2年ぶりの関東地方脱出は、コロナのせいで期限切れ寸前のANAのマイレージを使った伊丹空港日帰り弾丸ツアーだったものの、まずは京都で行われた「陶房 火風水」の個展に行ってきた。
これで京都の烏丸御池界隈を出たのが12:30頃。これから伊丹空港から羽田空港の最終便20:20発までどう過ごすか考えたのだけれども、せっかくだから登戸の舞台を見てきた「ぼくたちのリメイク」の舞台を巡ってこよう、ということにしてみたのだった(アニメとしての感想もこちらの登戸編の方に書いたので今回は省略)。
とはいえ「ぼくリメ」のメインの舞台は大阪府と奈良県の県境界隈の地域。そもそも京都から移動するにも一苦労だ。ということで、いつもの聖地巡礼記事より写真のクオリティが今ひとつである、と思われることもあるかもしれないけれども、それは全て時間がなかったから、ということでご容赦願いたい。
今回は劇中での登場順には関係なく、巡った順番に並べてみよう。
- 河瀬川と鉢合わせする駅:喜志駅
- 奈々子と行くカラオケ屋:カラオケパンドラ
- 大阪芸大からシェアハウスきたやまへの道:一須賀東交差点付近
- バイト先のコンビニについて
- シェアハウスきたやま
- 貫之との別れの場所:慶弘寺近く
- 河瀬川との交通整理:極楽寺近く
- さゆりに拉致される場所:中之橋北側
- 4人で最初に大阪芸大まで歩く道:中之橋北側
- 川沿いの道:梅川沿い?
- バイトに行く奈々子を見送る橋:東山橋
- 大阪芸大前
- シノアキとのクリスマスイブ:阿倍野筋(とそこに見る時代考証)
- おまけ:帰る直前の大阪での夕食
河瀬川と鉢合わせする駅:喜志駅
第1話で橋場と河瀬川が鉢合わせするのは、大阪芸大の最寄駅である、近鉄長野線の喜志駅。
出典:「ぼくたちのリメイク」第1話
もうちょい後ろから望遠で撮るべきだったかな。まあ今回は時間もなかったのであまり細かいところはご容赦あれ。
出典:「ぼくたちのリメイク」第1話
やっぱり河瀬川いいよね(しつこい?)。
出典:「ぼくたちのリメイク」第1話
結構広告とかも再現度高かったりする。
出典:「ぼくたちのリメイク」第1話
HoopとHope。
出典:「ぼくたちのリメイク」第1話
なかなか再現度高いぞ。
出典:「ぼくたちのリメイク」第1話
奈々子と行くカラオケ屋:カラオケパンドラ
時間がなかったのでタクシーで移動しようと思ったら、配車に電話しても1時間待ちとか…。ということで諦めて時間合わせてバスで大阪芸大界隈に行くことにしたんだけど、バスの出発までに時間があったので、待ち時間に歩いて駅近くのカラオケパンドラに。
ちょっとアレンジされてるけど、ここがモデルで間違いないだろう。
出典:「ぼくたちのリメイク」第3話
駅から数分歩けば着くけど、大阪芸大方面のバス停(東口)とは逆方向なので注意が必要。
大阪芸大からシェアハウスきたやまへの道:一須賀東交差点付近
第1話で最初にもらった案内図、結構正確だったりする。もう一つ、この地図で上の方を通っていくルートがあるけど、それは第一話の終盤でシェアハウスきたやまから大阪芸大に向かう時に使ってますね(後述)。
出典:「ぼくたちのリメイク」第1話
これも後述しますが、実は川沿いの道はあんまり再現度高くはありません。桜とかないし。
一須賀東交差点。
出典:「ぼくたちのリメイク」第1話
ここで右折して少し歩けば、設定上のシェアハウスきたやまの場所です。
出典:「ぼくたちのリメイク」第1話
交差点の信号機。
出典:「ぼくたちのリメイク」第1話
このあたりの景色、何度も出てくる。これは登戸編直前の第8話。シノアキの「本当に、これでよかったん?」のシーン。
出典:「ぼくたちのリメイク」第8話
概ね、写真を撮っていった順に並べてる(予定表を作っていたのだが、タクシーが使えなかったので現地で予定を組み立て直した)。
出典:「ぼくたちのリメイク」第8話
第1話に戻る。
出典:「ぼくたちのリメイク」第1話
この地図の中心あたりが一須賀東の交差点。
バイト先のコンビニについて
ちなみに、一須賀東交差点にあるローソン(河南町一須賀店)は橋場と奈々子のバイト先とは全然建物の形が違う。今のところの結論は、あのバイト先コンビニは架空のコンビニ、だ。
出典:「ぼくたちのリメイク」第2話
こちらが現在のローソン河南町一須賀店。
2014年12月時点、この頃はデイリーヤマザキだった。建物は建て替えられているので、現在との形は異なるが、劇中のコンビニには少し似ている。だがいずれにせよ周囲の風景が違いすぎる。
出典:Googleマップ https://goo.gl/maps/V5QYRZU7NWwyq8g77
さらに劇中の時間設定(2006年)に近い2008年11月はサークルKだった。また、周囲のコンビニをいろいろ検索してみたが、同じようなコンビニは見つからなかった。
出典:Googleマップ https://goo.gl/maps/hhumBsnSb1jdsQ2i8
シェアハウスきたやま
シェアハウスきたやまと思われる場所には全く異なる民家が建っている。まあ写真は省略。
出典:「ぼくたちのリメイク」第1話
でもシェアハウスきたやまの目の前の道とかは、そこそこ再現されていたりするんだな。
出典:「ぼくたちのリメイク」第6話
貫之との別れの場所:慶弘寺近く
第8話のクライマックスシーンである貫之との別れの場所は、一須賀東交差点からシェアハウスきたやまの前を通って、すぐ先の角を右に曲がって少しだけ坂を上がったところにある。
縦パンなシーン。
出典:「ぼくたちのリメイク」第8話
2人はシェアハウスきたやまの方から歩いてくる。
出典:「ぼくたちのリメイク」第8話
この風景は印象的だよね。ちなみに奥の山の上にあるお城的な建物は、実は大阪芸大の新しい建物、キャラクター造形学科の新校舎なのだ(申し訳ないが家に帰って調べるまでラブホに違いないと勝手に思ってた)。アニメの方では建設中になっているが、流石に2006年から建設していたわけはないと思う。
出典:「ぼくたちのリメイク」第8話
重い話のシーンでふざけて申し訳ない。少なくとも現代の風景と比較すると、再現度は非常に高いな。
出典:「ぼくたちのリメイク」第8話
シェアハウスきたやまに近い方から見たアングル。貫之はシェアハウスきたやまの方に去っていく。
出典:「ぼくたちのリメイク」第8話
そしてこの後、罫子さんが橋場のもとにやってきて、登戸編に続くのだ。「このままさ、未来になったら、どうなるんだろうね?」
出典:「ぼくたちのリメイク」第8話
河瀬川との交通整理:極楽寺近く
第4話でカメラを借りるためのバーター仕事の交通整理をする橋場と河瀬川。実はこの道を奥のほうにちょっと行くと、さっきの第8話クライマックスシーンの場所だったりする。
出典:「ぼくたちのリメイク」第4話
そんなところで夜に撮影していたのか、先輩方。
出典:「ぼくたちのリメイク」第4話
というわけで河瀬川いいよね!(何度目?)
出典:「ぼくたちのリメイク」第4話
河瀬川にライトセーバをビシィ、と突きつけられる橋場。この2人には幸せになっていただきたい。
出典:「ぼくたちのリメイク」第4話
罫子さん初登場シーン。
出典:「ぼくたちのリメイク」第4話
ピンク髪のキュウベェ的ポジションなのか罫子パイセン。
出典:「ぼくたちのリメイク」第4話
罫子さん、一須賀東交差点のほうに去っていく。
出典:「ぼくたちのリメイク」第4話
このあたり、非常に近い場所に舞台が密集しているので、時間がなくても徒歩でも回りやすくて良い。
さゆりに拉致される場所:中之橋北側
しかしここから大阪港っぽいところまで連れて行ったのか。結構な距離だぞ。
出典:「ぼくたちのリメイク」第7話
4人で最初に大阪芸大まで歩く道:中之橋北側
第1話の終盤後半大阪芸大まで歩く道は、橋場がもらった地図とは異なるもう一つのルートである。
出典:「ぼくたちのリメイク」第1話
何気にこの辺も再現度は高い。
出典:「ぼくたちのリメイク」第1話
たしかに、のどかな風景だなぁ。琵琶湖界隈出身のヒロインに田舎呼ばわりされるだけの事はある(笑)。
出典:「ぼくたちのリメイク」第1話
川沿いの道:梅川沿い?
参考までに。梅川沿いの道は、劇中で出てくるルートはおそらく川の西側だと思うのだが、劇中と似た風景はむしろ東側に多い気がする。割と西側にはこういう感じで真っ直ぐ続くフェンスがないんだよね。
出典:「ぼくたちのリメイク」第3話
バイトに行く奈々子を見送る橋:東山橋
劇中だとのんびりした風景に見えるけど、現実の東山橋は結構交通量の多い道なのだ。
出典:「ぼくたちのリメイク」第3話
ちなみに劇中の時間設定(2006年)に近いと思われる2008年11月の写真では、東山橋は今の場所よりももう少し東側にある小さな橋だったようだけれども、まあそこは仕方がないだろうな。工事中の写真が残っている。2010年3月の写真では今の橋と同じものになっている。
出典:Googleマップ https://goo.gl/maps/83PdKMhD2i73i7jV6
左側は結構違うんだけど、一方で電信柱とかは結構似てたりするしなぁ。
出典:「ぼくたちのリメイク」第3話
この道のすぐ先に大阪芸大前の交差点があります。
出典:「ぼくたちのリメイク」第3話
大阪芸大前
OPの出だしの印象的な風景は、大阪芸大前の交差点から大阪芸大方向を望むアングル。
出典:「ぼくたちのリメイク」OP
実はこの日、大阪芸大は学園祭だったらしく、事前に登録していたら中にも普通に入れたらしい。まあそもそも時間がなかったので無理と言う感じだったけれども。芸坂。
出典:「ぼくたちのリメイク」第2話
この先は、シェアハウスきたやまへの第二のルート(第1話後半最初で4人で大学の方に向かったルート)に続いている。
出典:「ぼくたちのリメイク」第2話
シノアキとのクリスマスイブ:阿倍野筋(とそこに見る時代考証)
少し時間があったので、喜志駅から大阪駅まで戻る途中で阿倍野筋に寄ってみた。シノアキとのクリスマスイブだ。
出典:「ぼくたちのリメイク」第7話
信号機は実際は薄型。とはいえ、アニメの中の信号機もLEDではあるようだ。
出典:「ぼくたちのリメイク」第7話
まあここは、実は2018年以前はLED信号機ではなかったようなんだよね。この写真は2017年9月のもの。
出典:Googleマップ https://goo.gl/maps/eZU2f7VTnxk4t1fU9
全体的に現在の景色としては再現度は高い。ちなみにここから左を向くと設定の時代には絶対になかったはずのあべのハルカスがそびえているが、流石にそれはアニメには登場しないな。
出典:「ぼくたちのリメイク」第7話
だが、現在の光景をなんでもそのまま使っているかというと、実はそうでもなく…例えばこのアーケードの形がアニメと微妙に違っている気がするのだが…。
出典:「ぼくたちのリメイク」第7話
ちょいと調べてみると2010年以前はこの形だったようだ(次の写真は2008年5月のもの)。駐車場の案内看板もその頃のものだな。明らかに今の風景がベースになっているシーンもあるのだが、こんな感じにちゃんと調べている部分もあるところが面白いな。6.5話に総集編があったということから、おそらくスケジュールも押していただろうに、こうやって頑張っているシーンもある。素晴らしい。
出典:Googleマップ https://goo.gl/maps/R4FqRti7Y9w48yrR8
また、「でもよかったん? 私で」「え?」「今日はクリスマスイブやけん」の、シノアキが超可愛くて河瀬川派の俺もちょっと心が揺れるシーンも、背景がちょっと違う。
出典:「ぼくたちのリメイク」第7話
これも2010年1月の写真を見てみると、背後のゲーセンの過去の姿が結構再現されているっぽいのがわかる。
出典:Googleマップ https://goo.gl/maps/qFa8RR38HSDTfPH58
うん、この辺りは背景関係のスタッフよく頑張った! すごいぞ!
おまけ:帰る直前の大阪での夕食
ということで、帰る前に大阪で夕食くらい食べていくか、ということで、新梅田食道街の「たこ梅」に久しぶりに寄っておでん。この錫の器で飲む熱燗も本当に久しぶり。
まあ今回は時間がない中、可能な限り駆けずり回って写真を撮った俺も頑張った。大阪芸大界隈なんて、全部合わせて約1時間で全部の写真を撮って回ったのだ。
ということで、なんかあっという間の弾丸ツアーだったけれども、なかなかに充実した旅だったと思う。とはいえ、コロナと世間がさらに落ち着いてきたら、もっとのんびりと色々なところを旅したいものだなぁ。
おしまい!
ちなみに、登戸の時も書いたけど、「ぼくリメ」アニメ第1話の河瀬川部長とのあれやこれやのエピソードは原作の本筋には存在せず、橋場がタイムリープしない世界線を描いたスピンオフの「β」からの借用なのだ。そして河瀬川派の同志はぜひこの「β」の方を読むべきだ。約束だぞ! 「β」は全3巻なのですぐ読める!!
さあデレる河瀬川を満喫したいなら、とにかく「β」を読むんだ!