記事が大きくなりすぎたためなのか、iPhoneのブラウザがクラッシュするようになってしまったので、劇場版アニメやアニソンのランキングを分離させることに。
TV版アニメのランキング記事はこちら。
今回の目次。こちらも全ての結果はこの目次でわかるぞ。異論反論は受け付けないが。
対象作品
劇場版アニメランキングの対象作品は、2024年中に初公開され、劇場に観にいった劇場アニメ作品である。以下に全作品のリストを挙げる。なおTVアニメの劇場総集編はなんとなく一応リストには入れてあるが、ランキングの対象にはしていない。
劇場アニメ
- 俺だけレベルアップな件 -ReAwakening-
- がんばっていきまっしょい
- きみの色
- 劇場版「進撃の巨人」完結編THE LAST ATTACK
- 劇場版「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」前編
- 劇場版「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」後編
- 劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:
- 劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:Re:
- 数分間のエールを
- 好きでも嫌いなあまのじゃく
- クラメルカガリ
- クラユカバ
- デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章
- デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章
- トラペジウム
- ふれる。
- ルックバック
2024年劇場アニメランキング
コロナの影響を乗り越え、2024年はなんと17作品も劇場版アニメを観たらしい。しかも複数回観た作品がかなりあるからな。とはいえ、先ほども書いた通り、TVアニメの総集編的なものや先行上映的なものは、ランキングの対象とはしていない。そんな中での1位はやはりあの問題作だ。
1位 「トラペジウム」
実はネットの感想をシャットアウトして予備知識ゼロで観にいった。そしていきなりなんか得体の知れないものを観てしまった気分になった。
が、それでもラストの「トラペジウム」という文字が何を意味しているのかは、強く伝わってきた。天文にちょっと興味があれば小学生でも知っている単語だよね「トラペジウム」。

宇宙の片隅で生まれつつある4つの星の卵が、星に育ちつつある場所である、オリオン座のトラペジウム。劇中にも何度もオリオン座が出てくる。トラペジウムの場所も小さく描かれている。そんな引っ掛かりを抱えたまま2度目を観て、はまった。
4人はそれぞれの姿で、それぞれ10年後立派な「星」に育っていた。その過去を「信頼できない語り手」である東ゆうの思い出として振り返る物語なのだな、これは。10年前のあの写真こそが、天体写真の展示の中に一つ「トラペジウム」と題されて飾られて然るべき写真だったのだ。
本職のアイドルだった人が原作の物語だが、色々な意味ですごいなこれは。
まあ、思春期に片足を突っ込んだ子供の親としての自分は、やっぱりこういう作品は親の視点で見てしまうんだよな。あの自己嫌悪やら悔しさやらのごちゃ混ぜで泣いている東ゆうへの母親の語りかけ、ああいう素敵なことをすらっと言える人間になりたいと思うのである。
良い映画だった。また観たい。
2位 「ルックバック」
これもとんでもない作品だった。「ルックバック」。出だしの部分は以前、ネットで読んだことがあったが、まさかこんな物語だとは思わなかった。
自分のXのTLとか眺めていると、創作、と言う観点から語られることが多い気がしているこの作品だが、あいにく創作というものにそこまで重点を置いていない俺には、単純に藤野と京本の2人の物語に見える。しかも京本のキャラが強い。
そして、自分の中からなんか謎の親モードの視点とかが出てきたりしながら、観ているうちにまたボロボロ泣いてしまうのである。この作品、あの大きな事件を題材にしているよね。そういう不条理の中に仮に置かれた時、自分はどう思うか、自分は訪ねてきた藤野に何を語れるか、とかも考えてしまうんだよね。切ない。
3位 「がんばっていきまっしょい」
なんか予告編ではイマイチに見えたんだけれども、劇場で見たらとても良かった作品「がんばっていきまっしょい」だ。
原作は昭和を舞台にした平成初期の小説で、今までドラマ化、映画化などがされている。とはいえ、令和の現代にリメイクするにあたって、さまざまな改変がなされているようだ。
子供の頃の無根拠な万能感からの卒業にしくじり、色々と拗らせてしまっている主役の悦ネエこと村上悦子のもどかしさを見ていると、また親モードになってしまい、これは親御さん色々心配しているだろうなぁ、とか勝手に思ってしまうんだけれども、その再生の過程で重要な役目を果たすものして、(序盤では非常に受動的に関わっていた)ボートというスポーツが描かれているという点が、また現代的なのだろうな、と思う。
ちなみに俺が一番好きなキャラは寺尾梅子である。オリキャラらしいのにそこはかとなく昭和っぽい名前もいいのだが、梅子が悦ネエに与える影響はとても大きい。
ちなみに2024年3月に松山に行った時に、「しょい」のことは全く知らずに梅津寺で色々写真を撮ってきていた。ダッコとイモッチが競走したとこ。

実は梅津寺には色々と個人的な思い出があるのである(説明するのも面倒くさいので略)。

4位 「きみの色」
今回は音楽を題材にした作品がランク内に多いな。「きみの色」は共感覚をモチーフにした作品であり、特に色使いが実に面白い。
主人公たちのバンドはギター、テルミン、キーボードという非常に謎の構成。まあテルミンのバンドは昔結構ライブハウスで聴いていたりしたので、ある意味結構懐かしかったりする。劇伴の曲名が全部色のRGBコードになっているのも面白かったな。こんな表も作ってみたりした。

実に「きみの色」っぽい色たちだ。共感覚系のリアル知人の感想もぜひ聞きたいところ。
5位 「数分間のエールを」
こちらも花田十輝先生の関わっている、音楽がモチーフになったフルCGアニメ作品で、CGにしても「ガールズバンドクライ」とは全く異なるイラスト系のルックを目指しているように見える。そして「ガルクラ」「ユーフォ3」と同様にビターなストーリーだ。結局自分はこういうストーリーと、音楽が好きなんだな、と思ってしまうな。
「ガルクラ」では、自分を貫きそれでも先に進んでいく姿、「ユーフォ3」では自分なりの形で好きなものを仕事にしていく姿、そしてこの作品では、ひとたび諦めた道に再び向かっていく姿と、三者三様の愛する音楽との関わり方が描かれているが、どれも真摯で尊い姿だ。
こちらの作品、大傑作というわけではないと思うが、とても気になる作品だった。
(ちなみに、劇中歌を1曲、柿チョコさんが歌っていたな)
次点 「好きでも嫌いなあまのじゃく」
「好きあま」、まあ色々と欠点のある作品ではあることは否定できないのだが、なんか気になっていて、実際割と好きだ。映画館で予告編を見た時、何この山形県! と思って気になっていたのだけれども劇場では見逃してしまい、Netflixで見た(山形県には個人的にちょっと縁があるのだ)。
というわけでなんか、ものの勢いで11月に聖地巡礼にも行ってきたので、そちらも見ていただければと。CV富田美憂の鬼ガール、つむぎがとてもかわいい。
2024年・TVアニメOPベスト5
今年はOP曲が大豊作だったな。なのでかなり選ぶのに苦労した。
1位 トゲナシトゲアリ「雑踏、僕らの街」(ガールズバンドクライ)
1位はやっぱりこれ。これ以外考えられない。最初なんの興味もなかった「ガルクラ」だけど、このOPを最初に見て一気に引き込まれたのを覚えてる(まあ、本編はほぼ完全にCGだけれどもOPはかなり手描きが入っているけどね)。
終盤のカットをコマ送りして、実は熊本の風景が一瞬だけ入っていたりするのを後で知ったけれども、それもまた芸が細かい。勢いで聖地巡礼までしてしまったのももう懐かしい思い出だ。
2位 ぼっちぼろまる「つよがるガール (feat. もっさ)」(負けヒロインが多すぎる!)
いやー本当にマケインはいいアニメ化をしたよな。このOPとかも本当にもう、最高じゃね?
3位 鹿乃子のこ (CV.潘めぐみ), 虎視虎子 (CV.藤田 咲), 虎視餡子 (CV.田辺留依) & 馬車芽めめ (CV.和泉風花)「シカ色デイズ」(しかのこのこのここしたんたん)
すまん本編は4話くらいでギブアップしてしまったのだが、このOPが色々な意味で凄かったことが認めざるを得ない。
一応、奈良に行った時に鹿の写真をたくさん撮る程度にはかなり気になっていた。
次点(1) 由薫「Rouge」(メタリックルージュ)
これはOPアニメーションと合わせ技の勝利だな(本編はそこまでピンと来なかったが)。しかしそんなでかいブラックホールどうするの、とは思った。
次点(2) 坂本真綾「nina」(星降る王国のニナ)
なんというか、坂本真綾が歌うアニメのOPだぜ! という感じが全開で実によかった。本編はとんでもない場所で終わってしまったのだが、続きはどうなるのだろう。
2024年・TVアニメEDベスト5
まあ今年は、ガルクラの特殊EDとかを全部選考対象にしていると、ベスト5全てがガルクラの曲で埋まってしまう気がするので、メインEDである「誰にもなれない私だから」を1位にして、残りは別作品から取ってこよう。
1位 トゲナシトゲアリ「誰にもなれない私だから」(ガールズバンドクライ)
EDアニメが本編終了後のストーリーだというのは最後まで気が付かなかった。不覚。そう思って見直すとまたこれが良い。
3位 エレノーラ・ヒルローズ(CV:日高里菜)、ユミエラ・ドルクネス(CV:ファイルーズあい)「好きがレベチ」(悪役令嬢レベル99)
これはさ、なんというかエレノーラがかわいすぎるんだけれども、そこに仕方なく付き合っている感を出しながらも、実際に仕方なく付き合っている感のあるユミエラの2人のダンスの対比が実にいいんだよね。序盤ではエレノーラが出てこないので、誰このかわいい子扱いされていたのも懐かしい。
4位 鈴木このみ「白花」(異修羅)
これ実にいい曲だよね。正直本編は消化不良気味なんだけれどもこのEDは最高に気に入ってた。(そして2期が始まってるので、改めて原作を読み始めてる)
次点 Arika「blan_」(Unnamed Memory)
このアンメモのEDも実によかったな。ああ、ここで一息つけるか、というタイプのED曲。2期のEDも担当していてそちらも良い。
2023年・劇場版アニメ主題歌ベスト3
劇場版アニメの主題歌ベスト3だが、今年はオープニングでもエンディングでもない劇中の歌に良いものがありすぎたので、番外(1), (2)としてそれらを追加した。
1位 haruka nakamura & urara「Light song」(ルックバック)
やっぱり1位はこの曲かな。祈りのような美しい響きの曲。この映画に最高に合っている。
2位 東ゆう(CV:結川あさき), 大河くるみ(CV:羊宮妃那), 華鳥蘭子(CV:上田麗奈) & 亀井美嘉(CV:相川遥花)「方位自身」(トラペジウム)
トラペジウムのこの曲、劇中では完成した形では人々に届かなかった、4人のためだけの曲となった音楽。まさにこの映画のエンディングに相応しい。
3位 結束バンド「ドッペルゲンガー」(劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:)
ぼざろ劇場総集編2作目のオープニング。あのライブでの3曲目という設定にはやっぱりグッときたぜ。
番外(2) しろねこ堂「水金地火木土天アーメン」(きみの色)
こちらも劇中歌として実に良い形で使われていたな。もう一度観たいぞ。この曲の誕生時の、CV新垣結衣のシスター日吉子さん、何気に面白かった。
おまけ
2024年の聖地巡礼あれこれ
「ガールズバンドクライ」と「好きでも嫌いなあまのじゃく」の話は書いたけれども、それ以外にも2024年は結構面白い聖地巡礼をしたな。
まずは1月のシンガポールでの「宇宙よりも遠い場所」。本当に久しぶりの海外だったけれども、これは本当に色々と運が良かった旅だったな。特に「天天海南鶏飯」での食事はもう無理だと思っていたのに、最終日にたまたま朝から開いていてOKだったとか。もう懐かしいぜ。

そして5月に北海道の野付半島へ。日本最大の砂嘴であり、知る人ぞ知る「宝石の国」の舞台のモデルになったところだ。ここは本当に「世界の果て」の形容詞がよく似合う、凄まじい場所だった。あと、低緯度オーロラも(多分)僅かに写真に撮れたぞ。

10月には、「アリスとテレスのまぼろし工場」の劇伴でとても印象的な響きを奏でていた謎の打楽器「シデロイホス」を叩きに、安曇野まで行ってきた。

実はあと1つ、懐かしの「サクラダリセット」の舞台のモデルと思われる場所も2箇所行ってきたのだけれども、あまりに間が空きすぎていて、まだ記事にまとめていない。流石に近日中にまとめたいと思っているのでもう少しお待ちあれ。以前まとめた「サクラダリセット」の記事はこちら。
声優部門
別に声優部門は毎年設けていないのだが、時々それらしきことをつぶやいているようなので、一応2024年はどうだったのかを話しておくことにするか。
新しい人だと、やはりトラペジウムで東ゆうの最高の舌打ちを聴かせてくれた結川あさきさんかな。その後も若君とかコラマイ方面とかあさきタイムとかで色々活躍していたのも聴いて多才さにも驚かされているので、今後の活躍にも大きく期待している。
あと新人といえば、ちょっと毛色は異なるけれどもトゲナシトゲアリのメンバーたちも本当にすごかったと思う。是非とも活躍を続けていってほしい。
総合的にはやはり、長谷川育美さんかね。結束バンドのメインボーカルとしての活動に、ぼざろ劇場総集編前後、さらに「がんばっていきまっしょい」のイモッチに、フリーレンのユーベル、ルプななのリーシェさんと大活躍だったな。エイティシックスのヴラディレーナ・ミリーゼさんから注目していた自分としては実に嬉しい限り。
旧作の再上映色々
夏頃に、新海誠監督の初期作品「秒速5センチメートル」「雲のむこう、約束の場所」が特別上映されていたので、両作品とも観てきた。実はどちらも劇場で観るのは初めてだったりしたのだが、これは劇場で観られて本当によかったな。
新海誠の初期作品としてはやっぱりこの2作が好きなんだよね俺。再上映本当にありがとう。
あと、年末に観た「劇場版 銀河鉄道999 4Kリマスター版」。流石に初上映(45年前)以来ということはないのだけれども、相当に久しぶりに観たこの作品、やっぱりよくできているよなー。
流石に大人になると色々とツッコミを無意識に考えてしまったりする場所もあるんだけれども、そんなことはもうどうでも良かったりする。2024年にシネコンの劇場入り口でこのチラシが貼られているのを見るとは思わなかったよ。

それにしても、最後に流れるキャストやスタッフリストを眺めていると、すでに他界されている(ことを自分が知っている)方々も多いんだけれども、一方まだ現役で活動されている方々もいたりして、みんながんばれ! と思ってしまったりする。
さて2025年は?
まあ、2025年の冬アニメに関しては、すでにこちらのランキングに入っている作品のうち「俺だけレベルアップな件」と「Unnamed Memory」が2期をすでにスタートしており、どちらも良い感じのスタートである。ということで、春以降はどうかというと…、個人的には「私を喰べたい、ひとでなし」が気になっているな。まだいつ放送かは決まっていないみたいだけれども、結構期待している。
まあ多分、また全然知らない作品の中に、色々と凄いやつが隠れているんだろうな。楽しみ。
前編のTVアニメランキングはこちら。