xckb的雑記帳

身の回りにあったことを雑多に語ります。

ゲルハルト・リヒター個展「Painting」

昨日12月11日の夕方、六本木ヒルズの近くにあるWAKO WORKS OF ARTというギャリーに行ってきました。あんまり普段の行動範囲じゃないところに来ると落ち着かない(笑)。

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お目当てはゲルハルト・リヒターの個展「Painting」。いや、私はどちらかといえば抽象画とかよく分からない人なんですが、なんかこの人の作品は好きなんだよね。平日の夕方ですが、割と人は訪れていました。知らなかったけどこのギャラリー、以前から何回もゲルハルト・リヒターの個展を開いていたんですね。

なお、普段はこのギャラリーは撮影禁止ですが、今回の展示に関しては特例で撮影OKだそうです。なのでたまたま富士フィルムX-T10+XF23mm F1.4を持っていたので、それで撮ってきました(上の写真だけSamyang 8mm F2.8です)。

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なんだろうな、こういう作品って「ここがいい」とかなかなか説明しづらいんだけど、好きなんです。これだけ間近に作品をじっくり見たのは、13年ほど前にMoMAに行った時に、たまたまこの人の企画展(ものすごい作品数だった)をやっていて、この人の作品に初めて出会った時以来ですね。

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今回はこういうワイルドに油彩をがっつり「盛った」作品と…。

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透明アクリル板の裏から描いた作品と、(写真を撮り忘れたけど)写真の上に油彩で描き足した作品がありました。

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裏から描いた作品は近づいてみると実に綺麗。

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ところで、写真の上に油彩で描いた作品で、日本の風景(しかも見覚えのある瀬戸内)と思われる作品がありましたが、どうやらリヒターの最新作「14枚のガラス」を常設展示する場所が瀬戸内海に浮かぶ豊島(とよしま)という島に2016年春にオープンするらしいのです。紛らわしいのですが、豊島美術館のある香川県の豊島(てしま)ではなく、しまなみ海道近くの、愛媛県の豊島(とよしま)のようです。

アクセスは因島から船が出ているらしいので、ぜひ、しまなみ海道サイクリングついでなどに行ってみたいですね(再びしまなみ海道に行ける日はいつ来るのやら)。

というわけで、今回の展示の作品集と、パラパラめくってみて面白そうだったこの本の2冊をを購入。頑張って読もう。リヒターは東ドイツ時代のドレスデン出身なんですよね。インタビューで昔のことを色々語っているようなので、その辺りもちょっと興味深いです。

ゲルハルト・リヒター写真論/絵画論

ゲルハルト・リヒター写真論/絵画論

ちなみに私が初めてリヒターの作品に出会ったMoMAの企画展の作品集(超重かったけど頑張ってNYから持ち帰った)、今Amazonで見ると結構なお値段になってるのね。いいですよこれ。

Gerhard Richter: Forty Years of Painting

Gerhard Richter: Forty Years of Painting

  • 作者: Robert Storr,Gerhard Richter,Museum of Modern Art
  • 出版社/メーカー: Museum of Modern Art
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