xckb的雑記帳

身の回りにあったことを雑多に語ります。

「宇宙よりも遠い場所」第6話・立川の落ち穂拾い・Fisheye NIKKOR 6mm/F1.4を添えて

いやー「宇宙よりも遠い場所」、第6話を過ぎても毎回毎回見事な「いい最終回」になってて素晴らしいな。まるで1話完結のストーリーのようでもあり、きちんと話が進んでいくところがいい。毎回全くクリフハンガーなしでも、これだけ次回が楽しみで仕方がない構成にできるんだなぁ、と感心する。

6話はあの見事なシンガポール描写も凄かったけど、日向のパスポート云々のトラブルは自分の過去の経験もあり、実にドキドキしながら楽しめたな。

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そういえば上の記事で書いたように、自分がパスポートなくした時は、「帰国のための渡航書」の発行に数日、パスポート再発行に1週間と言われたけれども、「最短半日」で出来るって、この10年で事務が効率化されたのかな? マイナンバーとかで処理が簡単になったとか? それにしてもシメの報瀬株の乱高下は本当に笑った。もうこの6話楽しすぎてもう5回は見たよ。要するに毎日見てる。

ということで、そう言えば第5話をやった日に、立川の国立極地研究所「南極・北極科学館」に聖地巡礼してきたわけだけれども、時間がない中をせかせかと回ったため、いくつか積み残しが残ったんだった。あと、アニメに関係ない部分もちゃんと見たかったし。

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そして、何と言っても、後で色々調べてネットで情報を見つけた、この前世紀に昭和基地で使われていたらしい、オーロラ観測装置が実に俺的にツボのものだったはずなのに、オーロラシアターの横の薄暗い空間だったこともあって、スルーしてしまっていたのが悔しかったのだ。

というわけで、立川に再訪してきたぞ。件のオーロラ観測装置はこれだ。1969年に制作され、1970〜1998年まで昭和基地で使用されたらしい。

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なんといっても見たかったのは…この巨大なレンズだよ。

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レンズの横に書かれた「Fisheye NIKKOR 1:1.4 f=6mm 180° Nikon」の文字!

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Fisheye NIKKOR 6mmといえば、F2.8が伝説のレンズだったりして、そのあたりは以前魚眼レンズについて書いた時に触れたのだけれども、なんとF1.4なんて化物レンズが存在したのか…。

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このレンズは特注の品らしいけれども、観測装置の製作が1969年で、一般発売(ただし受注生産)されたF2.8がの販売開始が1972年らしいから、このF1.4のレンズのほうが先に存在していたのね。もしかしてこのレンズの制作経験があった上での、伝説のF2.8だったのかな。F2.8の方が画角220度と広いし。

カメラ本体に相当する部分も特注の品っぽい感じかな。謎の箱。

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フィルムは100フィート長巻をそのまま突っ込む感じ…なのかな? 箱の発泡スチロールは防寒のためかな。屋外にずっと置いておくなら、結露の心配とかはしなくていいのかもね。配線の手作り感が実にいい。

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ということで、これ以外にも前回飛ばしてしまった、アニメには関係ない部分の展示も一通り見て回って大満足。ということで、少し聖地巡礼の落ち穂拾いをしてみよう。前回、この犬の姿がどうにも写真とマッチしないなぁ、と思っていたのだけれども…。

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出典:「宇宙よりも遠い場所」第3話

はっ!

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左右反転! 完全に一致! ということで、実は左右反転されていたという落ちでした。そりゃ時間がない時には気が付かんわ…。

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前回時間がなくて保留になっていた、立川駅前の「南極チャレンジ」カーとの待ち合わせ場所も、今回やっと判明。

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出典:「宇宙よりも遠い場所」第4話

隣のビルの駐車場入口。なかなか細かいな。

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ここは伊勢丹の1F入り口だったのか…。

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出典:「宇宙よりも遠い場所」第4話

うん、完全に一致。

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まさにこの通りの景色だったな。

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出典:「宇宙よりも遠い場所」第4話

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場所は立川駅北口から歩いてすぐ、伊勢丹の入り口のところにある脇道。スターバックスマクドナルドの手前にある。

ということで、次は館林かな。昔みたいにフットワークが軽ければ、今頃既にシンガポール航空でNRT→SIN→PERの予約を取っているところだけれども、ちょっと今は無理(笑)。

ところで第6話の話に戻るけど、あの超イケメンモードの報瀬、多分100万円使って次の旅程を変更したんじゃなくて、Cクラスの通常運賃の片道SIN→PERを買ったんだろうな。だからあっさりとキャンセルしても前の予約は生きていたと。変更なら前後の便が満員の便なんてあっさり前の予約は埋まっちゃうだろうからね。そもそもエコノミーの格安航空券の1旅程のみビジネスに変更なんて無理だし。まあ、パスポート紛失時など如何ともしがたい場合は、私の以前の記事にも書いた通り、航空会社が特例対応をしてくれることがあるのだけれども、パスポートが出てくる可能性を考えたら、仮に私が窓口の人だとしても、追加購入したうえで、明日までに出てこなかったら前の便をキャンセルしてくれ、と言うだろうね。

で、実際いくらなの、とシンガポール航空のサイトで検索してみると、片道SIN→PERのCクラスは通常料金1人2,662USD。今の円のレートだとちょっとオーバーするが、4人で合計約しゃくまんえんで合ってる。おお。

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で、キャンセル料金は1人200USDかかるので、本当は4人で8万円ほどかかるのだが、まあそこはフィクションということで、あまり深いツッコミはなしということに。Twitterだとキャンセル料で凄いことになったのではと言ってる人が結構いたけど、通常料金はそんなことないよ。まあ8万円はそれなりに痛いけど。

まあコツコツ金を貯めるだけじゃなくて、ここぞという時の大金の使い所を知ってる報瀬はできる女だと思うぞ。結局ポンコツだったところがさらに最高だけれどもな。

というわけで第7話が楽しみ。

(2018年3月5日 追記)館林の聖地巡礼もしてきました。

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