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xckb的雑記帳

15年ほどWeb日記をつけ続けていたのですが2012年で一旦休止、1年半ほど休んで新天地でぼちぼちのんびりまた始めてみることにしました。

アートな週末:「第18回岡本太郎現代芸術賞展」と「第18回文化庁メディア芸術祭・受賞作品展」

アート 川崎市岡本太郎美術館

さて、最近忙しくてだいぶ前の話になってしまうのですが、先々週の土日に連続で美術館に行ってきました。土曜日は古巣でもある向ヶ丘遊園岡本太郎美術館で「第18回岡本太郎現代芸術賞展」、日曜は六本木の国立新美術館で「第18回文化庁メディア芸術祭・受賞作品展」。どちらも第18回なのね。

向ヶ丘遊園から引っ越して2年が経ったのですが、未だに岡本太郎美術館の年間パスポートは維持しています(年2回行けば元が取れるんですが、確実にそれ以上行っているので)。こちらは嫁と子供を連れて3人で行ってきました。実は先日も「岡本太郎と沖縄」という非常に興味深い展示を常設展の方でやっていて、それを一人で観に行ったのですが、その時はシンボルタワーの「母の塔」が修復中で足場に囲われて、ちょっとさみしい感じでした。今回は修復も終わったようで、足場もなくなって再びあの存在感のある塔が綺麗になってお目見えです。

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と思ったらその足元のあたりに謎の車が! 実はこちらも今回の展示の一つで、Yottaというグループ(?)の作品であるデコ焼き芋車。展示自体は映像によるものが美術館内にはあったのですが、実物で焼き芋販売をやるのは日が限られているらしく、今日はその日にあたっていたみたいです。ラッキー。うちの子(2歳児)は大興奮で、目をキラキラさせて周りをぐるぐる回ったり、興奮を必死で言葉でアピールしようとしたりしていました。HDRで撮ったら無駄にカッコよく撮れてしまったw ちなみにこの作品がトップの岡本太郎賞だったらしい。

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屋内の展示で目立っていたのはこのもふもふな霊柩車かなぁ。江頭誠さんの「神宮寺宮型八棟造」という作品。これも子供が目が釘付けだったけど、霊柩車の中を指して「ねんね?」とな。いや、そりゃ毛布っぽいからそうなるわなぁ。

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他にも面白い作品が色々ありました。それにしても、この美術館には子供を何回も連れて行っているのですが、どんどん反応が変わっていて面白い。

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この企画展は4月12日まで開催しています。

翌日の日曜日は、国立新美術館でのメディア芸術祭受賞作品展。こちらは一人で行ってきました。個人的にはここ数年のメディア芸術祭で一番面白かったと思います。

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個人的に最も気になったのはこの作品「これは映画ではないらしい」(五島一浩)。映画というものはそのスタート地点からして、時間軸に対して秒何コマという意味でのデジタルな記録手法でした。しかし、ブローニーの二眼レフをベースとしたこの作品は「時間軸に対してアナログな『映画的な何か』」を作っています。

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時間軸の代わりに、この作品では空間軸を離散化しています。画面をピクセルに分割してその光をファイバに通し、ファイバを線形に並べて射影し、空間軸の1つを時間に割り当てて、大判フィルムというアナログなメディアに記録するのです。レバーを回すと動画が進むのですが、時間軸に対してアナログな情報は、どんなゆっくり回してもコマ送りにならずゆっくりと動きます。とても新鮮。

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その他にも、水上に浮かんで藻を摂取して、その藻で発電して動くこの謎のロボットとかも面白かったな…(自己複製はしないから生物とは言いがたいな)。Ivan HENRIQUESのSymbiotic Machineという作品。

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この何か巨大な物体は、ものすごい勢いで動いてのたうち回ったりしてパワフルで怖い。下にゴムっぽいものが敷いてあるけど、展示期間が終わったらこの美術館の床がベコベコになっているんじゃないかと少々心配になりました。Cod.Actという人々のNyloïdという作品。

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漫画では「アオイホノオ」も受賞していて、「『かわいそうなあだち充…』とか思いながら当時作ったファイル」とか、島本和彦が大学時代に描いた漫画の本物とかも展示されていてなかなか素晴らしかった。あと、いつか読もうかな、と思っていたけど踏ん切りがついていなかった漫画とか、ここで初めて知ってとても読みたくなった漫画とかもあって、今後の漫画生活になかなか参考になりました。

そういえば、Ingressも受賞していたので、なんか、リアルポータルらしきものがありました(ほとんどIngressやったことないのでよくわかりませぬ)。

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これも何かカッコいい。他にも色々興味深いものがたくさんありました。

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そんなわけで他の作品とかもとても面白かったのですが、いくら面白かったよ―、とレポートしても、このクソ忙しい毎日のために結局ここに書いた今日はもうとっくに展示会は終わっているという…。すみません。

とりあえずかろうじてアートを満喫した週末でありました(この次の週やその次の週は忙しすぎてとてもそれどころでは…)。