さて、だいぶ更新の間をおいてしまったので、書き損ねていた小ネタなども補完しながらぼちぼち更新して行こうかと。
というわけで、書いてなかった1998年の発売当初に買った初代iMacの件だ。
最近、部屋が手狭になってきていて、すっかりインテリアと化していた初代iMacも処分するかな、となったときに、立ちはだかるのが昨今のブラウン管処分の大変さだ。処分するにも結構金がかかる。電気製品回収サービスでも、ブラウン管は適用範囲外とか書かれていたりする。かなり前に1万円以下で買った9インチ白黒CRTを処分した時も、購入価格に迫る処分代金がかかった記憶が。
だが、よく考えると初代iMacであってもApple製品であることに変わりはない。ということで、Apple Storeに引き取って貰えばいいのではないか。しかも無料だ
サポートに確認したところ、初代iMacでも問題なく引き取ってもらえるらしい。宅配での回収も可能だそうだけれども、荷造りするのが面倒だったりするので直接持ち込むことに。とはいえ、銀座や渋谷、表参道などに持ち込むのはちょっと二の足を踏んでしまうが、Apple Store川崎なら問題ないだろう。ショッピングセンター(ラゾーナ川崎)の中にあるので、駐車場は完備、2階の駐車場に止められれば、同一フロアを徒歩数10メートルでApple Storeに到着だ。
いや、それでも重かったんだけどね、これ。
ということで、Apple Storeを予約して車に初代iMacを積んでラゾーナ川崎に到着。Apple Storeのデスクに引き取り対象のiMacを置くと、ちょっとApple Storeに初代iMacが展示されてるみたいな感じで面白い。
そして目の前にあるiPhone 13の方がずっとずっとずっと処理能力が高い。ちなみにスペックは初代iMacがCPUがPowerPC G3 233MHz、メモリは32MB、HDDは4GBだ。Geekbenchで114。対してiPhone 13 ProはCPUがA15 3230MHz、メモリは6GB、SSDが最大1TB。Geekbenchでは4660。つまりiPhone 13 Proはメモリが192倍、ストレージが256倍、単純ベンチマークが40倍だが、グラフィック性能やその他色々ではもう比較にならない違いだろう。
それにしても、特にこの角度から見ると今でもいいデザインだと思う。
当時物議を醸したまん丸なマウス。転がすと中で色のついたボールが転がっているのが見えるんだよね。
そういえばこの頃はまだSafariが存在せず、標準ブラウザがなんとInternet Explorerだったんだよなー、とか、レガシーな端子を全廃してUSBオンリーにしたり(でもイヤホンジャックとか電源とかEthernetとかは流石に残ってた)とか、色々と懐かしい話の多いマシンだ。
まあ、ジョブスがAppleに復帰して最初の大型プロジェクトだったからね、初代iMac。この後今のmacOSの直系の先祖に当たるMacOS XやiPodがリリースされていくんだよね。
というわけで、無事にリサイクルで引き取られていった。さようなら。リサイクルで新たなプロダクトに生まれ変わってくれ!
そういえば電源ケーブルを持って行き忘れたのだけれど、まあこれはこれで初代iMacが家にあったんだぞ、的な記念品として置いておいてもいい気がしてきた。うん、そうしよう。