さて、少しレポートが遅れましたが、9月25日から10月1日まで伊勢丹新宿店で行われた「琉技三彩~染・glass・陶~」というイベントに行ってきました。昨年も同じ会場で開かれていたこのイベントですが、今年も前回と同じハンドクラフト三工房の作品を集めての展示・販売会です。
- やちむん:陶房 火風水(奥平清正さん、奥平真穂さん)
- 紅型:宏次染工房(金城宏次さん)
- 琉球ガラス: Glass Studio尋(屋我平尋さん)
どの方の作品も、たとえば工芸店の店頭に並べられているだけで、ああ、この人の作品だな、と分かるような尖った個性を持つ方々だと思います。
うち、Glass Studio尋に関しては、以前からずっと私はファンをしているので、沖縄に行くとしばしばその作品を買ってきていましたし、昨年のこのイベントで存在を知った陶房 火風水には、今年の夏に初めて工房を訪問させていただきました。
こちらがうちにあるGlass Studio尋の作品です(ただし今年買った作品や、残念ながら割れてしまったものは入ってません)。
そして今年の夏に陶房 火風水とGlass Studio尋を訪問してきたときのブログはこちらです。
昨年このイベントに来たときは、火風水さんの作品が初日の抽選販売会でほとんど売れてしまい、非売品以外はほとんど残っていなかったので、今回はちゃんと抽選に申し込んで、初日の朝に行ってきました。
Glass Studio尋さんの琉球ガラス。
素敵で目移りするわー。
宏次染工房さんの紅型。
実は屋我平尋さんが在廊(この会場でも「在廊」と言ってよいのか分かりませんが)されるのは最終日前だったので、会期終了前にもう一度行ってきたのでありました。この写真と次の写真はその時のもの。少し初日と作品のラインナップが変わっていて、とっても好みのものが置かれていて良かった!
この手前の黒い泡グラス、うちに試作品的な前のバージョンがあるんですが、新しいバージョンはほんの少しだけ飴色が入っていて、これはこれで良いと思います。
さて、昨年は参加できなかった、初日の火風水さんの抽選販売会に話を戻します。こちらが販売会場です(開場前)。
当選者は約100名、事前に1人2枚までと言われていたのですが、多く作られたということで1人3枚までに。これは嬉しい。しかし残念ながら抽選の順番は100人中55番と今ひとつ。
ということで、目をつけていた作品のほとんどはやはり前半の50人で取り尽くされてしまっていましたが、それでも自分好みの作品を3枚、頑張って選びました。この日は、火風水の奥平真穂さんも在廊されていて、初めてお話も少しできました。ありがとうございました。
それにしてもこの販売会、客層が超圧倒的に女性客! おそらく95%以上は女性客で、男性客は圧倒的なアウェー感だったけど、食器集めがこんなに男女比の偏る趣味だとは思わなかったわ。それとも火風水さんだけの話なのかな?
まあそんなわけで今回のお迎え品を。まずは火風水さんの作品を。
1枚は紫地に赤の模様というビビッドさが印象的な比較的大きめの皿。
ちょうどこのサイズの皿を補充したかったのでちょうどよかった。ちゃんぷるーの類とかに合いそう。ちなみに裏のデザインも好きです。
2枚目は、やはり火風水さんの作品の代表的な意匠っぽいこの模様の長い角皿。何に使うか迷うサイズなのですが、まあそれは後で考えようと。
拡大。いいよなぁ、このデザイン。まあ、前の器と紫色がかぶる感じではありますが、それは抽選番号のせいなので文句は言いません。
3枚目は角小皿。このデザインも好きです。ちょっとしたおつまみとかに良さげ。
Glass Studio尋さんの青い泡グラス。この泡が入った部分が、ほぼ黒と言ってよいのではと思うほど濃い色がついたデザインが良いです。手作り作品なので、ガッツリ見比べて、自分好みの形の「リング」の入った個体を選びました。
今まで持ってなかったタイプの作品ですが、こういうガラスの小皿も欲しくなったのです。
ということで、まずは早速、使いどころにやや困りそうな長い角皿を秋刀魚に使ってみました。秋刀魚にはさすがにいささかデザインが派手すぎたかも知れないけど、サイズはぴったりだぞ。
そして今回購入したGlass Studio尋のグラスと小皿で晩酌。やっぱり白百合は旨いよな! 8月に沖縄で買ってきたGlass Studioさんのグラスはわりと日本酒向けだったんだけれども、やっぱりこのグラスには泡盛が合いますね。小皿も良いです。
ということで、今回も素敵な器が増えてとても嬉しい。器は使ってこそ華、日常生活でじゃんじゃん使おうと思います。そしてまた沖縄に行った際には、工房にお邪魔したいと思います。
こんな素敵な企画を近場でやってくれている関係者の方々と各工房の方々、どうもありがとうございました。