xckb的雑記帳

身の回りにあったことを雑多に語ります。

「サクラダリセット」主要キャストサイン色紙が当たった

はてさて、サクラダリセット、今日で最終回なのでありますよ。そんな重要な日の夕方に、クロネコヤマトのお兄さんが届けてくれたものは……なんと、サクラダリセットの主要キャストの方々9人によるサイン色紙なのでありました!

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これ、こちらのtwitterのRTキャンペーンで当たったものなんだけれども…、よく見ると当選者は1名の割に、RTが1400以上もされているではありませんか。多分これで運を使い果たして先週、虫垂炎で入院の憂き目にあったのだろうな…(笑)。

左上から、江口拓也さん(中野智樹)、三澤紗千香さん(野ノ尾盛夏)、牧野由依さん(村瀬陽香)、石川界人さん(浅井ケイ)、花澤香菜さん(春埼美空)、悠木碧さん(相麻菫)、小清水亜美さん(宇川紗々音)、櫻井孝宏さん(浦地正宗)、内田真礼さん(ミチル)。まだ’1時間後に最終回を残した状態とはなりますが、皆様この半年間、最高のアニメをありがとうございました! と先に言っておくことにします。

家宝にします。とりあえず明日額装しよう。

(追記)額装しました!

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サクラダリセット第23話:パブリックな社会の問題の解決と、残されるプライベートな心の問題

というわけで、誰も見てないけど今一番見るべきアニメ(私見)の「サクラダリセット」についてもう一本書いていくぞ。こちらの続き。

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今回は、先週の入院で残念ながらリアタイ視聴できなかった第23話「BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA 4/5」についてだ。

いわゆるラスボスとの決戦回であるにもかかわらず、ひたすら密度の濃い会話劇であったところがあくまでこの「サクラダリセット」らしい。そしてこの回の会話は、21話のような焦燥感を孕む会話ではないものの、あくまで淡々と、しかし強烈に感情を揺さぶる言葉の戦いを見せてくれたという点が最高だったな。

……しかも、なんか丸く収まりつつある? と思ったところで、衝撃のラストが全部持っていったところが、また「サクラダリセット」らしくもある。おいおい次はもう最終回かよ。

そんな、19話からの連続神回記録5回目にしてベストな神回、そんな一瞬も目が離せないサクラダリセット第23話の感想などを書いていきたい。

誘拐する役割、逃げる役割、そして残る役割

それにしても序盤の津島先生カッコいいぞ。よく考えれば、最初のループで彼が浦地の側にまわった理由だって、もちろん非能力者としての自分の感情もあるのだけれども、ケイの事を考えてそうしたという部分も多々あるからな(残念ながら、ケイだけはもう死ぬまで能力者であり続けるしかないので、その親切心はケイにとっては的はずれなわけだけれども)。

ケイのことを長く見ていて理解していて、その上でケイの覚悟を正しく浦地に伝えることができた津島先生、実にいい大人として行動していて泣かせる。

津島「そいつはあなたを刺せなくても、自分なら刺せる」
浦地「…」
津島「もし俺が車を止めたなら浅井ケイ自身を人質に取るでしょう。そんな手順、割愛したほうがいいにきまっている。そいつは本当に、暴力的なことが嫌いなんです。きっと、大嫌いなんです。嫌いなことをするのは誰だって疲れる。大人は、子供の面倒を見るものですよ。どちらかが疲れなければならないなら、まずは大人から疲れるべきです」

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(出典:「サクラダリセット」第23話)

(このあたりの聖地巡礼情報はこちら

そしてカラオケボックスから逃げる宇川・村瀬・岡絵里・坂上4人の面々、ここでの会話がいちいち面白すぎる。特に宇川・村瀬コンビは今まで絡みがなかっただけに実に新鮮で面白い。宇川の言う正義の味方ってのは、(まあまあ妥当ではあるものの)基本的に自分の正義の味方だからな。

宇川「私は善人じゃなくて正義の味方だからね」
村瀬「どう違うの」
宇川「殴られても抵抗しないのが善人で、殴られたら殴り返すのが正義の味方だ」
村瀬「そういう自覚的な正義の味方ってどうなの?」
宇川「正義の味方は、自分が正義の味方だと知っているものだよ」

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(出典:「サクラダリセット」第23話)

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サクラダリセット第22話:「相麻が命をかけて届けようとしてくれた伝言の、全てなんだ」

こちらの続き。

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唐突だが、しばらく虫垂炎で入院していたのだった。所謂盲腸ってやつ。そして水曜日にも入院していたので「サクラダリセット」の第23話が久々にリアタイ視聴できなかったのだけれども、twitterとかをあえて「サクラダリセット」とかのキーワードで検索しなかっただけで、十分にネタバレを遮断できてしまったというのが実に残念といえば残念なことだ。たとえば「けものフレンズ」とかで同じことをしようとしたら確実にtwitterに限らず、各種ブログとかを読むのをかなり控えないとネタバレ砲撃を食らっただろうからな。

で、退院後に早速第23話を見たわけだが…そう来るか。

まあそんなわけで、入院中で感想を書けなかった22、23話について頑張って書いてみようと思うけれども、まずは第22話「BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA 3/5」からだ。

最終章の折り返し地点。ケイは21話で使った未来視の結果を用いて、最適な行動を取る。

岡絵里の切り崩し

まずは岡絵里を自分の味方につけること。浦地一派でもっとも御しやすそうなメンバーであり、既に最初のループでは浦地にあまり信用されていなかった(そもそも浦地の目的も聞かされていないし)。だが敵に回った状態では非常に厄介な能力の持ち主だし、浦地の計画でも、危険な能力保持者の能力の凍結という、それなりに重要な任務を果たす。

とりあえず敵の持つもっとも落としやすそうな武器を奪い、自分の武器にするケイの戦術は非常に正しいな。

…それにしても、このケイの超上から目線の説得はひどい(笑)。岡絵里じゃないけど俺でもひどいと思う。岡絵理に同情する。でもケイに関して色々こじらせている岡絵里には、これが最適な方法だったのだろう。

ケイ「僕はこう言っているんだ、ギブアップするから助けてくださいと」
岡絵里「なにそれ、そんな偉そうなギブアップ見たことない」
ケイ「岡絵里、僕を助けろ。それで君の完勝だ」

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(出典:「サクラダリセット」第22話)

(このあたりの聖地巡礼情報はこちらこちら

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散策・末吉宮:2017年夏・沖縄子連れ旅行(4)

さて、こちらの続きです。

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正直、今回の旅では沖縄本島でそれほど観光していないのではありますが、久しぶりに私が本島で一番好きな場所の一つである、末吉宮に久々に行ってみました。こちらも子供を連れてくるにはちょっとつらい場所なので一人できましたが、兎にも角にも5年ぶりくらいだと思います。

末吉宮に関しては、前回ブラタモリ那覇編に関して書いたときにも軽く触れましたが、琉球八社のうち一社、熊野神を祀る由緒正しい神社です。

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末吉宮は「子ぬ方(にぬふぁ)」という聖地のそばにあり、おそらくこの「子ぬ方」が発祥となった神社と思われます。「子ぬ方」という名前は首里城から見て「北の方」にあるということからついた名前です。地図でも簡単に確認できますね(「子ぬ方」は末吉宮本殿のほんの少し東にあります)。

ちなみに「ハクソー・リッジ」つながりでいうと、このあたりは「大名高地」と呼ばれた沖縄戦における戦場で、米軍側からついた名前は「Wana Ridge」です(現在は「おおな」と読む「大名」ですが、もしかすると琉球読みした「うふな」が「wana」に聞こえたんでしょうかね?)。大名高地は末吉宮も含め、すべて沖縄戦で破壊され、一帯は焼け野原となりました。

現在は「末吉公園」という公園になっており、私は末吉公園駐車場(無料)に車を駐めて散策をはじめました。駐車場のところから坂を降り、安謝川に掛かる橋を渡ります。もしかすると、川を渡るという行為に宗教的な象徴性があるのかも知れません。

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安謝川の下流側。ここも「Wana Ridge」を超えた米軍を、いま来た坂の上の市立病院あたり(55高地)から日本軍が迎え撃った戦場のようです。

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映画「ハクソー・リッジ」の戦場跡を訪ねる:2017年夏・沖縄子連れ旅行(3)

ちょっと前に書いたこちらの続きです。

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さて、色々間に挟んでしまいましたが、話題は夏の沖縄旅行記の方に一旦戻します。

実は7月、「ハクソー・リッジ」という映画を見てきました。第二次世界大戦時のアメリカで、良心的兵役拒否者ながら衛生兵として勲章を得たという実在の人物をモデルにした映画です。

hacksawridge.jp

…がしかし、日本向けの予告編を見るとわかるのですが、これ、どこの戦場を舞台にしているのか、少なくとも日本向けの予告編からはさっぱりわかりません。日本配給を行った会社は何を意図してそういう予告編を使った宣伝を打ったのかは定かではありませんが、実際の舞台は沖縄です。沖縄戦をアメリカ視点で描いた映画ということで、なかなか興味深い作品です。

www.youtube.com

(ちなみに、予告編のYouTubeコメントに、多分映画を見てもいない人たちが勝手なこと色々書いてますが、別に日本兵を悪の権化として描いているわけでもないし、日本兵はとても強くて勇敢だし、それでもあっけなく死ぬのは日本兵も米兵も一緒だし、掃討戦やゲリラ戦じゃなくて日本軍が強固に固めた砦を米軍が攻める構図だから民間人の出る幕ないし。ああ、一貫して日本人はジャップ呼ばわりだけど、それは実際その頃そうだったんだから仕方がないし。まあ、沖縄を徹底して隠すようなわけの分からないプロモーションをやるから、こういう妙な憶測を生むんだと思うな)

この映画の後半の舞台である激戦地「ハクソー・リッジ」は、日本軍から付けた名前は「前田高地」、そして元々は「浦添城(グスク)」の一部です。那覇から車で20分程度で着きます。途中、国道58号を通りましたが、どうもキャンプ・キンザーの58号沿いが先行して返還されるためか、取り壊し工事を色々やっていて、店じまいモードみたいになってました。

ちなみに、真夏で結構暑い上に、アップダウンの激しい道を歩く必要があるので、那覇から近いこともあって、ここには子供を連れて行かず、一人で行ってきました(まだ連れて行っても意味がわからないだろうしね)。水分補給はこまめにね。

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ちなみに、駐車場から浦添城の方に歩いて行くところに、沖縄の歴史・文化に興味のある人なら誰でも知ってるだろう、伊波普猷の墓がありました。

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初音ミクのプラモデルを組み立ててみた!

そうそう、昨日初音ミクのプラモデルを作ったんだ。初音ミクの……プラモデル。ちょっと前の俺なら何言ってんのかわかんなかったけど、バンダイから初音ミクのプラモデルなんていうけったいな物が発売されたのだ。プラモデルなんだぜ…これ。

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この初音ミクプラモデルが含まれる、バンダイの「フィギュアライズバスト」のシリーズって、たまたま以前マクロスΔのフレイアとマキナを組み立てていたこのブログを読んでから微妙に気になっていたのだけれども、あいにくマクロスΔにはそこまでご執心ではなかったので実際に買うには至らなかったわけで…。

wivern.exblog.jp

でも初音ミク出るって聞いたら、なんかこれは買わざるをえないだろう、となってしまうじゃないか! お値段も実にお手頃価格だし。

フィギュアライズバスト 初音ミク 色分け済みプラモデル

フィギュアライズバスト 初音ミク 色分け済みプラモデル

そんなノリでAmazonでポチったプラモデルが到着。箱はこんな感じ。

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中身を開けてみると…。うわなんかパーツ多くない?

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サクラダリセット第21話:「私はもう、何を犠牲にしてもかまわない」「君はもう一度、僕に会わなければならない」

さて、前回サクラダリセットの19〜20話について書いた時、次に書くのは最終回(24話)の後かなと勝手に思っていたのだけれども…。

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…なんとまあ、21話がこれまた想像を上回る面白さ、そして熱さで、こんなもん何週間も寝かせておけるかよ、ということで、やっぱりすぐに書きたくなってしまった。いや、俺、自分にとっての今年のベスト1アニメは「けものフレンズ」でもう揺るがないと思っていたんだけれども、そろそろ自信がなくなってきたよ。

それにしても、あのサクラダリセットがここまで化けるとは…(まあ、けものフレンズも1話を見たときにはあそこまで化けるとは思っていなかったけれどもね)。ともあれ、とりあえず今年はけものフレンズとサクラダリセットを切らずに最初からがっつり見続けた自分を褒めてあげたい。

第19話でチキンカレーを食べるシーンの直前に…

第21話のアバンは、第19話でチキンカレーを食べるケイと相麻菫のシーンの直前にあったやり取り。相麻菫は、実は未来視能力でどうあがいても浦地に勝てるような方法は実は思いつかなかったという。そして自分の能力まで含めた全てをケイに委ねる。

ケイ「能力のルールは絶対だよ。君と同等以上の能力者がいない限り、不可能だ」
菫「本当にそう思う? 答えがわかっているのに遠回りするのはあなたの悪い癖ね」
ケイ「…ねえ相麻、僕はただ消えていくだけの女の子を作り出したくないよ」
菫「ええ、知っているわ。でもあなたはそれを実行する。…ケイ、あなたが未来視を使いなさい。あなたが私の能力で、私には見つけられなかった未来を見つけるのよ。あなたにとって最良の未来を。私の話はこれでおしまい。本当に全ておしまい。あとは全部あなたのものよ」
ケイ「うん、できるだけ理想を目指してみるよ」

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(出典:「サクラダリセット」第21話)

「ただ消えていくだけの女の子を作り出」すと言うのが何を示すかと言えば、はこの後を見ていれば明らかだが、相麻菫は「普通の女の子に戻る」本当の直前に、こんな形でケイにすべてを託していたんだな。というのが実にグッとくる。

「私の話はこれでおしまい。本当に全ておしまい。あとは全部あなたのものよ」…このエピソードのの相麻菫は、自分の役目をすべて終えたという事を何度も語るが、ケイはそう考えていない。そんな相麻菫とケイとのやり取りが熱い21話の導入としては最高のシーンだったと思う。

19話で描かれたシーンに入ると、絵と音がフェードアウトして黒い画面と無音の映像がしばし続く演出が、既にリセットで失われた時間の記憶を描くものとして実に素晴らしい。

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(出典:「サクラダリセット」第21話)

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沖縄本島での子連れごはんについて:2017年夏・沖縄子連れ旅行(2)

さて、こちらの続きです。

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食事に関しては、今回も4歳児を連れて色々とお店を回ってきたのですが、まあやはり年々楽になってきつつありますね。特に2歳児の頃はやっぱけっこう大変だったっわ…とこちらの昔の2年前の記事を見ながら思います。

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ということで、まずは沖縄本島3泊の間に回ったお店を紹介しましょう(宮古島、池間島の件はまた別途書きます)。

そば処 たからや

去年も沖縄に到着した途端にここに寄ったんだけれども、今年は特に借りたレンタカー屋さんがここの店の目と鼻の先だったので、とにかくさっさと昼飯を食いたい…という観点からも寄ってみました(駐車場は店の前と、奥の公園のあたりにあります)。お座敷があるので子連れにも結構楽です。

ここの沖縄そば、結構あっさり系で結構好きです。沖縄そばとじゅうしぃのセット。麺が選べますがこれは細麺。沖縄そばのスープが美味いお店はじゅうしぃも美味です。

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