xckb的雑記帳

身の回りにあったことを雑多に語ります。

おこもり生活ガジェットとしてのOculus Quest

さて、いわゆる新型コロナもといCOVID-19関係で世間は色々と動いていますが、皆様元気におこもり生活を満喫されていらっしゃいますでしょうか? まあ、インドア系の趣味を持っていることはこういう時では有利なはずなんだけれども、アニヲタ系だって聖地巡礼とかのアウトドア系側面はあるし、そもそも新作アニメだって制作が延期になったりするし、必ずしも影響がないというわけではないわけで…。

そんな最近の自分のインドア生活を支えるガジェットのひとつがこれですよ。Oculus Quest。

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実は年末に注文していたんだけれども、届いたら左コントローラーが初期不良で動かず、サポートとあれこれやりとりしているうちに突発性難聴で入院してしまい、VRどころの話ではなくなってしまう始末。

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まあ無事に難聴からも回復して、退院後にやっと不良品を香港に送って交換品が届いたことで、やっと普通に使えるようになったんだけれども、いやーこれが結構いいんだわ。

実は前のモデル…とは少し違う位置付けだと思うんだけれども、Oculus goも持っていたんだけれども、実際に使ってみるといやぜんぜん違うでしょこれ。案の定Beat SaberとかのいかにもQuestならでは、という感じのゲームとかもムッチャ楽しんでいるわけです。いやー最高だわ。

そんな中で、何気に気にいっているのがAmazonプライムビデオやNetflixのアプリです。そんなもんPCやスマホタブレットで見ればいいし、なんならお前はAppleTV持ってるんだからそれでテレビで観ればいいやん、とか、そう思うでしょう? いや実際、ほとんどはそうやって見ているわけですが、それでも結構な割合で最近Oculus Questでこれらの配信サービスを見ているわけです。

残念ながらこれらのアプリは、スマホアプリ同様に画面キャプチャ取得が禁止のアプリになっているため、キャプチャ画面は示せないのですが、雰囲気をいらすとやさんで再現してみることにしました。

まずはAmazonプライムビデオ。これ本当に最高なんだけれども、映画館の前にある看板がプライムビデオのメニューのようになっていて、そこからプログラムを選ぶと映画館の館内に移動して、そこで映画館貸切状態で大スクリーンでプライムビデオのプログラムを見るという体験。

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誰だよこれ考えたやつ。最高すぎるだろう。

昔、目の前に大スクリーンを表示するということを目的としたガジェットはあったけれどもそれとどこが違うの、と言われそうだけれども、全然、全く100%違うんだよこれが。そういう懐かしのガジェットは、たとえば頭を少し傾けたら、仮想的なスクリーンも傾いただろう? これは違うんだ。スクリーンは水平のまま、自分が本当に劇場で頭を傾けたのと同じ現象がゴーグルの中でシミュレートされるわけ。

左右を向けば劇場の壁が見えるし、下を向けば客席の間の通路が見える。客席の造形も細かくてドリンクホルダーまであるから、つい腰のところにドリンク置きたくなるし、ちゃんと壁の脇に劇場出口やらがあったりする。完璧だ。

ともあれ、とりあえずCOVID-19関係で忙しくなってきたな、と思ったら映画館も間引き開館からついに休止でしょう? SHIROBAKOもPSYCHO-PASSも劇場で観ていないんだよ! どうしてくれるんだよ、と思ったら、とりあえずPSYCHO-PASS3の完結編劇場版FIRST INSPECTORはプライムビデオにあるわけですよ。

まさにVR万歳。画質ってどうなの、という当然の疑問はあると思いますが、もちろん本物の劇場には全くかないません。ですが、Oculus Questの解像度自体は2,880×1,600(片目1,440×1,600)と、少なくともHD動画を上映するにはそこそこいけるレベルはあるわけです。そして有機ELの画面はやはり黒がキリッとしまって、Oculus goの液晶画面の黒とは全然違います。

ということで、ガッツリとPSYCHO-PASS3 FIRST INSPECTORをAmazonプライムビデオ劇場で観てしまいました。他にも、2020冬アニメの「ID: INVADED」とか本当に最高だったのですが、これも実にOculus Questのプライムビデオ映えする作品で、ただでさえ素晴らしい作品を良い雰囲気で楽しめて感動です。

さらに、dアニメストアforプライムビデオプライムビデオチャンネルのNHKオンデマンドにも自分は加入しているわけですが、そうするとdアニメストアやNHKオンデマンドの作品までこのプライムビデオ劇場で見られるわけです。

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今までAppleTVで見られるメリットがあるだけでこれらのチャンネルの存在価値があるとか思っていましたが、Oculus Questのおかげで価値が倍増、いやそれ以上です。とりあえずサクラダリセットと映像の世紀を見ようか。

そしてNetflix。こちらは劇場ではないのだけれども、無茶苦茶豪勢なホームシアター、しかも豪邸と言ってよい別荘、という感じで、まあプチ上流階級体験が可能です。いらすとやのホームシアターは家族団欒で映画を楽しむイラストしかなかったのですが、実際はプライムビデオ同様、ホームシアターを独り占めで鑑賞です。

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まあそんなのはどうでもいいので寝転んで天井にスクリーンが見えればいいやという、質実剛健なVOID THEATERモードもあったりするのですが、それはそれ。

でも、個人的な好みとしてはやはりプライムビデオの仮想映画館体験の方がやっぱりお気に入りなんだよな。

欠点としては、やはりOculus Questはそこそこ重いので、映画一本見るとそれなりに疲れる、というのはあると思います。これは将来的に改善を期待したいところです。その点では、Oculus goの方が重量は軽いので、その点では良いかもしれません。ただし解像度はQuestの方が高いですし、goは液晶なので、Questの有機ELに比べて黒の締まりが悪いです。映画館のような暗い仮想空間では、意外にこの差は気になるのです。

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まあ、おこもり生活で運動不足がちになったら、Beat Saberのような体を動かすゲームができるのもOculus Questのいいところだと思うので、Oculus Questオススメです。自分のように初期不良をつかむ可能性もあるので、サポート面では公式ストアからの購入が安心できるような気がしますが、一方でサポートは日本語でできるのかよくわかりません(初期不良交換はWebフォームからの英語でのやりとりでOKでした)。

www.oculus.com

まあ、公式ストアでの注文時に、日本語で住所を書くととんでもないトラブルになったという事件もあったOculusさんですし、さもありなんという感じかもしれません。

panora.tokyo

ああ、あと書こうかどうか迷ったのですが、もうひとつ映像配信系の重要なアプリとしてDMM.comのアプリの話を。まあイラスト的にはこんな感じになるかな。なんか肌色の多い感じのするモザイクが空中に浮かんでいる気がしますが気にしないように。

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まあ、ビデオといいPCといい、新しいメディアの黎明期・普及期にはエロという要素は欠かせないものがあり、その意味でDMM.comのエロVRは、是非体感してみるべきサービスであると言えるでしょう。

特に「HQ」と呼ばれている、4K相当+60fpsのエロVRは「エロ方面に実写映像とか不要だろう、要はイマジネーションだよ」とか思っている俺でも、一瞬決意がぐらつくレベルの衝撃がありました。4K+60fpsをストリーミングで食える自宅ネットワーク環境を整備する必要があると思いますが、新しい時代を予感するには是非体験しておくべきだと思います。

ただし、Facebook関連企業ならではの個人情報垂れ流し系の懸念があるので、アプリの使用状況に関するプライバシー設定をきちんとしておかないと、あっという間にフレンドに「○○君は昨日の何時にDMM.comアプリを使っていた」とかバレてしまうので、プライバシー設定には念には念を入れて気を付けましょう。

そんなわけで、おこもり生活の友として、VRデバイスはいかがでしょうか? でもCOVID-19関係で物流がイマイチな影響か、公式ストアでは2020年4月15日現在、64GBモデルはすでに入手できず、128GBモデルしか手に入らないようです。

ともあれOculus Quest、おこもり生活のお供にオススメです。


(追記)東京クロノスはいいぞ。
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