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xckb的雑記帳

15年ほどWeb日記をつけ続けていたのですが2012年で一旦休止、1年半ほど休んで新天地でぼちぼちのんびりまた始めてみることにしました。

全員IDチェック制のライブについて思うこと

さて、今回のさユりワンマンライブ、実は全員のIDチェックが必要な形態のライブでした。チケットには「IDチェックが必要となる場合があります」とか書いてあったのですが、実際には全員だった次第で…。今まで、招待制のイベントなどでは総IDチェック制のところに行ったことはあるのですが、ライブでは初めてです。

xckb.hatenablog.com

なので、今回の入場方法についての感想やら考察やらを少々してみたいと思います。ちなみにIDチェックに関する事前の予告はこんな感じでした。

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http://emtg.jp/feature/sayuri_1103_hp/より


まず最初に、自分のポジションを明らかにしておこうと思うのですが、私は現状のようにテンバイヤーなる存在がチケットのかなりの部分を抑えてしまい、本来のファンが発売日に買えずにプレミア価格でテンバイヤーから買うか、そもそも諦めるような状態は好ましくないものと考えており、何らかの方法でテンバイヤーなるものを撲滅していく事に関しては大賛成です。現在はそのための試行錯誤の期間かと思っています。

今回のさユりライブも、以前に比べて比較的容易にチケットが取れたのは、IDチェックを匂わせていたからではないかとちょっと思っています。一方で、前回のワンマンは都合で行けなくなったファンの方に定価で譲っていただいたチケットで行った私としては、そういう場合にチケットが完全に無駄になってしまうことに関しては微妙に思わざるを得ないわけで…。

今回私は、先行は全部撃滅して、イープラスの一般販売でスマチケという電子チケットで入場したのですが、これがまたチケット自体を買うときにまず一悶着。私はいつもライブのチケットを買うときはPCのブラウザから買うんだけれども(その方がタイピングが速いからね)、せっかく午前10時間際の再読込の嵐を抜けてチケットを選択できたら…。

「このチケットはスマホからしか購入できません」

というような無情なメッセージが…。どうやらスマホのイープラスアプリから買わなければいけないらしい。この時点ですでに数分ロス。いや、一応入場にそのアプリが必要ということはわかっていたので知ってはいたのですが、慣れない手段で先着順を勝負したくなかったんだよね。ということで慌ててアプリをインストール。この時点でかなり時間をロス。もう駄目だろうなぁ、と思ってアクセスしてみると…、まだ買えるっぽい。ということで何とか買えました。

まあ、考えてみればスマホ前提の入場なのだから、最低でもスマホで買わせておかないと、「買ったけど入場できない」系のクレームが頻発しそうだからまあ、分からないではないけどね、事前にしっかり書いておいて欲しかったな。

さらに、私はこの時点でiPhoneを7に機種変更予定だったのですが、チケットをダウンロードしてからの機種変更がこれまた色々難しいらしく、さらに万一スマホが故障した時の手続きも色々ややこしい…ということで、要するにライブ直前まで、端末にダウンロードしないのが正解みたいね。

とは言っても、当日にダウンロードするのはそれはそれで初めての入場方法としては怖かったので、2、3日前に、機種変済みのiPhone7にダウンロードしました。ダウンロード自体はあっけなく終了。

で、ライブ当日。私は子供と某水族館で遊んでから行ったんだけれども、最初は多分最後尾界隈だろうから直前に行けばいいかな程度に思っていたのだけれども、このツイートを見て「あれ、ヤバい?」と思いました。

えっと…。

◎入場事前認証は13:00〜

なんと! ということは全員のIDチェック前提っぽいので、結構時間がかかる可能性も! ということで、急いで開場時間あたりに会場前につきました。すると、Cの番号列、Bの番号列、そしてAの番号列の向こうに、IDチェックのための列が。ということで、すでにA番号の入場は始まっていたようですが、IDチェックの列に並びました。新宿ReNYは2階にあるライブハウスなのですが、入場用の階段とは別にIDチェック用の階段があって、列と合わせてこの階段を30分ほどかけて上まで行って、やっとのことこのIDチェック済みリストバンドを得て、下に戻ってC番号の列に並びました。

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IDチェック時にはチケットの券面ではなく、おそらく販売時に入力した全整理番号の名前と生年月日を照合していたようなので、チケット販売サイトで「チケットに名前が印刷されてないので大丈夫」を信じてテンバイヤーから買った人は、多分入れなかっただろうな。

さて、下の列の場所に戻ると、すでにBの番号列の後半まで入場は来ていましたが、どうやら私がIDチェックした時間には、2階のIDチェックでAやB前半の人は下に戻るのをショートカットして入れたみたい。それでも結構入場列が捌けるのに時間がかかり、開演も少々遅れたようです。

まあ最初に書いたとおり、基本的にはテンバイヤー撲滅には賛成だし、今回のライブもテンバイヤー系から買った人は多分入れなかったんだろうな、という点にはまあ仕方がないかとは思っているのですが、たとえばこんな例を見ると(単なるツイートなので本当かどうかはわからないけれども)ちょっとそれはどうなのとも思わないではありません。

今回、期間が重なった先行予約が複数プレイガイドからあったよね。絶対行きたければそういうのに複数登録するってのは比較的あると思うんだけれども、それで両方当たってしまうと、その時点で少なくとも片方は無効になってしまうということか。それはちょっとひどくない?

そもそも今回のIDチェックってテンバイヤー対策なんだろうけれども、ならば連番で取って買った人と自分で一緒に会場に行ったテンバイヤーがいたとしたらそれはOKで、たまたま先行抽選販売で複数当たった普通のファンは入場不可ってなんかおかしい。そもそもきちんと事前に条件を書いておかずに(しかも普通に考えられるケース)内規的なかんじで入場拒否って、一方的な契約破棄と言ってもいいんじゃないの? まあ、チケットの約款的には主催者側の独断で入場拒否できるようになってはいるんだろうけどね。

それにしても、前後を読んでみると、この人結局2人とも入れなかったみたいですが、それまた酷すぎではないのかね。多分1人だけで行けば見られたはずなのに。それは完全に対応としておかしいと思うぞ。そもそも何のために制度を作ったのか、忘れちゃいかんと思う。本当に。まあ片方入れればそれでいいやって話でもないけどさ。

もし自分がこんな対応されたら次回以降参加のテンションただ下がりだし、客にとってもアーティストにとっても不幸としかいいようがない。主催者側はどういうケースが入場不可なのか、チケット販売前に具体的に示すべきだろう。一般的なライブマナー違反で退場というのとはわけが違って、ある程度の共通認識があるわけではないのだから。

ライブってのは結構遠方から新幹線やら飛行機やら使って遠征してくる人も多いのだから、こんな不明確な理由で入場拒否とかしちゃいかんだろう。もう少しファンを大切にした方がいいと思うが。

自分がよく行ってるライブだと、例えばSalyuあたりは十分大きな箱を取って、第x次販売ってのを当日券まで繰り返してちびちびと売る印象がある。あれはあれで、それなりにテンバイヤー抑制効果はあると思うし、もし行けなくなったらファン同士で定価で譲ったり自由にできる。

チケットの転売に制限を加えるなら、キャンセル料取ってもいいからプレイガイド側でキャンセルを受け付けて欲しい。飛行機のチケットとか、何十年もそれでやってきて特に大きな問題もないじゃないか、と思います。せっかく電子チケットにするなら真正性のチェックも簡単だろうし。そして出たキャンセルチケットは再度売り出せばそれも先ほどのSalyuの例のようにある程度のテンバイヤー対策にもなるでしょう。

それくらいやってくれるなら、いくらでもIDでも何でもチェックすればいいと思うけどね。今の状況はファンにとってもアーティストにとっても不幸な状況だし、こういうのをやりすぎると、過去のCCCDの過ちを繰り返す事になると思うよ、音楽業界。一番金を落とすお得意様を犯罪者扱いするのは、程々にした方がいいと切に願うところです。




(付録)若い人はCCCDとかいうかつての音楽業界の自殺行為を知らないと思うので念のため。

 → コピーコントロールCD - Wikipedia