い。詳しくは本ブログのこちらの過去記事を。