「どこかにビューーン!」で今年2度目の日帰り新青森駅往復が当選したので、桜満開の弘前さくらまつりに行ってきて、ふらいんぐうぃっち第4話の聖地巡礼もしてきたぞ、という弾丸ツアー旅日記をまとめてみた。
今回の目次。
2度目の新青森「どこビュン」で弘前さくらまつりへ
JR東日本の新幹線ガチャ「どこかにビューーン!」は、6,000円相当のJREポイントで、JR東日本管内のどこかへの新幹線の往復指定席券が当たるサービスだ。
このルールだと、東京駅発で最もお得なのは当然のことながら新青森駅、と言いたいところだが実際は秋田駅である。まあその辺りは先日書いた攻略記事に詳しいのだけれども…。
実はこの攻略記事を書いてから、2回連続で(1位でないもののかなりお得な)新青森駅が当たっているのである。しかも自分はJREポイントプレミアムステージなので、交換ポイントもたったの4,000円相当のポイントなのだ。
しかし昨年田沢湖駅が当たった時と同様、日帰りを指定した時に限ってこういう長距離の路線が当たるのである。謎だ。
前回のどこビュン新青森駅は2月16日で、子供と二人でに冬の青森に日帰り弾丸旅行に行ってきたのだが、積もった雪の中を青森県立美術館まで頑張って移動したり、雪の三内丸山遺跡を見学したり、(実は乗ったことのある)青函連絡船メモリアルを見学したりと、なかなか盛り沢山な弾丸ツアーだった。
こちらが三内丸山遺跡。
そしてこちらが青函連絡船メモリアルの船内。列車を積むフェリーだったのだ。
そして、そろそろ雪もほとんどないだろうともう一度ガチャを回した4月23日の水曜日、またしても新青森駅が、そしてまたしても日帰り弾丸旅行で当たってしまったのである。
前回は新青森駅から青森方面に行ったのだが、今回は弘前方面はどうだろうか、と思って調べてみると、なんと4月23日は「さくらまつり」の期間内で、しかもほぼ満開の予報が出ているらしいじゃないか! これは弘前まで行くしかないだろう。
…と思ったのだけれども、新青森着・発が前回の冬の時は09:49〜16:38の6時間49分に対して、今回は11:51〜17:44の5時間53分と、約1時間滞在時間が短いのだが、さらに新青森駅から青森駅は7分なのに対して、新青森駅から弘前駅までは約40分かかるのである。
前回より2時間ほど目的地での滞在時間が減ることになるが、とりあえず次のように旅程を組んだ。
- はやぶさ7号 東京 → 新青森 08:37 - 11:51
- 奥羽本線普通 新青森 → 弘前 12:20 - 12:59
- 奥羽本線普通 弘前 → 新青森 16:15 - 16:57
- はやぶさ36号 新青森 → 東京 17:44 - 21:04
弘前での滞在時間は12:59から16:15の3時間15分あるが、さくらまつり会場の弘前公園(弘前城址)はバスで10分〜15分程度のようなので、うまくいけば現地で2時間半以上は時間を確保できそうだ。よし、これはいけるぞ。
新青森駅から弘前さくらまつりへ
ということで新青森駅に時間通り到着。筋子の自販機に驚いたり(最近この手の冷凍自販機はよく見るけど、流石に筋子は初めて見た)、青森のB級グルメ「イギリストースト」(なぜイギリス…?)に桜ミクコラボを発見したり。


JR東の駅中コンビニのNewDaysのおにぎりも、実は結構ローカルおにぎりがあったりするのでその辺りもチェック!


とりあえず乗り換え時間が11:51から12:20と実に微妙な29分間しかないので、普通に昼飯は食えない、ということでローカルおにぎりの一つ「十和田バラ焼おにぎりサンド」を、とりあえず空腹を紛らわすためにに食うことにした(一応、さくらまつり会場に屋台はたくさんあるのでそこで色々食えるはず)。写真はピンボケになってしまったが結構美味かったぞこれ。


とりあえずこの駅名「撫牛子」読めない。「ないじょうし」なのか。まあよく考えたら「弘前」もここまでじゃないけど知らないと読めない可能性高いよな。
弘前駅前に出てみたら、さくらまつり期間中はシャトルバスがどんどん出ているようなのでそちらに乗って弘前公園まで行くことに。待たされるようならタクシーで行こうと思っていたので助かる。弘前公園まで10分くらい。
ということで、さくらまつりの会場である弘前公園に到着。
残念ながら天気は曇っていたけれども、雨が降ってないだけ上々。この後滞在しているうちに少しずつ晴れてきたので、一部晴れている写真もある。
とりあえず、屋台で買った青森産ホタテの串焼きを頬張りながら、聖地巡礼開始だ。これ美味い。
弘前さくらまつりと「ふらいんぐうぃっち」第4話の聖地巡礼
ということで弘前が舞台のアニメといえばやっぱこれ、となるだろう「ふらいんぐうぃっち」の、さくらまつり回である第4話の聖地巡礼を2時間半の滞在時間で回ってみる、というチャレンジ開始だ。
公園南西端
最初のカット。ここは多分弘前公園の南西端と思われる。
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
この辺り。
追手門付近
真琴たちが弘前公園にやってくるのは追手門のところから。
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
これはもう少し左から撮るべきだった模様。後ろの建物が少し形が変わっているので、その点ちょっと混乱した。
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
こちらが追手門。再現度は高い。
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
追手門を入ったところ。少し違う感じだが、おそらくここがモデルであると思われる。右下に津軽三味線を持った桜ミクがいるな。平日の昼ではあるものの、さすがは弘前のさくらまつりということで、それなりに人が混んでいる。ということで、多くの写真でPhotoshopで人をある程度消している。
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
ちょっと手前の生垣が寂しいが、ここがモデルで間違いなさそうだ。
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
この辺り、どこがモデルだかわからないシーンも多いが、歩いている向きなどから考えると、大体こんな感じなんじゃないかな的な(実際はもっと手前側だと思うけれども)。それにしても本当に桜が綺麗。
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
杉の大橋(1)
このシーンのモデルは杉の大橋だと思うけれども違うかな? 同じアングルの場所は行けなかったのだけれども、見て回った他の橋と比べてもここが一番似ていた。
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
下乗橋
ここにきて、今回最大の衝撃が…。天守閣の場所が違うのだ。下調べした時はここで合っていたんだが。というわけで慌てて調べてみると、実は石垣改修のため、天守閣は2015年に北西に78メートル離れた場所に移動して、現在もその場所にあるようなのだ。原作のタイミングでは元の場所にあったようだけれども、アニメ放送時期(2016年)にはすでに場所が動いていたということなのね。ちなみに天守閣が元の場所に戻るのは2026年度の予定らしい。
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
人が多すぎて、本来のアングルに近い離れた場所から写真が撮れない…(これでもかなりPhotoshopで人を消しているのだけれども)。奥に桜ミクとコラボした「ひろはこ春の観光キャンペーン」のテントが見えている。
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
石垣の補修工事と天守閣の移動に関する解説ビデオ。
さて、「ひろはこ」のテント横には、桜ミクのイラストパネルがたくさん飾られていた。


どこから来ましたかシール、さすが弘前、いろんな場所から人が来ているなぁ。とりあえず自分も横浜の場所に1枚貼っておいた。


「ひろはこ春の観光キャンペーン」は弘前と函館が組んで桜ミクとコラボする観光イベントで、今年で3回目らしい。函館もこんな感じで桜ミクが五稜郭とかにもいたりするのかな? ちなみに冬もイベントをやっているようで、そちらは雪ミクとコラボらしい。
四の丸付近
さて、屋台がたくさん出ているのは四の丸付近が中心。ここは「賀田御門跡」のあたり。
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
こちらのシーンは、現地にいた時はあどこかわからなかったのだけれども、よく見るとこの「つゆ焼きそば」の看板、アニメでの背景左奥にある「つゆ焼きそば」の看板と似てないか?
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
実際の場所はこの辺だったはず。
ちなみに自分はアニメに関係なく、そういえばこの辺りの名物に「つゆ焼きそば」なる謎メニューがあったな → 屋台で出てるぞ → 食おう! ということでナチュラルにつゆ焼きそばを食っただけなのだが、ソース焼きそばを汁に浸した、かなりの謎メニューでなかなか良かった。
お化け屋敷は毎年同じあたりにあるようだ。鳥居との位置関係も全く同じ。
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
普通に時間があったら中を見てきても良かったのだが、どうも一人旅でお化け屋敷に入るというのも、まあ謎行動のような気がしてだな…。一人焼肉より一人お化け屋敷の方が自分としては敷居がだいぶ高い。
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
お化け屋敷の看板アップ。
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
少し鳥居の柱が太いけど、概ねここでいいのかな?
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
西濠付近(1)
劇中の方向に歩くと西濠方面に着くのだが、ここで今回最大のびっくり。なんとあの場所に…。
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
本当に占い師さんがいらっしゃるwww
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
マジだった…。元からここは占いの場所だったのか、ふらいんぐうぃっちの影響で占い師さんが出てくるようになったのか、どちらなのだろう?
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
しかしこちらの例のベンチ、観光客で一杯のランチタイムだと、ずっとここで座ってランチしてる人がいていつまでも空かないし、空いたら写真撮る間も無く次の人が座りそう。というわけでこのアングルの写真は撮れなかった。
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
こちらには2時間半しか与えられた時間はないので、仕方がなく人と荷物をPhotoshopで頑張って消してこんな感じに仕上げた。イマイチな部分もあるが仕方がない。しかし本当にあったのねこのベンチも。
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
ベンチ横の竹垣は少し形が違う。
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
ベンチが撮れなかった無念。こういう場所は、泊まりがけで早朝に行くのがいいんだよね本当は。
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
ちょっと前に書いた記事だが、混んでるけど24時間オープンの観光地に関しては、早朝観光が最高だぞ。
この辺りも桜がたくさん咲いている場所でとても綺麗。
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
杉の大橋(2)
多分ここは杉の大橋(既出)だと思うんだよな。間違っていたら申し訳ない。
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
西濠付近(2)
最後に空から夜桜を望むこのシーンも多分西濠付近と思われる。
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
というわけで、偶然手に入ったバカ安チケットで弘前のさくらまつりに参加できて、しかもふらいんぐうぃっちの桜回の聖地巡礼までできて最高だった!
出典:「ふらいんぐうぃっち」第4話 (©︎石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会)
なんとか予定の2時間半で、ほとんどの舞台を回って屋台で軽く現地のものを食べる、くらいはできたかな。満足。
そして東京へ帰ろう
ということで、まだまだここにいたかったのだがそろそろタイムアウト。帰りもバスで問題なく弘前駅に戻れた。
ところで弘前駅では、「日本へようこそエルフさん。」のポスターがデカデカと入り口に貼られていた。どうも第11話、第12話(最終話)が弘前が舞台とのこと。そもそもポスターにもなっているキービジュアルも弘前城っぽいね。見てなかったけど今度見てみようか。
新青森駅では予定通り45分ほどの時間があったものの、移動などで時間が取られたりその他諸々もあるため実際に使える時間は30分ほど。前回も寄った、駅にある美味しい居酒屋さん「魚っ喰いの田 新青森駅店」で、田酒を飲みつつマグロ刺身を食うという感じで、手早く本日初めての酒をいただく。
さらに新幹線に乗って、缶の田酒(これ、とても美味いわ)を飲みつつ…。
以前から食べてみたかった、新青森駅、弘前駅の人気駅弁「ひとくちだらけ」をいただいた(前回は売り切れだったのだ)。青森の味が24種類、一口ずつ並んでいるという実に斬新な駅弁。
各メニューの解説。どれも美味かった! 無茶苦茶満足度高かったぞ。
弘前のおみやげ
あと、弘前で「ひろはこ」桜ミク関連のお土産をいろいろ買ってきた。イギリストースト(だからなぜイギリス?)、チョコロールパン、桜まんじゅう、苺まんじゅう、カレー、りんごジュース。
日帰りながら、というか日帰りゆえにかもしれないけれども、実に濃密な旅だったな。ということでまた新幹線ガチャを回そう。「どこかにビューーン!」はいいぞ。