サクラダリセットいいよな!
さて、前回書いたように、私が今一番はまっているTVアニメは何を隠そう、サクラダリセットなのだ。そして回を追うごとにさらに面白くなってきている。とにかく人を選びそうではあるものの、私の現在のオススメではあるので、興味持った人はネタバレが薄い前回の記事を読んでみて、その上で配信系(殆ど全ての主要サービスで配信してる)などでご覧になってみてはいかがかと思う。
そんなサクラダリセットの第4幕、12話から15話がこれまた実に面白かったのでちょっと感想をまとめてみたい。今回はネタバレに遠慮しないので、それが嫌な方は、しつこいようだけれどもぜひ15話まで見てからこの先をお読みください。
ではちょっとスペース空けます。
(ここからネタバレよけスペース)
ということで、相変わらずレビューは酷評も目立つけれども、まあそんなの関係ないよね。もうすぐ円盤Box vol.1が発売なので、楽しみ。ところでvol.2付録に付く予定の「ある日の春埼さんその後」が結構気になるところ…。
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2017/07/26
- メディア: Blu-ray
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ONE HAND EDENのモチーフであるこちらも一応Kindleで読んでみた。なんか子供の頃に読んだイメージとちょっと違う気がする。当時は子供向けに翻案されたものを読んだからかなぁ。こんなストーリーだったっけ感が…。
- 作者: モーリス・メーテルリンク
- 出版社/メーカー: 望林堂
- 発売日: 2014/12/12
- メディア: Kindle版
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(ここまでネタバレよけスペース)
さて、では本編に行ってみよう。
ONE HAND EDEN感想
とりあえず、各話数にわけず、12話から15話全般に対する感想として書いていこうと思う。
動き始める相麻菫
何と言っても、復活した相麻菫がやっと本格的に、彼女の謎の目的に向かって活動を始めるのだ。これを喜ばずして何と言おう。当然の疑問として、中学2年だった女の子がたった一人でどうやって生きてるの?とか思うのだけれども、その点は原作を読めば、逃走資金も潜伏場所も、未来視の能力を使って、2年前の死ぬ前にちゃんと用意していたということが分かる。流石だ。ああ、相麻菫派の俺歓喜。
そして次第に、相麻菫がやりたいことが見えてくるのだ。未来視の能力があるために、彼女の存在が管理局に知られると、先代の「魔女」のように囚われて名前のない人生を送らされるような、多大な不利益を被る可能性が高い。これを避けるには、能力をなくすか、管理局やそれに準ずるものをなくすか、彼女が死ぬかしかない。そして2年前に最後の1つを選んだように見せかけて、おそらく他の選択肢のどちらか、もしくは両方を実現するべく動くのだろう。多分。
ケイは相麻菫を咲良田の外に出すことを考えているが、相麻菫の能力が強力すぎるがゆえに、そんなことを管理局が許すわけがない。先代の「魔女」は、あと一週間の命だったからお目こぼしされただけだ。ケイはそんなことは当然わかっているはずなのに、春埼美空への感情故に、そのあたりの判断が正常にできなくなっている、もしくはその判断から目を背けている。
さらに相麻菫自身からも指摘されているように、写真の中から連れ出した相麻菫と、現実を反映する夢の中の相麻菫は、能力から作り出されたという点では同一のスワンプマンなのに、夢の中の相麻菫を使って実験しようとしているという点でもケイは冷静ではない(結局実験しないわけだが)。
一方相麻菫は、自らの感情と理性の双方に基づき、咲良田の外に出ることを拒否するのだ。面白すぎる。どう考えても相麻菫のほうが「正しい」。
「相麻、どうして君はこの街にいることにこだわるのだろう?」
「それはケイ、あなたがいるからよ。あなたが、大好きなの」
(出典:サクラダリセット 第15話)
それにしても、ケイと春埼の「デート」に使ったレストランで、翌日の夢の世界で、同じ席で同じメニューであるチキンソテーのセットをぼっち飯する相馬菫さん、どういう意図でそういうことをやっているのだろう? エアデート? 勝手な妄想ながら、なんかかわいい(笑)。
上は現実世界、下は夢の世界のため、左右が反転しているが、それを補正すると多分同じ席(春埼の席と相麻菫の席が一緒)だろう。
(出典:サクラダリセット 第12話)
(出典:サクラダリセット 第13話)
(追記) アニメシ的に、このチキンソテーのセットを再現してみました。
xckb.hatenablog.com
あの未来視は何?
そして前回もちらっと書いたけれども、13話冒頭のあの謎のシーンは何なのだろう? 前回は「未来視なのかな?」とか書いたのだけれども、原作によればどうも本当に未来視らしい。
「ある女の子からプレゼントを貰ったんだ。途方もなく回りくどい方法で、手編みのセーターよりもずっと手間を掛けて、僕が一番欲しいものを用意してくれたんだ」
「良かったわね、それで?」
「君の言う通りだよ。勘違いだとしても、間違っていたとしても関係ない。僕の感情は僕の記憶から生まれる。だから」
「だから?」
「この世界を僕は好きだよ。色々な問題が綺麗さっぱりなくなっている。あるいはこれが、一番正しい答なのかもしれない。でも僕には僕の記憶があるんだ。だからいつまでもここにいるわけにはいかない」
「あなたの言っていることがよくわからないわ」
「うん、ごめん。もう少しわかりやすく説明できればいいんだけれども」
「でも、まあ…、つまり私はフラれたということかしら?」
(出典:サクラダリセット 第13話)
相麻菫はケイと同じ高校の制服を着ている。そして「色々な問題が綺麗さっぱりなくなっている」…つまりおそらく、2年前に相麻菫が死んだという問題や、あるいはそもそも能力にまつわる色々な問題がほとんどすべて、なくなっているのではないかな?
「回りくどいプレゼント」を送ってきたのは多分春埼だろう。そして、ケイは「色々な問題が綺麗さっぱりなくなっている」事自体をおそらく自分の記憶と比較して、その異常さに気がついている(ということは、おそらくケイの記憶の能力はなくなっていない)。そこで相麻菫ではなく、春埼を選ぶのだ。
(追記) ここ、見事にミスリードに釣られてしまった…。ということで、こちらで解釈を修正。
xckb.hatenablog.com
とすると、相麻菫の計画は、一旦上手くいくが、おそらくケイと春埼によって失敗する…のだろうか? このシーンを見るとそういう気がする。そしておそらくその未来視を受けて、これに続く現在のセリフが響く。
「ええ、そういうことよ」
(出典:サクラダリセット 第13話)
潜伏先の廃ホテルでそうつぶやく相麻菫に、俺はえも言われぬ何かを感じてしまうのだ。ああ。
二人の春埼美空の対峙
ところでこのONE HAND EDENシリーズの中で重要な対峙シーンと言ったら、やはりこの二人の春埼美空の対峙シーンをおいてはないだろう。過去の人格を元とした、ペルソナとしての春埼美空と、現在の本当の春埼美空が分裂している。
春埼のペルソナ「あなたが本当に嫌っているのは、心の底から恐れているのはその可能性。あなた自身が、浅井ケイの幸せを最優先していないのではないかという可能性。あなたは、彼を独占したいという感情を、とても感情的に嫌っている。私もあなたも、どちらも感情。あなたは、あなたの小さな楽園にいた。とても安易な場所で、あなた自身を守っていた。さあ、教えて。」
チルチル「君の望みを言ってごらん?」
(出典:サクラダリセット 第14話)
そして、ペルソナの春埼が消えたあと、総体としての春埼美空はチルチルにこう答えるのだ。
「チルチル、私はようやく私自身が望むものを理解しました」
「それは?」
「私は成長したい。ケイにとって、私が何よりも価値を持つ人間であることです。だからチルチル、あなたに望むものは何もありません」
(出典:サクラダリセット 第14話)
能力によって繋がるのではなく、自分自身が成長することで人間として浅井ケイと繋がりたいと決意する春埼美空。しかし、これだけの決意をした春埼美空の記憶は、自分自身の能力であるリセットによって失われてしまうのだ。春埼はこの決意をケイに対しても秘密にすることで、ケイがリセットをためらわないようにする。ケイにあらためて確認されても決して答えない。そうして行う「リセット」の時の表情と、声に現れる彼女の決意はとても悲しく、美しい。
「春埼、チルチルに会ったときに、何かなかった?」
「いえ、特に何も」
「僕は誰よりも、君の声と表情と仕草に詳しい自信がある。君が何かを隠していることは、分かるよ」
「はい。知ってます」
「そうか」
「春埼、リセットだ」
「リセット」
(出典:サクラダリセット 第15話)
相麻菫・春埼美空の対峙
この会話劇において、もう一つ重要な対峙シーンは相麻菫と春埼美空のものだろう。
「チルチルの作る偽物のピンチ、ミチルを見捨てないヒーローの演技。ケイはいつも、そういう嘘をつく。そうよね、春埼美空」
「相麻菫、あなたの目的はなんですか?」
「秘密よ。ケイにも言っていないんだもの。誰にも言わないわ」
「あなたの行動で、ケイは悲しみますか?」
「悲しむかもしれない。でも何もしないよりはマシなの。彼が悲しんでも苦しんでも、私は目的を変えない」
「それなら相麻菫、ケイに近づいてほしくはありません」
「2年前、私も全く同じことを考えていたわ。あなたとケイを近づけたくなかった」
「私とケイを出会わせたのはあなたです」
「悲しくても苦しくても、どれだけ嫌でも、あなた達を出会わせることを、私は選んだの」
「最後に教えてください。あなたは浅井ケイの敵ですか」
「私は彼のためだけにここにいるの」
「そうですか」
(出典:サクラダリセット 第15話)
春埼美空は、感情に関する自己認識や、それに関する様々な気付きはリセットの向こうにおいてきてしまったけれども、2年前とは全く異なる感情を持っていることには何ら変化はない。そして相麻菫と本音で対決するのだ。それにしても「ケイに近づいてほしくはありません」とまで言うとは思わなかった。
そしてそれに「あなたとケイを近づけたくなかった」と答える相馬菫さんも流石。この二人の関係、これからどうなっていくのだろう?
野ノ尾盛夏、野良猫屋敷の老人、シナリオ、片桐穂乃歌
野ノ尾盛夏と野良猫屋敷の老人との関係には相麻菫は関与していないが、野ノ尾盛夏とケイを近づけたのは相麻菫によるマクガフィンの効果だ。そして自分を復活させる要素の一つである村瀬陽香とケイとを関わらせることと、野ノ尾盛夏経由で野良猫屋敷の老人とケイを引き合わせ、ケイにシナリオNo.407を読ませるという目的の双方を達成している。
そしてケイはこの効果により、野良猫屋敷の老人を介して片桐穂乃歌を救うことになる。その様子を特等席から高みの見物をする相麻菫は実に素敵な事件の黒幕だ。まさに魔女の名にふさわしい。
結局、最近の「シナリオ」写本に関しては、宇川紗々音の力の行使の影響で、最近の多くは失われてしまったということでいいのかな? と思ったけれどもこの時系列は一旦リセットされていて、シナリオ写本は一旦復活しているはず。そして次のタイムラインではモンスターの影響で野良猫屋敷は破壊され(老人のセリフが根拠)、屋敷は夢の世界の神様である片桐穂乃歌の力で復活されている。この時に写本も一緒に復活されたのであれば、まだあの世界にシナリオ写本は残っているはずだ。
そしてあのNo.407、あれは一体どこから来たものなんだ…? と思ったけれども、おそらく夢の世界にも管理局があって、そこに保管されていたんだろうな、やっぱり。こちらは破壊を免れている可能性があり、まだ存在している。そしてチルチルの能力を取り戻した片桐穂乃歌は、おそらくそれにアクセスすることも可能かもしれない。そう考えると確かに管理局が特別扱いをする必要を感じる危険な能力だよな、片桐穂乃歌の能力は。
(出典:サクラダリセット 第14話)
まあそもそもパラパラ読みとは言えミスター不揮発性メモリであるところのケイが既に読んでいるのだから、その記憶は現実世界まで既に持ち込まれていることになる。どんな秘密が書かれていたのだろう?
宇川紗々音の正義
宇川紗々音さん、正義の味方って言うよりはまさに正義の力の行使って感じの、全くためらいがない、色んな意味でアメリカン女子ヒロイン的な感じがいい。
スタイル含め色んな意味でアメリカン!
(出典:サクラダリセット 第14話)
アニメ版だとあんまり描かれていないけれども、原作だと宇川さんとケイの関わりについてはあのキットカット事件以降の話も少し語られているんだよね。で、この人とケイとのその時の約束もまだアニメ版では語られていない。後で出てくるのかな? それともあまり重要な要素ではない? (いや、わりと重要な気がするんだが)
まあ、そもそもキットカット事件も結局相麻菫の死がきっかけではあるわけで、この物語の不自然さやご都合主義を全て吸収してくれる最高の黒幕の魔女、相麻菫恐るべしだ。
反復されるモチーフ
それにしても、この「サクラダリセット」の物語は、多くの反復されるモチーフに満ちていて面白い。たとえばこのあたりがあると思う。
- 本人の死の後、能力で作られたスワンプマン的な女の子がいたと思ったら、主要キャラクターの一人の死んだ少女も能力で再生された
- 整理のつかない気持ちから逃げるために、ビー玉の中の歪んだ世界に逃げ込んだ少女がいたと思ったら、大病で起き上がれない別の少女は、街を丸ごと夢の中に複製して歪んだ世界を作った
- 囚われていた「魔女」と呼ばれていた女性を助けたのと同じ能力を使って、別の意味で囚われていた次の「魔女」を解放した
- 学園祭で芝居をすることになったら、夢の中の世界でもっと大芝居をすることになった
- 偽りの楽園から抜け出そうとしたある少女の決心を、もう一人の少女を偽りの楽園から抜け出させるために犠牲にした
- 革命家を目指した少女がいたと思ったら、どうやら本物の革命家になる別の少女がいたようだ
だから多分、まだこのようなことになっていないモチーフも、もしかするとこれから反復されるのかもしれないなぁ、とちょっと期待している。たとえば「悪人」あたりはどうだろう?
そして青い鳥とは?
「青い鳥」は幸福の象徴と言われている。しかし実際にメーテルリンクの「青い鳥」を読んでみると、それほど単純な話ではない。これはサクラダリセットの原作にも触れられているので、作者も把握しているはずだ。ミチル、というより片桐穂乃歌が愛読している本も、このメーテルリンクの「青い鳥」である。
そもそもチルチルとミチルは、自分のための幸福の象徴である青い鳥を探して旅するわけではない。魔女の娘の病気を治すために、適当に言いくるめられて強引に旅に出されるといったほうが近い。チルチルとミチルは夢の中で、さまざまな懐かしい人達に会ったり、色々な物体の持つ心と対話したりするわけだけれども、そして戻ってきた現実世界で、実はチルチルとミチルのそばにいた青い鳥は、魔女によく似た近所のおばちゃんの娘さんの病気を治した後、どこかに飛んでいってしまう。
そういう意味では、この物語で片桐穂乃歌にとっての青い鳥に相当するのは、実は青い鳥の形をしたチルチルよりも、浅井ケイの方なのだ。実際にケイがモンスターに食われてしまった時に、片桐穂乃歌はこう言っている。
「ミチルのふりをしていたから! 青い鳥はさっきまでそこにいたのに、ためらっているうちに、飛び立ってしまった。」
(出典:サクラダリセット 第15話)
そして、片桐穂乃歌にとってのチルチルに本当に相当するものは、猫屋敷の老人なのだろう。
「神は人のために笑い、悪魔は自分のために笑う」
「相手のために笑うのであれば、それは友人のようなものだ。俺の友人はきっと、俺のために笑った」
(出典:サクラダリセット 第15話)
ここに至るまでに、場を演出したり、モンスターを食い止めるために奮闘する青い鳥=チルチルの姿が泣かせる。そしてその姿は既に青さを失っているようにも見える。その一方で、全てが終わってからビルの屋上の金網で景色を眺める片桐穂乃歌と青い鳥のシーンでは、チルチルである青い鳥がちゃんと青さを取り戻しているようにも見える。そしてチルチルは飛び去ってしまうのかな? そんな風にも感じるシーンだ。
このシーンの意味は何?
(出典:サクラダリセット 第15話)
「ONE HAND EDEN」時系列
なんか、前回書いた時は、「いや時間軸に関してはオカルティック・ナイン序盤ほど難しくないと思うんだが…」なんて書いちゃったんたのだけれども、いやそうでもないかと思い直す俺。
よく考えると確かにシリーズ構成的なマクロ視点では原作に比べてわりと単純なんだけれども、たとえば今回の「ONE HAND EDEN」の範囲内で考えてみると、リセット2回使っていてしかもオーバーラップ3回している時間帯があったりして結構複雑だし、省略されているところもある。
そんなわけで、「ONE HAND EDEN」の時系列を表にまとめてみた。色の着いた文字の意味はこんな感じ。
- 灰色の字は、明示的に描かれていないが、想像できる部分
- 青い字は、夢の中
- 赤い字は、各エピソードの終わりのタイミング
日時 | タイムライン1 | タイムライン2 | タイムライン3 |
---|---|---|---|
索引さんと喫茶店で会話。管理局から夢の世界に入る許可を得る。 | |||
9/22(金) 12:47 | (校舎の屋上への階段でセーブ) | 校舎の屋上への階段でケイと春埼は昼食。学園祭の件を確認。 | |
(野ノ尾に相麻菫が接触、ケイに同行するように勧める) | |||
(ケイ、電話で岡絵理を学園祭に誘う) | ケイ、電話で岡絵理を学園祭に誘う。その直後に野ノ尾がケイの家を訪ね、夢に同行できないか頼む。 | ||
9/23(土) 12:50 | (公園でセーブ) | ケイ、リセット前の状況を春埼と野ノ尾に報告。 | |
9/23(土) 13:00 | 病院を出る春埼とケイ。 | 病院で、片桐穂乃歌の影響範囲で眠り始めるケイ、春埼、野ノ尾。 | (病院で、片桐穂乃歌の影響範囲で眠り始めるケイ、春埼、野ノ尾。) |
[夢] 夢に入ったケイ、ミチルに会う。ミチルの肩には青い鳥。ミチルは望みを尋ねる。 | [夢] 夢に入ったケイ、ミチルに会う。ミチルの肩には青い鳥。「僕はあなたに会いに来たんです」 | ||
[夢] 夢に入った相麻菫、チルチルと会話。「ちょっとあなたの未来を覗きにきただけ」 | [夢] 夢に入った相麻菫、チルチルと会話。「あなたは浅井ケイに会わなければならない」 | ||
咲良田の街でケイと春埼はなんとはなくデート的な感じ。 ([夢] 宇川、夢の世界を歩き回っているのでケイと春埼には会わない) | [夢] 咲良田の街でケイと春埼はなんとはなくデート的な感じ。宇川に会う。「私がこの世界を叩き潰す」 | [夢] ケイとミチル、カフェで話す。ミチルは去り、残ったチルチルと交渉するケイ。 | |
[夢] 野ノ尾、野良猫屋敷を訪ねる。「友人の役割とは、相手を孤独でははなくすこと」 | |||
9/23(土) 18:00 | ケイと春埼、レストランで夕食。チキンソテーを食べる。 | ([夢]ケイと春埼、レストランで夕食。チキンソテーを食べる) | |
9/23(土) 19:00 | リセットする。 | [夢] チルチルからケイの携帯に着信。ケイの家にケイと春埼を転送。春埼は夢の世界から離脱。モンスター出現。ケイも夢の世界から離脱。(12話ラスト) | [夢] 現れるモンスター。穂乃歌の前に現れるケイ。手をつなぎ、モンスターから逃げる。「僕達の手と手の間に楽園はあります」 |
[夢] ホテル跡の屋上に佇む相麻菫の後ろに現れる春埼。「あなたは浅井ケイの敵ですか」「私は彼のためだけにここにいる」 | |||
[夢] 「片桐穂乃歌、あなたの力でモンスターは消える」モンスターに食われるケイ。「青い鳥はさっきまでそこにいたのに」 | |||
[夢] 穂乃歌の前に現れる猫屋敷の老人。「神は他人のために笑い、悪魔は自分のために笑う」穂乃歌の「戻りなさい」でモンスター消滅。 | |||
潜伏先のホテル跡で未来視する相麻菫。高校の制服姿の相麻菫とケイ。「つまり私はフラれたということかしら」 | |||
9/24(日) | 公園でケイ、春埼、野ノ尾が会話。「野良猫屋敷のおじいさんには会えなかったよ」 | ||
[夢] ケイにチルチルから着信。午後3時頃屋敷を尋ねればよい。「シナリオの写本」の能力の話。 | |||
[夢] 例の「デート」と同じチキンソテーをほぼ同じ席で一人で食べる相麻菫。現れるミチルと青い鳥。野良猫屋敷の老人の話。 | |||
[夢] 野良猫屋敷を訪ねるケイ、春埼、野ノ尾。壁の穴から潜入。野ノ尾、老人と再会。 | |||
[夢] シナリオの件を管理局のメンバーに車の中で聞く宇川。「ラプラスの悪魔」 | |||
[夢] 野ノ尾の回想。正しいものの見つけ方。「隣の人が笑うことを幸せと言うんだ」 | |||
[夢] シナリオ書庫のケイと春埼。No.407はない。管理局員や宇川と鉢合わせする。(13話ラスト) | [夢] みんなでお茶を飲んでる。宇川「まあ、いいんじゃないかな」「今日は悪くない」 | ||
[夢] 猫屋敷の横で宇川と語るケイ。宇川は自分の正義に基づき、この世界の建物を消す。 | [夢] 河原で相麻菫と語るケイ。相麻菫はこの街を出たくない。何故ならケイが好きだから。ケイは春埼が好き。でも春埼の成長と決意をケイはリセットで消してしまった事を知る。(15話ラスト) | ||
管理局員と宇川、目覚める。手帳をロック。この記録はリセットを超える。 | |||
[夢] ケイ、夢の世界の真の構造に気がつく。雲の壁を乗り越えチルチルに会いにいく。チルチルは学校にいる。会った途端に春埼が消える。 | |||
[夢] 廃墟となった夢の世界で会話する野ノ尾と老人。 | |||
[夢] 春埼とチルチルの会話。「このままでは、浅井ケイは相麻菫のものになってしまうかも知れないよ」 | |||
[夢] チルチルとケイの会話「モンスターが存在する理由がわかりました」 | |||
[夢] 二人の春埼同士の会話。「あなたは、彼を独占したいという感情を、とても感情的に嫌っている」 | |||
[夢] チルチル再び現れる。「私は成長したい。ケイにとって、私が何よりも価値を持つ人間であることです」それ故に春埼はチルチルに何も望まない。 | |||
[夢] チルチルとケイの会話「モンスターが存在する理由がわかりました」壊れた街で、何故か助けにこないチルチルを思って泣くミチル。チルチルとケイの合意成立。「僕も一度くらいは誰かの望みを叶えてみたい」 | |||
[夢]チルチルが消えた後に残されるシナリオNo.407。管理局創設時の話が書かれている。春埼がやってくる。シナリオを隠すケイ。破壊を続けるモンスター。(14話ラスト) | |||
目覚めるケイ。能力を使うのをやめた片桐穂乃歌は生きることをやめようとしている。 | |||
病室で会う老人と野ノ尾。「この姿を見られたくはなかったな」「隣の人が笑うことを、幸せと言うんでしょう?」 | |||
病院屋上で語るケイ、春埼、野ノ尾。春埼はチルチルとの間で交わされた内容や自らの決心を飲み込んだまま、リセットする。 |
そして16話へ…
今回の第12〜15話に相当する原作はこちらの第5巻。でもラスト数ページの部分は多分次回、第16話の内容だぞ。つい読んじゃったけどなんだこれ、これ本当に次回やるんか…タイトル回収っていうか、宣戦布告というか…。たとえばアヴァンにこんなの入れられたら、実にテンション上がりそうだな。
- 作者: 河野裕
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/01/25
- メディア: 文庫
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次回予告に一部入ってたから、アヴァンに入るかどうかはよくわからないけれども、ちゃんとやるんだろうな、楽しみ! (そんなわけでまだ原作6巻以降は封印しているのであった…)
あ、もう明後日の夜だ。16話。
どうでもいい話をいくつか
ところで、アホガールとサクラダリセットを両方見ると、花畑よしこと相麻菫が同じ悠木碧なのだが、IQが数値で3倍以上違いそうな、あまりのギャップの激しさに唖然とする。凄いな悠木碧。だが、時間を置かずに両方見るのは頭がおかしくなりそうなので、あまりオススメしない…。凄いな悠木碧(大事なことなので二回言いました)。
あと、今更ながら何だけれども咲良田のバスって川崎市営バスなのね。うちの近所も走っているはずなんだけど、ほとんど川崎鶴見臨港バスしか乗らないので全然意識してなかった。街は小樽なのにね。
(出典:サクラダリセット 第14話)
で、小樽といえば、商店街くらいは小樽の商店街をそれなりに模写しているかなと思うとそんなこともなく、たとえばこちら。なんか美術を海外に外注に出した風味のおかしな「築地銀だこ」の看板だが、実は小樽の中心街には築地銀だこは存在しないのだ。
(出典:サクラダリセット 第12話)
どうも、アーケードの構造に関しては確かに小樽のセントラルタウン都通商店街で間違いないようなんだけれども…。
この築地銀だこ周り(歩行者用信号なども)に関しては、岡山の表町商店街がどうも正しいネタ元のようだ。
一方で先日も触れたOPのロータリー交差点みたいに、明確に小樽がモデルになっている場所もあるんだけれども、やっぱり明確な聖地巡礼的な要素は薄そうだな。
まあ何れにせよ札幌小樽界隈に近々行く予定はないのでまあ比較的どうでも良かったりするのですが、旅の企画を決める際にはそういう要素も決定打になったりするものだからね。
(追記)小樽方面を含む、聖地巡礼に関する記事を書きました。
そんなわけで、明後日の16話が楽しみなので、また15話を見直すかな…。
(追記) ちょっと休みましたが、続きは19〜20話について書いてみました。