xckb的雑記帳

身の回りにあったことを雑多に語ります。

2020年 俺が見たTVアニメ・ベスト10

さて、毎年恒例のアニメ私的ベスト10、いってみよう…と思ったのだが、今年もまた年内に書き上がらず、年を超えてしまうことに。ごめんなさい、アルトデウスBCの記事をどうしても年内に書きたかったので、そこで力尽きてしまったもので…。

昨年のランキングを見ると、1位「グランベルム」、2位「バビロン(1〜8話)」、3位「ケムリクサ」か。自分で言うのもなんだが、非常に趣味に走ったランキングだな。

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ともあれ、まずは2020年中に俺が全話TVで見たアニメから10本気に入ったものを選んで紹介しよう。あとは適当に各部門を。今回の対象作はこの通りだ。個人的には秋が当たりシーズンだったと思うのだが、実際のところ自分のキャパからアニメを見られる量は自ずと上限があり、なかなかそこまで違いでないものだ。ともあれこの、冬8本、春7本、夏8本、秋10本の合計33本から10本セレクトしてみよう。

  • 冬アニメ
    • ID: INVADED
    • 映像研には手を出すな!
    • 虚構推理
    • ダーウィンズゲーム
    • とある科学の超電磁砲T(前半)
    • バビロン(終盤)
    • へやキャン△
    • マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝
  • 春アニメ
    • アルテ
    • イエスタデイをうたって
    • 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…
    • かくしごと
    • 銀河英雄伝説 Die Neue These(NHK、第1クール)
    • グレイプニル
    • 波よ聞いてくれ
  • 夏アニメ
    • A.I.C.O. Incarnation
    • 宇崎ちゃんは遊びたい!
    • 彼女、お借りします
    • 銀河英雄伝説 Die Neue These(NHK、第2クール)
    • ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld(後半)
    • デカダンス
    • とある科学の超電磁砲T(後半)
    • Re:ゼロから始める異世界生活 第2期(前半)
  • 秋アニメ
    • アクダマドライブ
    • アサルトリリィ Bouquet
    • 安達としまむら
    • 進撃の巨人 The Final Season(序盤)
    • 戦翼のシグルドリーヴァ
    • ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIII
    • トニカクカワイイ
    • ひぐらしのなく頃に業(第1クール)
    • 100万の命の上に俺は立っている
    • 魔女の旅々

あと、ここ数年の例だと劇場版アニメのランキングも入れているのだけれども、今回はコロナ禍であまり劇場に行けていないので縮小版となります。そして今回はTVアニメOP曲部門、TVアニメED曲部門と、特別賞枠を用意しました。ということで、出し惜しみをするつもりは毎度ないので、早速行ってみましょう。

TVアニメ部門

まずはTVアニメ部門をいってみよう。

1位「ID: INVADED」(冬)

1位は…もうこれはなんの文句もなくID: INVADEDで決まり! 俺にはこれ以外考えられない。「イド」という謎の装置で連続殺人犯の無意識の世界に入り込む「名探偵」によって犯罪捜査を行う近未来。その「名探偵」たちもまた、連続殺人犯であることが資格条件となっている。

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「イド」の中で「名探偵」たちの作り出すドラマが、スタイリッシュな映像と素晴らしい挿入歌に載せて毎回魅せられるのは実に素晴らしい。謎が謎を呼ぶ展開もいいが、油断していると本気でいきなり泣かせに来たりするので、注意する必要がある。まあとにかくオススメなので、たとえば「インセプション」とか好きな人は是非。

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出典: 「ID: INVADED」#1 JIGSAWED

あと、何と言っても「カエルちゃん」の謎の出し方からその後の展開とか、実際は「井の中の蛙」からの言葉遊びとか、そういう細かい部分も実にいいんだよな。あと、主役の鳴瓢役の津田健次郎の声が素敵すぎる!

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出典: 「ID: INVADED」#5 FALLEN

ちなみに原作(とはいえアニメオリジナル)の舞城王太郎先生の趣味だと思うけれども、キャラクターたちの名前のほとんどは福井の日本酒がネタ元になっており、2020年中に飲んだ日本酒はかなりこのイド酒が多くを占めている。今回の年末年始に飲んだ酒もイド酒で統一させてもらった。

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円盤(Blu-ray box)は、特に下巻が結構細かい修正が入っている。キッツイ場面がさらにキッツくなっていたり、TV枠のために構成的におかしくなった場所が直ったりしているので、その辺りも注目だ。

ID:INVADED イド:インヴェイデッド Blu-ray BOX 上巻

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  • 発売日: 2020/04/24
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しかし、円盤特典には劇伴CDしかついてこなかったので、あの無茶苦茶良かった挿入歌たちが入っていない。もう、今更でも何でもいいし配信限定でいいから、ぜひとも挿入歌集を出してもらえないものだろうか。本当に、首を長くして待っているぞ。

挿入歌では、1話と4話のクライマックスに流れるMIYAVIのButterflyとsamurai 45だけは音源が手に入るので、これを聴きながら、ガシャーンとかドッカーンとかを味わってほしい。ということでこれ以外の挿入歌集も是非! 俺はサクラダリセットのサントラが出るまで1年半も粘ったので、結構しつこいぞw

Butterfly

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  • ロック
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  • provided courtesy of iTunes
Samurai 45

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ちなみにコミックも全3巻出ているが、放送中からコミックを出していた割には、アニメ最終回後にあたる後日談である。そしてこのコミックと某新作洋画との類似点は、この制作時期から考えても多分シンクロニシティ的なものじゃないかな、と思う。そして実は俺は墓井戸が好きである。

2位 「映像研には手を出すな!」(冬)

そして2位はやっぱりこれだろうな。映像研。アニメを作るということを題材としながら、SHIROBAKOとかとは全く異なる切り口から凄まじい勢いでぶっ込んできた傑作。

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この3人のキャラクターがめちゃくちゃいいし、妄想アニメの中の表現も最高すぎる。ちなみに俺は名言メーカー金森氏が好きだ。カッコ良すぎる。なんだかんだ言って2人の妄想にもガッツリ付き合って上げているあたり最高のプロデューサーだよな。

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出典: 「映像研には手を出すな!」#1 最強の世界!

あとはさまざまなシーンでの様々な過去のアニメ作品へのオマージュと言うには直接的すぎるアレやコレやもおっさん世代にとっては刺さりすぎるのだ。あとはこの設定画の雰囲気とかがまた、もう、ね。大体「〜氏」って呼び方がいいよね。

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出典: 「映像研には手を出すな!」#1 最強の世界!

ところで、円盤はちょっと買うのを躊躇っていたらいつの間にこんなプレミア価格になっているの? 何てこったい。

3位 「アクダマドライブ」(秋)

やっぱり3位はこれだな。徹底的にディストピア戯画化された大阪である「カンサイ」を舞台にして、頭のおかしい極悪犯罪者「アクダマ」たちの謎のお仕事に、たこ焼きを買おうとして巻き込まれた「一般人」の物語。これだけだと何が何だか分からないが、ともかくEDのキャストのテロップが、主役なのに「一般人 黒沢ともよ」と出るところが最高すぎる。

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ほい、「カンサイ」はこういう場所だぞ。ちなみに、各エピソードの副題は、最終回を除いて毎回洋画のタイトルになっているところがまた良い。ちなみに通天閣のように見えるのはカンサイ警察の中の最高のエリート集団である「処刑課」本部で、電光掲示板にはよく見ると「本日の処刑者リスト」とか書いてある。

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出典: 「アクダマドライブ」#1 SE7EN

巻き込まれ体質でなぜかアクダマ扱いになった「一般人」は、結局処刑課から狙われることになる。こんなイカれたビジュアルながら、熱いドラマが展開するのが最高すぎる。1位のID: INVADEDと同様、こういう熱いオリジナルアニメってやっぱりいいよな。

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出典: 「アクダマドライブ」#1 SE7EN

まあとにかく、大阪の著名スポットが次々と、色々と頭のおかしい(褒めてる)改変を受けて登場するぞ。アレとかコレとかもな。太閤殿下も岡本太郎先生もきっと喜んでくださるだろう。

円盤は、今時1巻2話形式とかそういう細々としたので出さないでやはり最初からBoxで出してくれたらなぁ、と思うんだよね。収納大変だし、見るのも大変だし。本気で買おうと思ったんだけれども、1クールで全6巻とか言われると、ちょっと萎えるものがある。

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4位 「デカダンス」(夏)

あ、これもオリジナルアニメだ。そしてこれも熱かった。2話を見たときの頭の整理のつかなさっぷりったら、なかなかないレベルのものだったな。なかなか正確な世界観の把握までは時間が必要だったぞこれは。でも面白い。

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あと、やっぱりおっさんが大活躍するアニメっていうのもまたいいもんだ。ちょっと終盤がもう少し俺好みだったらさらに上位にしたんだけれどもなぁ、的な残念さはあるが、それでもこれもオススメ作品だ。

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出典: 「デカダンス」#3 steering

やっぱオリジナルアニメいいよなー。

5位「安達としまむら」(秋)

そして「安達としまむら」だ。何と言ったらいいんだこの作品。まあいわゆる百合アニメであることは確かなんだろうが、この主役の2人がどちらも色々とおかしい。いや、よりおかしい度合いで言うと安達がとてもおかしいんだろうけれども、そのおかしさっぷりがこの作品をただならぬ百合アニメにしているのだろう。

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一時期Twitterで「安達」と検索欄に入れると、「安達 童貞」と補完が出てきたような気がするなぁ、と思ったら今でもそのまま出てきた。ひどいけどまあ言わんとすることは何となくわかる。うん、そうだな。おそらくその辺りが普段この手のアニメにあまり心惹かれることが少ない俺が気に入ったポイントなのだろうか。

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出典: 「安達としまむら」#1 制服ピンポン

まあとにかく、2020年のアニメで、アニメを見た影響で原作を全部買って読み通した作品って実は「安達としまむら」しかないのではないのではないか? ぜひとも2期をやってほしいなぁ。原作も面白いのでアニメが気に入った人は是非読んでくれ。

安達としまむら (電撃文庫)

安達としまむら (電撃文庫)

6位「銀河英雄伝説 Die Neue These(NHK版)」(春夏)

銀英伝は、まあ定番of定番という感じで、いつどんなバージョンでやっても見てしまうのだよ。以前のTV放送では1クールしかやらなかったけれども、今回はやっと2クール分やってくれた。嬉しい。PVはラインハルト版とヤン版があったので、とりあえずここではヤン版を貼っておいた。

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いや、腐女子向けだの何だの言われているけれども、今風の二次元イケメン揃いのこのノイエ版も結構好きだよ。ということで、この後も続きを作ってくれるのだろうか? とりあえずこの予告編を見ると、少なくとも原作5巻末あたりまではやる予定はあるようだな。

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結論としては、銀英伝はまあどんなメディアでもどんな見かけであっても良いものは良い、ということだ。それにしても宮野真守のラインハルトってのもなかなかいけたな。特に「あの」あたり。

7位「アサルトリリィ Bouquet」(秋)

さて、アサルトリリィ だ。また百合アニメかよ、と言われると反論が難しすぎるのだけれども、夢結(ゆゆ)先輩に憧れる主人公が梨璃(りり)で「ゆりゆり」とかまあ、狙っているのだろうと。

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それはともかく、なんかガッツリ毎回見てしまうんだよなぁこれ。シャフトさんのバトルシーンとか無茶苦茶熱くて良いし。特に8話9話とか凄かったよな。こことか。まあ戦うには色々とコスチューム的に無理があって色々苦労して超絶物理現象を起こしているところとかも。

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出典: 「アサルトリリィ BOUQUET」#8 ツバキ

あと、臆面もなくこのアングルをやってくれるところとかもいいと思うよw

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出典: 「アサルトリリィ BOUQUET」#1 スイレン

コロナ禍ではあったけれども、まあ割と家から近いあたりが舞台だったので、今年数少ない聖地巡礼をしてきたのも良い思い出。でも山梨にも行きたかったな。

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8位「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」(春)

8位は「はめふら」だ。えっと、これどういう層向けのアニメなんだろうか。そもそも乙女ゲームってどういうものか概念的にもよく分からないんだけれども要するにいわゆるギャルゲーの女子版みたいなやつ? 違うの?

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で、このアニメ自体は主に女子向けなの? そうでもないの? わけがわからないよ。なんか調べてみると悪役令嬢ってのはジャンルとして確立しているものみたいね。知らない世界を覗き見るのもなかなか良いものかと。

まあ、カタリナ様の人たらしっぷりをクスクス笑いながら見るにはとても良いアニメだったな。2期も決定したようでめでたい限り。楽しみにしてる。

9位「イエスタデイをうたって」(春)

凄まじく長く続いていた原作が完結したのは何年前だったか。と思って調べてみたら1998年から2015年までと、なんと17年も続いていたのか。

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17年続いていた原作を1クールで終わらせるって、1話1年以上のペースかよ、と思ったんだけれどももともとペースの遅い話だったので、絶対に不可能というようなものではない。でもやっぱり数話、いや6話くらい尺が足りない。それでも俺はハルちゃんが好きなのでこれは見てしまったぞ。

おそらく舞台である平成初期を知っているおっさんとしては、その時代の考証の甘さが若干気になる部分はあったが、まあそれはそれ。

10位「彼女、お借りします」(夏)

まあ楽しい話で悠木碧がアレな女役で出ているのもポイント高いんだが、もともとキャラクターがあまり感情移入しにくい人々が多いのでちょっと微妙なドラマではある。

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そして残念なことに、この物語の女子でダントツにいける(私見)「八重森みに」がこの1クールの範囲内では出てこないのだ。ああ八重森みに、君の登場を2期まで待っているぞ。誰がCVなのだ? でもあと1クールではギリギリ八重森みに登場までもたない気がする。どうしよう。

なんか1期ではかすりもしていない八重森みにのことしか書いてない気が。だが原作15巻は八重森みにがカバーイラストだぞ。オススメだ。

次点は「魔女の旅々」(秋)と「波よ聞いてくれ」(春)。「魔女の旅々」は当初、味わいのだいぶ違う「キノ」っぽく見ていたが、イレイナとサヤのコンビが割と味わい深くて良い。「波よ聞いてくれ」は何となく楽しく見ていたが終盤で「そうくるのか!」とびっくりした。

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劇場アニメ部門

まあ最初にも書いたけれども、今年はコロナ禍もあってほとんど劇場に行けていないのだ。映画も、実写を合わせても片手に余るほどしか観ていないし、実は「鬼滅」もまだ観ていない。でもまあ「鬼滅」を観ても自分の感情的にはおそらくこちらを1位にしただろうと思う作品があったので、こちらを紹介しておこう。

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン

というわけで、劇場版の「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」だ。こんなもん、冒頭から泣くしかないだろう。TVで見たときに言葉を失った10話から話を続けていくの、本当にずるいけど凄い。映画館でコレほど呼吸が危うくなったのは「さよならの朝に約束の花をかざろう」以来だ。

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この作品でドラマは完結するわけだが、そうするとTVのシリーズからもう一度見たくなるしTVシリーズがさらに輝く、そういう作品。

この映画、京都アニメーションの例の事件の火の中からサルベージされたデータを使って完成させたらしい。それらの作業を行なってくれた方々にはただただ感謝しかない。失われるはずだった作品だけでも救ってくれて本当にありがとう。

togetter.com

主題歌の「Will」も素晴らしいので是非。

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WILL

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TVアニメOP曲部門

次はTVアニメOP曲部門。例年EDよりOPに関して選択に迷うことが多いんだけど、今回はOPに関しても実に豊作だったな。

1位 sou「ミスターフィクサー」(ID: INVADED)

1位はやはり「ID: INVADED」の「ミスターフィクサー」。歌詞が何が何だか分からないんだけれども、スタイリッシュなOPのアニメーションとともに、毎回絶対飛ばせないOPだった。最高。MVはイドをふまえた感じのオリジナルのアニメーションがついていてこれもまた良い。

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ミスターフィクサー

ミスターフィクサー

  • Sou
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2位 chelmico「Easy Breezy」(映像研には手を出すな!)

なんかTVアニメのランキングとかぶるけれども、2位は映像研のOP。これは実にいいよな。OPのアニメーションも最高すぎた。くそぉ円盤書い損ねたのが悔やまれる。

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Easy Breezy

Easy Breezy

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3位 麻枝 准×やなぎなぎ「君という神話」(神様になった日)

「神様になった日」、結局最後まで生き残った人たちには結構好評だったっぽいな。ラーメン回と麻雀回で脱落してしまった自分としてはいつか再挑戦するつもりで録画は残してある。そしてこのOPは「ああ、実にとってもKeyのOPだな!」という感じでとても良い。

君という神話

君という神話

  • 麻枝 准×やなぎなぎ
  • アニメ
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次点はRAISE A SUILEN「Sacred World」(アサルトリリィ Bouquet)。バンドリ方面には詳しくないのでよく分からないけど良い。

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TVアニメED曲部門

1位 ユアネス「籠の中に鳥」(イエスタデイをうたって)

これは実に良かったな。MVを見直すとこちらの方が公式PVよりさらに「イエスタデイをうたって」アニメのPVのようになっている気がする。切ない。そしてハルちゃんが素敵すぎる。

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籠の中に鳥

籠の中に鳥

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2位 一柳隊「Edel Lilie」(アサルトリリィ Bouquet)

こういう恥ずかしげもなく典型的なアニソン、って感じの曲、潔くて好きだ。OPのところで次点にのせた「Sacred World」もそうだけど、アサルトリリィはこれでいい。

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Edel Lilie

Edel Lilie

  • 一柳隊
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3位 スピラ・スピカ「サヨナラナミダ」(戦翼のシグルドリーヴァ)

おおっと、シグルドリーヴァの件そういえば何も書いていなかった。いやまあ、文句は色々付け所はありまくりなんだけど結構楽しんだよ。このEDが流れるとなんか安心する感じだった。

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サヨナラナミダ

サヨナラナミダ

  • スピラ・スピカ
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

次点はLiyuu「カルペ・ディエム」(100万の命の上に俺は立っている)。なるほど上海出身のレイヤーさんなのね。

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新時代のアニメ賞

今回は、12月にOculus Quest/Quest2向けにリリースされたこちらのVRゲームを、特別賞的な枠で入れておきたい。

「Altdeus: Beyond Chronos」

「Altdeus: Beyond Chronos」(以下アルトデウスBC)はいわゆるビジュアルノベルと呼ばれるゲームジャンルをVRに載せた「東京クロノス」の約300年後を舞台とするVRゲームであるが、前作から大きく進化したことで、もはやVRビジュアルノベルというよりは、体感するアニメとしての一歩を踏み出した作品だと言って良いだろう。

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前作のアドベンチャー的要素もブラッシュアップされて没入感が増し、そこに巨大ロボットでの戦闘とバーチャルアイドルのライブという、何か日本のアニメのエッセンス的なものが追加された結果、実にアニメ好きの人にプレイしてほしい作品となったと思う(前作の知識は無くても問題なくプレイできるが、小ネタに気がつくには前作の知識が必要、という感じ)。

詳しくはこちらにレビューを書いたので興味ある方は是非。

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その他

というわけで色々ありがとうございました。あとは2020年のアニメに関して語り残した点をいくつか。

「100万の命の上に俺は立っている」第1話ワケあり版

いやー、これは予備知識なしで見て本当に吹いたわ。というか、このインパクトがなければその後も見なかったかもしれない。第1話で丸ごとアニメを「いらすとや」さんのイラストで構成するという暴挙w

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ということでついに「いらすとや」がアニメ化!という大事件だった。

ちゃんと公式さんがこのバージョンをYouTubeで誰でも見られるように置いておいてくれているのもいいな。いきなりこのまま次の週に第2話だったらどうしようかと思ったけど、途中でちゃんとした第1話を放送してくれて良かった。

「バビロン」終盤

去年のランキングで第8話まで放送した時点で2位に入れた「バビロン」だけど、そこでこんなことを書いていたんだよな。

全12話らしいから2020年冬アニメ枠でやるのはあと4話しかないような…。ということでこの時点で評価して良いものか本当に悩むのだけれども、それでも自分的に非常に盛り上がったので、これを暫定でもいいので2位に入れておきたい。ちなみにこの後コケる可能性は、俺の数少ない野崎まど体験からするに十二分にあり得ると思っているのだけれども、まあその時はそれ、別にいいのだよ。

まあ、普通は全12話のアニメを年末まで第8話まで放送した時点で評価するってのは、まあそういうことなんだけれども、やっぱり野崎まどの作品ってちょっと終盤が俺の趣味に合わないことが多くてね。でも第7話までは本当に凄いと思うので全体的な評価はしている。あと、「[映] アムリタ」とかは終盤を含めても結構好きだよ。

そういえば2020年頭に「バビロン」も聖地巡礼したんだった。

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ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld

うーむ、なんか飛び飛びに長く続きすぎて、評価をするタイミングを失った感が。でもまあ、やっと完結したぜおめでとう。都合4クールとかやっていたことになるのかな? それでも結構飛ばしていたところとかあったよね。

個人的には一番好きだったのはアドミニストレータさんを倒しに塔を登るあたりだな。ツンデレモードのアリスさんがキラキラしていて素敵だし。

それにしても気がつくとまたもう1シリーズ作れそうなくらい原作をこさえている原作者の仕事っぷりは実に素晴らしい。

そういえば今年はプログレッシブの映画やるのね。

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劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編と鬼頭明里

鬼滅の映画、まだ観ていない…。

実は最近まで、なんかイマイチ小学生の鬼滅人気ってのを実感できていなかったんだけれども、うちの少年の登校関係に付き合ったりしていると、たしかに鬼滅グッズを身につけてる小学生とか多いなぁ、とかあらためて認識している。

ところでまあ、みんな思っていることだろうけれども、鬼滅のCVの声優さんが「鬼滅声優」扱いでメディアに紹介されるのになんか違和感が…。百歩譲って花江夏樹と鬼頭明里あたりまでは許していいけど、花澤香菜がどうして鬼滅声優扱いなんだ。花澤香菜といえば春崎美空だろう(それも多分違う)。

とりあえず、劇場版鬼滅は観てないけど、秋シーズンはそれ抜きでも鬼頭明里三昧だったなぁ、と思う。「安達としまむら」の安達に、「トニカクカワイイ」の由崎司があった上に、一応鬼滅の総集編で復習もしたし、さらには主人公クロエの鬼頭明里の台詞だけで合計9時間もあるらしい「アルトデウスBC」でVR沼に潜っていたので。

あれは主人公が体の中から声を出すので、プレイヤーの自分がCV鬼頭明里になれるという凄い体験である。いわばプチ・バ美肉体験だ。そして「アルトデウスBC」に浸った直後に「安達としまむら」を見ると色々と混乱するぞ。

そんな様々な事情もあり、2020年の私的CV of the yearは鬼頭明里で決まり、ということで。あ、「虚構推理」の岩永琴子役も実に良かったよね。

ねとらぼ「もっと評価されるべき2020年アニメ」

なんか例年「ダ・ヴィンチ」で年末に発表されてきた「もっと評価されるべきアニメ」シリーズ、以前から俺の大好きなアニメを上位に挙げてくれていて気になっていた特集だった。特に2017年は「サクラダリセット」、2019年は「グランベルム」を1位に挙げてくれるという素晴らしさで感謝感激だったのだが、2020年は発表場所をねとらぼさんに移したとのこと(ぼそっと関係への疑問をtwitterで呟いたら、中の人から直接教えていただきました)。

nlab.itmedia.co.jp

そして2020年の1位は…やはり「ID: INVADED」だ! いやー、実に趣味が合うなぁ。ありがとう!

そして2021年は…

まあとりあえず、4月からだけどこれだなこれ! 期待しているぜ。

zombielandsaga.com



ということで、2021年もよろしくお願いします。