xckb的雑記帳

身の回りにあったことを雑多に語ります。

2016年俺が見たTVアニメ・ベスト10

さて、2016年も終わってしまいましたが、今回も自分が見た昨年のTVアニメのベストを挙げてみようかと思います。異論反論は受け付けません(笑)。対象となるのは、2016年にTVで放送されていて、視聴したメディア(TV、配信、円盤等)の如何にかかわらず今年私が全話視聴した作品。具体的に言うと次の作品が対象です。今年、割とまんべんなく見ていた感じだけれども、こう見てみると春は結構多かったな。

そんなわけで、今年も出し惜しみぜずに1位から順番にいってみます。

1位 「響け!ユーフォニアム2

前回前々回は「四月は君の嘘」一択だったので迷わなかったのですが今回は1位はわりと悩みました。でもまあ、結局やっぱり最初に思ったこれにしましょうか。ということで3年連続で音楽モノが1位です。

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特に何と言っても5話だな。もうあの演奏の緊迫感と迫力、凄かった。前半の中心の一人だった鎧塚先輩のオーボエソロなどを始めとした、演奏の中でのキャラの演出も良かったし、ラストに「たった今、好きになった」の名言を残すあたり、完璧すぎます。

後半のあすか先輩の毒親関係の話も良かったね。あすか先輩がもし将来毒親の連鎖を断ち切れたなら、少なくともその一部の功績は久美子にあると言ってもよいだろうな(笑)。

あと、デカリボン部長とポニテ副部長の新体制、まあ順当に行けばそうなるんじゃないかと思ったけど、実に合っていていいな。二期でデカリボン株はストップ高だったし。

あと、先日京都行ったときに、限られた時間で新ネタ聖地巡礼してきたのもよい想い出。

せっかく京都まで来たので、早起きして某ユーフォニアムの某聖地を散歩してきましたが寒かった! #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

2位 「終末のイゼッタ

色々と文句の付けようはあるんだけれども(それ故に1位にはできない)、やっぱりこれ好きなんだよ本当に。

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まあ、このアニメが私のお気に入りな理由は、先日まとめてガッツリ書いたからね。そちらを御覧ください。

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3位 「僕だけがいない街

本当に惜しい、惜しすぎる作品。9話までのノリで最後までやってくれれば(そしてそれを実現するには1.5クールが必要だったと思う)文句なしの1位だったと思う。

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具体的にどのように惜しいと思うかの理由は以前書いたのだけれども…。

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終盤がアニメオリジナルだった展開だったことを除いても、何とも残念だったのが、

俺の超大好きな、加代と「クリスマスツリー」のシーンが2つともカットされた。あれがあるから序盤の「クリスマスツリー」のシーンがなお輝くのに。

の部分。特に「2つ」のうちの後者は、入れようと思えばアニメ版の展開中にもほぼ問題なく入れられたはずなんだ。そう、見開きページのこれだ。

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出典:三部けい 僕だけがいない街 (6) (カドカワコミックス・エース)

眠り続ける悟を支える友人たちの一人としての、成長した加代が、想い出の「クリスマスツリー」のところにやってきたところ。そして5巻で悟と共にここにやってきた加代がこの場所から見ていたのは、悟がそこから助け出してくれた「街」、つまり過去の方向だけれども、この2番目の6巻のシーンで加代が見ているのはそれと反対の樽前山の方向、つまり未来を見ているという重要なシーン。これはなんとしても削ってほしくなかったんだよなぁ。

アニメ版の加代役の悠木碧は特に素晴らしかったし、アニメ自体も9話までもとても良かった。そして実は10話以降もそれほど悪くない。でもこの作品に関しては原作厨になってしまった俺が見たかったのは、あの原作版のエンディングなのです。そのあたりが残念すぎる。

…なので、こちらには原作も紹介しておきます。

4位 「Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-」

これも色々突っ込みどころのある作品ですが、まあ、美味しいところを2017年中のゲームの発売に持ち越されてしまった感がありますので、素直にゲームの発売を待ちます。

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正直、初見では早口と時間軸の意味不明さにギブアップしかけ、さらにりょーたすの奇乳にドン引きした俺が、最終的にこの作品を偏愛するに至った件に関しては、以前書いたこれらの記事をご覧くださいませ。

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ああ、早くゲーム出ないかなぁ…。

5位 「Re:ゼロから始める異世界生活

正直、最初は1話切りしていた作品。もともと最近異世界モノと呼ばれるジャンルには何ら興味はなくて、それでも冬アニメの「このすば」は評判を聞いて見始めたらパロディ的コメディだったのでまあいいや的に見られたんだけど、春から2クールのこちらは、えー真面目に普通に異世界モノかよ、という感じで1話を見始めた途端にパスしてました。

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そんなわけだったのですが、ふとNetflixに入っているのを発見し、頃合いもよくNetflixアプリでダウンロード機能が使えるようになっていたので、なんかそのあと色々盛り上がっていたようでちょっと悔しかったこの作品を我慢しながら見始めたところ…意外に面白かった、というのが事の次第です(この件は以前書きました)。なので、リアルタイムでは見ていません。

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まあなんというか、結局半分以上は、

「レムかわいいね」

で済んでしまうのですが、ループものというこれまた定番中の定番を使ってなかなか面白いストーリーになっていたと思います。でも主人公が王都でエミリアを守ろうと色々する件があまりに痛すぎるのと、終盤でレム成分が著しく枯渇するのでうーん、的な部分がやや気になるのです。いや終盤も面白いけどね。まあ今年これが流行ったというのはわりと理解できるな、という作品。

6位 「甲鉄城のカバネリ

4話までは間違いなく最高! なんだが特に終盤の展開がなぁ…。とはいえ俺のようなオールドタイプにとっては、美樹本晴彦キャラをベースに、21世紀の技術を使ってアニメ化された映像が見られるというだけで円盤の価値があるというくらい、間違いなく眼福。音楽も最高。

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まあ、美馬の設定をもう少ししっかりしてほしかったなぁ。特に美馬周りで、自分の個人的な「ご都合主義もそう悪くもないリミット」を外れる展開が後半に目立ったのが残念。

めでたく続編も決まったようなので、色々こじらせてくれた美馬もいなくなったということで、もう一度しっかりとパート2にむけてストーリーを組み直してもらえるとありがたい。基本的には好きなので。

あ、そうそう、先日届いたアニメスタイル010のカバネリ特集が実に濃ゆい感じなので、ちょっとこれを読み直すと感想を考え直すかもしれないなぁ(笑)。相変わらずいい仕事してますね、この雑誌。

アニメスタイル010 (メディアパルムック)

アニメスタイル010 (メディアパルムック)

7位 「この素晴らしい世界に祝福を!

文句なしの今年のバカアニメ枠1位。個人的には所謂「だしパック」的に湖を浄化してた回が一番のお気に入りかな。もうすぐ始まる二期も楽しみです。

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8位 「宇宙パトロールルル子

バカアニメ枠2位はルル子。でもなんか深いストーリーの気もするけど多分気のせい。とにかく謎と混沌が支配する宇宙規模の街、荻窪。とても楽しみに毎週見てました。

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バカアニメ枠としてさらに「ビッグオーダー」と「タブー・タトゥー」を追加したい衝動に一瞬駆られたけどやっぱりやめた。

9位 「コンクリート・レボルティオ~超人幻想~ THE LAST SONG」

2016年は頃合いもよく「シン・ゴジラ」で日本の怪獣がカムバック。ということで、「シン・ゴジラ」を見た後の今、もう一度見直したい気分がふつふつと湧いてきているので、Netflixで地道に一期から見るか…。

https://www.youtube.com/watch?v=OdsATgiE-ekwww.youtube.com

10位「田中くんはいつもけだるげ

今回の日常枠。これ、俺の癒しだった。腐女子向けとか勝手に思い込んで見なかった人は損してると思う。

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次点は「NEW GAME!」あたりかな。しかしあれはどう評価していいものやら迷う。

今回から、アニソン部門とサントラ部門も設けようかと思います。それほどサントラを買う作品は多くないから、特にサントラに関しては対象が限られるけどね。

アニソン(オープニング)部門

今年からアニソン部門もつけようと、適当に3曲選んだつもりが全部エンディングテーマになってしまった。なのでオープニング部門とエンディング部門を分けました。対象は私が購入した今年のアニメのオープニングソングです。

鈴木このみRedo」(Re:ゼロから始める異世界生活 OP)

鈴木このみ嬢は今年は「ブブキ・ブランキ」(一期)のOPも良かったけどアニメ的にはこちらの方が好き。でもアニメが入っているいい感じの動画がYouTubeに見つからなかった。

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高橋優「光の破片」(orange OP)

orangeはOPとEDは良かったと思う。こういう爽やかなのもいいでしょ。ストーリーはいやどうなるかと思ったけど、最終回ではずっこけた。

https://www.youtube.com/watch?v=Ow6IWVZs3vcwww.youtube.com

光の破片<期間生産限定盤>(CD+DVD)

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いとうかなこ聖数3の二乗」(オカルティック・ナイン OP)

まあなんというか、曲はあの系統の正統的な感じだけどアニメがこれまたいいよね、と思ったら石浜真史さんか。そして福島Pすげー目立ってる。イシグロ監督より。

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聖数3の二乗

聖数3の二乗

次点はDimension Wかな。梅津泰臣氏によるOPアニメは最高でした。

Genesis(アニメ盤)

Genesis(アニメ盤)

アニソン(エンディング)部門

こちらの対象は私が購入した今年のアニメのエンディングソングです。

Aimer with Chelly (EGOIST)「ninelie」(甲鉄城のカバネリ ED)

これ、澤野弘之サウンドに実に合ってると思う。EDアニメの美樹本晴彦イラストも素晴らしかった。AimerさんといえばRADWIMPS野田洋次郎プロデュースの「蝶々結び」も素晴らしかったな。

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ninelie(初回生産限定盤)(DVD付)

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さユりそれは小さな光のような」(僕だけがいない街 ED)

ミカヅキ」で気になっていたさユりにこの曲ですっかりハマった。てなわけで、さユりっていいよね。この曲はさユりのオリジナル曲ではなく、実に梶浦由記節だけれども、これはこれでよい。EDアニメが入ったいい感じの動画がなかったのでMVだけれども、EDアニメはこれまた石浜真史さんで、実にいいんだよね。

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May'n 「光ある場所へ」(終末のイゼッタ ED)

イゼッタのEDはあの重いストーリーに実に合ったバラードで素晴らしかった。最終回での使われ方とか最高だったな。EDアニメのBUNBUN氏のイラストも良かった。May'nは全く違った雰囲気の「タブー・タトゥー」のOPも面白かったな。

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光ある場所へ(初回限定盤)(DVD付)

光ある場所へ(初回限定盤)(DVD付)

次点は色々あったけど、くまみこ

サントラ部門

未知瑠終末のイゼッタ

サントラ部門はもう悩むところなくイゼッタ一押し。これがTVアニメ劇伴初となる未知瑠さんは、これから色々なアニメで大活躍してくれそうな予感がします。実に楽しみです。

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TVアニメ「終末のイゼッタ」オリジナルサウンドトラック

TVアニメ「終末のイゼッタ」オリジナルサウンドトラック

次点はカバネリかな。

甲鉄城のカバネリ ORIGINAL SOUNDTRACK

甲鉄城のカバネリ ORIGINAL SOUNDTRACK

おまけ

配信限定だったのでTVアニメ枠から外れるということで入れてませんでしたが、夏にやってた「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」はよい小品でした。

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あと、劇場版アニメそれほど見てませんが、やはり「この世界の片隅に」に尽きるかと思います。あれは本当に凄かったとしか言いようがない。


さて、2017年冬アニメは何見ようかねぇ…。


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