さて、先日以来夏の猛暑と日光から、ドローン(DJI Mavic mini)操縦用のスマホを守るべく試行錯誤をしている。8月になって以来の猛暑は凄まじく、特に遠距離で操縦する場合に非常に大事な情報である主観映像が、直射日光で見えにくくなるだけではなく、スマホが熱を持つことで処理速度を低下させ、コマ落ちなどが発生することで操縦を危うくすることがある。
ということで、先日購入してかなり使えるっぽい印象を持ったスマホ冷却用のペルチェ素子クーラーを、操縦用のiPhoneに取り付けて実際に使ってみることにした。
上の記事で紹介したペルチェ素子クーラーはこちらの商品。
残念ながらこの手のクーラーをつけた場合、こちらのスマホ日除けに関する記事で紹介したスマホ用のサンシェードは競合するために装着できない。そこで、もう少し簡易タイプの物を探したのだが、なかなかiPhone Xsというか、iPhone Xシリーズのサイズにマッチするサイズのものがない(大体、この手のサンシェードをつけるとiPhone XシリーズのUIは結構使いにくい)。
そんななか、とりあえずサイズはなんとか合いそうだと思ったのがこのサンワの製品。
ということで、早速炎天下でテストしてみたぞ。このサンシェードは割とiPhone Xsのサイズギリギリで結構外れやすいので、Mavic miniのコントローラーで左右からガッチリ挟むことで、ずり落ちないように固定することができる。そこに先ほどのペルチェ素子クーラーを裏から取り付けてみた(放熱効率の観点から、絶対にiPhoneケースなどは外すべき)。
このペルチェ素子クーラー、それほど強い力でiPhone本体にクリップされるわけではないので、Mavic miniのコントローラーを持つ時にこのクーラー自体を指で支えるように持てば、浮くこともなさそう。所詮iPhoneのボディ経由で冷却する方式のクーラーなので、手で触れないほど熱くなるはずもない。
ということで直射日光下でしばらく使ってみたが、温度測定をやったわけではないので正確性には欠けるかもしれないが、少なくとも熱が原因と思われる顕著な性能低下などは発生しなかった。が、ペルチェ素子クーラーの検証記事で測定したのと同程度の効果を発揮していたと仮定すると、おそらく効果はあったのではないかと思われる。
上空で偶然、鳥さんたちとこんにちは。
ところでちょい恥ずかしいことだけれども最近までMavic miniのカメラを下に向ける方法を知らなかった。コントローラ左奥のダイヤルで可能だったのね。うーむ。ランディングパッドに着陸する時とかに真下を向けていると面白い映像が撮れる。
ということで、先週末と昨日撮ってきた動画を軽く編集してみました(しかしアンダー200gのドローンでここまで撮影できるのは本当にすごいなMavic mini。残念ながら自分の腕がまだまだ伴っていないけれども)。まあ、一番の猛暑対策はぶっちゃけ、早朝に飛ばすことだな。
そういうわけにもいかず真昼に飛ばすには、やはりこのようなペルチェ素子クーラー、有効そう。
(2021年8月9日追記)DJI Air 2Sのコントローラ用iPhoneにもペルチェをつけてみました。。