xckb的雑記帳

身の回りにあったことを雑多に語ります。

小野寺光 個展「誰もしらない景色」(Artcomplex Center of Tokyo)

さて先日、Artcomplex Center of Tokyoさんのこちらのツイートを見て、全く知らない方の個展だったのですが、「お、これは絶対俺の好きなやつだ。行かねば」と思い、 仕事帰りに信濃町のACTに寄り道しました。

開催期間は2月21日から24日。残念ながら既に会期は終了しています(すみません)。

入り口から入ったすぐのところに置かれて、廊下からも目立っていたこの作品。タイトルは「わたしだけのために」。Twitterの画像ではわからなかったんだけれども、絵の具で描かれた絵の上に、和紙などが貼られたミクストメディア作品になっています。

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わりと大きな作品から…、

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かなり小さな作品まで、たくさんの作品が展示されていました。

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この作品も好きだなぁ。これは和紙がとてもいい感じです。大きさといい、質感といい、やっぱり写真で見るよりも本物を見るに限りますよね。

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「青ブタ」劇場版の予習に葉山・江ノ島方面へ(極力ネタバレは避ける方向で…)

(2020年1月11日 追記)円盤発売後に書いた劇場版の聖地巡礼レポートはこちらとなります。

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以下は劇場版を観る約4ヶ月前の、2019年2月時点での記事となります。

さて、6月15日に公開が決まった「青ブタ」劇場版の「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」ですが、既に原作を読んでしまった自分としてはもうこれはヤバいです。楽しみすぎます。ということで、先日の青ブタイベントの物販で前売り券を早速買ってきてしまいました(イベントもなかなか楽しかったな)。

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頃合いもよく、翔子さんのウェディングドレス姿も眩しいスペシャルビジュアルも出てきて、まあ色々と楽しみすぎる。

natalie.mu

…ということで、2月18日の月曜日、たまたま休みでなおかついい天気だったので、この劇場版「青ブタ」にほぼ確実に登場するのでは、と思われる舞台を軽く巡ってきました。あくまで原作からの想像だけなので、実際に映画に使われるかどうか、使われたとしてもどう使われるか等はまだ謎だけれどもね。

まあ、場所以外は特に内容(ネタバレ)に触れる気はないのですが、原則として原作既読の方にオススメします。そうでない場合、少しでも舞台がわかるのもネタバレのうちなので避けたい、という方は、ここに原作への商品リンクをいくつか置いて少しスペースを空けますので、ここでこのページをそっとお閉じください。

電撃文庫版

Kindle版

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「第22回 岡本太郎現代芸術賞展」(川崎市岡本太郎美術館)

さて、毎年恒例の、岡本太郎現代芸術賞展(以下、太郎賞展)を鑑賞するため、川崎市岡本太郎美術館に行ってきた。会期は2019年2月15日〜4月14日。私は2月16日に行ってきたので、実は2日目だったか。

なんかうちの少年、1歳の頃から毎年、太郎賞展には連れてっている気がするのだけれども、6歳になった今年も誘ったところ乗り気だったようなので、一緒に行ってきた。彼にとっても、なんともう6回目の太郎賞展!

ここでは、自分やうちの少年が気になった作品をいくつか紹介しよう。だいたい特設展会場入口から時計回り順にまとめたつもり。

宮田彩加「MRI SM20110908」

入口から入っていきなり、なんだこれは? と思った謎の刺繍?的な何か。どうやらミシンの刺繍機能に細工して、ベースの布のない「刺繍」を作ったらしい。原画は自分の頭部MRI写真。

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なんか、「ザ・セル」の馬の輪切りを思い出してしまったよ。動かないし、ぜんぜん違うんだけれども、この大きさからの連想かな。

ザ・セル [Blu-ray]

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藤原史江「森羅万象」

最初見たときはどういう趣旨の作品なのか全くわからなかった。ええっと…風景画?

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おや、なんか木の枝とか置いてあるぞ…。ということで気がつくと、この作品は巨大なサンドペーパー。

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このサンドペーパーに、木の枝を擦りつけて樹の絵を描く。

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最近Amazonパントリーを気に入ってる件について

Amazonプライム会員にはいろいろなサービスがあるが、その中でも最近まで今ひとつメリットがわからなかったのが「Amazonパントリー」だ。どういうサービスかというと、要冷蔵とか冷凍じゃない食料品や、飲料、日用品などを、容量が設定された箱の中にどんどん詰めていってそれを発送する、というサービスなのだが、ちょっとサービス内容を読んでみると、お急ぎ便でもないのに1回の発送あたり390円の送料がかかるし、一体どこにプライム会員限定的なメリットがあるのか、なかなか分かりづらいサービスとなっているのだ。

が、メリットを理解してからは、最近この「Amazonパントリー」を、月1〜2回は利用するようになっているのだ。そんなわけで、今日のAmazonパントリーを参考に、どのように利用するとこのサービスが美味しく思えてくるかということを紹介しよう。というわけでこの箱だ。

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最初は本当にこのワンサイズの箱しかないものと思っていたのだけれども、実はこれより少し大きなサイズの箱もある。カートに突っ込んでいくと、箱のパーセントが埋まったのかが画面に表示されるので、それを参考に詰めていくのだが、実際には入り切らない場合もあるのだろうか、少し大きめの箱で届くこともあった。

コンセプトから考えて当然のことではあるが、この「Amazonパントリー」の荷物、よくAmazonの配送に感じるあの「スカスカやん」って感覚がまったくなく、みっしりと段ボールが詰まって届くのだ。なので、運送屋さんにはまことに申し訳ないのだけれども、こんな重そうなシールが貼られて届いたりするわけだ。

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iPad Pro 11インチ+キーボードで評価するiOS用SSH/Moshクライアント

さて、飽きもせずにiPad Proの11インチ(セルラーモデルの256GB)を購入しました。あと専用ハードウェアキーボードとしてSmart Keyboard Folioも一緒に。以前使っていた10.5インチiPad Proと比較すると、本体も実に良い感じだし、キーボードも地味に色々改良されていて、これならギリギリ膝の上でも使えます(10.5インチは無理だった…)。

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コネクタもUSB Type-Cになったおかげで、Macbook用のVGAやHDMIアダプタがそのまま使えて、さらにそこに有線のUSB Ethernetとか挿すと、こちらも普通に使えてしまいます。これは良いですね。

そして、可能な限りiPadで全てを済ませ、できるだけMacbook系に頼らない体制にしていきたいと考えている上で、やはりSSHクライアントは必要です。同じ理由で以前10.5インチを買ったときに以下の記事を書いたのですが、こちらの記事もそろそろ内容が古くなってきたので、アップデートしないといけないな、と以前から思っていました。特に上の記事で一推しにしたvSSHが無くなってしまったこともありまして…(いいアプリだったのに)。

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というわけで、今回は上の記事のアップデートという位置づけで書いてみようと思います。…まあ、ここまでで「SSHのクライアントって何?」って思ってしまうようなカタギの方は、もうここでそっ閉じしていただいて結構です。ごきげんよう。

今回の記事の目次です。

  • 事前準備
    • お節介なオートコレクト系を禁止
    • 日本語のフリック入力ができない件
  • 比較の前提・比較項目
  • 比較対象アプリの選出
  • 各アプリの評価
    • Prompt 2
    • Termius (+Premium)
    • Shelly
  • Blink Shell
  • 総合評価
  • おまけ

結構有料のものが多いiOS用SSHクライアントソフトですが、ここではこのSmart Keyboardとともに使う、ということを前提にApp Storeで自腹で沢山買い込んでみて、私なりの視点で評価してみました(無料版と有料版があるものは、きちんと評価対象とするものはすべて有料版を購入して評価していますが、流石に少々懐が痛みました…)。以前の評価時よりも色々アプリが増えており、またMosh(Mobile Shell)をサポートするものも出てきているようなので、そのあたりを含めて評価をやり直すこととしました。

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2019年版 カフェイン過敏・カフェイン不耐の生活ガイド アップデート

はじめに

さて、約5年前に書いたこの記事、未だに結構読まれているのではありますが、さすがに5年も経つといろいろ内容が古くなるので、そろそろアップデートをしておきたいと思います。

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なお、妊婦さんはカフェインを控えた方が良いらしいという点では一緒ですが、それ以外にも色々考えるべきことが多いので、この記事では対象外です。すみません。

この5年で、デカフェ製品に関する日本の事情は大きく変化しました。例のエナジードリンク関係の諸々の話の影響か、世間にデカフェ製品に関する需要が増してきている関係で、状況はだいぶ良くなりました。

一方で、例の騒ぎは本当にエナジードリンクがあれほど一方的に悪者にされるべきものだったのか、疑問を持っています。ドリンクのメーカーが言っていたとおり、エナジードリンクは他の飲料に比べ、さほど突出してカフェインの含有量が高いわけではありません。むしろ安易なカフェインの大量摂取の危険に関しては、緑茶のペットボトルのほうがずっと可能性が高いと考えています。

まあこういうことを言うと、緑茶は健康に良い部分はあるのでそこまで言うのはおかしい的な反応を貰うこともよくあるのですが、常識的に、アルコールに弱い人に、ポリフェノールが健康に良いからと赤ワインを勧めませんよね。「アルコール中毒の危険性があるから酒の飲み過ぎに注意しましょう」的なことを言う人に、蒸留酒はプリン体が入っていないからたくさん飲んでも大丈夫、とか言いませんよね。それとこれとは別の話です。

ということで、エナジードリンクの件が本当にエナジードリンクだけが悪いのかは謎ですし、エナジードリンクのみの危険を強調しすぎることは事の本質を見誤る可能性もあると思うのですが、カフェインを含む飲食物には危険性もある、ということを世間に知らしめる結果にはなってくれたようで、先述のように5年前と比較して、圧倒的にデカフェ製品の入手は容易となりました。

そもそもの経緯も再掲しておくと、12年ほど前(記事を書いたのが5年前+その時点から7年前)に自律神経失調状態になった自分は、結局長期間の試行錯誤と実験の末にカフェインが原因であるらしいことを発見し、デカフェ生活に移行することで症状を改善した…ということをまとめて書いたのがこちらの記事から始まる一連のレポートです。

xckb.hatenablog.com

その最後におまけとしてつけたのが最初に紹介した記事でした。まあ、概ね今でも大筋は異なっていなかったりするのだけれども、最近の事情で(概ね好ましい方向で)変わった部分を更新しておきたい、というわけです。

注:記事中のAmazonへのリンクは、アソシエイトプログラムで収益化しています。

コーヒー

まずはコーヒーについて。コーヒーに関しては、先の記事では次のように書いたのですが…。

コーヒーはデカフェを飲めばいいのでは、と思われるかもしれませんが、デカフェは100%カフェインを除くものではなく、多少ながら残ります。また、コーヒーはその他の成分もいろいろな効果を持っているのではと疑っているため、デカフェでも安心できません。残念ながらコーヒーとは距離を置かざるを得ません。

最近はデカフェの技術もいろいろと改善されているようで、カフェイン残留率0.1%以下の製品も広く売られるようになっています。以前のように3%〜5%もカフェインが残っていると言われると、それはちょっとなぁ、と思うのですが、0.1%となれば流石に量の問題、1000分の1以下なら大丈夫なのでは、という認識になってきます。そうなってくると、やはりもともとコーヒーが好きだった人間としては、試してみたいわけです。

(ちなみに写真のカヌレは大丈夫ですが、カヌレも時々チョコレートや抹茶が入ったものがあるので注意だったりします)

そんなわけではありますが、以前デカフェ生活に移行した際に、コーヒー関係の色々なグッズを全部処分してしまったため、ある程度美味しいコーヒーを手軽に飲むには、個別のドリップパックになったコーヒーがお手軽です。ということで、今飲んでいるのはこちらの商品。だいたいコストは1杯50円程度。

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「人・ひと・人 人って面白い」(ホキ美術館)

さて、1月10日の木曜日、初めて千葉県千葉市のホキ美術館に行ってきました。千葉市といっても千葉駅のあたりからはかなり離れた、「千葉市・昭和の森」の面した住宅地の中にひっそりと建つ美術館です。そもそもこの美術館の存在を知ったのが最近だったりするのですが、日本の写実絵画に徹底的にフォーカスした、かなり尖った美術館のようです。

開催されていた企画展は「人・ひと・人 人って面白い」。写実絵画の中でも人物画に限定した企画展です。会期は2019年5月12日までなので、まだまだたっぷり残っています。

www.artagenda.jp

ということでホキ美術館に到着。おしゃれな外観で、写真からは小さな美術館であるように見えるのですが、これがこの地上に出ているワンフロアだけではなくて、地下1階、2階に大きな展示室を持っていて実は結構広いのです。

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美術館の沿革としては、

美術館は昭和の森公園に隣接しており、ホギメディカルの創業者保木将夫によって収集された写実絵画作品を展示する美術館として開館した。現在も作品は増え続けており約480点の写実絵画作品を収蔵し、半年ごとに作品を入れ替えて展示している。
ホキ美術館 - Wikipedia

のようになっており、個人的なコレクションを公開するために作った美術館っぽいのですが、中に入って歩きまわるとすぐに分かるのですが、

  • 内部照明は全てLED照明を使用している。
  • 1階のギャラリー1の先端30メートルは宙に浮いた構造となっている。
  • 1階のギャラリー1はガラス窓から自然光が入るので開放的な空間となっている。
  • 観賞を疲れにくくする為にゴム素材の床材が使用されている。
  • 絵画の多くがガラス板で覆われていない。
  • 絵画の周辺には立ち入り禁止を表す停止線やロープなどが無い。

ホキ美術館 - Wikipedia

のようになかなか凝った美術館です(建物ガイドのパンフレットも配布されています)。特にこのLED照明なんだけれども、実に特徴的な配置をされていて、館内2周目にふと作品とこの照明の設計との関係を認識した瞬間に、これだけですごいと思いました。多分、自分のコレクションを美しく公開することを目的に頑張ったのだと思いますが、なかなかお金がかかっていそうです。ただ、停止線やロープなどがないので、ちょっと子供を連れてくるのは怖いです。その分大人は堪能できますが。

さて、そもそもの訪問の目的は、以前ツイッターでバズってた三重野慶さんの写実油絵作品のうち、次のツイートの1番目と2番目の作品の現物が今回の企画展で公開されているという情報から、では行ってみようということになったわけです。

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「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」聖地巡礼 4:湘南地域以外のエリア

(2019年7月11日追記) 順番を、概ね湘南からの距離に応じて並べ直しました。
(2019年7月8日追記) 熱海の舞台に関して追記しました。
(2019年5月25日追記) 大垣の舞台に関して追記しました。
(2019年5月11日追記) 渋谷の舞台に関して追記しました。
(2019年5月5日追記) 金沢の舞台に関して全面的に更新しました。
(2019年1月22日追記) 横浜(主にみなとみらい界隈)の舞台を追加しました。
(2023年6月1日追記) 横浜市立市民病院が移転していた件を追記しました。

さて、青ブタも最終回を迎え、あとは劇場版。とりあえず12〜13話までの分をいろいろ拾ってみたのだけれども、藤沢や鵠沼海岸界隈は既にある記事に追記したのでそちらを参照していただきたい。

xckb.hatenablog.com

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さらに、13話に金沢が出てきたのだけれども、実は先日金沢に行っていたのだ。しかし行っていたのはちょうど12話をやったタイミング。13話の舞台の大部分を逃してしまったのは痛恨のスケジュールミス(事前に知らなきゃ無理だけれども)。その後、5月に金沢に再訪していろいろ補完してきました。

ちなみに「あかねさす少女」に関しては、事前に最終回が放送されていたので、金沢で聖地巡礼してきました。

xckb.hatenablog.com

さらに大垣や熱海にも行ってきたので、これで主要な舞台はほぼ回ったはず。

(2019年7月11日)訪問した順番で書いていたのですが、わかりにくいので並べ直しました。

  • 横浜中心部
    • 大さん橋
    • 横浜駅前
    • アニヴェルセルカフェ みなとみらい横浜
  • 渋谷
    • ライブハウス SHIBUYA DESEO(移転前)
    • 道玄坂下交差点
  • 秋葉原
  • 上野動物園
  • 熱海
    • 熱海駅東海道線ホーム
  • 大垣
    • 大垣駅
    • 大垣駅前
    • スーパーホテル大垣駅前
    • 大垣駅前商店街
  • 金沢
    • 雑誌記事
    • 東山ひがし茶屋街
    • 金沢駅構内
    • 金沢駅東口
    • 卯辰山望湖台
  • 病院
    • 藤沢市民病院
    • 横浜市立大学附属病院
    • 横浜市立市民病院
  • その他

横浜中心部

5話の、プチデビル後輩ちゃんとのデートは藤沢から少し足を伸ばして横浜へ。一応地元といえば地元なんだけれども、横浜市と言っても広いからな…。ちょっとお役所用事があったついでに回ってきた。

大さん橋

1カットだけ大さん橋からの景色。ほぼ、まんまだな。いい天気でよかった。



出典:「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」第5話

横浜駅前

横浜駅前も1カット。横浜タカシマヤの前。水着を買っていたのはタカシマヤの店内かも知れないけれども、オフシーズン(現在)とオンシーズン(劇中)では売り場も違うので比較にならないな。



出典:「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」第5話

アニヴェルセルカフェ みなとみらい横浜

横浜高速鉄道みなとみらい線・みなとみらい駅から徒歩9分。

それにしてもどうしてこの高校生2人の偽カップル、結婚式場に併設のカフェで食事しようと思ったんだ(笑)。



出典:「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」第5話

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