先週土曜の昼、大石由梨香さんがJz Bratで4thアルバムレコ発兼活動10周年記念ライブをするということで、行ってきました。由梨香さんにしては昼のライブって珍しいですね。デビューは2004年の3月のようですが、そういえば私はいつ初めてライブ聴いたんだっけなぁ…と思って調べてみると2004年の6月。まさに私にとっても10年目のライブだったのですね。
- アーティスト: 大石由梨香
- 出版社/メーカー: フライハイ・レコーズ/風樂
- 発売日: 2014/06/25
- メディア: CD
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Jz Bratは渋谷のセルリアンタワーにあるジャズ系の箱。いつもの由梨香さんだとたいていピアノ弾き語り+ウッドベース+パーカッションの組み合わせなのですが、今日はなんとパーカッションの阿部さんはお休みで、その代わりヴァイオリン、ヴィオラ、チェロが入ってウッドベースのコントラバスと合わせてストリングス4本というスペシャルな構成らしい。
直前まで行けるかどうか定かではなかったので、当日券での入場。それなりにちゃんと見えるカウンター席に回されました。Jz Bratのカウンター席って初めてだけど、このビールサーバーが実にジャージーな雰囲気でよいです。ちなみに私はこれではなくギネスをオーダー。
ライブは2部構成。最初の曲はデビュー曲の「ため息」を弾き語りで。これ1枚だけ物販に置いてあった頃が懐かしい!(そういえばあの頃は、大石由梨香じゃなくて由梨香という名前で、弾き語りオンリーで活動してました)
ピアノ弾き語りで始まった後は、ウッドベース→ストリングス3本と、どんどんサポートメンバーが増えていく構成。ニューアルバム「Swallowtail」からの曲が続いたのですが、最近かなりライブにご無沙汰気味なので全部の曲が新鮮! ぬぬ、結構作風が変わったかな?と思いつつも、ところどころに感じる由梨香節がやはりとてもよい。特に「メリーゴーラウンド」にはそれをとても強く感じます。
というわけで、「Swallowtail」の新曲はとてもいいです。特に「言葉の森で」は詞も曲もとてもお気に入り。
そうそう、ストリングス4本はやはり素晴らしい。ピアノ+ストリングス大好きなんですよ私。10年前に私が一発で超気に入った思い出の曲「淡い水色の夢」をストリング構成で聴けたのはなんとも贅沢。ストリング4本のアレンジが大変だったとのことですが、なにげに由梨香さんのアレンジの腕はとても素晴らしいと常々思っているので、
ところで、最近は松本英子さんに曲を書いたりしているんですね。セルフカバーでやっていた「はじまりの旅」、とても良かった。
というわけで、大満足のうちに第1部終了。せっかくなので休憩時間に本日のカクテル「Swallowtail」をオーダー。
第2部も同じ編成での豪華なストリングス+ピアノ。いつもの「灼熱のBlack Cherry」も全然違う曲みたい。そしてインストの「fateful avenue」から「東京タワー」の流れをこの編成で聴けたのには、本当に来られてよかったと思いました(最近はなかなかライブに行けないので…)。
本編ラストはアルバムのタイトル曲、「Swallowtail」。これも実に今の由梨香さんらしい曲だな。ストリングスの皆さん、そしてストリングスアレンジの由梨香さん素晴らしかった。ありがとう。
アンコールは弾き語りで久々に聴く「さいごの手紙」。18歳の時の作品とのことですか、やっと今回アルバムに収録されて陽の目を見ることに。あえて若い歌詞は買えなかったそうです。そういえばまだ陽の目を見ていない初期の曲っていくつもありますよね。ぜひいつか…と思っている曲もあるので何かの時に是非。
そしてアンコールのラストは玉城ちはるさんのために書いた曲といいつつ本人より先にセルフカバーしてしまいました的な「四月の花」。「今まで春の曲がなかったので…」とのMCがあったので、「えー『桃色の風』があるじゃん?」と思っていたら、あれも清心さんに書いた曲でしかもセルフカバーもリリースしてなかった(ライブでは何回か聴いたことがあるのでセルフカバー音源がある気がしていた)。
そんなわけで、本当に良いライブでした。物販で先行販売の「Swallowtail」を購入。うん。今までのアルバムで一番好きかな。
セットリスト。
第一部
第二部
- gleam
- 灼熱のBlack Cherry
- 斜塔
- tick-tack
- fateful avenue
- 東京タワー
- Swallowtail
- [En.]さいごの手紙
- [En.]四月の花
本日のアーティスト紹介:大石由梨香
まあ、本編でだいぶ語ってしまった気がするのであまり紹介の必要はないかもしれないけれども大石由梨香さんですよ。なんだかんだでライブを聴き始めてからもう10年ですか。昔は「由梨香」という名前でピアノ弾き語りオンリーだったのですが、「大石由梨香」になってからは3ピースを基本にジャージーな曲を中心にライブしてます。
一目惚れしたのは初めて偶然聴いた弾き語りのライブで、この日もやった「淡い水色の夢」を聴いた時かなぁ。1stシングルの「ため息」に入ってます。まさに私好みの曲だったのですよ。もうあれから10年も経つのですか…。
- アーティスト: 由梨香
- 出版社/メーカー: PSC
- 発売日: 2004/03/17
- メディア: CD
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声も詞もかなり私の好きな感じで、さらについでに美しいという方なのですが、何と言ってもピアノとメロディーがもう最高に私のお気に入りなのであります。あと、今回もストリングスアレンジとかやっていたけど、そういうアレンジが昔からすごいなー、と思っています。
玉城ちはるさんとのユニット「Full Moon Nude」での活動をはじめ、ピアノサポートで他のアーティストさんのバックに入ることもあるようなのでそういうのも聴きたいけどなかなか最近行けませんなぁ(本当にここ数年めぐり合わせが悪かった上に、私が育児モードに入ったので、ピンでのライブに行くのも難しい中、なかなか関連ライブには行けてません…)。
- アーティスト: 大石由梨香,大石由梨香&玉城ちはる,玉城ちはる
- 出版社/メーカー: FLY HIGH RECORDS
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そういえば最近はアニソン方面のジャズカバーなどの謎の仕事もやっていて(坂本真綾の『ヘミソフィア』と奥井亜紀の『月の繭』と和田加奈子『夏のミラージュ』って選曲が渋い)、その方面でもなんかもう少し世に知られる展開あったら面白いかなぁ、などと思っている次第です。前に紹介したkarutaさんみたいにね。そういえば以前初音ミクの「Tell Your World」をライブでジャズカバーやってた時も良かったしなー。
というわけで、ぜひ。