いつの間に出てたんだよiOS版!
なんか最近けものフレンズのことしか書いていない感じではあるのだけれども、実は3月13日から4月21日にかけて、Chaos;Childのゲーム(iOS版)をプレイしていて、やっと全ルートをクリアしたのだ。長かった…。ということで、PS3/4やVitaには2015年発売、XBox Oneには2014年発売ということで、既に2年以上前のゲームなわけだけれども、この度iOS版が出たことで、アニメ版「Chaos;Child」を途中で封印してプレイしたヤツの記録、ということで読んで欲しい。
まあ、アニメは色々衝撃の展開だった7〜9話の時点で封印してゲームを始めたのだけれども、その「衝撃の展開」ってのはつまりネタバレなわけで…、でもネタバレを食らっていてもさらに衝撃が色々あったし何よりゲーム自体としてとても面白かったし、個別ルートも実によく出来ていて、いわゆる科学ADV系としては自分的にSteins;Gate第1作といい勝負な感じに気に入ってる。そんなわけで、少なくとも総論的な前半では、ネタバレはあまりしないようにしてこのゲームについて語っていくこととしよう。
とりあえず本題に入る前に最初に言っておくと、有村かわいいよ有村。有村ルートこそ至高。ということでこの「Chaos;Child」では俺は一貫して有村最高派なので、その点ご留意いただきたい。
ゲーム版「Chaos;Child」iOS版
まあ、種田梨沙ファンの俺としては、声に関しては久野里さんは外せないが(アニメ版では真田アサミさんが代役でよく似せてるんだけど、申し訳ないがやっぱりゲーム版がいい)…何しろ性格が微妙すぎるからな。好きだけど。ということで、種田梨沙さんの復帰を心待ちにしております。
それにしてもいつの間に出ていたんだよiOS版。いや、PS Vitaは持っているんだけれども、スマホに加えてもう一つゲームデバイス持ち歩くってのはあまり気が進まないんだよ。iOS版は2月はじめに出ていたようなんだけれども、その時点でプレイを始めていれば、期間限定で2,000円offだった上に、あそこまでネタバレを食らう前にゲームを始められたのになぁ。プンプン。
てなわけで、シュタゲとか好きだった向きには超おすすめだ。お値段はちょいと高いが、ちゃんとセリフ聞きながら全ルートプレイすると、SKIPを利用しても総プレイ時間が50時間以上かかる感じ(このゲームには総プレイ時間表示機能が無いので正確な時間はわからない)なので、シュタゲの1.5〜2倍くらいボリュームがある気がする。考え方次第だが高くないぞ。
まずはちょっとだけアニメ版の話でも
まあ、上記のような理由でChaos;Childのゲーム版はアニメ開始時にプレイしていなかったのだ。そうは言っても前期には「Occultic;Nine」のアニメにハマってたし、その流れもあって2017年冬アニメであるところのこのChaos;Childのアニメ版を見始めてみたのだけれども、1話が1時間番組で、前半が「0話:Chaos;Head」…って、これ科学ADVシリーズ第一作でもある、Chaos;Headの総集編じゃないか。
Chaos;Headは、位置づけ的にはChaos;Childの前作となる作品ではあるんだけれども、個人的にはそれほど好きなゲームじゃない(シュタゲと違って相当にグロいし)。が、以前作られたアニメはそれに輪をかけてアレな出来で、さらに円盤スペシャル版1巻のおまけの、ビシィさんこと咲畑梨深のフィギュアの出来が伝説的な酷さで「邪神像ビシィ」の愛称まで付けられてしまうというおまけ付き。まあそういう色々な理由も、Vitaを持ち歩いてまで続編でもあるChaos;Childに手を出さなかった理由なんだよね。発売直後に早速VitaでクリアしたSteins;Gate 0の時とは違って。
とはいえ、決してゲームとしてつまらなかったわけではないので、それがそれなりにまともな作画でアニメ版としてよみがえるという自体は歓迎すべきことかと思うのだけれども、所詮1話分で二十数分。いやあ、かつてのアニメ版作画がせめてこのくらいのレベルだったらなぁ、と思ってしまう程度。
アニメ版「Chaos;Child」第0話
まあ再び新録のキタエリなビシィさん新作映像を見られたのはお宝的で良かったな的ではあるものの…。でもせっかく再アニメ化するなら、なぜ肝心の「ビシィ」を出してくれないのか。そしていくらなんでも、この第0話の初見で前作のストーリー分かる人いないでしょ多分。
で、第1話以降だけれども、そもそも「Chaos;Child」の尺自体が「Steins;Gate」の体感で倍近いボリュームがあるにもかかわらず、「Steins;Gate」は2クールで「Chaos;Child」が1クール。いやこの状況でアニメ化自体無理ゲーだろうこれ。案の定ゲーム未プレイ状態で見た私の感想としては、「毎回見るたびに前回を見逃したのではないかと思ってしまう」ようなすっ飛ばしっぷり。
後でゲーム版をクリアした後に見なおすと、まあそれなりに見られるんだけれども、ゲーム未プレイ状況でこれはさすがにストーリーが把握不能だよ。さらに、キャラクタのイメージ形成に必要な、ゲーム版での細かいストーリーがことごとくすっ飛ばされているからね。
でまあ、アニメはゲーム一周目「Deep Sky End」のストーリーをベースに進むわけなんだけれども、どうしてそこで来栖ルートで初めて明らかになる筈の謎解きを混ぜちゃったのか。世莉架方面に関しては「Deep Sky End」でもある程度ネタが明かされているので仕方がないんだけれども、何でそこで来栖ルートの内容まで。…いや、それはさっさとゲームをプレイしなかった私の責任といえば責任なのだけれども。
しかしこうして考えると、同じく長くなりそうな科学ADVゲーム(未発売)の原案の一周目ストーリー(多分)を1クールでアニメ化したと思われる2016秋アニメの「Occultic;Nine」は偉大だったのだなぁ、と思うわ。限られた時間に可能な限りストーリーを突っ込んだにもかかわらず、なおかつアニメ版「Chaos;Child」よりもがっつりと中身にのめりこまされたし。うーむ、あの「シン・ゴジラ」もかくやの早口が効果的だったのか…? そしてやっぱりイシグロキョウヘイ監督は偉大だったのか。
あと、アニメ版だと俺のイチオシの有村の活躍が少なくて魅力が半減。それだけならまだしも香月なんて最初から存在自体の意味がわからない。オープニングにも出ているのに、「ん…」と喋るだけと終盤で主人公の宮代にチュッパチャップスを渡すだけの役だ。
というわけで、私の言いたいことは一つだけ。時期的にもう手遅れだと思うけれども、アニメ版とか見なくていいからとにかくゲーム版をプレイしろ。真実はそこにある、的な。あと、アニメ版がつまらなくて切ってしまった人は、それネタバレ防止的に大正解だからとにかくゲームをやろう、とか。
うーむ。まあ、アニメ版の最後で「Chaos;Child SILENT SKY 製作決定」と出ていたので、トゥルーエンドの「Silent Sky」もアニメ化(?)されるみたいだけれども、「Silent Sky」ルート自体のプレイ時間は4時間ほどだったからなぁ。
アニメ版「Chaos;Child」第12話
今回のアニメ版のベースとなった「Deep Sky」ルートのプレイ時間が約30時間(体感)のところをアニメ1クールの尺に収めたのと比べると、もしテレビアニメ化するのであれば尺配分が今度は逆の意味でおかしすぎる。
と思ったら、公式サイトに情報出てた。50分の新作として上映会をするということね。6/17〜30で、東京だと池袋のシネマサンシャインで上映か。なるほど。
まあ、今回のアニメとゲーム版のDeep Skyエンドとの違いは、好意的に見ればうまくSilent Skyに繋がるように微妙に改変した、とも言えるんだけど、それにしても…。
ゲーム版:全体的な感想
というわけで、前作「Chaos;Head」がそれほど好きではない自分だけれども、この「Chaos;Child」ゲーム版は無茶苦茶好きだ。iOS版をiPhoneでプレイしたんだけれども、家でやる時はAppleTVにミラーリングしてテレビでプレイしてた。
全体的な設定は「Chaos;Head」の続編的位置づけだし、ゲームシステムも「妄想トリガー」でルートが分岐していくのは「Chaos;Head」の流れだが、実際のところ「Chaos;Head」を知らなくてもプレイできる。「ディソード」や「リアルブート」といった概念は前作譲りだが、ちゃんと解説が入る。むしろ何でアニメ版がせっかくの貴重な時間を第0話での前作の説明に費やしてしまったのか不思議で仕方がない(その割に、本編でディソードとかがあまりに唐突に出てきたし)。
妄想トリガーってのは、「妄想を現実化する」というこのゲームのコンセプトに基づき、時々出てくるこういう画面で…。
ゲーム版「Chaos;Child」iOS版
左から右にスワイプするとポジティブ妄想、右から左にスワイプするとネガティブ妄想、そのままだと特に妄想しないというもの。たとえば、ここで右スワイプしてポジティブ妄想すると、俺の有村が自作のBL小説を宮代に朗読させるというけしからん妄想が発動する。これで3つの選択のうちどれを選ぶかで、その先に進むルートが変わる…こともあるという仕組み。
ゲーム版「Chaos;Child」iOS版
また、新たに導入された「マップトリガー」(新聞部の壁に貼られた地図上に、写真や付箋を貼っていく作業を行う)が、ゲーム中での分岐のもう一つの手段となっているのだけれども、実際のところゲーム展開上でそれほど重要な役目を担っていない。むしろ、現在までのストーリーをちゃんと理解しているかを丁寧にテストしてくれる役割を担っていて、これはなかなか良いアイデアだと思う。
ゲーム版「Chaos;Child」iOS版
そうは言ってもiOS版だと、実はiPhoneの画面サイズに対しては、選択するための写真とか付箋の文字のサイズが小さすぎるんだよね。特に文字が小さいのはちょい困る。これのお陰で一周目でバッドエンドに1回即落ちしちゃったよ(笑)。家でAppleTV経由でテレビでプレイしているときは問題ないんだけどね。
ゲーム版「Chaos;Child」iOS版
「ディラックの海と現実をつなぐデバイス」である妄想の剣、ディソードのデザインは、Chaos;Headでは「花」がモデルになっていたけれども、Chaos;Childでは「身体の部分」がモデルになっているらしい。たとえば有村のディソードは「耳」がモチーフ。ああ、耳ね。とプレイした人なら納得できるだろう。
ゲーム版「Chaos;Child」iOS版
あと、「目」がモチーフのディソード持ちが2人いるっていうのも面白い設定だな。資料集読むまで気が付かなかった。
個人的にはChaos;Headは主人公があまりにアレなオタクすぎてついていけない感があったのだけれども、Chaos;Childは割とその辺は抑えめになっててとっつきやすくなってる。また、エロ・グロ共に前作よりマイルドになっているので、その点も敷居が低くなっているかと(とはいっても「非実在青少女」だけは、いくらなんでも表面的グロ回避策が逝っちゃってて、かえって精神的超グロになっちゃってる感があるけどね)。
あ、iOS版は審査で外されたと思われるちょいエロ系CG(それにしても少年誌でもまあまあOKなレベルで本当に大したエロじゃない)が数枚あるけれども、それは公式資料集で補完するのがよいかと。紙の書籍はプレミア価格になっちゃってるみたいだけれども、Kindle版もあるし。インタビュー記事も面白いし、攻略本としても使える(誤字多いけどな)。
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それにしても、なかなかに悲惨なストーリーなんだけれども、張り巡らされた伏線と、キャラ立ちしたメインキャラ達が繰り広げるドラマが面白いという点では、シリーズ最大のヒット作である「Steins;Gate」を連想させられるし、そしてトゥルーエンドでは「まさか」の展開で圧倒される。超おすすめだ。
個別ルート雑感
さて、ここからは個別ルートの感想を簡単に。
注: 今までの部分よりはネタバレ要素を多少多めに含むので、未プレイの方はお気をつけください。
では少しスペースを挟んで続けるかな(それほど好みじゃないとか言いつつ、実はVita用のChaos;Head Dualは持っていたりする)。
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とりあえず私がプレイした順番に簡単な感想を書いてみる。これらのルートの中に、落とし穴のようにいくつかバッドエンドが点在しているけれども、まあそれはいいや。
一周目ルート「Over Sky End」
とりあえず一周目は、妄想トリガーで何を妄想してもここにたどり着くらしい(マップトリガーで引っかかるバッドエンドは別。ちなみに俺は見事に引っかかった)。アニメで描かれたのはここをベースに幾つか改変を加えたストーリーだ。
先述の通り、アニメで強烈にネタバレを食らったんだけれども、まあ10話以降は見ずに放置しておいてよかった。
ゲーム版「Chaos;Child」iOS版
ラストは色々と解釈の余地がありそうだけれども、どういう意味なんだろうな。謎が多いのでもう一度プレイしてみるか…(CGを4枚ほど取りこぼしてしまっているようだし…)。
ところで避難先のアキバのハッカーってあの橋田至なのかしらん? あいつにそんな甲斐性あったっけ?(笑) あと、どうも久野里さんって牧瀬紅莉栖と面識ありげだけれども、どの世界線なんだ?
有村雛絵ルート「Dark Sky End」
まあ色んな意味で、あでぃおすぐらっしゃーさんこと有村が一番普通でちょうどいいよね。有村もある程度闇抱えているにせよ、某おっけいさんの深すぎてついていけない闇具合に比べればそれほどでもないし、もう一人の所帯じみたメインヒロインよりは割とキャッキャウフフ的だし(失礼にも程がある)。
それにしてもこの有村ルート、こんなん惚れてしまうやろ。最高すぎる。そしてこのルートでの妄想トリガーはバッドエンドに落ちるかどうかのカギを握るのだけれども、どれも選択結果の妄想が面白すぎる。個人的には有村男の娘妄想が最高だったな。どうしてこうなった。
ゲーム版「Chaos;Child」iOS版
そして前半上げて上げて上げ通して、後半で…。それにしてもバッドエンドのほうが幸せっぽいってどういうことよ。ああ俺の有村が…(涙)。割と本気で喪失感半端ないルート。
ゲーム版「Chaos;Child」iOS版
ところでアニメ第5話で有村が失○する話題のシーンが有ったけど、まさかあれが原作のゲームには存在しないアニオリのシーンだとは思わなかった。そのかわり別のルートで失○している人がいるけれども…。
香月華ルート「Deep Sky End」
このルート以外ではほぼ「ん…」しか喋らない香月。そんなわけでアニメでは先述の通り空気化していたんだけど、このルートでは大活躍してる。っていうか、他のヒロインたちに比べて、物理的に一番派手な活躍をしているのは香月じゃないだろうか。
ゲーム版「Chaos;Child」iOS版
そもそも香月はなぜ喋らないのか、という疑問に対する答えがそんな理由だったとは…。絶叫し、破天荒な活躍を見せる香月がとてもよい。わりとこの荒唐無稽さが気に入っているルート。
山添うきルート「Another Sky End」「Dream Sky End」
最初、「Another Sky End」をクリアして、これでうきルートは終わった、と思っていたら、乃々ルートをクリアした後で、実はもう一つうきルートをクリアしないとトゥルーエンドに行くのは不可能であることが判明。適当な場所のセーブがなかったので、泣く泣くもう一度最初からゲームをやり直して「Dream Sky End」をクリアすることに。さらに妄想トリガーで随所にバッドエンドが控えている地雷ルート。
ゲーム版「Chaos;Child」iOS版
このうきルートで突然登場する蒼崎夢はとても可愛らしいけれども、ラストの異なる2つのどちらのルートも実にビターな結末だ。特に「Another Sky End」は切なすぎて泣いた。実に不憫なキャラクターすぎるぞ、うき。
そして俺としてはやっぱりこれを思い出してしまった。
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うん…だよね?
来栖乃々ルート「Real Sky End」
そして乃々ルート。一周目ルートから何箇所かで伏線として散りばめられていた乃々の「嘘」の正体が、ここで明らかになる。まあ、アニメでネタバレを食らっていた自分としては、その点のドキドキ感が楽しめなかったのが残念すぎる。
ゲーム版「Chaos;Child」iOS版
このルートでは、「嘘」が尾上によって暴かれてしまうのだけれども、それでも結局割と幸せな未来がやってくるので、今までの殺伐とした個別ルートから考えると実に爽やか。あのお墓の前のシーン、実にいいよね。
しかし実際はこのルートには完成直前までもう一つ悲しいエンディングが用意されていたようで、そちらは…。詳しくは公式資料集74ページをご参照あれ。ああ、そのエンディングはちょっと見たくない…(涙)。
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尾上世莉架ルート「Silent Sky End」(トゥルーエンド)
そしてトゥルーエンドの世莉架ルート。これ、多分今までのどのルートの続きでも無いよね。あえて言えばアニメのストーリーの続きに近い。
Chaos;Headにおいては「人間」をリアルブートした「将軍」は、その結果として1年半意識を失っていたようだけれども、Chaos;Childで行われた「人間」のリアルブートでは、宮代の意識不明の期間は1年で済んでいる(もしかして宮代の方が能力が高い?)。公式資料集によると、そしてその「人間」の背負った「業」を封印し、普通の女の子に再構成するにあたって、彼は「能力」を失うことになってしまったようだ。
しかし、説明不足は否めないので、あの新しいロールシャッハはどこから来たのか。実際にどのように「能力」は失われたのか、そのあたりが語られる外伝的なものも欲しいなぁ、と思ってしまう。
しかしChaos;Headの「将軍」のあの姿にはゾッとしたけれども、このトゥルーエンドの序盤の衝撃といったらもう…。「がっこうぐらし!」的というよりは、自分としてはなんか「エヴァQ」を始めて観たときの色々とアレな愕然感を思い出してしまった。ああ、俺の有村が…、有村が……。
そんな中、生き残ったキャラクターたちが、それぞれの人生を生きていくためのきっかけとなる出来事を、世莉架、宮代、久野里、神城らが力を合わせて起こしていくこのルート。実に素晴らしい。ヒカリエの劇場での世莉架のシーンでは、俺もつられて涙腺が緩くなってしまったよ。
ゲーム版「Chaos;Child」iOS版
ラストシーンは、デザイン的にはSteins;Gateのラストシーンを彷彿とさせられるけれども、全然意味が違う、ややビターさはあるんだけれども、それでも今までの悲惨なルートに比べればみんな幸せになっているし、割と平和だった乃々ルートの結末と較べても、世莉架が救われているという点が大きく違う。
ああ、やっぱりこれはハッピーエンドと捉えるべきなんだろうな。
そしてとりあえず、このトゥルーエンド後のストーリーとして先日出たらしい、これを読み始めたところ。
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そんなわけで
ゲーム版は無茶苦茶面白かったぞ! そうは言っても「らぶchu☆chu!!」はやらんけどな(そもそもiOS版は出てないし、多分今後も出ないと思うけど)。
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