ということで、GWに新潟に行き、まずは十日町で「びじゅチューン」の「縄文土器先生」の聖地巡礼をしてきたわけだけれども…。
さらに今、新潟といえばこの方だろう、ということで、「けものフレンズ」のトキさん。ちょうどここ数年、毎年新潟に行っていたのだけれども、毎回佐渡に行ってみたいなぁ、と思っていたところに、このトキさんに背中を押されてついに佐渡行きを決意。かれこれ佐渡って、多分自分が新潟に住んでいた幼稚園の頃に1回行ったきりだと思う。
3話の最初の放送時では、「ときのもりこうえん ひぐちおねえさん (いしかわけん)」と、やらかし系のテロップがあった(円盤では修正済み)のだけれども、これはもちろん佐渡、つまり新潟県の間違い。まあ、石川県もいしかわ動物園でトキ生育センターがあるのだけれども、やはりトキの森公園は…というか、やっぱりトキと言えば佐渡だな、と。
そんなわけで、新潟港から水中翼船「ジェットフォイル」に乗って、約1時間で佐渡ヶ島の両津港に到着。実はこの水中翼船はボーイング社の技術で川崎重工のライセンス生産になっているので、船体には「KAWASAKI」とともに「BOEING」のロゴも入っているのね。ボーイング的には「ボーイング929」という型番があるらしい。
実は今回は、新潟港発着の現地発日帰りツアーを利用したのだけれども、バスでの移動だとやっぱり少々せわしないな。子供という気まぐれ不確定要素があるとさらに(笑)。とは言ってもレンタカー使うよりは圧倒的に安かったりするし、車窓を眺めながらのんびり移動できるし、やたらと狭い島の中の道を観光バスなどとすれ違いながら運転する必要もないし、利点は大きいけれどもね。ともあれ、両津港から比較的近い場所に佐渡市トキの森公園はあるので、バスでわりとすぐに到着。
佐渡市トキの森公園
まずは順路に従いトキ資料館へ。ここでは、様々なトキに関する展示を見ることができるのだけれども、そんな中に最後の日本のトキ、「キン」の剥製も展示されています。
資料館の奥の観察スペースからは、約20メートル先のケージにいるトキを観察できる。トキは臆病な鳥なのだ。さすがにこの距離だと、おそらくスマホではまともに写真を撮ることは困難で、望遠レンズが必携だろう。この春の時期はどうもトキの羽根が生え変わる磁気か何かで、若い個体はそれなりに白っぽいのだけれども、そうでない個体はかなり黒ずむとのこと。
ああなるほど、たしかに羽根が黒いね。
と思ったら突然羽ばたいた! こうして羽ばたいた時は、羽根の朱鷺色の部分が綺麗に見えるな。
さらに順路に従い、トキふれあいプラザに。こちらはハーフミラーで人間が見えないようにして、比較的近距離までトキが近づけるようになっているようなのだけれども、あいにく訪問時はかなり遠くにしかトキはいなかったのが残念。ということで、ここでも望遠レンズが必須(もちろんフラッシュ禁止なのは言うまでもない)。
でも、羽の先の朱鷺色などを僅かに見ることが出来たし、少なくとも先程の20メートル先の写真よりはずっと綺麗にトキの姿を写真に収めることが出来た。枝を加えていたのは巣?のメンテナンスをしていたのかな?
ということで、トキの森公園の見学は終了。今度はレンタカーを借りてもっとのんびりと巡ってみたいかな。
実は現在、トキは佐渡ヶ島で放鳥されており、自然界で繁殖したものも含めて島全体(東京23区の1.5倍程度の広さらしい)で約200羽が生存しているらしい。が、バスガイドさんによると、臆病な鳥なので、観光客が野生のトキを見られる機会は多くないとのこと…という話を聞いた10分後くらいに…あれ? あの田んぼにいる鳥、トキっぽくない? あ!! 羽ばたいた。トキだ!
しかし残念ながら一眼レフ+望遠レンズはすぐには出てこない。とりあえずiPhoneで写真を撮ったけれども…全然見えない。
この上の写真の中心近くの点を拡大すると…あっ! 写ってる! トキだ! バスガイドさんもあれはトキだと話されていたので、多分間違いないかと。日帰りツアーで見られたのはラッキーだったということかな。
「わーたしーはとーきー、なかまをさがしてるー♪」的な歌が似合う感じの、単独行動しているトキさん。それにしても、保護センターの中でもここでも、肝心のトキの鳴き声は聞こえなかった…。バスガイドさんによると、保護センターのバスの駐車場からもトキの鳴き声が聞こえたそうなので、そもそもどんな声なのかイメージが無いから耳が反応しなかっただけなのかもしれない。
というわけで検索してみると…なるほど、こんな感じなのか。なんかこれなら普通にカラスの声として自分の耳ならノイズとしてスルーしそうだ(笑)。
そんなトキさん大活躍の第3話収録のガイドブック2巻と、トキさんのキャラソンが収録予定のドラマ&キャラソン集がこちら。ドラマ&キャラソン集、楽しみすぎる。
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その他佐渡観光
そういえば佐渡金山は子供の頃に見たイメージがまだ残っていたなぁ。人形はだいぶ近代化されてかなり複雑な動きもあったけれども。多分ン十年前に自分が来た時はただの蝋人形だったか、せいぜいぎこちない単純な動きをする程度だったような記憶が。
東洋一の選鉱場だったらしい、北沢浮遊選鉱場は、軍艦島に行ったときを思い出す巨大な廃墟だった。そういえば佐渡も世界遺産の候補になっているらしい。どうなるんだろう。
尖閣湾は映画「君の名は」(昭和の方)の舞台なのだけれども、これまたミーム汚染と言うか、映画「君の名は」(平成の方)と勘違いする人が絶えずに、観光関係の人は大変そう。すみません新海誠がご迷惑をおかけしております申し訳ありません的な複雑な気分。
そんな日帰り駆け足な佐渡観光だったけれども、割といい天気だったので気持ちよく回れたし、野生のトキに会うことも出来たので満足満足。色々回ってない場所も多いし、できればもっとのんびり回りたいので、機会があればまた行きたいな。