xckb的雑記帳

身の回りにあったことを雑多に語ります。

2020年春、COVID-19おこもりの日々の記録

さて、まあ色々先行きは不透明ですが一応COVID-19関係の緊急事態宣言も解除されたということですが、この2ヶ月間のおこもり生活について、ちょっと記録を残しておこうかと思います。とはいえ、この期間中色々多忙だったりして、あと外出しないとそれはそれでネタが出てこないということもあったりするのですね。なのでこのブログもあんまり更新していませんね。おこもり生活に関して書いたものとしてはこのくらいですか。

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ということで、それ以外の話題に関しても、そのまま忘れてしまうのも色々ともったいないので、テーマ別に記録を少し、残しておきたいと思います。

  • 仕事:テレワーク設備
  • 食事:テレワークランチとテレワーク後の夕食、そして休日メシ
  • 衛生:マスク、手洗い、消毒、買い物など
  • 育児:子供との時間
  • 娯楽:ライブ、アート、アニメ、ゲームなど
  • まとめ

仕事:テレワーク設備

この緊急事態宣言下、特に職種によっては色々大変な思いをされた方が多いことはもちろん承知しているのですが、自分としては特に大きな問題はありませんでした。

ということで、まずはテレワークで仕事場になる部屋に自分の好きなアーティストさんたちの新しい絵を飾ってみて気分を変えました。左から大橋忍さんの切り絵「お別れの庭」、小野寺光さんのミクストメディア作品「遥はるかむかしのはなし」、もんちほしさんの墨絵「淵から覗く」です。

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小野寺光さんの作品はコロナ禍が本格化する直前の2月の個展で購入したものです。もう少し遅かったら個展は中止になっていただろうな。

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そういえば大橋忍さん、もうすぐ新しい図案集が出るようなので楽しみにしてます。

4月初めから全面テレワークになったのですが、実際は3月からテレワークはかなりの頻度で行っていたので、特に困ったことはなかったというか、むしろ普段よりいろいろ捗る部分もあったかな、と。Slackがあればそれなりにリモートでも色々コミュニケーションは取れるし、文字化されることで内容もわかりやすくなり、普通の職場の会話よりも良いという部分もありました。テレワーク素晴らしい。

そういえば、家に27インチのモニタ付けたデスクトップPC(Mac mini)があったのはとてもよかったですね。まあMac mini 2014と少々型落ち気味だけれども、メモリは一応16GBあるのでそれなりに使えるし、Apple LED Cinema Displayの27インチスクリーンと内蔵スピーカー、マイク、カメラは、テレカンをやる上では結構有能です。これがノートPCだけだとかなり厳しいというのもわかる。一方で、色々足りなかったので買い足したものも多数ありました。

実はMac mini 2014はzoomでバーチャル背景を標準状態で使うにはCPUパワーが足りないんだよね。ということでバーチャル背景を使うにはグリーンスクリーンが必要。まあ、グリーンスクリーンがあった方がきれいに切り抜けるしね。

あと、やっぱり顔を照らすリングライトがあった方がいい。クリップでディスプレイの上に付けて、電源もディスプレイ上のUSBポートから取っている。テレカン以外の時間には、手元を照らすのにも使えるし。

あと、以前はこのMac mini、WiFiでつないでいたんだけれども、距離が長くてしかも壁などを色々挟んで、安定してテレカンをするにはちょっと辛い。ということで、リビングのテレビの横にあるスイッチからきしめんLANケーブルというかフラットLANケーブルを引いて、有線接続に変えたらかなり安定しました。この際、以前からあったフラットLANケーブルだとうまくドアの下を通せなかったので、可能な限り薄くて細いフラットLANケーブルを探したところ出てきたのがこれだ。

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小野寺光・個展「めがあうくらいの距離」(The Artcomplex Center of Tokyo)

はてさて、コロナ本格化前のことを色々書き忘れている気がするのですが、前回書いたドローンの件も含めて、色々思い出しつつ補完しています。

2月23日の日曜日、信濃町のArtcomplex Center of Tokyoで開催されていた小野寺光さんの個展「めがあうくらいの距離」に行ってきました。

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前回個展が開催されている時にたまたま見かけたArtcomplex Centerさんの公式twitterを見て「あ、これ多分俺の好きなやつだ」と直感を感じて行ってきたのが小野寺光さんの作品との出会いでしたが、今回の個展はこの日の前日まで情報を見逃していて、ふと見たツイートから今個展をやっていることを知って慌てて最終日にやってきたのでした。前回の個展の時に書いた記事はこちら。

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入ってすぐにあったこの作品「夢に片脚」。

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会場はこんな感じです。小野寺光さんの作品は、なんといってもこの色調がとても好きです。

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おそらく全てが、キャンバスに描かれたミクストメディア作品です。

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今回は小さい作品にも色々と惹かれる作品が多くありました。

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この作品「にぎやかをさける」とか無茶苦茶大好きな感じの作品でした。

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Mavic miniを早速DJI Care Refreshを使って新品交換した件と再発防止対策

お恥ずかしい話かつ、すでに2ヶ月以上前の3月の話ではあるのですが、どうもコロナ関連のごたごたで書き損ねていたので、今更ながらなのですがブログにまとめておくことにします。

昨年末、DJIのMavic miniという航空法ギリギリ対象外のドローンを購入して、大変気に入っていたのですが…。

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あっさりと故障してしまいました。一番目に見える部分としては、ジンバルが動作不良になって手動調整さえ受け付けない状態になったことです。上の記事で、ジンバルが時々不調だった動画を載せていたりして、当時は風が強いためかと思っていたのですが、実際は砂地で飛ばした関係で機体下部についているジンバルの可動部に砂が入ってしまったことが原因のようです。

Mavic miniはこのように機体下部に無防備にジンバルが露出していて、着陸時はほぼ接地します。

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この状態で、何しろ一番最初の頃は全く無防備に砂に着陸させていたからね。当然です(無知は恐ろしい)。離陸時もプロペラ始動時などに砂をはねあげますからね。その後、こういうものを買って、その上で離着陸をするようにしていたのですが、時すでに遅し。

ということで、DJIのサポートに現物を送った結果はというと…こんな返信が(涙)。

費用:有償対応
■ご申告症状:ジンバルカメラの異常
■点検結果:ジンバルアーム、モーター各部に異物が入り故障、回転や動作に異常あり
■ご対応内容:機体(カメラ含む)の交換対応
■その他:到着品にバッテリー&プロペラが同梱されておりません、バッテリー&プロペラもDJI Careリフレッシュ交換範囲内であり
DJI Careリフレッシュサービスをご利用するには、バッテリー&プロペラを追加発送(元払)していただくか、バッテリー&プロペラ交換なしでサービス利用することが可能です。
バッテリー&プロペラの交換をご希望の場合、ご入金せず下記アドレスあてにご連絡ください。

で、具体的な費用の見積もりはこんな感じでした。全損ではないですが、全てのモーターとジンバルシャフトの交換ということで、結構大掛かりです。

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Oculus Questのコントローラの仕組みを赤外線で観察する

さて、Twitterでこんな記事(「OnePlus 8 Pro」というスマホでOculus QuestのコントローラやAppleTVが透ける)を見かけたわけですが…。

internet.watch.impress.co.jp

まあずいぶん以前から赤外線カメラが割と好きな人間としては、ああ、これは(ジョークで呼んでいるだけだと思いますが)X線とは何の関係もなく、このスマホが赤外線除去フィルタが入っていないカメラ積んでるんだな、と思うわけです。

ちなみに以前赤外線カメラでiPhone XsのFaceIDとポートレイトモードに関して観察した記事はこちらです。

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ということで、Oculus Questのコントローラはこちら。よくみると、左コントローラには「L」と書いてあるけど右コントローラに「R」と書いていないのは、右コントローラは初期不良で交換したから多分ロットが違うためと思われます。

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さあ赤外線で撮影してみようじゃないか。うわっ、透けるだけじゃなくてキラキラしてる!

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赤外線カメラは(トイカメラだけど)Yashica F537IR。赤外線ライトの除去とIR76フィルタの追加の改造をしています。Amazonを検索してみましたが、さすがにF537IR本体はもう普通には手に入らないか。

動画で撮影するとこんな感じ。最初は筐体の一部が透けているんだけれども、ヘッドセット本体の電源を入れると内部の赤外線LEDが光り出します。ちなみに本体は赤外線を出していないようです。

なるほど、この赤外線LEDのパターンを本体側の複数の赤外線カメラで読み取って、その視差情報を計算してコントローラの物理的な位置を計算しているのね。ちょっと、Questでエリアを外れた時に見える白黒の映像ってもしかして赤外線カメラの映像? と思ったんだけれども、あの映像ではコントローラは黒いしキラキラもしていないので違うな。可視光のカメラなのか、赤外部分を除去した映像を見せているかどちらかなんだろう。

何気に、このリングの部分だけではなくトリガーボタンの部分とかも透けているんだけれども、これはあまり機能的な意味はないのかな?

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(2021年1月1日追記)この赤外線的に透明な構造は、どうやらボタンを押した状態だけではなく、ボタンにタッチしている状態を知るのに使われているようですね。アルトデウスBCではこれを用いて、VR中の手の自然な動きに活用しているようです。
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ちなみに、最初に紹介した記事ではAppleTVも透けるとのことで、じゃあうちにもAppleTVあるから試してみようということでやってみると…これはたしかに。

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まあ、AppleTVの場合はリモコンの赤外線の受光部を外から見えないようにしたいとか、なおかつ広範囲から赤外線を受けられるようにしたいとか、そういうデザイン的かつ機能的な部分からの要求である気もするけれども、なんか懐かしの初代iMacを彷彿とさせる半透明っぷりです。

いやー、面白いね。他にも透ける家電製品とかあるかなと思ったけれども、いくつか家で試してもちょっと見当たらなかった。

(初期不良で、ペアリングはできるけれども動かなかった右コントローラ、実は赤外線カメラで見れば故障状況すぐに分かったのでは、と思うけれども、すでに新品交換してしまったので後の祭りです)

おこもり生活ガジェットとしてのOculus Quest

さて、いわゆる新型コロナもといCOVID-19関係で世間は色々と動いていますが、皆様元気におこもり生活を満喫されていらっしゃいますでしょうか? まあ、インドア系の趣味を持っていることはこういう時では有利なはずなんだけれども、アニヲタ系だって聖地巡礼とかのアウトドア系側面はあるし、そもそも新作アニメだって制作が延期になったりするし、必ずしも影響がないというわけではないわけで…。

そんな最近の自分のインドア生活を支えるガジェットのひとつがこれですよ。Oculus Quest。

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実は年末に注文していたんだけれども、届いたら左コントローラーが初期不良で動かず、サポートとあれこれやりとりしているうちに突発性難聴で入院してしまい、VRどころの話ではなくなってしまう始末。

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まあ無事に難聴からも回復して、退院後にやっと不良品を香港に送って交換品が届いたことで、やっと普通に使えるようになったんだけれども、いやーこれが結構いいんだわ。

実は前のモデル…とは少し違う位置付けだと思うんだけれども、Oculus goも持っていたんだけれども、実際に使ってみるといやぜんぜん違うでしょこれ。案の定Beat SaberとかのいかにもQuestならでは、という感じのゲームとかもムッチャ楽しんでいるわけです。いやー最高だわ。

そんな中で、何気に気にいっているのがAmazonプライムビデオやNetflixのアプリです。そんなもんPCやスマホタブレットで見ればいいし、なんならお前はAppleTV持ってるんだからそれでテレビで観ればいいやん、とか、そう思うでしょう? いや実際、ほとんどはそうやって見ているわけですが、それでも結構な割合で最近Oculus Questでこれらの配信サービスを見ているわけです。

残念ながらこれらのアプリは、スマホアプリ同様に画面キャプチャ取得が禁止のアプリになっているため、キャプチャ画面は示せないのですが、雰囲気をいらすとやさんで再現してみることにしました。

まずはAmazonプライムビデオ。これ本当に最高なんだけれども、映画館の前にある看板がプライムビデオのメニューのようになっていて、そこからプログラムを選ぶと映画館の館内に移動して、そこで映画館貸切状態で大スクリーンでプライムビデオのプログラムを見るという体験。

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誰だよこれ考えたやつ。最高すぎるだろう。

昔、目の前に大スクリーンを表示するということを目的としたガジェットはあったけれどもそれとどこが違うの、と言われそうだけれども、全然、全く100%違うんだよこれが。そういう懐かしのガジェットは、たとえば頭を少し傾けたら、仮想的なスクリーンも傾いただろう? これは違うんだ。スクリーンは水平のまま、自分が本当に劇場で頭を傾けたのと同じ現象がゴーグルの中でシミュレートされるわけ。

左右を向けば劇場の壁が見えるし、下を向けば客席の間の通路が見える。客席の造形も細かくてドリンクホルダーまであるから、つい腰のところにドリンク置きたくなるし、ちゃんと壁の脇に劇場出口やらがあったりする。完璧だ。

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突発性難聴体験記(4):退院後の社会復帰・聴力の回復

こちらの前回の記事の続きとなります。一連の記事を最初からご覧になりたい方は、こちらのタグを御覧ください。

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突然聴覚に異常を感じ、数日後に近所の耳鼻咽頭科を受診、突発性難聴の可能性ということで大きな病院に紹介してもらい、入院することになりました。入院先の病院で、8日間のスケジュールでステロイド点滴、ATPやビタミンB12の内服、高気圧酸素治療などを受けました。8日の入院治療を終え退院。そこそこ調子は改善されてきたようには思うけれども、治ったと言うにはちょっと厳しい。そこからの続きです。

今回の目次。

  • 流石に退院すぐに全力復帰は難しい
  • 退院後3日目に聴覚が回復?
  • スマホの聴力検査アプリ
    • 聴力検査&耳年齢テスト
    • Mimi聴力検査
    • 注意
  • 退院1週間後の再診
  • 退院2週間後、地元の耳鼻咽喉科に再診
  • 音楽用耳栓を購入
  • 最後に

流石に退院すぐに全力復帰は難しい

一応、退院した日には、翌日から普通に出勤するつもりだったのですが、なかなかそう都合よくは事態は展開しません。退院の夜、無茶苦茶眠くてすぐ寝てしまったのですが…3時間少々で起きてしまい、やはり眠れない。まあ、退院の朝まで普通にステロイドの点滴を受けていたわけで、その副作用と思われます。病院では睡眠薬で強引にもう少しだけ余計に寝ていたわけですが、退院時に処方してもらうべきだったかな。朝になっても全体的に頭がぼーっとしています。

その、かろうじて眠れていた時間も、なんか変に壮大な物語の夢を見ていたようで、さらに夢の中でも自分は難聴っぽい感じがエミュレーションされていたのを覚えています。色々と人間は環境に適応していくんだな、と妙に感心しました。

そして胃の調子とかもあまり良くありません。この辺りがステロイド点滴の副作用なのかな、と思いました。

あとは免疫力低下なども副作用の一つらしいですが、ちょっと風邪気味は入院前からずっと続いていたような気がしますね。昨今は新型コロナウイルスなどの問題も出てきているので気をつけた方がいいかもしれないですね。自分が入院中は結構院内を散歩したりしていましたが、今入院している人は免疫力が低下していることを普通以上に意識した方がいいかも。

で、とりあえず退院翌日の2月5日(水)、普段通りに出勤しようとしたのですが、前日夜の突発的なトラブル発生で、普段の職場ではなく、出張でトラブル対応を行うことになってしまいました。家の近くが出張先だったのですが、退院後初めて車を運転して出張先に。運転自体には概ね問題はないのだけれども、なんか感覚が違いすぎる。なんだこれ。ついでに、カーステレオからの音楽がなんかおかしな聴こえ方をします。

現地について、とりあえず応急処置を行なって、あとは引き継いだらもう体力的に限界な感じ。いや、これはダメだわ。とりあえずその日は休暇扱いにしてもらい、家に帰ることに。帰りも運転して帰ったのですが、本当に近い場所でよかった。家でそのまま寝たのだけれども、夕方に再び同じ場所でトラブル発生。流石にもう出勤するのは無理があると判断し、家からチャットしながらアドバイスなどを出しつつ、現地の進行を見守ることに。

その夜は少しずつステロイドが抜けつつあるのか、7時間ほど眠ることができました。

翌日の2月6日(木)、胃の調子はまだ荒れている感じですが、エアコンやテレビの音に関する不快感はかなり弱まったように思います。トラブルは相変わらず続いているのですが、いつもの通勤先ではなく、家の近所のオフィスに出勤しつつトラブル対応を行う感じで、当然定時上がりではありますが、普通に仕事のできた初めての日でした。運転感覚もだいぶ戻ってきたのですが、何かに違和感が相変わらずあります。レンタカーで初めての車種を借りた最初の違和感よりも強い感じです。とりあえず、退院後初めて8時間眠れました。

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突発性難聴体験記(3):入院生活後半・少し改善が見えてきた?

こちらの前回の記事の続きとなります。一連の記事を最初からご覧になりたい方は、こちらのタグを御覧ください。

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突然聴覚に異常を感じ、数日後に近所の耳鼻咽頭科を受診、突発性難聴の可能性ということで大きな病院に紹介してもらい、入院することになりました。とにかく時間との勝負なので、耳の異常を感じたら可能な限り早く耳鼻咽頭科を受診するべき、であるようです。入院先の病院で、8日間のスケジュールでステロイド点滴、ATPやビタミンB12の内服、高気圧酸素治療などを受けつつ、前半の4日が経過しました。数値的には多少改善が見られるとのことですが、全く実感としては改善されたように思えません。そこからの続きです。

今回の目次。

  • 閑話休題:入院生活
  • 改善の兆し
  • 退院の日

閑話休題:入院生活

まずはちょっと一息。入院生活中はまあ、結構暇なんだけれども、まずは病院食。以前胃腸系で入院したときの初期は、お粥以前の重湯のような、これは離乳食か? と思うようなものしか食べられなかった経験もあるんだけれども、今回はまったく消化器系には問題はないので、通常食となりました。

そうするとまあ、病院食ではあるのだけれども、そこそこまあ、耐え難いような食事ではなかったりします。お肉もちゃんと出るし、揚げ物も揚げたてとは言えないけれども南蛮漬け程度なら出てくるし…。

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個人的には麺類が一度だけ出てきたとき(あんかけ焼きそば)はなんかスペシャルで嬉しかったな。鮭のバター焼きとかも良かった。全体的に病院食という制約のなかでは、まずまずのクオリティだったと思います。ありがとうございました。

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あと、窓際のベッドだったので、外の景色が見えたり昼は日光が浴びられたりしたのは冬場なので嬉しかったですね。寝たきりな病気でもないので、割と毎日院内を散歩していました。毎日院内各所の天吊りエアコンや自動販売機などから聞こえるノイズの不快感の変化などを確かめたりしながら。

まあそんな事にささやかな喜びを感じながらの8日間。入院前の最後の娑婆の飯だった一風堂コラボラーメンを買ったときのセブンイレブンで、一緒に仕入れてきた焼き菓子のストックを着実に毎日間食で消費しながらも、入院前より2kg痩せました。病院ダイエットです。リバウンド確実ですが。

一日のスケジュールは平均的に大体こんな感じ。「眠れない」の時間が本当に辛い。凄いなステロイドの副作用。「眠れない」と「休憩」のところは、頑張って眠ろうとしている(でも眠れない)か、諦めてKindleで本読んでるか、Netflixやプライムビデオ見てるか、ネット見てるか、それにも飽きて最後には仕事しているか、の、どれかでした。

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(24時間サークルメーカーを使って作成)

まあ、突発性難聴の原因の一つとしてストレスってよく上がるんだけれども、結局の所いろいろな資料見ているとそれも大して根拠なさげだなぁ、という印象も持ちました。そもそも自分が最近あまりストレスフルな生活していないし。

さて、もとの話に戻しましょう。

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突発性難聴体験記(2):入院生活と治療について、そして片耳難聴だと何が起こるのか

こちらの記事の続きです。記事を最初からご覧になりたい方は、こちらのタグを御覧ください。

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1月25日(土)、エレベーターや飛行機に乗った時のような耳の不快感が治らなくなったものの翌日日曜日に回復、しかし月曜日に症状は悪化したため翌日の火曜日に近所の耳鼻咽頭科を受診、突発性難聴の可能性ということで大きな病院に紹介してもらい、入院することになりました。とにかく時間との勝負なので、耳の異常を感じたら可能な限り早く耳鼻咽頭科を受診するべき、であるようです。そこからの続きです。

  • 治療の内容
    • ステロイドなどの点滴
    • ビタミンB12、ATPなどの内服
    • 高気圧酸素治療
  • 片耳難聴だと何が起こるのか?
  • 入院後の経過

治療の内容

さて、入院した病院で、今回受けた治療はこんな感じです。

  • ステロイドなどの点滴を受ける
  • ビタミンB12、ATPなどの飲み薬を飲む
  • 高気圧酸素治療

これらについて簡単に紹介しましょう。

ステロイドなどの点滴

ステロイドに関しては、序盤で一番大量に点滴し、それを徐々に減らしていく形が基本らしく、点滴は8日間続けました。お薬手帳を見るに、8日間でデキサートの量が4→4→4→3→3→2→2→2となっています。

ステロイドと聞けばなんか副作用って言葉が出てきそうな印象がありますが、実際のところ期間は短いのでいわゆる副作用に関してはそれほど問題になるものは出ないだろうということでした。が、一点だけ副作用が…不眠は辛かった!

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いつも割とすっと眠れることでは定評のある自分だけれども、この入院中は本当に眠れなかった。以前別の病気で入院した時は爆睡していたし、今回は退院後も2日間くらいよく眠れなかったので、おそらくステロイドの副作用だと思います。毎日睡眠誘導剤をもらっていましたが、それでもひどい時は3時間くらいで起きてしまい、眠れなくなりました。

いや、入院じゃなくて通院治療もあるって聞いてはいたけれども、もし同じ量だとしたら、これだけステロイド入れたら普通の社会生活には問題が生じるよ。絶えず眠いし、なんか色々と判断が危うくなってる(通院の場合の投与量は違うのかもだけれども)。少なくとも絶対車の運転はしたくない。

ステロイド以外にもATPなども点滴で入れていたのですが、点滴自体の感触としては、むしろこっちの方が血管の痛みが強くて辛かったかな。

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