xckb的雑記帳

身の回りにあったことを雑多に語ります。

トンカツマンを作ってみよう:アニメシ「グランベルム」編

さて久しぶりのアニメシ企画である。前回アニメシ企画やったのはいつだろうと思いながら考えると、サクラダリセットのときだから早2年が経過している。もう少し真面目に時々やってもいい企画だろう。

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ということで、今回のターゲットは2019年夏アニメ「グランベルム」で鮮烈な印象を残した「トンカツマン」である。謎のコンビニ「Wani Mart」のメニューであり、あの新月が「美味しい」という評価を下したメニューだ。友人の料理を最後まで「普通ですね」としか評価しなかったのに、コンビニ中華まんを「美味しい」という新月さん、やっぱり色々とアレである。

とはいえ、トンカツマンの仕様はアニメ中でほとんど明らかになっておらず、特に謎なのがトンカツが入っているにも関わらず満月の手で容易に二分割ができるという点である(第9話のこのシーン参照)。

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出典:「グランベルム」第9話

まあ、この二分割はきっとなにかの魔法を使ったのだと信じて、メンチカツでもなく普通のトンカツが具で、なおかつ、カツ煮でもタレカツでもなく、一番オーソドックスなソース味であるということを仮定してみようと思う。

そんなわけで、作ってみたぞ!

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できたてほやほやのホクホク状態で食べてみると…これがなかなか美味い! ソースの味とほのかに甘い中華まんの皮も、相性は悪くない。まあよく考えたら焼きそばパンやコロッケパン、カツサンドなど、グルテンを発酵・加熱させた食べ物とソース味の具の相性を味わうメニューは多いわけで、中華まんでも相性が悪いわけがない!

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これ、Wani Martのモデルになったと思われるファミマはちゃんと商品化していいと思うよ。いっそレギュラーメニューとして!(トンカツマンコンビニモデルのファミマについては、和邇界隈の聖地巡礼記事で触れました)

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そんなわけで、どんな風に作ったのか、レシピをメモしておこうと思う。

まずはトンカツだ。自分で揚げてもいいのだけれども、ただでさえ皮を捏ねる作業と発酵過程という面倒なプロセスが必要な中、さらに揚げ物というハードルを課すレシピを作るのはあまり適当ではないため、ここは安易に冷凍食品に頼ることにした。揚げたてカツがあるならそのまま食べるほうが美味いに決まってるしね。しかも冷凍食品ならばらつきが発生しやすい衣にも安定したクオリティが提供でき、さらにコンビニメニューっぽい中身にするには大量生産品の冷食を利用する方が適当であるといえる。

ということで、中華まんに入れるサイズで揚げる必要がなく、なるべく手が抜ける冷食として発見したのがこのマルハニチロさんの「ソースとんかつ」である。満月さんご執心の中濃ソースではないかも知れないが、ソースまで皮に染み込ませてある点は完璧である。一袋に6つのひとくちトンカツが入っている。

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自然解凍(2時間半)でも問題ない。ちなみに、自然解凍と、電子レンジでの調理後冷まして使う場合の両方を試してみたが、特に最終的なトンカツマンの味の違いは感じられなかったので、好きなようにすればいいと思う。

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皮のレシピは、俺の料理経験値からくる直感で、トンカツマンに合っていてなおかつ簡単と思われた肉まんの皮のレシピをcookpadから探して、ちょっとアレンジした(ほぼそのまんまだけど)。

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材料はこんな感じ(8個分)。元のレシピと違う材料が入っているものは、自分が実際に使ったものに変えてあるぞ。

粉系
薄力粉 180g
強力粉 20g
三温糖 30g
ベーキングパウダー 3g
ドライイースト(予備発酵不要) 3g
少々
液体系
40g
牛乳 60g
オリーブオイル(EVじゃないやつ) 10g

8個分なので冷凍トンカツが6個なので2個分余るので、あと2個分はもう1パック冷凍トンカツを買うか、もしくは何か創作中華まんに挑戦してみてもいいだろう。ちなみにうちでは2個分をシャウエッセンにとろけるチーズを巻いてチーズソーセージまんにしてたけれども、これも結構いけた。

というわけで皮の作り方。

  1. 粉系の材料をボウルで全部混ぜる
  2. 液体系の材料をレンジにかけられる容器に入れて全部混ぜ、軽くレンチンして40度くらいに。
  3. ボウルに温めた液体系の材料も全部混ぜてかき混ぜ、まとまってきたらそのままこねる。
  4. 表面がなめらかになったら生地にラップして15分寝かせる。
  5. 板の上で生地を8等分する。
  6. 分割した生地を丸めて麺棒で丸く十分に伸ばし、トンカツを上に置いてくるんで、カットしたクッキングシートの上に置く(全体的に丸い形にするには、包んで閉じた側を下に向けクッキングシート側にすればいい)。
  7. 40度30分で発酵させる(膨らむ)。
  8. 蒸し器やセイロで10分以上蒸して出来上がり!

発酵機能のあるオーブンレンジや、このあたりの道具があると簡単だよ。まあここまで道具を揃えたら、他にも色々パン作りとかやるしかないけどね!

あとは、こうだな。

「トンカツマンを食べます」
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出典:「グランベルム」第13話

そして…。

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出典:「グランベルム」第13話

こんなところですね。ぜひ熱々のうちに食べてみてほしい。結構いける。

あと、温め直す時は面倒でも電子レンジじゃなくて蒸し器やセイロでね! 全然味が違うぞ。電子レンジはダメ、ゼッタイ!