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xckb的雑記帳

15年ほどWeb日記をつけ続けていたのですが2012年で一旦休止、1年半ほど休んで新天地でぼちぼちのんびりまた始めてみることにしました。

2014年俺が見たTVアニメ・ベスト5

あけましておめでとうございます。

いや、こちらに書いた通り、最近は子育て中のこともありなかなか時間に縛られるライブ的なものに行くのが億劫で、その分時間に縛られない趣味に傾倒しているのですが、そんな中でも便利なのがTVアニメなのです。

2011年、「魔法少女まどか☆マギカ」にやられて以来、いやー今のアニメってのも面白いんもんだな−、とエヴァンゲリオン以来久々にアニメを見るようになって、さらに昨今のこういう事情からさらに色々見るようになった2014年なのであります。

そんなわけで、2014年、俺が全話見たTVアニメは…というと?(全話見たもののみ)

こんなものかいな? 少ない?と言われても、途中で見るのをやめたものは含まれていないので…。え、2014年冬アニメは何見てたの? と言われても、これまた途中で見るのをやめたものは含まれていないので…(いや、たとえばキルラキルは面白かったんだがなんか続かなかった…すみませぬ)。

というわけで、2014年のベスト5くらいちゃんと決めておくかなぁ、ということで、もったいぶらずに1位からいってみようかと思います。

1位「四月は君の嘘

何の気はなしに見はじめたこのアニメにがっつり持って行かれた2014年終盤でした。クラシック音楽の演奏者モノだけれども、どんな音楽にもジャンルを問わず共通する、音楽のカタルシスをこれほど魅力的に描いてくれた作品ってのはなかなかないと思う。まだ後半1クールを残した状態だけれども、文句なしの1位です。年末に1話から11話まで、あらためてまとめて見なおしたのですが、やはり10話のラストでは思わず涙腺が緩んでしまいました。ポエム台詞が何だとかかんだとかの評判もあるようですが、そんな事はどうでもいいのです。いいものはいいのだ。


「四月は君の嘘」第3弾トレーラー - YouTube

思わず11話までに相当する原作5巻まで大人買いしてしまったのだけれども、実に原作に忠実というか、原作が漫画という限られたメディアの中で果敢に挑戦した音楽の世界を、ものすごく丁寧に映像化しているという印象が強い。そして絵が素晴らしいんのも勿論なんだけれども、さらに音響効果が本当に凄い。主人公がトラウマで「自分が弾くピアノの音だけ聞こえない」という設定を、水中で聴くようなピアノの音の中に何故かクリアに響く鍵盤が沈む音、ペダルを踏む音が混じっていく表現で再現したシーンは鳥肌モノでした。

四月は君の嘘(1) (講談社コミックス月刊マガジン)

四月は君の嘘(1) (講談社コミックス月刊マガジン)

それにしてもこの演奏シーンのクオリティの高さは何だ? ヴァイオリニストの動きやピアニストの鍵盤さばきがこれほど違和感のないアニメってのはなかなかないし(単純なロトスコープじゃなくて、色々なアングルからのシーンを多分映像をもとにまじめに描いているんだと思う)、エヴァQの連弾シーンを超えるクオリティのピアノ演奏シーンをTVアニメで見られるってのは本当に凄い。ピアノ内部の映像はおそらく譜面から起こしたCGだと思うけれども、それも違和感なくつながっているのも素晴らしい。

自分はあまりクラシックを聴かないけれども、この作品で描かれているのはクラシックの知識ではなく音楽の楽しさであり、どんなジャンルでも音楽が好きな人にはなにか響くところのある作品だと思う。俺は矢野絢子さんが相棒の史香さんのヴァイオリンと絡めて、「ヴァイオリンは誰もが弾ける楽器ではないけれども、ピアノは誰が鍵盤を押しても音が出る。でも、誰が弾いても違う音が出る」と言ったときの記憶とか、彼女が可能な限り対バンの演奏を客席から(自分の出演順の前でも)きっちりと聴くようにしている姿勢とか、そういうものを連想していました(観た人はわかるよね)。

それにしてもヒロインが死亡フラグを最初から11話ラストまで振りまくっているのだけれども、後半できっとやはり残念な事になるのだろう。ドラマの王道ではあるが、王道とは有効であるがゆえに王道なのであり、それが主人公に何を残すのかが興味深い。1月9日の放送再開が待ち遠しい作品です。

2位「一週間フレンズ。

2話辺りまで進んでいた時に話題になったのでニコニコ動画公式配信で見てみたらすっかりはまってしまい、結局聖地巡礼に行くわ、円盤を買い揃えるわで結構大変でした。


『一週間フレンズ。』PV第3弾 - YouTube

まあ、要は日曜日の夜に寝ると翌朝の月曜日には友達の記憶だけすっかり忘れてしまう女の子と、ヘタレだけど時々行動力のある男の子のラブストーリー以前のフレンドストーリー、なのですが、いつの間に俺こんな地味なアニメを見るようになったのか。こんな臆面もない青春ドラマ(そういえば1位の「四月は君の嘘」も同様だよなー)を見て喜ぶようになったのは老化が一周りして先祖返りしたのやもしれんです。

まあとにかく面白かったのだよ。そして藤宮さんかわいい。雨宮天さんはこれで認識した。

3位「PSYCHO-PASS サイコパス 2

前作のPSYCHO-PASSは、まだそれほどアニメをちゃんと見ていない時期にやっていたものなので、全部終わってからまとめてレンタルDVDで観たんだよね。そして案の定はまったわけではあるのですが…。


PSYCHO-PASS サイコパス 2 第2弾PV - YouTube

今回の続編はそれはそれで楽しめたんだけど、2クールじっくりと魅せてくれた前作と比べると、やはりやや消化不良感が有りますね。新キャラももう少し掘り下げて欲しかった感が…。それにしても前作の端役キャラから本作のメインキャラの一人に昇格した霜月美佳が、10代なのにダメ上司オーラを最初から最後まで発散し続けていて凄い。

それはそうと、PSYCHO-PASSのスピンオフ小説「PSYCHO PASS ASYLUM」が最高に面白い。特にパート1最初のチェ・グソン編が素晴らしすぎる。

中国バブル崩壊に始まる世界の混乱の中で、既存の国家が崩壊していく中、朝鮮半島には周囲からやってきた難民も含めて、五族協和を掲げる統一国家が成立。首都はもちろん平壌。超監視社会のディストピアを構築し、鎖国することでかろうじて国家として存続している日本の技術を盗むため、工作員は日本に密入国して諜報活動を続けている…。

…なんて設定萌えるでしょ。映像化にはあまりにエグすぎるストーリーだけどやっぱりこれもアニメで見たいところです。今回の続編にやや消化不良があった人はこちらを読んでね。ストーリーは全然関係ないけど超満たされます。劇場版は新年早々見て色相を悪化させてこようかなぁ…と思うのだけれども、子育て都合的に劇場アニメってのもなかなか観に行くのに気合が必要なのなのでもしかしたらBlu-ray待ちになるかも(「楽園追放」は結局そうなった)。

PSYCHO-PASS ASYLUM 1 (ハヤカワ文庫JA)

PSYCHO-PASS ASYLUM 1 (ハヤカワ文庫JA)

PSYCHO-PASS ASYLUM 2 (ハヤカワ文庫JA)

PSYCHO-PASS ASYLUM 2 (ハヤカワ文庫JA)

え、Kindle版がない? 「紙の本で読みなよ」とマキシマムさんは言っています。

4位「シドニアの騎士

これは私のアンテナを外れていた作品で、これまた放映終了後にレンタルDVDで観たんだけど、無茶苦茶よかった。今のセルライクなフルCGアニメってここまでいけたのね(まあその意味では年末に「楽園追放」をBlu-rayで見て色々確認できたのだけれども)。


シドニアの騎士 Knights of Sidonia PV Part 2 - YouTube

宇宙版「進撃の巨人」とか言われているけどこちらのほうが先だよね。諫山創も「進撃の巨人」への影響を認めている作者だし、確かに色々共通点はあるがこれはこれで独自に面白い。

そしてやっぱり「ろ過」。最強。

2期が春からあるようです。実は漫画の方を最新刊まで読んでしまったのでストーリーはそれなりに把握しているのですが…なにこのギャルゲーのような主人公モテまくり状態は。女の子にモテるだけならまだしも、中性の人や果ては人間ではない謎の兵器にまでモテまくる主人公。何このハーレム。

…いやそんなことは置いておいても面白そうです。進撃の巨人が好きな人にはオススメですかね。絶対見る。


「シドニアの騎士 第九惑星戦役」予告映像 Knights of Sidonia Battle for Planet Nine PV - YouTube

5位「東京喰種 トーキョーグール」

一週間フレンズ。」の次のシーズンで始まったんだけど、あの藤宮さん役で声が超かわいい雨宮天さんがいきなり人食いさんになっていて大笑いした後に萌えるこの作品。それでもトーカちゃんの赫子は美しすぎてため息が出る。


TVアニメ「東京喰種トーキョーグール」PV第2弾 - YouTube

岡部倫太郎的な月山の「僕のだぞっ!」とか色々名言を残しつつ、原作を程良い改変で尺を縮めつつつもエッセンスを壊さなかったテクニックに乾杯。2期が新年早々始まるようだけれども、原作の続きを描くのかオリジナルストーリーになるのかどっちなの?


TVアニメ「東京喰種トーキョーグール」第2期PV第1弾 - YouTube

まあいずれにせよ楽しみです。

特別賞「俺、ツインテールになります。

数年前であれば死んでも見なかったことは間違いない作品。バカ、バカ、バカ、本当に頭からしっぽツインテールの先までバカが詰まった作品


TVアニメ「俺、ツインテールになります。」PV第1弾 - YouTube

ツインテール大好き少年がツインテールを守るために自らツインテールの女の子に変身してツインテール仲間たちと協力して悪と闘うという、本当にバカなアニメ。バカすぎて笑ってしまってそれでもバカで呆れる。こういう突き抜けた作品はやっぱり一定の評価を与えるべきだと思う。

変身後のテイルレッドの声をやってる上坂すみれさんって、この若さで共産趣味者な人だよね。なんと奇特な。この1stシングル、声優の仕事は知らなかったけどDVD付き初回限定盤でCDを去年買っていたよ。


上坂すみれ「七つの海よりキミの海」 - YouTube

どうしてこうなったので賞「極黒のブリュンヒルデ

ネガティブなことはできるだけ書きたくないんだけれども、でもこれだけは言わせてほしい。どうしてこうなった。インストゥルメンタルのオープニングが始まって、おお、こういうパターンは「新世界より」以来! とか思いながら見ていたんだけど…。


TVアニメ「極黒のブリュンヒルデ」プロモーション映像3 - YouTube

大体、全10巻の物語を全13話でアニメ化するのに、第10話の前半で4巻までやって、あとの3話半で残りの6巻分をやるって、そりゃ誰がどう考えてもダメでしょ絶対。しかも事実上の最終巻的な10巻ががまだ出ていなかった時なので、単行本派の俺はあらすじ紹介のようなペースで強烈なネタバレを食らってしまった(しかも死んだはずのキャラが普通に生きてラストに出ていたりと本当にわけがわからない)。

原作があの10巻で終わらずにパート2的に続いたのは、もしかするとこのアニメの出来がアレだったからなのではないかと邪推してしまうくらいひどい。9話までは本当にいいアニメだったのに。13話かけて4巻のちょい先あたりまでやっていたら本当に名作になっていたと思う。ほんとうに残念でなりません。うう。

まあそんなわけで、今更ながらアニメを見はじめた俺の独断と偏見にまみれた記事を書いて、今年初めのご挨拶とさせていただきます。今年もよろしくお願いします。