うちの少年も小学校に入学し、新しい生活が始まって色々とバタバタしている今日このごろだけれども、相変わらず面白い発想を時々見せてくれるのでなかなか新鮮だ。今日は自分が寝かしつけていたんだけれども、ふと彼が(あえて分類すると)算数的な面白いことを話し始めたのだった。
「むりょうたいすうとふかしぎのあいだって、いっぱいかずがあるんだよねー」
「…たしかにいっぱいあるが…」
「おくとか、ちょうとか…」
「いやそんなに少なくないぞ。9999不可思議引く1個の数がある…のかな」
そもそも無量大数と不可思議の間にいくつ数(ここでは整数でいいよね)があるかなんて考えてみたこともなかったぞ。
「きゅうせんきゅうひゃくきゅうじゅうきゅうふかしぎひくいちっていくつ?」
…おい、そう来たか。お前わかって言ってるのかそうじゃないのか。もう笑うしかないぞこれ。
「ちょっとそれ、言うのが無茶苦茶大変な数なんだが‥」
「いくつ?」
「…9998不可思議…9999那由多、9999阿僧祇、9999恒河沙…ええっと…9999極…9999載…9999正…9999澗…9999溝…9999穣…9999𥝱…9999垓…よし、もうわかるぞ、9999京9999兆9999億9999万9999!」
「すごーい。きゅうせんきゅうひゃくきゅうじゅうはちふかしぎ、きゅうせんきゅうひゃくきゅうじゅうきゅうなゆた、きゅうせんきゅうひゃくきゅうじゅうきゅう………」
「阿僧祇」
「きゅうせんきゅうひゃくきゅうじゅうきゅう…」
「恒河沙」
「きゅうせんきゅうひゃくきゅうじゅうきゅう…」
「極」
…(略)…
「きゅうせんきゅうひゃくきゅうじゅうきゅう…」
「兆」
「きゅうせんきゅうひゃくきゅうじゅうきゅう…」
「億、もうわかるか?」
「きゅうせんきゅうひゃくきゅうじゅうきゅう…まん?」
「そうだね」
「きゅうせんきゅうひゃくきゅうじゅうきゅう」
「やった!」
目が冴えて眠れなくなった…。
関係ないけど、先日MIT謹製の幼児用プログラミング学習環境のScratchJrを使わせてみたら、たちまちなんか面白い紙芝居っぽいアニメを作っていて感心した。
しかも随分前に部屋に置いておいたこの本を引っ張り出してきて、この本が使っている環境がまさにScratch Jr.だと勝手に気がついたようで、机で熟読を始めたのにはなかなか感心した(そういえば5歳から使わせてみようと思って買ったのにずっと忘れていたのだ…)。
- 作者: 橋爪香織,谷内正裕,阿部和広
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2014/10/15
- メディア: 単行本
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ざっと見たところ、順次実行、パラメータの設定、繰り返しなどの古典的なプログラミングの要素と、スレッド間の通信やイベントドリブンのさわり的な要素が入っているけれども、変数や条件分岐の概念はオミットされているという感じなのかな? わりとあっという間にマスターしてしまったようなので、次は何をやらせてみようかなと、色々なアプリを試用してみている今日このごろです。
ちょっと触ってみた感じでは、AppleのSwift Playgroundsとかむっちゃ楽しそうなんだけれども、まだ漢字とかほんの一部しか読めないし、ある程度の英単語の知識(サンプルの関数名とか)が必要そうだからな…。まあこれを機にそっちも勉強してもらうというのもあるかもしれないけれども(笑)。