xckb的雑記帳

身の回りにあったことを雑多に語ります。

「アルトデウス:Beyond Chronos」これは単なるVRビジュアルノベルではなく「日本のアニメ」を体感する装置だ

現在一部で話題沸騰中のVRゲーム「Altdeus: Beyond Chronos」(以下アルトデウスBC)を全ルート・全アチーブメントをクリアしたので、せっかくなので感想を書いてみたい。

とはいえ、原則として大きなネタバレはしない範囲で書いていきたいと思うので、ちょっと興味はあるんだけれども迷っている、という人でも問題なく読める書き方をしていきたいと思う。

とりあえず自分の感想を一言でいえば、このゲームをプレイするためにOculus Quest2を買ってもいいぞ、と思ったゲーム、となるだろうか。

実はクラウドファンディングにも参加したのだが、このような物凄いゲームが仕上がってきて本当に嬉しい。クラウドファンディング冥利に尽きると思う。

というわけで、まずはこの記事の目次とアルトデウスBCのPVを置いておこう。


これは「日本のアニメ」を体験する装置だ

貴方はアニメの世界に入り込んだ夢を見たことがあるだろうか。自分はある。

アニメにそれなりに入れ込んだらそういう夢を見たことがない人はいないだろう、多分そのほとんどは起きたら忘れているだけで。

おそらく世界中の多くの人々が、夢の中でモビルスーツを操縦し、エヴァで使徒と戦い、壁を乗り越えてくる巨人に畏怖したことがあるはずだ。そしてその中で、アニメに出てくるキャラクターたちと直接交流をしたことだろう。

アルトデウスBCというVRゲームは、その世界を夢という手段なしに実現する「体感するアニメ」の第一歩、となる作品であると思う。

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出典:「アルトデウスBC」
©2020 MyDearest Inc. All Rights Reserved.

さしあたっての問題は、Questをかぶっていると涙を拭けないことだ。この問題はしばらく解決が難しいだろう。

前作「東京クロノス」からの進化

アルトデウスBCを制作したMyDearestの前作「東京クロノス」は、伝統的なビジュアルノベルをVRの世界に導入するという、いわば接続点だった。ビジュアルノベル、というよりアドベンチャーゲームの誕生以来ずっとスクリーンの向こうにあった物語の世界に、VRという手段を用いて入り込むことを可能とした。

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出典:「東京クロノス」
©2019 MyDearest Inc. All Rights Reserved.

そして、古典的なビジュアルノベルをベースに日本の3Dアニメの手法を活用し、Oculus Goの限られた表現能力の限界に挑戦した上で、泣けるシナリオと相まって、VRながらプレイ時間10時間以上という、長時間のめり込めるゲームを実現していた(現在ではGo以外の多くのVRプラットフォームにも対応している)。

xckb.hatenablog.com

今回、アルトデウスBCを評価するにあたって、よい比較対象として東京クロノスを本稿では使うが、東京クロノスをプレイしていないとこの本稿が読めないとか、意味がわからないいうわけでは決してない。だが、VRのビジュアルノベルというものがまだ非常に作品数が少なく、プレイしたことがある人が少ない中で、やはり何らかの評価基準がないと話がしにくいのだ。

ここでは、東京クロノスからわずか1年半後の作品であるアルトデウスBCが、どのように魅力的に進化したのかということについて、可能な限り東京クロノスを知らない人にもわかりやすいように語っていきたいと思う。

巨大ロボット、そしてアイドル

実にアニメ的なキャラクターや、ビジュアルノベル系のストーリーという、日本のアニメの大好物要素は、東京クロノスでVRの世界にインポートされた。そしてアルトデウスBCが東京クロノスから大きく変化した点は、やはり巨大ロボットに乗って闘う場面と、バーチャルアイドルのライブが追加されたことだろう。

東京クロノスが実現したVRビジュアルノベルの世界に、新たに何を追加するか、いや、自分がどのようなアニメの中に入りたいか、と考えた時の答えが、巨大ロボット、そしてアイドルという、これまた日本のアニメにおける定番要素なのだろう。そしてこれは見事に成功している。

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出典:「アルトデウスBC」
©2020 MyDearest Inc. All Rights Reserved.

地下のハンガーにある400メートル級ロボットに乗り、システムを起動して地上へ巨大エレベーターで上昇、そこで謎の敵と戦う。もうこれだけで「こういうの好きでしょ?」と言われまくったあとで「ああ好きだよ大好きだよ悪いかよ!」という感じのシチュエーションだ。

しかもこの一連のオペレーションが、ストーリー上非常に重要な要素となってくるところがたまらない。

さらにAIバーチャルアイドルのノアだ。このライブがまた、今のOculus Quest/Quest2でできる限りのVRライブをやって見せましたという感じで、それほどアイドルアニメに造詣の深くない俺でも実にグッとくるわけだ。

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出典:「アルトデウスBC」
©2020 MyDearest Inc. All Rights Reserved.

さらにこのノアがまたストーリー上で無茶苦茶重要なキャラクターだったりするわけで。ロボットもアイドルも、どちらもこのストーリーの中に綿密に組み込まれているところが実に小気味いい作りである。

登場人物たちとのインタラクション

東京クロノスでは、メインターゲットとなったOculus Goの機能・性能的問題も大きいと思われるが、キャラクターの造形や劇中世界とのインタラクションは非常に限られており、いわば「お客さん」的な感覚はまだかなり残っていた。そしてVR的なインタラクションは、ほぼストーリーの分岐点のみに限られていた。

アルトデウスBCは、メインターゲットとなるマシンをOculus Quest/Quest2に変更することで、処理性能の大幅向上と6DoFの自由度を得て、この「お客さん」的な感覚を遥かに軽減し、さらにVR的インタラクションを大幅に追加することで、東京クロノスが実現した「中に入れるビジュアルノベル」から「体感するアニメ」へと舵を切りつつある、と言えるだろう。

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出典:「アルトデウスBC」
©2020 MyDearest Inc. All Rights Reserved.

東京クロノスでは基本的にキャラクターの表現のほとんどが、VR世界でもいわゆる「立ち絵」ベースのように見え、発言と同時に用意されたポーズを取る…という印象が強かったが、アルトデウスBCではキャラクターたちが、目の前で実に様々な動きを見せるし、他のキャラクターの動きにも多くの反応を見せる。さらに、何もない時でも体も細かく揺れ動くし、キャラクターと見つめあうと、わずかにその瞳も揺れ動く。

これらの様々な工夫によって、アルトデウスBCの作品世界への没入感は大幅に向上している。

物語の舞台はそれほど増えていないのだが…

東京クロノスでは、実際にドラマが展開する舞台は驚くほど少なかった。キャラクターはその舞台の間を行き来する姿は見せず、いきなり場面が変わる。これはデータ量を考えれば当然のことではあるが、結構大きな違和感を感じた点ではあった。

実はこれはアルトデウスBCでも(多少舞台は増えているものの)基本的に変わらないのだが、なぜか東京クロノスとは異なりその点が気になることはほとんどなかった。なぜかと考えてみると、やはりキャラクターとのやり取りが濃密になることで、まるでアニメの日常シーンに入り込んでいる感覚になるため、そんな細かいことが気にならなくなったのだと思う。

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出典:「アルトデウスBC」
©2020 MyDearest Inc. All Rights Reserved.

アニメでも、数少ない舞台でキャラクターがやりとりしていたり、いきなり別の場所に移動していたりしてもそれほど気にならないだろう。物語への没入感を高めた結果、ビジュアルノベルというよりはアニメ寄りの表現になったことで、違和感がなくなったのかも知れない。

まあ、あとは東京クロノスだと過去シーン(しかも結構多い)がすべて人形劇になっていたのだけれども、これがアルトデウスでは過去のシーンも全て通常クオリティのシーンとなっていたことも大きいかもしれない。東京クロノスのあれはあれで悪くはなかったのだが、ちょっと多かったのは否めないところだ。

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出典:「東京クロノス」
©2019 MyDearest Inc. All Rights Reserved.

字幕オフ機能とオートプレイ

ということで、キャラクターの動作や反応が強化されたことで、ビジュアルノベルのVR拡張的な存在であった東京クロノスと比較して、アルトデウスBCはずっと「アニメ的」なスタイルを実現している。

アルトデウスBCでは、基本的に字幕で出るメッセージはフルボイスで喋るし、解説的な字幕は主役であるクロエのモノローグで語られるので、実は字幕がなくてもプレイすることは可能だ。これに対応して、設定画面で字幕表示を切ることが可能となっている。

字幕をオフにした上で、さらにオートプレイモードとすることで、アニメの世界の擬似体験に近づくことができるのだ。これは実に新鮮な体験である。一度やってみることをお勧めしたい。

ただし、オートプレイ時に選択肢が存在すると、その後はオートプレイがオフになってしまう点は改善を望みたいし、字幕オフ時もオートプレイのマークが結構目立つ場所に出てしまうのは、何か別の手段がないだろうか、とか思ってしまう。

一方で、字幕の表現は東京クロノスからさらに進化しているのも確かで、単純に話者の方向に字幕が表示されるだけではなく、わずかに話者の方から字幕がスッと流れてくるのが実に気持ちが良い。そして主役のクロエのセリフの字幕は自分の方から出ていくような表現がされている。

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出典:「アルトデウスBC」
©2020 MyDearest Inc. All Rights Reserved.

こういう細かい機能の実装が実にこなれているなぁ、と思う。というか、他のQuestのゲームには結構ひどい字幕表示のアプリがあったりするので、自然に疲れない形で字幕を出してくれるアルトデウスBCは色々と考えられているのだな、と感心する。

Virtual Augmented Reality

ビジュアルノベルにおいて、選択肢をどのように自然に見せるかというのは、様々な作品が様々な解決を試みているが、このアルトデウスBCでの解決法の一つはとてもシンプルである。つまり「ビジュアルノベルのそういうUIって、ARに似てない?」ということだ。正直「やられた」と思った。

ということで、架空のARデバイス「グライアイ」が決断補助のために出す選択肢が、そのままゲーム上の選択肢になるという、いわばVirtual Augmented Realityとして、ゲームの選択肢をストーリー上無理ない形で取り込んでいるのだ。

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出典:「アルトデウスBC」
©2020 MyDearest Inc. All Rights Reserved.

ちなみに、グライアイによる分岐は、アルトデウスBCにおける一番直接的な選択肢の提供方法である。アルトデウスBCはこの他にもいくつも選択肢の表現方法を実装しているが、いずれもさらに自然な形でストーリーに「決断」が組み込まれており、没入感を高める効果を出している。

それでいて「そんなもん攻略サイト見ずに一般人にわかるわけないやん!」的な隠し方ではなく、ちゃんとストーリーを追っていけばいつかは辿り着ける感じの按配に調整されているのがよい。そういう攻略サイト的なものは没入感の邪魔だからね。

大きく分岐するストーリー

東京クロノスのストーリーは、基本的には非常にわかりやすい構造となっていた。トゥルーエンドに一直線に向かうストーリーに、短い枝が複数ついた単純な木構造だ。

それに比べるとアルトデウスBCは結構複雑になっている。何より、東京クロノスよりも圧倒的に枝が長い。そしていくつか、分岐したのちに他の枝に合流するルートがある。つまり単純な木構造ではない。

トゥルーエンドに向かい始めたと思っても、ちょっと油断すると既知のルートに差し戻されたりする。このあたりは時々アリアドネの画面をチェックしていると知ることができるだろう。

重要なネタバレは避けたいので、いくつエンディングがあるとかは言わないが、プレイを始めればすぐわかることだがアチーブメントは全部で23個ある。とはいえバッドエンドにはアチーブメントに対応しないものもあったりするので、アチーブメントを全部集めてもエンディングの拾い残しはあるかもしれない。是非全てのエンディングを体験していただきたい。

主人公に憑依する感情の動きと拡張身体感覚

QuestやPSVR用に「ラストラビリンス」という日本産のとても面白い脱出パズルVRゲームがある。このゲームでは自分は車椅子に座って首と手先しか動かすことができず、言葉の通じない少女に身振りで意思を伝えて、脱出を手伝ってもらう。

そして、選択を間違えると自分だけではなくこの少女も大変な目に遭う。これがこのゲームになんともいえない緊張感を与えており、結果的に誤った選択をした場合は、本当に申し訳なくなってたまらなくなるゲームである。

アルトデウスBCは、これとは似ているがまた別の意味で、感情移入の強さによって選択が重くなるように思う。キャラクターと目の前で関係性を作っていくことで、そのキャラクターに対する非情な決断をすることが本当に辛くなるのだ。これはもう「憑依」と言っていいのではないだろうか。

このようにVRゲームは、通常のゲームよりも激しく、登場人物とプレイヤーとのアイデンティティを曖昧にするのだな、と、精神面からの実感をするのだが、身体的な面でも様々な工夫がアルトデウスBCにはなされていることがわかる。

たとえば「手」だ。このアルトマキアの起動画面、手を開いた状態でARのUIをタッチしているが、これは自分の中でも特に何も考えずに、自然に手を開いた状態でタッチしているのだ。

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出典:「アルトデウスBC」
©2020 MyDearest Inc. All Rights Reserved.

しかし、アルトデウスBCの操作説明に、手を開くにはどうしたらいいとかは特に書いていない。実際にはコントローラーのトリガーから指を離すと手は開き、トリガーに指をタッチすると指を曲げた状態になるのだ。この機能は、おそらくトリガー等のボタンのパーツを赤外線的に透明にすることで実現しており、以前本ブログで「なぜQuestコントローラのトリガーなどのボタンは赤外線的に透明なのか」と疑問を持った点の解答となるものだと思う。

xckb.hatenablog.com

だが、こんな説明なしにアルトデウスの「手」は自由に動く。これはQuest版の東京クロノスからも、大きく進化した点である。

ある程度の訓練を積むことで、人間の体はその操作で動かす機械を自分の体の一部のように感じることができる。これによって人は何も考えずにハンドルとペダルで自転車を自由に動かしたり、特に何も考えずに自動車でギリギリの幅を通り抜けられたりする。この場合の手足は、本来の機能としての手足ではなく、機械に動作を伝えるためのいわば神経回路として機能している。

アルトデウスBCのUIも同質のものを感じる。コントローラを持った手が、同じようにいわば神経回路として働き、特に訓練を積まなくてもあまりに自然に動くのだが、その辺りの「自然な」手足の写像を実現するために色々と考えたのだろうな、というこだわりが感じられてよい。

各種アクションからのコントローラへの振動の伝え方も絶妙で、これも没入感を高めるために大きな働きをしていると言えるだろう。この辺りを設計したエンジニアの方々に大きな拍手を送りたい。

(2021年1月2日追記) 正月早々一般公開になっていたこちらのXR Kaigiのアルトデウスメイキング講演を見ると、さらにこの辺りに様々な工夫が入っていることがわかる。これは面白い。

www.youtube.com

音声と音楽

アルトデウスBCは音声面、音楽面どちらもすごく良い。そのあたりの話については、こちらの2つの記事がとても参考になると思う。いかに拘って、このゲームに音声と音楽を載せていったかをこれらの記事から窺い知ることができる。

realsound.jp

realsound.jp

とりあえず今はクラウドファンディングのリターン品のサントラCDで聴いているのだが、これは是非とも劇伴のみならず、ノアのライブや各エンディングのボーカル曲まで含めた完全版が欲しいところ。

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ところでこのCDの8曲目がとにかく素晴らしいんだが、この曲は曲名も歌っている人も含めて何もかもがネタバレの塊なので、何も語れないのが残念至極。ともかく早くサントラ完全版が欲しいぞ。

個人的にはCDはクラウドファンディング特典で、サントラ完全版のリリースは東京クロノス同様に配信で、というので全然構わないのだけれども、ファイル中にちゃんと歌詞は入れて欲しいところ。いずれにせよ楽しみ。

VRゲーム「東京クロノス」オリジナルサウンドトラック

VRゲーム「東京クロノス」オリジナルサウンドトラック

  • 発売日: 2019/12/17
  • メディア: MP3 ダウンロード

アルトデウスBCといわゆる「百合」

さて、自分としては周囲の百合クラスタの人々にこのアルトデウスBCが届いていない感があるのが非常にもどかしい。

だがそんな中で「百合」という単語の様々な人の認識の違いというコミュニケーション上の問題をあらためて感じたので一応補足しておくと、ここでの「百合」は狭義の恋愛関係を示すものではなく、より広義の女性同士の強い感情の絡みを描く物語構造としての「百合」なのだ。

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出典:「アルトデウスBC」
©2020 MyDearest Inc. All Rights Reserved.

本ブログでかつて扱った作品だと、たとえば「グランベルム」とかは典型的なこの広義の百合作品だと思うし、自分が「百合クラスタ」などというときは明確にこの広義のニュアンスで語っている(多分自分は百合クラスタには含まれない…と思う)。

xckb.hatenablog.com

そしてアルトデウスBCはそのような百合クラスタの様々な性癖を色々と、そしてVRを用いた圧倒的な存在感で満たしてくれる作品だと思う(あまり詳しく語るとネタバレになるのでこの程度にしておくが)。というわけで是非その方面の人々にも届いて欲しいと思う。

そんな広義の「百合」であろう百合SFを特集した「SFマガジン」が頃合いもよく発売されているのだが、これまた頃合いもよくアルトデウスBCも紹介されているのでぜひ。

SFマガジン 2021年 02 月号 特別増大号

SFマガジン 2021年 02 月号 特別増大号

  • 発売日: 2020/12/25
  • メディア: 雑誌

まあ、ハヤカワさんからはアルトデウスBCのノベライズも出るようなので、その関係もあるのだろうなと。こちらも楽しみ。

それはともかく「安達としまむら」の入間人間先生もアルトデウスをプレイされて気に入られたようで嬉しい限り。ここからさらに広がってくれると実に良いと思う。

kakuyomu.jp

(まあ、安達の中の人が主役だったりするしね、アルトデウスBC)

最後に(ミンゴスさんありがとう)

ということで、アルトデウスBCはいいぞ! 本当に、このゲームのためにQuest2を買ってもいいと思う。そしてちゃんと、アルトデウスBCは結構売れているようで嬉しい限りだ。

東京クロノスのようにスピンオフ小説とかあったら読みたい気もするけれども、それもVRでの追加コンテンツとかで出してくれればさらに最高すぎるな。

そしてクリアして以来、他人のプレイ動画見るのって楽しいな、と改めて思うところ。特にこのミンゴスさんの動画は最高だった(アルトデウスBCのプレイは35分頃から)。「子供の頃見た世界がここにあった!」ってのは自分がこのブログで言いたいことと多分同じだと思うのでめっちゃ共感した。

そして「あたしもこんな凄い作品にめっちゃ関わりたい!」って最高の褒め言葉だろう。だってビジュアルノベルの世界でかの一時代を築いた牧瀬紅莉栖さんの中の人だよ。自分がスタッフだったらこれだけで泣いちゃうよ。

いや、本当にみんなプレイしてみて! 頼むよ!

(追記)Steam版、PSVR版発売日決定!

(2021年1月21日 追記)Steam版のリリースが2月19日、PS4+PSVR版のリリースが4月15日になったようですね。Steam版はクオリティの向上が一部図られていると。Steam VR環境は持っていないけれどもこうなると揃えたくなってくるし、PSVRも持ってないのだけれど、Amazon限定版特典のドラマ音源などに心が揺れる。どうしよう。

store.steampowered.com

あと、アルトデウスBCのオープニングテーマ「DESIRE」を含むASCAのアルバム「百希夜行」も来週発売ですね。自分は最近音楽はほぼ配信オンリーですが、めずらしくCDをポチってしまいました。

それにしても、アルトデウスのボーカル曲を含むサントラ、早く出てくれませんかね。PSVR版あたりの発売に合わせて出してくれないかなぁ、などと期待しています。