xckb的雑記帳

身の回りにあったことを雑多に語ります。

皆既月食

今日は皆既月食。とは言っても、なんか天気が今ひとつだったのでもう見えないんだろうなと勝手に思っていたら、帰り道に空を見上げると実にきれいに付きが欠け始めているではないか…。

ということで、以前スーパームーンを撮った時と同じX-T10とXF 55-200mm F2.8-4 R LM OISの組み合わせで、月食の写真を撮ってみることに。

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流石に皆既月食では、スーパームーンの時のように手持ちではブレすぎて話にならなかったので、三脚とレリーズを出して撮ることに。APS-Cセンサに200mmではまだ月を撮るには倍率が心もとないのだけれども、Photoshopで拡大して何とかそこそこ見られる感じにはなった。

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スーパームーンの時とは違って、ちゃんと星が写っているね。強制的に拡大しているので画質はともかくとして、色はまあまあ綺麗に撮れたかな。

「岡本太郎とメディアアート 山口勝弘 ― 受け継がれるもの」展 (川崎市岡本太郎美術館)

岡本太郎美術館で開催されていた「岡本太郎メディアアート 山口勝弘 ― 受け継がれるもの」展に行ってきました。岡本太郎美術館ですが、現在改装中で常設展が開いてないという状態で、年間パスポートは持っているけど引っ越しで遠くなったしどうしようかなー、的な感じでいたのですが、いざ最終日前日の1月27日の土曜日に行ってきて、もっと早く行くべきだった…と後悔しました。というわけで、企画展のみだったのですが、展示は常設展のコーナーでやっていたので、存在感抜群なものの、普段写真を撮れない常設展コーナーの入口で一枚。

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ちなみに、美術館の前にはこの巨大なパイラ人(「宇宙人東京に現わる」)が佇んでいたのですが…。

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こいつ…動くぞ!

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右側に置かれた空気ポンプの力で目が開閉します。面白い。ちなみにご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、パイラ人は岡本太郎デザインです。

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2017年俺が見たTVアニメ・ベスト10

さて、2017年ももうすぐ終わってしまう今日この頃、今年俺が見たTVアニメ・ベスト10を書いてみようかと思う。毎度のことだけれども、あくまで独断と偏見による評価なので、異論反論は受け付けないぞ(笑)。対象となるのは、2017年にTVで放送されていて、視聴したメディア(TV、配信、円盤等)の如何にかかわらず今年私が全話視聴した作品。具体的に言うと次の32作品が対象。

  • 2017年冬アニメ
    • CHAOS;CHILD
    • クズの本懐
    • けものフレンズ
    • この素晴らしい世界に祝福を2
    • 亜人ちゃんは語りたい
    • 政宗くんのリベンジ
    • 幼女戦記
  • 2017年春アニメ
    • ID-0
    • アリスと蔵六
    • エロマンガ先生
    • 冴えない彼女の育て方♭
    • サクラダリセット(1クール目)
    • 終末何してますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?
    • 進撃の巨人Season2
    • 正解するカド
    • ラブ米
  • 2017年夏アニメ
    • アホガール
    • 異世界食堂
    • 18if
    • 終物語
    • 賭ケグルイ
    • 恋と嘘
    • サクラダリセット(2クール目)
    • NEW GAME!(2期)
    • メイドインアビス
    • RWBY Volume 1-3: The Beginning
  • 2017年秋アニメ
    • いぬやしき
    • Infini-T Force
    • キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series
    • クジラの子らは砂上に歌う
    • 宝石の国
    • 魔法使いの嫁(1クール目)
    • ラブ米 -WE LOVE RICE- 二期作

作品部門

ということで、今年もケチらずに1位から順々にいってみようか。とは言え、このブログを読んでくださっていた方ならば、俺がどれだけ記事を書いてきたかで上位の想像はつくのではないかと思うけれども…。

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漫画原作の映像化成功例としてのNetflix実写ドラマ版「僕だけがいない街」("Erased")

ふと、うちのApple TVでNetflixを開いたら、「僕だけがいない街」の文字とともに雛月加代っぽいアイコンが…。ん、何これ…と思ったら、何とNetflixオリジナルの実写ドラマとして新たに三部けい先生の傑作漫画「僕だけがいない街」を映像化したらしい。そもそもどういう作品だか知らない人のために、今回のNetflix版のPVを紹介しておこうか。

www.youtube.com

こんな感じで、タイムリープ物としては、自分の中では「シュタインズ・ゲート」「魔法少女まどか☆マギカ」「サクラダリセット」あたりと並んで超お気に入りの作品だったりするわけだ。

今までTVアニメ化と実写映画化がされている。このうち実写映画の方は実は観ていないのだけど、まあなんというかあまり良い評判は聞かず(主演・藤原竜也の神通力も万能ではなかったということか…)、一方でアニメ版はまあ悪くはないと思うのだけれども、特に終盤に色々ともやもやするものがあった自分としては、新しい映像化と聞いてもまあ見るのが怖いわけだ。ちなみに当時書いたアニメ版の感想はこちらね。

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さらに自分にとっては、数限りない漫画の実写化で悲しい思いをしているだけに、漫画作品の実写化がそもそも大抵外れであるという先入観もあるわけで。特に自分が好きなタイプのジャンルはね。

まあそれでも、せっかくの「僕街」だから…と、おっかなびっくり見はじめてみたわけなのだけれども…これがなんと…、

とても素晴らしいんだよ!

上で紹介したブログ記事で、アニメ版の残念だったところとして、特に残念だった点を3箇所と、普通に残念だった点を7箇所挙げたのだけれども、特に残念だった3箇所のうち2箇所はこのNetflix版では全く問題にならず、もう1箇所も概ね解決していると言ってよい。そして普通に残念だった方の7箇所は、Netflix版では全く問題になっていない、もしくは気にならない。

いやもちろんこの実写版も完璧ではない。しかし一原作ファンとしては、そのような些細な欠点は、嬉しかった部分が十二分にカバーしてくれていると感じている。

そうだ、これこそが俺の見たかった映像化された「僕だけがいない街」だったのだ。

ということで、以前書いて気に入ってるこの記事のタイトルをもう一回再利用して、ほとんどネタバレ無しの感想ブログを書いてみたいと思ったわけだ。

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以前書いたけど、自分は映像化の際に何でもかんでも原作通りにやればいいとは思ってない。メディアが変わることに伴う必要な改変というものはどうしてもあるし、全体の尺が決まっていればある程度のストーリーの取捨選択は必要だ。そして何なら自分の才能を賭けて、原作者を足蹴にしたような自分の作品を作ってもいい。たとえば押井守みたいに。

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問題は面白いかどうかであり、また原作のファンであればそれを見てファンとして嬉しいかどうかだ。

そして先程も書いたとおり、このNetflix版「僕だけがいない街」はとても面白いし、原作ファンとしてはこのような映像化を見ることができて本当に嬉しいと言うしかない仕上がりだ。

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サクラダリセット 聖地巡礼レポート 本州編

サクラダリセットの聖地巡礼のレポートですが、いくつか最近特定したポイントを含め、現在特定している舞台にはすべて訪問しました。

しかしいかんせん、前回の記事に追加するとあまりに長くなりすぎるので、前回記事の東日本部分をこの記事に異動させたうえで西日本の舞台と合体したうえで「本州編」とし、前回の北海道部分を「北海道編」と変更して、2つの記事に分割することにしました。北海道編はこちらです。

xckb.hatenablog.com

また、全体をGoogle Mapsにまとめてみました。

今回追加したのは主に西日本方面ですが、まずは前回の記事にもあった東日本方面から紹介します。なお、地図は公共交通機関(原則として鉄道駅)からのアクセスを前提に経路を示します。

舞台は、それぞれの地域ごとに、1話〜24話の順番で並べています。写真は、可能な限り昼のシーンは昼に、夜のシーンは夜に撮ったつもりですが、一部スケジューリングの都合や撮り忘れで、そのようになってないものもあります。残念。

  • 茨城
    • 日立
      • ケイが写真の魔女に合うためにやってくる海水浴場(第8話)
    • 那珂湊
      • 浅井ケイと相麻菫が初めて出会った河口(度々登場)
  • 東京
    • 神保町
      • 浅井ケイと春埼美空が「デート」の途中に寄った古書店(第12話、第13話)
    • 三鷹
      • 第三、第四の能力暴発事件現場(第18話)
      • 相麻菫がカフェの場所を聞く、横断歩道前のパン屋さん(第21話)
      • 浦地と会うカラオケボックス(第22話、第23話)
  • 川崎
  • 倉敷市
    • 咲良田駅(第2話、第10話、第1クールOP等)
    • 青い鉄橋(第1クールOP、第18話)
    • 高台から見た咲良田(第8話、第2クールOP)
  • 岡山市
    • 咲良田の商店街にある横断歩道(第12話、第13話)
    • アーケード商店街の街路樹(第12話、第24話)
  • 総社市
    • 革命家の村瀬さんが待っている河川敷までケイと春埼が歩く道(第4話)
  • 北海道編
  • まとめ

茨城

茨城県には、場所こそ少ないもの、劇中何度も登場するあの舞台のモデルがあります。

日立

この日立市の舞台は新たに判明したため、2018年12月に追記しました。

ケイが写真の魔女に合うためにやってくる海水浴場(第8話)

久慈浜海水浴場。大甕駅から徒歩18分。

この久慈浜海水浴場から見た日立灯台はこんな感じです。ああ、細かいところに違いはあるけれども、多分ここがモデルで間違いないだろうな、という感じです。特に岬先端のテトラポッドのあたりとか、崖の具合とか。

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出典:「サクラダリセット」第8話

ちなみに、この写真で再生される以外の方向の景色は全然アニメとは似ていません。あくまでそっくりなのはこの写真で再生される方向だけです。そんなところも図らずも佐々野さんの能力っぽくていいですね(笑)。

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右出典:「サクラダリセット」第8話

灯台自体は全く形が違うのですが、これはさらに他の場所のいくつかの灯台の形を合成したものと考えています。詳しくは長くなるので、こちらの記事を別途お読みください。

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池間島・宮古島での遊び色々:2017年夏・沖縄子連れ旅行(7)

こちらの続きです。

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暇な時に続きを書いてきましたが、もう冬が目の前に見えてきたということもあり、またこの後既に北海道にも行っているということもあり、夏の話はさっさと終わらせておこうということで(すみません)。まだ色々あると言えばあるのですが、ここで一段落としましょう。

今回は池間島宮古島でどこに遊びに行ったかという感じなのですが、実は宮古方面での3泊4日の間、結構まったりとしていたんですよね。なので、それほど多くの場所には行っていない。

初日は、やはり一度は渡ってみたかった伊良部大橋(実は前回宮古方面に行ったのは10年前で、まだその頃はこの橋は影も形もなかった)を渡って伊良部島下地島へ。橋からの景色は素晴らしいの一言。

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佐和田の浜(伊良部島)に行ったり…。

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通り池(下地島)付近を散策したりしました。うちの少年はかなり興奮気味。

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海遊びは宿泊していた池間島内で済ませました。というより、池間島はこういう小さなビーチがいくつもあって良いのです。主にフナクス(船越)のビーチにいたのですが、以前と違ってシャワーやトイレのある臨時施設が併設でできていて、だいぶ便利になってました。

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デザインフェスタVol.46に行ってきました

さて、少々レポートが遅れてしまった感がありますが、デザインフェスタVol.46のために11月11日に東京ビッグサイトに行ってきました。会場が東展示棟に移ってから待機列などが変わりましたが、今回は開場の1時間ちょい前に列に並ぶことができて、割と早めに入場できました。開場前に見ると私の後にかなりの列ができていたので、よかったよかった。お目当ての人気ブースがある場合は、やはり1時間以上前に待機列に並ぶのがポイントのようです。

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そんなわけで、毎度ですが今回も最初のお目当てのブースは切り絵作家の大橋忍さんのところ。今回も同じ切り絵作家の燕山さんとの共同ブースです。とりあえず、先日の個展で一段落的な感じではあったため、今回は新作は少なめとのこと。

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ちなみに先日の個展のレポートはこちら。

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大橋忍さんの切り絵作品コレクション

先日個展にお邪魔してきた切り絵作家の大橋忍さんですが、かれこれ7年ほど前からファンをさせていただいております。単純に切り絵の技術的な面が凄いというだけではなく、デザインが昔から実に好きなんだよね。

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そんなわけで、家にも結構忍さんの切り絵のコレクションが溜まってきていることもあるのですが、今回新しく加わった作品で、うちにある印刷などではない切り絵の作品(小品を含む)が合計10作品となったので、このコレクションを年代順に写真で紹介してみたいと思います。なお、ほとんどの写真は昼間の部屋で、壁に吊り下げた状態で撮ったので、外光が入っていますが、またそれはそれで切り絵の良さということでご容赦。

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ということで、年代順に並べてみます。

まずこちらの作品。タイトルは不明で小さな作品なのですが、この時期忍さんのネームカードにも使われていたもの(そしてそのネームカードも持ってる)。

5年前、初めてうちにお迎えした、印刷物ではない大橋忍さんの切り絵作品。シンプルだけれどもとても素敵。懐かしい。透明なガラスに挟まれた形で、裏側の板がない状態で額装されているので、裏側から色付き和紙が貼り付けられている感じがわかります。

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(タイトル不明・2012年)

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