xckb的雑記帳

15年ほどWeb日記をつけ続けていたのですが2012年で一旦休止、1年半ほど休んで新天地でぼちぼちのんびりまた始めてみることにしました。

「太陽の塔」48年ぶりの内部公開初日に行ってきました

さて、太陽の塔が48年ぶりに「生命の樹」を含む内部を公開するということで、新幹線の大阪日帰りで、初日の3月19日(月)に行ってきました(実は寄付者枠で先行予約していたので取れた初日枠です)。とは言っても私はプレスではないため写真は撮影禁止なので、内部の写真はありません。

ということで、内部の写真に関してはGigazineの垂れ流しレポートでもご覧になっていただくことにして…。いいなぁこんな好き放題写真撮れて。しかも綺麗すぎる。(まあたしかに撮影禁止というのは、展示の構成上、上からカメラやら携帯やらが落ちてくるのを防ぐという安全面の理由もあることは理解できないわけでもありません。そんな物が落ちてくると展示自体も破損しそうですし)

gigazine.net

とはいえ、写真では修復前の姿を今までも何度も見たことがあるわけで、やはりここは実際に見る・体験するということに意味があるといえるかも知れません。

そんなわけで、初めて本物を見た「生命の樹」とそれを収める太陽の塔内部の空間は、本当にベラボーな空間でした。下から見上げて、塔の背骨のように伸びる一本の樹と、そこにぶら下がる太古の生物から人間に至る系統樹をかたどった巨大な樹。事前の写真で想像していたのとはかなり異なる、バカでかくて、キラキラしていて、天に突き刺さるような、そんな実にユニークな世界樹です。

修復前に見た写真よりも実物が遥かに鮮やかさを感じるのは、以前見ることのできた写真は、もう内部が閉鎖になってから長い年月がたち、さまざまな動物の姿も取り外され、さらに時折の訪問者のためだけに点灯する暗い照明下で撮られた写真ばかりだったから、ということもあるかも知れません。この公開では、照明がLED化された上に増強されているためか、全体的にとても明るく、より白くなっていることもあるかも知れません(約50年前の万博の時も、おそらくここまで鮮やかな照明は無理だったのではないかと思います)。

その空間を15人ほどの単位で階段でのんびり登っていくのは実に刺激的な体験で、おそらく万博当時のエスカレーターで上まで連れて行かれる形式よりも、よりじっくりとこの作品と空間を体験する事ができるように思いました。人数も詰め込みすぎず、静かにゆったりと内部を見て回れます。

今回の修復で新たに作られた動物と、当時のものをそのまま利用している動物があるそうで、たとえば巨大なブロントサウルスなどは当時のものだそうですが、修復されたのかその他の新しいものとあまり見分けが付きません。一方で、ゴリラは当時のものをあえて修復せずに利用しているそうで、頭は当時の可動部分の骨格を覗いて朽ち果て、足の裏は剥げかけてぶら下がっているような状況。50年の歳月を感じさせます。

過去の混乱で失われた「地底の太陽」も復元され、当時一緒に展示されていたらしい神像や仮面の一部と共に並んでいました(塔内部へ入る前のスペースに配置されています)。太陽の顔にはプロジェクションマッピングもされていました。そのあたりは今風ですね。

初めて見る、太陽の塔の腕の部分の内側も、なんか異空間的ですごい。エスカレーターのあった方はエスカレーターが撤去されてましたが、非常階段のあった方の腕に残ってる階段は、当時のままの非常階段だそうです。むき出しの鉄骨に万博マークのプリントが残ってたりして感動してました。

中を見てからあらためて眺める太陽の塔はまた違った印象を持ちます。腕のあたりを基準にして、その上の方まで生命の樹が伸びているのね、というイメージを重ねることができるからかも知れません。それにしても本当に、ここに来るたびに凄い作品だなぁ、と思います。太陽の塔

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ちなみに、もっと人が多くて混乱していると思ったのですが、訪問者数をかなり絞って予約前提としているためか、ほとんどいつもと変わりのない感じの太陽の塔周辺でした(さすがにプレスの方は結構来ていましたが)。

塔の前の解説プレートも、今回の内部公開を反映した内容に更新されていました。

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塔の近くにある国立民族学博物館では、開館40周年記念特別展「太陽の塔からみんぱくへ―70年万博収集資料」というイベントをやっており、地下の太陽の近くにあったような世界中の民俗資料が展示されていて、これもとても面白かった。

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こちらは写真撮影可能だったのでちょっと紹介してみる。韓国のタルチュムの面ってなんかかわいいよね。

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全然知らなかったけれども、ルーマニアのこのお面が実にヨーロッパっぽくない雰囲気に満ちていてなかなか興味深かった。面白い。

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こちらはニューヘブリデス諸島(現在バヌアツ)の祖先像。岡本太郎先生は「太平洋では昔から岡本太郎のマネをしていたんだな」とジョークを飛ばしたらしいけれども、たしかにとっても太陽の塔っぽい(笑)。

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一方「The legacy of EXPO'70 Ⅱ リバース-太陽の塔再生」という企画展がEXPO'70 パビリオンで開催されているようなのですが、こちらは3月23日からとなっていて、内部公開初日ではまだ入れませんでした。残念。7月辺りまでやっているらしいので、近日中に再訪した際に行こうと思います。

というわけで、是非太陽の塔内部公開、ご覧になってはいかがでしょうか? (結構先まで予約は埋まっているようですが…)

taiyounotou-expo70.jp

ちなみにこの日の大阪メシは、ブランチに千里中央のニューアストリアでカツサンド(野菜入り)とミックスジュースを。初めて来たけどこりゃ美味いカツサンドだ。

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夕食は、毎度寄っている気がする肥後橋の立ち飲み屋さん「わすれな草」で、午後4時の開店から呑んだくれました。相変わらずの素晴らしいコストパフォーマンスに、開店直後からあっという間に満員になるのもむべなるかな、と思います。特にホルモン煮込みが相変わらず最高すぎるし、シメに初めて頼んだ寿司もなかなか侮れない。

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日帰りでしたが、実に充実した大阪旅行でした。一応、太陽の塔にはまた数カ月後に再訪予定です(予約済みなので内部も再訪します)。