あけましておめでとうございます。
恒例の個人的アニメ年間ランキング記事、本当は2019年中に書く予定だったのだけれども、色々と忙しく怠けてしまい年を越してしまった…。ということで、今年もやってみようかと思う。ちなみに昨年の内容はこちら。昨年のTVアニメベスト3は「宇宙よりも遠い場所」「ゾンビランドサガ」「SSSS.GRIDMAN」、劇場版アニメベストは「さよならの朝に約束の花をかざろう。」だった。
今回はTVアニメが昨年より不作(個人的感触)だった一方、劇場版アニメはずっと豊作だったように思う。ということで、今年は劇場版も昨年よりウエイトを増した形で評価しようと思い、タイトルからも「TV」の文字を抜いた。
まずはTVアニメから。対象はこの2019年に俺が全話見たアニメが対象。具体的に言うと次の31作品が対象だ(各期50音順)。それにしても昨年は38作品あったわけだけれども今年は数も減っているな。
- 2019年冬
- かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~
- 賭ケグルイ××
- ガーリー・エアフォース
- ケムリクサ
- けものフレンズ2
- 荒野のコトブキ飛行隊
- ソードアート・オンライン アリシゼーション(第2クール)
- ドメスティックな彼女
- ブギーポップは笑わない
- 約束のネバーランド
- revisions リヴィジョンズ
- 2019年春
- 鬼滅の刃(第1クール)
- キャロル&チューズデイ(第1クール)
- この世の果てで恋を唄う少女YU-NO(第1クール)
- さらざんまい
- 消滅都市
- 進撃の巨人Season3(Part.2)
- 続・終物語
- 2019年夏
- 荒ぶる季節の乙女どもよ。
- ヴィンランド・サガ(第1クール)
- 炎炎ノ消防隊(第1クール)
- かつて神だった獣たちへ
- 彼方のアストラ
- 鬼滅の刃(第2クール)
- キャロル&チューズデイ(第2クール)
- グランベルム
- この世の果てで恋を唄う少女YU-NO(第2クール)
- とある科学の一方通行
- まちカドまぞく
- 2019年秋
- アサシンズプライド
- ヴィンランド・サガ(第2クール)
- 炎炎ノ消防隊(第2クール)
- PSYCHO-PASS サイコパス 3
- ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld
- バビロン(1〜8話)
- BEASTARS
そして今年見た劇場版アニメは以下の17作品(「映画」「劇場版」などを除く50音順)。今年は例年と比べてずっとたくさん見たな(子供との付き合いで観たやつもあるけど)。
- ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -
- 映画 おしりたんてい カレーなる じけん
- 海獣の子供
- 甲鉄城のカバネリ 〜海門決戦〜
- 映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説
- PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1 罪と罰
- PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2 First Guardian
- PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に
- 冴えない彼女の育てかた Fine
- 映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ
- 青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない
- 空の青さを知る人よ
- 天気の子
- HELLO WORLD
- 映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!
- 劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~
- ペット2
今回はTVアニメから例年同様ベスト10作品を、劇場アニメは増枠してベスト5作品を上げてみたいと思う。では例年通りもったいぶらずに、どちらも1位からいってみよう。基本的に作品としてよくできているかどうかという観点よりは、いかに俺が盛り上がったかという順で評価しているので、当然異論もあると思われるのでそれはご容赦あれ。
ということで今回の目次。
2019年TVアニメベスト10
さて、TVアニメ部門、早速いってみよう。
1位「グランベルム」
いかに俺が一番盛り上がったか、という点で評価するのならば、やはり「グランベルム」が1位で当然だと思う。
出典:「グランベルム」第12話
魔法少女っぽい女子たちが、なぜか異世界っぽい空間で魔法の力で動くSDロボに乗って戦う、というわけのわからないコンセプトで、アニメ初心者には決しておすすめできないキワモノ的な感じもあるのだけれども、前半のアンナと後半の水晶という2人のヤバい敵役枠のキャラクターが本当に生き生きとして最高だったな(CVの日笠陽子と悠木碧も最高すぎた)。
まあ最終回には色々と議論があるとは思うんだけれども、まあ細かいことは気にしない。とりあえず俺のグランベルムに対するインプレッションはこちらに書いたし…。
その後わざわざ滋賀まで聖地巡礼に行ったりとか…。
果ては劇中の謎のコンビニメニュー「トンカツマン」を再現したり…。
とまあ、実に楽しませてもらった作品だった。
それにしても第6話ラストから第7話の予告に至る流れは今見ても完璧である。そしてその予告で流れるこのカミーユ飛田展男先生のこのフレーズは本当に最高すぎるので再掲。
好きだったからこそ心が軋む
好きだったからこそ執着する
エルネスタを困らせたい
自分を嫌というほど意識させたい
それは全てを懸けたストーキングという名のライフワーク
次回グランベルム
「ミス・ルサンチマン」
純粋無垢なる憎悪とは出典:「グランベルム」第7話予告
円盤のこの部分のキャストオーディオコメンタリー吹いたわ。
2位「バビロン(1〜8話)」
何しろいわゆる万策尽きたのか、あるいは諸事情で色々ヤバくなったのか知らないのだけれども、1クールでたったの8話しかやらずに12月は前半の再放送をやってたこの作品…。
出典:「バビロン」第5話
全12話らしいから2020年冬アニメ枠でやるのはあと4話しかないような…。ということでこの時点で評価して良いものか本当に悩むのだけれども、それでも自分的に非常に盛り上がったので、これを暫定でもいいので2位に入れておきたい。ちなみにこの後コケる可能性は、俺の数少ない野崎まど体験からするに十二分にあり得ると思っているのだけれども、まあその時はそれ、別にいいのだよ
俺はこのアニメに関しては自殺法だの何だののロジックや倫理性などにはそれほどの興味も抱いていなくて、ただひたすら曲世愛(CV:ゆきのさつき)って女のぶっ飛びっぷりが最高だと思っているのだ。そしてその最高の見せ場である7話のラストの「弁当」演出は最高すぎて、その後1ヶ月ほどもう一度見直す気が起きなかったくらいの胸糞悪さだった。こういうの大好きなんだよね。あと7話は櫻井孝宏の演技も凄すぎたな。
まあせっかくここまで来たのだから、コケずに12話までガッツリと見せてほしいもの。期待はしている。
3位「ケムリクサ」
正直、完成された作品として一番面白かったと思うのはこれだ。けものフレンズをめぐるあのドタバタ後、二度とアニメ作品が作れないのではないか、とこちらも余計な心配したたつき監督界隈だけれども、その期待にがっつり応える形で、なんかとんでもない作品をぶっこんでくるところが素晴らしい。
要所要所に仕込まれている小細工や、終盤のあの展開などは実に大好物だった。落ち着いた頃にもう一度ゆっくり最初から一気に見直したいと思っていたので、実はこの正月休みに見直し始めている。
4位「BEASTARS」
最初はそれほどピンと来なかったんだけれども、終盤に近づくにつれどんどん惹きつけられた。すごいなこれ。そしてオレンジさんは「宝石の国」に続いて、実にCG作画に適した題材のアニメを掴んで、完璧に仕上げてくるな。それにしてもハル役の千本木彩花さん(カバネリ婚おめでとうございます)、実にはまり役じゃないですか?
「けものフレンズ」とはまたガッツリ異なる動物の物語なんだけれども、この作品も実際の動物の習性などをキャラクターに取り込んでいて実に面白い。
ちなみに俺はあのパンダが実に好きである。無事に二期に続くようなので楽しみ。
5位「PSYCHO-PASS サイコパス 3」
これも「バビロン」同様評価に困る存在。何しろラストを映画版に丸投げだから。本当にあと1話でどうまとめるんだと思っていたらいきなり劇場版に投げられたからな。
ともあれ、2期とは別の問題が色々あるものの2期よりずっと楽しめたし、霜月監視官キャラの成長がSS1以来さらに色々と見えて来ていい味出している。一体SS1からここまでに、霜月監視官に何が起こったんだ(常守監視官ももちろん)。それにしても本当にまさにここから終盤の盛り上がり的な感じなのだけれども、どうなるんだこれ。
まあ劇場版を楽しみにしておく。あと1話1時間枠は進行大変そうだけれども、PSYCHO-PASSという素材にはとても合っていたと思う(SSシリーズもそれぞれ約1時間だったし)。
6位「ヴィンランド・サガ」
ゾンビランドサガ以来、以前からタイトルだけ知っていたこの物語がちょうど気になっていたところ、頃合いもよくアニメ化されてよかったよかった。1000年前のヨーロッパを舞台としたヴァイキングの物語。毎週とても楽しみに見ていたよ。
去年のバナナフィッシュ枠的に、たまにはこういうほぼ男ばっかりの作品もいいもんだね。なんと言ってもアシェラッド最高だった。事実上アシェラッドの物語と化していた感がする。原作を読みたくなっているのでそのうち手を出すはず。
7位「キャロル&チューズデイ」
「舞台は火星」ってなっているけれどもあれは言葉のアヤってやつで、まあどう考えても普通の地球にある「火星」って名前の架空の国の設定だから、それ故にネットのサービスがどこかで見たものだったりしても問題ないんだな多分。
まあ、移民だとかそういうのを実在の世界でやろうとすると妙に特定の国々のイメージがついてああしたという判断かもしれないけれども。まあ自分としてはアイドルアニメよりもこういう音楽を描いたアニメのほうが自分の体験的に近いし大好きなジャンルなので、そういうのを置いといてもとても楽しめた。
音楽関係のクオリティと金のかけ方に関しては、さすがはNetflixさん凄いね、ということで。
8位「彼方のアストラ」
ジャンプで連載している漫画が原作ということで、SFジュブナイル+推理小説的な感じが絵柄を含めて実に良かったね。小学生くらいの時にこういうの読みたかったわ(結局原作も読んでしまった)。細かいことなんてどうだっていいんだよ本当に。
なんかネットで2度ほど残念な議論に巻き込まれた感があるのは不運だったな。どっちもややこしい界隈が相手だっただけに余計に。
9位「鬼滅の刃」
世間一般の評価としてはこのあたりがベストなんだろうな多分。たしかに面白かったし特に19話は最高すぎたな。そして禰豆子さんかわいい。あまり自分の趣味ではないのだがそれでも楽しめたんだから本物なのだろう。
2019年劇場アニメベスト10
ということで、今年はこちらが本番っぽい感じもある劇場版アニメのベスト5だ。
1位「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」
やはり1位はこれだろう。昨年のTVシリーズ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の最終盤、残った伏線たちをきっちりと回収し、物語を完結させてくれた作品。なんか結構な回数劇場に通ってしまった気がする。
出典:「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」
TV版では終始謎のキャラクターだった牧之原翔子が、その秘密と切ない運命でがっつりと観客を魅了する作品。去年の「宇宙よりも遠い場所」のキマリとこちらの翔子さんのCVで、俺の中の水瀬いのり株が急上昇中である。
この作品に関して、2019年いかにはまったかといえば、がっつりと聖地巡礼もやってきたし…。イベントも…と言いたいところだけれども、劇場版関係のイベントは今度の2月も含め、全部外れた(涙)。
xckb.hatenablog.com
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まあ素晴らしい作品ではあったんだけれどもいくつか文句はないこともない。まずはあと15分でいいから尺を伸ばして、特に原作にある第二の翔子さん関係のストーリーを膨らませてほしかったな、という点。そしてもう一点は、入場特典とかパンフレットとかが、とにかく用意するのが少なすぎたという問題だ。
特に最初の入場特典であるオリジナル短編小説は、下手に出来が良かっただけに、初日の最終回まで残らないような部数しか用意しないのって本当にどうかしてる。まあ後日電子書籍版のコードを特典に入れたのは評価できるけれども、まあ転売ヤーを肥え太らせてどうするのという以前に、あまりに早くなくなるようなら、全然販促特典になっていないような。
2位「海獣の子供」
こちらも4, 5回は劇場に観にいったな。ストーリーを解説するのが本当に困難な作品。原作と比較すると映画版はかなり絞ってストーリーを組み替えているが、それでも濃密な「宇宙の再生」的な幻想物語を美しい海のアニメーションで見せてくれる。「考えるな、感じろ」的作品。
TV版の第4位に挙げた「BEASTARS」とは別の意味で、CGの素晴らしい使い方を見せてくれた作品。ジブリとはまた異なる久石譲の劇伴も素晴らしかった。
メインの舞台が新江ノ島水族館がモデルなので非常に見覚えのある景色が多数出てくるし、新江ノ島水族館でもコラボイベベントをやっていた。
円盤は通常版と限定版の価格差が激しいんだけれども、色々と考えて結局限定版をポチっている。今月末に届くはずなので楽しみ。
3位「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」
こちらも3, 4回は劇場に観にいったはず。久美子2年生編。
後輩ができたことで、中間管理職の悲哀を感じさせられはじめた黄前久美子さんが、才能を持ちながら色々こじらせていて手のかかる後輩だった奏さんを、紆余曲折を経ながら最強の布陣の一角に加えていくまでの物語…のような気がする(原作読んでないので誤解があったら申し訳ない)。
まあ相変わらず人間関係が大変な人たちなのだが、またこの新キャラの久石奏(CV 雨宮天)がいい具合に引っ掻き回してくれてとても良いのだ。
あまりに良かったので勢い余ってまた宇治に行ってきてしまったのだが、この時はまさか秋に京アニがあんなことになるとは…。3年生編、本当に気長に気長に待っています。
もちろんこちらはポチっている。
4位「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に」
まあなんというかTVシリーズ第1期から最初の劇場版を経て、ついにチベット的なところにたどり着いた狡噛慎也が、再び日本に戻ることになるまでの物語。
あの界隈を舞台にしたフィクションって、篠田節子「弥勒」(超おすすめ!)をきっかけとして大好物となった俺としてはそれだけでポイント高いのだが、まあそれだけではなく本当に面白い。
これがPSYCHO-PASS 3の世界に繋がるのね…。ということで早く劇場版をよこすのです(はかせ)。
5位「空の青さを知る人よ」
予告編は多分「青ブタ」のときに何度も見ていたんだけれども、実はあんまり見に行く気もなかった。…のだけれども、たまたま予定が合ったので見てきてみたら結構好みだった。だって女子ベーシストって萌えるよね(そこか)。
いや冗談はおいておいて、自分自身の高校時代の人格と本当に相対してどのような反応をされるか、評価をされるかってのはなかなかおっさんとしては良いテーマだよね。きっと若い人は逆の見方をするんだと思うけれども、この映画を「高校時代の人格と本当に相対し」た時の話として受け取れるということは、心がちゃんとおっさんになっているということだと思う。
なかなか痛い話である。岡田麿里先生バンザイ。TV版のランキングには残念ながら入れなかったけれども「荒ぶる季節の乙女どもよ。」も実に痛くて良かったよ。
TV版OP曲部門
ということでアニソン部門である。まずはTVアニメのオープニング曲。
1位 美波「カワキヲアメク」(ドメスティックな彼女)
これは圧倒的にこれ。俺のどストライク的なアニソンof the year。なんか録画していたクリスマス特番「沼にハマってきいてみた」で内田真礼さんがベストアニソンにこの曲を上げていたけれども、そういえば瑠衣役で出演していましたね、内田真礼さん。
これを歌っている「美波」さんって全く知らなかったんだけれども、作品中で使われた挿入歌「Prologue」とかもとても良かったのだけれども、あまり他の音源がメジャーリリースされていないっぽい。他の曲も聴きたいのでぜひとも次作品が楽しみ。
2位 藍井エイル「月を追う真夜中」(グランベルム)
グランベルムのOPであるこの曲、とても耳に残る曲でしかも本編のストーリーを見事に予言した曲だという素晴らしさ。
しかもOPアニメも実にカッコよかった。最高すぎる。
3位 MAN WITH A MISSION「Dark Crow」(ヴィンランド・サガ)
ちょいケルトっぽい響きから始まるところが実に良いヴィンランド・サガ2クール目OP。
なんとも実に男臭いOPアニメと実に合っていて、毎回楽しみにしていた。
次点は鈴木雅之「ラブ・ドラマティック feat. 伊原六花」(かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~)。鈴木雅之先生何やってるの(笑)。うちの少年もこの曲気に入ってた。
TV版ED曲部門
1位 BUMP OF CHICKEN「月虹」(からくりサーカス)
実は「からくりサーカス」は昨年見ていなくて今年になってから見た。で、もともと初期にOP曲だったこの曲が、最終クールではED曲として流れたので、一応ED曲部門に入れておくこととする。
https://music.apple.com/jp/album/%E6%9C%88%E8%99%B9/1471600590?i=1471600592&uo=4&at=11lsU9
というわけえで、実にバンプ。もうとにかくバンプな曲でとても好み。この曲はシングルでは出ていないので、ぜひこちらのアルバムで。
2位 LiSA「unlasting」(ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld)
SAOアリシゼーションは2018年のときは残りの話数をやる2019年に評価しよう、と思ったら2020年春アニメまで伸びてしまい、しかも2019年秋シーズンではキリトが意識不明のまんま1クール全部終わってしまう(なので今回もランキングに入れていない)というすごい展開をする中でのこのED曲だったりする。
まあ詳細はともかく、アスナと正妻の座を本気で争う(?)アリスさんを歌ったこの曲は、EDアニメーションを含めて実によい。
3位 ゆうゆ feat.ケムリクサ「INDETERMINATE UNIVERSE」(ケムリクサ)
ケムリクサのこのED曲、EDアニメーションのいろいろな情報の詰め込みといい、ボーカロイド、というか初音ミクの曲が最終話でキャラCVの歌に変わるとところまで含めて実に完璧だった。
初音ミクの歌うOP, ED曲って他にあったっけ?
次点はWEAVER「カーテンコール」(revisions リヴィジョンズ)。このアニメ、OPがTHE ORAL CIGARETTESでEDがWEAVERというサクラダリセット的組み合わせだったのだけれども、どちらもよいOP/EDでした。
音楽アニメ部門
今回「キャロル&チューズデイ」に敬意を表すために、はじめてこの部門を作ったけれども、多分来年はないと思う(笑)。
1位「キャロル&チューズデイ」
いやー、さすが国際展開をちゃんと考えているNetflixさんが音楽アニメを作るとこうできるのね、というのがよくわかった感。2クールのアニメのために、アルバム2枚分の英語曲を計37曲用意してしまうのは本当に凄い。
色々と新しい可能性を感じさせてくれる。何より、1990年代から2000年代までアニメ界隈を離れてライブハウス通いをしていた俺にとっては、アイドルアニメでのアイドルソングとかよりも、もともとこういう音楽のほうが自分の好みなのだ。
それはともかく、アルバムvol.1に入っている「Galactic mermaid」の歌詞すげーよな。Apple Musicの歌詞表示とかどうなっているのかと思ったら、意外にちゃんと表示されてた(笑)。これでもとても可愛い曲なのよ。
劇場アニメ主題歌・挿入歌部門
今年は劇場版アニメが充実していたということで、音楽部門も劇場版を作ろうか。
1位 米津玄師「海の幽霊」(海獣の子供)
1位はやっぱりこれだろう。俺が2019年の米津玄師といえばパプリカよりこの「海の幽霊」だな。
このMV、「海獣の子供」の予告編よりもずっと「海獣の子供」のアニメーションの魅力を伝えているように思う。本当に良い曲だ。
2位 あいみょん「空の青さを知る人よ」(空の青さを知る人よ)
予告編で散々聴いていたのですっかり主題歌がこの曲だと勘違いしていたのだけれども、実際には挿入歌だったのか。
とはいえ映画のクライマックスで流れるこの曲。実に良いと思うよ。あいみょん良く知らないんだけれども。
3位 茅原実里「エイミー」(ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 永遠と自動手記人形)
ああこの映画も京アニでしかも泣ける映画だったなぁ。そしてテイラーのCVの悠木碧も最高だった。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンは自分としてはそれほど好みのジャンルではないんだけれども。この映画版は実に良かった。そしてこのテーマソングはタイトルだけで泣ける。2020年公開の次の劇場版、楽しみにしている。
次点は「天気の子」の予告編を完璧なまでに彩ってくれたRADWIMPS「グランドエスケープ (Movie edit) feat.三浦透子」でいいかな。映画館で予告編を何十回も見てしまい刷り込まれたような。
その他、雑多な話題
さて、ランキングはこのくらいにしてその他雑多な話題をいくつか。
「けものフレンズ2」に関するあれこれ
それにしても「けものフレンズ2」はなぜああなってしまったのか。ネットの噂的なものはまあその大抵がガセと思われるけれども、まあ20に1つくらいは真実なんではと思わせてくれる程度にはひどい出来だった。どこをどう考えたらあそこまで間違えられるのか、本当に創作の失敗例のケースとして参考にしたいくらい。
まあ、たつき版けものフレンズの例の件が明らかになった頃に書いた記事を読み直すと、今考えてもそう外していないというかもっと酷いことになっているのが笑えない。どうして素人が立てた最悪の予測を上回ることができるのか。
とりあえず、未だに某社を金の亡者的に言ってる人がいるけれども、本当に金の亡者ならあんなことしないよ。だって損だもん。おそらく、どちらも金以外のものを賭けて対立したからああいうどうしようもない事態になっているわけで。(略)
2期で噂される、子供向けに全力で振るってのはまあそれはそれで、子供が喜ぶなら俺としてはそれでいいかなと思うしね。ただし、本気で子供が喜ぶ作品をちゃんと作るならな。子供をナメるなよ。
まあ毒を吐くのはこの程度に止めようか。
「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」
ランキングに入れなかったけれども、話題になっていたこの映画、子供と見てきてなかなか楽しめたぞ。まあ俺はなかなか泣ける映画だなぁとは思ったが、後ろで見ていた女の子があまりに号泣しすぎてママに介抱されていた程度にはクリティカルヒットを食らっていたようなので、多分ハマり具合には個人差のある映画だと思う。ちなみにうちの少年はトンカツのすみっこが食べたくなった模様。そっちか。
ストーリーの構成としてはとても良くできているし、各キャラの見せ場がはっきりしているのもいい。まだ上映しているようなので未見の方は是非。
今更ながら「心が叫びたがってるんだ。」
「空の青さを知る人よ」が思いのほか良かったのと、キマリと翔子さんの影響で水瀬いのり株が大暴騰した影響で、公開時に見ていなかった「心が叫びたがってるんだ。」を今頃プライムビデオで観てみた。
前にも書いたけど俺は「あの花」はよく出来た作品だとは思うけれども世間で言われているほどグッと来たわけではなかったので、「心が叫びたがってるんだ。」の時にそれほど見るモチベーションが高くなかったんだよね。ということでどんなもんだと思ったら…むちゃくちゃ好きなタイプの作品だった!
どうして今まで観なかったんだろう本当に。こういう作品って他にも色々あるんだろうな。
斧ガールズ
今年のTVアニメでは久々に明確な殺意を持って斧をぶん回す女子が夏に1名、秋に1名の計2名。おお久々の「斧ガール」…と思って連想した「ひぐらし」だけれども、あれは斧じゃなくて実は鉈だったっけ?
こちらはグランベルム第6話のアンナ・フーゴさん。むちゃくちゃ怒ってる。ヤバい。
出典:「グランベルム」第6話
そしてバビロン第7話の曲世愛さん。むちゃくちゃ楽しんでる。ヤバい。
出典:「バビロン」第7話
そう、今、時代は斧ガール!
ということで2020年
ということで、そろそろ2020年冬アニメが始まるんだけれども、何が期待できるかね? 取り急ぎ、ゲームはやっていないものの、俺のアニメ遍歴からはやはりこちらが気になる今日このごろ。
ちなみに俺のアニメ遍歴ってのは、2018年に書いたこのあたりを読んでもらえると把握できると思う。
楽しみ!