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xckb的雑記帳

15年ほどWeb日記をつけ続けていたのですが2012年で一旦休止、1年半ほど休んで新天地でぼちぼちのんびりまた始めてみることにしました。

今、万感の思いを込めてジャパリバス(改)が行く:けものフレンズ 最終回感想など

ついに「けものフレンズ」が最終回を迎えた。誰も注目しておらずひっそりと始まったこのアニメをなんとなく見始めて、一見、どう見てもクソアニメに見えてしまった第1回で諦めずにその後も見続けて、ついにこんな社会現象的アニメになるまでの仮定を、リアルタイムでご相伴できたことは非常に喜ばしい。最終回のニコ生でも、何気にまた伝説を作ったようなニュースも出ている。

nlab.itmedia.co.jp

ということで今回は、まだ最終回をやっていなかった先週、憶測と妄想をがっつり書いた前回の記事についても時々触れながら、最終回の振り返りとシリーズ全体の感想を書いてみたいと思う。

xckb.hatenablog.com

(2017年4月10日追記)
夢見ヶ崎動物公園レポその2書きました。オグロプレーリードッグさん今回は大胆すぎる。
xckb.hatenablog.com

最終回「ゆうえんち」

10話頃から毎週リアルタイムで見るようにしていたので、今回もテレビの前でがっつりとリアタイ視聴した最終回、第12話「ゆうえんち」。奇をてらわずに王道中の王道の、ハッピーエンドの最終回を作ってくれたということが、最高に嬉しかったな。

前回からの続き。意識が戻り、ヒグマさんたちから状況を聞いて把握したサーバルちゃんが、巨大黒セルリアンに取り込まれたかばんちゃんを必死に助けようとする。もうここの、黒セルリアンにしがみついて叫ぶサーバルちゃんのセリフだけでも目頭が熱い。

「かばんちゃんを返して! 返してよ! 怖がりだけど、優しくて、困っている子のために色んな事考えて、頑張り屋で、まだ…お話することも、一緒に行きたいところも…ううううう…返してよ!」

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そこにさっそうと現れるはかせと助手!!!

11話でボスの目が光っていた時に「他のボスたちに通信して招集をかけているのかな?」とか、エンディングからフレンズがいなくなっていたのは「きっとこれはみんなかばんちゃんを助けにやってきてくれるんだよ」とか、前回の記事では単なる願望を書きなぐった気がするけれども、幸いこれはどちらも正解だったな。よかった!

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そして彼らの後ろに今まで出てきたフレンズたちも次々と現れる。「野性解放」でみんなの目が光ってる。

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そしてそこにタイトルが出てきてOPが流れる、まさにこの大団円感!

「我々の群れとしての強さを見せるのです」

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あまりにベタな展開だけれども、「そうだよ、これだよ、これが欲しかったんだよ!!!」と言うしかない! そしてみんなが自分の得意技で黒セルリアンに攻撃をかける。あのオグロプレーリードッグさんまで落とし穴を掘って黒セルリアンを足止めする。こんなところに「へーきへーき、フレンズによって得意なことは違うから!」というサーバルちゃんの精神と、そしてそれを元にかばんちゃんが伝えた、互いの長所をチームで活かし合うという精神が生きている。コツメカワウソちゃんは役に立っているのかどうか謎だけど…まあ、ムードメーカーかな(笑)。

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だから前回アライさんが言った「かばんさんも言ったそうなのだ。困難は群れで分け合えと」という謎のかばんちゃん伝説は、ある意味正しいと言えるのだろう。

そしておそらく一番遠い「へいげん」ちほーからは、トキとアリツカゲラさんに抱えられて空を飛んできた真打ち、ヘラジカさんとライオンさんの二人が登場!

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この二人がワンカットで黒セルリアンに向かって落下しながら攻撃する姿が実に熱い! そしてライオンさんの「うちの子に…手ぇ出してんじゃねぇぞ!」の前半と後半で声色が変わるところなんかもう最高!

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そしてキツネコンビ+アルパカさん+おそらく入れ知恵ツチノコさんが、風呂桶で水をかけて、かばんちゃんがいると思われる黒セルリアンの足の先端を固形化させ「溶岩」にする。

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前回の記事で追記で書いたけれども、やっぱりあの4話の溶岩、黒セルリアンの残骸だったのね。これ指摘している人は少なかったと思うけれども、俺ちょっと冴えてたかも(笑)。

ヒグマさんが他のハンターの力を借りてジャンプして、かばんちゃんのいると思われる足をカット!

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かばんちゃんが…謎の光る球体になってる。

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そしてそれをもう一度取り込もうと攻撃しようとする黒セルリアン…その前を横切るのは…燃える紙飛行機。

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飛ばしたのは誰? かばんちゃんはいないのに…ああサーバルちゃんだ! 前回かばんちゃんが、サーバルちゃんに教わった木登りなどを使って、自分の知恵と合わせてサーバルちゃんを救った。そして今度はサーバルちゃんが、1話のかばんちゃんを真似て自分で紙飛行機を作り(不格好で出来が良くない)、さらに火を怖がる動物の本能をねじ伏せて、今度はかばんちゃんを助けようとしてる! ダメだ俺もう本当に泣くしかない。

紙飛行機を折るところとか、火を点けるところとかのシーンをすっ飛ばして、不出来な紙飛行機にこのサーバルちゃんの表情だけで全てを悟らせる「語りすぎない」演出、見事としか言いようがない。

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紙飛行機は船の方に飛んでいき、黒セルリアンはそれを追いかける…そしてかばんちゃんは…? サーバルちゃんが流す涙はかばんちゃんのための涙。

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「元の形に戻りつつあるのです」

前回はサーバルちゃんの正体を人型セルリアンじゃないかと書いてしまったけれども、どうやらあれはミスリードでかばんちゃんはミライさんの髪の毛からのフレンズだったのね。

だとすると髪の毛に戻るかな、と思ったんだけれども、サンドスターは「動物だったもの(一部も可)」から「フレンズ」を作る。セルリアンは「フレンズ」から「動物」に戻すという錬金術から、人の姿に戻ったんだろうな。ああ、サーバルちゃん、かばんちゃん、よかった!

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それにしてもまさか

「食べないでください…」
「食べないよ…」

の会話に泣かされる日が来るとは…。ここの演技は本当に素晴らしかった。

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そしてボスの待つ船のところに黒セルリアンが。そういえば最終回序盤の、かばんちゃんを助けに行くサーバルを見送る時のボスの

「サーバル、3人での旅、楽しかったよ」

ってセリフは…、「あの無感情のように見えたロボットのボスが…」的な点も含め、なんか本当にターミネーターを連想してしまうし、そしたら本当に冗談じゃなく黒セルリアンを道連れに溶鉱炉(っぽく見える海)に沈んでいくし。ラッキーさん…(涙)。

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最終回テロップでやっと明らかになったラッキービーストのキャストが、誰もが予想していた「内田彩」ではなくて「ミライ」になっていたのは、ボスがミライさんの分身になっていたという意味もあるんだろうな。このセリフや、行動についても。そういう意味では「サイレント・ランニング」的でもあるんだろうか、やっぱり。

海に沈んで「溶岩」になった黒セルリアンの向こうから昇る太陽が美しい。

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平和を取り戻したジャパリパーク。そこでレンズ?とベルト的な部分だけ発見されたボス。「レンズ」の部分が本体だったのか急に喋りだしたそれを、驚きのあまり放り投げて海に捨ててしまうサーバルちゃん、実に酷い(笑)。というわけで、緊迫感を笑いで癒やしてBパートに続く。こういう場面を切り替える演出は実にいいね。ボスがやや可哀想だけれども。

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今回は動物の解説は無しでBパート。どうやら1話のゲートのところででセルリアンに食べられてしまい、フレンズから動物になったのはこの子だったのね。アードウルフさん。声は照井春佳さんでカバさんと一緒ですね。鳴き声だけだけれども(参考:アードウルフ -けものフレンズ攻略Wikiまとめ - Gamerch)。

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ということで、ついに着いた「ゆうえんち」。第3話でトキさんに吊り下げられて「こうざん」を登っていった時に遠くに見えたあの観覧車!

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この観覧車、琵琶湖大橋の脇にかつてあり、現在はベトナムで余生を送っている「イーゴス108」がモデルらしい。そういえば20年以上前に、色々といわくつきの映画「幻の湖」の聖地巡礼雄琴から琵琶湖大橋界隈に行った時に見た記憶が…あの時は普通に営業してたな。しかしなんとこの観覧車の名前には、こんな由来(「スゴーイ」→「イーゴス」)があったとは…知らなかった!

こんなところにまで小ネタを仕込むけものフレンズ、やっぱりすっごーい! ちなみにこの跡地の琵琶湖大橋を渡った対岸には、あの最近色々と話題になったショッピングセンター「ピエリ守山」があるんだけど、あそこの動物園に今、リアルサーバルちゃんがいるんだっけ?

(ちなみに超怪作「幻の湖」は本当に酷いクソ映画だが、そこいらのヤワいクソアニメたちを見てクソだクソだとけなすことに人生の貴重な時間を費やすくらいなら、この映画ほどの「そびえ立つクソ」をじっくり愛でるのがいいと思う。ちなみに自分はDVDもサントラもノベライズも全部持ってる。最高だ!)

幻の湖[東宝DVD名作セレクション]

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そしてかばんちゃんがはかせに伝えた「料理」の技がヒグマさんに伝えられている…。

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あーーーーーーー! ここはペパプ予告のステージ。実物はここにあったのか! トキさん & ショウジョウトキさん & PPPのステージとは…。

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そういえばAパートでやってたPPPのペンギンパンチ、実はかなり強力らしい…。

togetter.com

ボスはベルトを上手く使って、かばんちゃんのスマートウォッチに改造されてる。

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この宴は、無事にセルリアンを倒した&かばんちゃんが何の動物かわかったのを祝うパーティー。まずはプリンセスさんからかばんちゃんにインタビュー。

「色々おめでとう。大活躍だったじゃない?」
「ええと、いえ、皆さんのおかけです」
「一時はセルリアンに食べられていたけど」
「あ、はい、ほとんど覚えてないんですが…おかげさまで、なんか、無事に」
「そして道中、何の動物かわかったんだって?」
「あ、はい。僕、ヒトでした」

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ここで、何を偉ぶることもなく、何を特殊に感じるところもなく、かばんちゃんが単に「ヒトでした」って答えるところが実にけものフレンズ・ウェイ。単なる種の一つとしての「ヒト」のフレンズが、他の動物のフレンズたちと全く対等に存在する優しい世界。

そしてついにアライさんから明かされる、かばんちゃん誕生の瞬間。アライさんが追いかけていた帽子に、かなりすごい勢いでぶち当たるサンドスター! そしてそれにビビって崖から落ちるアライさん(笑)。

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そしてそこに残っていたミライさんの髪の毛が光り…。

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かばんちゃんが誕生! そしてこの後、サーバルちゃんと運命的な出会いをするのね。

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ところでやっぱり、サーバルちゃんって先代→セルリアンに食われて動物に戻る→今のサーバルちゃん、なのかな? そうすると前回も書いた「前世での友達が生まれ変わって奇跡の出会いをする」ストーリーだった(これまた本当にベタな王道設定だけれども)、という可能性は、ほんわかと示唆されているということでいいのかと思う。10話のサーバルちゃんの涙の意味を込みで考えると。うーん、やっぱり王道って最高だな。

ベンチでのサーバルちゃんとの会話。

「船…。やっぱり外でヒトに会ってみたかった?」
「どんな動物なのか知りたいって気持ちはあるけど、こうして友達もたくさんできたし、外は…うん、またいつかでいいかな」

サーバルちゃんにフェネックさんが「リモート耳打ち」して、かばんちゃんとサーバルちゃんは観覧車へ。こういう個々の動物の細かい振る舞いを通じてフレンズたちの個性を表現していくのは流石だなぁ、と。

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サーバルちゃんとかばんちゃんの観覧車デート。実際はかばんちゃんへのプレゼントを用意するための、フレンズたちの洒落た気遣い。だったのだが…。

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数年前、リアル廃墟化していた時代のイーゴス108の記事が実にいい感じにここにはまる。

「ゴンドラやセンター軸のベアリングが壊れないように、時々回しておかないといけない。もう電気が来ていないので、非常用のガソリンエンジンで動かしている」

nlab.itmedia.co.jp

なるほど、時々回しておかないと…。

ああっ…!!!! (ここ、大爆笑だったな)

「なんか落ちてきたぞ!」

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そしてボスから再生される、観覧車に乗ったミライさんの映像。

「ふー、最後に一回は乗っておかなくちゃね。結局、パークの職員は島を出ることになりました。短い間でしたけど、私はこの島で出会えたたくさんの奇跡に、感謝しています。きっとまた…。ラッキー、留守をよろしくね」
「まかせて」
「ごめんね、すぐ戻るから」(帽子が風に飛んで行く)
「ミライさ~ん」

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そしてフレンズたちからプレゼントは、ジャパリバス(改)。丸太を左右に取り付け、おそらく何らかの推進のための仕組みを追加し、船としての役目を果たすようになってる!

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対黒セルリアン戦に使われた風呂桶が使われ、左右に対になった丸太を従え、さらにジャパリバスの大きな「耳」をつけたその姿は…。

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まさに9話のサーバルちゃんの可愛い妄想に出てきた、「サーバルちゃんの考える海」に浮かぶ「サーバルちゃんの考えた船」に乗った「サーバルちゃん」そのものだ! それにしてもかばんちゃんと関わったことでフレンズたちの文明度が格段に上がってるなぁ。もうIQが下がるアニメだなんて言わせない。

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そしてかばんちゃんが、このジャパリバス(改)が船であるということに気がついた後のこのシーンが、実に素晴らしい。

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かばんちゃん旅立ちの時。第1話で「ジャバリパークの掟は、自分の力で生きること。自分の身は、自分で守るんですのよ。サーバル任せじゃダメよ」と言っていたカバさんも、「本当に辛いときは、誰かを頼ったっていいのよ」と声をかけてくれる。

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そしてかばんちゃんも、サーバルに習った木登りやジャンプがうまくなったことなどをみんなに示す。そしてちょっと涙声でみんなに別れの挨拶をする。

「ごはんの探し方も教えてもらったし、安心な寝方も聞いたし、木登りだってできるようになったから、だから大丈夫! …じゃあ、行ってくるね!」

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そしてついに海に乗り出すかばんちゃん。その目は彼方の島を見続けている。

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そしてしばしの間共に過ごした仲間、フレンズたちが桟橋で見送ってくれるのだが…。

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サーバルちゃんを残し、みんなそれぞれの現実に帰っていく。祭りは終わったのだ。そしてサーバルちゃんも戻っていく…のだが…。

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あれ、あの耳は何だ? あ…これは第1話の終盤で見た懐かしの風景…。

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結局、サーバルちゃんもついていくのね(笑)。足こぎっぽい音がしているということは、あのケーブルカーとかを取り付けて改造し、足こぎ装置を付けたのかな? なんか文明の進みっぷりが半端ない。

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そしてEDの「ぼくのフレンズ」が流れ出す。いやーいい曲だよねこのEDも。かばんちゃんの手が黒くなってきているのは、フレンズの衣服としての手袋が復活しつつあるということかな。これはサンドスターの効果なんだろうか? でもアードウルフにはそんなことがなかったのに、かばんちゃんにこういう現象が起きるってのは…もしかするとセルリアンによる「動物化」が途中で中断されたので、フレンズとしての特徴が戻りつつあるって解釈でいいのだろうか?

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「おわり」の文字に続いてスタッフロールが。

結局作画・美術関係のスタッフ、第1話から最終話まで同じだったな。凄いぞ。映像はかばんちゃんとサーバルちゃんの旅路を逆に辿っていき、第1話のさばんなちほーが出てきたところで…あれ? さらに続くの?

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船から島がはっきり見えてきたところで何と電源切れ。ここまでやっておいてもう一度充電しておかなかったのかよボス(笑)。それとも充電してたけど、水の上を進むのは電気を余計に使うのか? そしてそこに後ろから「がつん!」といい感じに激突するサーバルちゃんの足こぎボート。あれ、サーバルちゃん以外にも誰か乗ってる? アライさんとフェネックさんかな?

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さらにここで、海の上にいた新しいフレンズにも会ったみたい。

「なになに?どこいくの?」
「あなたは、なんのフレンズさんですか?」
「お友だちになろうよ!」

ああ、これでこそ「けものフレンズ」のラストに相応しい、新しいフレンズとの会話だろう。

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キャストのリストを見ると、最後の方に出ていたマイルカのフレンズかな? (参考:マイルカ -けものフレンズ攻略Wikiまとめ - Gamerch)こうしてかばんちゃんたち一行の新たな旅が、今までの「きょーしゅーちほー」から新しい「ごこくちほー」で続いていくんだな…。

遠くに見える橋は多分、来島海峡大橋がモデルだろう。九州から四国の方向に行くなら一番近い本四架橋である、しまなみ海道の最南端かつ最長の橋だ。昔自転車で何度も走ったな。懐かしい。

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ああ。これで本当に終わりなのか、続きが見たいぞ! と思ったら、この画面の右下に何か書いてある…との情報が。ああ、本当だ!!! 「つづく」って書いてある! (Photoshopで強調してみた)

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どこに「つづく」んだ! 楽しみすぎる!

シリーズ全体を見終えて…

そんなわけで、この「けものフレンズ」というアニメとつきあってきたこの3ヶ月。本当に「たのしーーー!」時間を過ごさせてくれて感謝としかいいようがない。円盤ことガイドブックも売れているようだし(売上に関しては、実売数はKADOKAWAさんだけが知ってる感じになりそうだけれども、以前書いたように、ライター時代の経験から言ってもAmazonであれだけの書籍総合ランキングを維持していれば、かなりの部数が出ることは確実だ。もともと店頭には数が出回っていないから、POS集計ベースのランキングとかはあてにならない)、ぜひともこのスマッシュヒットを作り上げた精鋭スタッフたちにも、ボーナスとか、それも契約上無理なら超豪華なパーティとか、その他諸々を用意してあげてほしいと思う(笑)。

そしてあの第1話を見た時に、なんとなく心に引っかかるものを感じて、次週以降も見ることにした自分もちょっとだけ褒めてあげたい。最初にも書いたが、ほとんどの人から無視されていたこのアニメが、これほど物凄いムーブメントに成長するまでをリアルタイムで一緒に体験することができて、実に幸運だったと思う。

序盤の頃に、これ本当にEテレで再放送してもいいんじゃない? と思ったけれども、最終回まで見た今はさらに思う。これはEテレで再放送して欲しい、いや、再放送して子供たちにも見せてあげるべきだと。

「へーきへーき、フレンズによって得意なことは違うからね!」

そう、これだよ! たのむよNHKさん。

そういえば、子供の頃に見たロードムービー的なアニメとして心に残っているのは、自分としてはやはり「銀河鉄道999」だな。色んな星をめぐり、そこの人々と関わり、問題を解決していく過程で自らも変化し、成長していく。最終回でフレンズたちが集まって黒セルリアンに対抗する姿を見て、アンドロメダ終着駅にキャプテンハーロッククイーンエメラルダスが加勢にやってくる勇姿がオーバーラップしたよ。

これこそが「王道」というものなんだと思う。

けものフレンズ」は「エヴァ」や「まどか」のように、色々な意味で奇をてらっている部分はとても少ない。「四月は君の嘘」の時も思ったんだけれども、やっぱり王道の古典的ストーリーを丁寧に作っていく、ってのは、一見簡単なように見えてとても難しいんだと思う。王道のストーリーはみんな「見たことがある」ものであるがゆえに評価基準も厳しい。そこで「けものフレンズ」は、モデルとなった動物に関する真摯な姿勢、非常によく練られた構成・脚本と、ほのかなSF風味、こだわりのある演出、そしてそれらと対象的な独特のゆるいCGアニメ感などを加えることで、総合的にコンテンツとしての魅力を大きく高めていたと言えるだろう。

これらが可能となった背景には、少数精鋭のチームで作り上げるという手法と、それを可能としたアニメーション周りのIT技術の進歩があると思うし、低予算ゆえの雑音の少なさや、チームをまとめ上げた監督やプロデューサーの手腕というものも重要だったと考えられる。色々な人が既に言っているけれども、この作品はそれらの全ての要素が本当に奇跡的に良い方向に噛み合った、いわば「天才」的な作品であって、それゆえに模倣すればまず確実に失敗する。たとえば雑音が少なければいいと思って雑音を少なくすれば、もし監督やプロデューサーが凡庸であれば、雑音が少ないだけ余計悲惨に失敗するだろう。

ともあれ、この作品はアニメの新しい可能性の一つを示したとも言える。とりわけ、ITを活用した風通しのいい少人数チームでのアニメ制作は、技術の進歩とともに応用できる範囲が飛躍的に広がるだろう。なにしろ、約10人のチームで30分1クールの作品を一度も落とさずに制作し、しかもそれがメガヒットと言える大成功を収めたという実例ができたのだ。

けものフレンズ」みたいなアニメは「けものフレンズ」の二期やらOVAやら、その他諸々で十分だし、そちらにはそちらで超期待している。だが、「けものフレンズ」の成功を一つのきっかけにしたまったく異なる面白い作品が出てきたら、それはなんとも最高だろうな、と思えるのだ。俺はそういうものを見てみたい。



ということで、「けものフレンズ」に関わった全てのスタッフ・キャストに惜しみない拍手を。最高の作品をありがとう。


おまけ

さしあたっては、これが楽しみかな。発売日がちょっと遅れちゃったけど、特にトキのキャラソンって…、どうなるんだ。

あとこちら、今はテンバイヤー価格になっちゃてるけど、定価のうちに注文しておいてよかった!

けものフレンズ セリフver. マグカップ

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