xckb的雑記帳

15年ほどWeb日記をつけ続けていたのですが2012年で一旦休止、1年半ほど休んで新天地でぼちぼちのんびりまた始めてみることにしました。

初めてのプログラミングの思い出

随分前にオークションで手に入れた30年以上前のカシオのポケコンFX-702Pが、ついに起動しなくなってしまいました。もしかしたら起動しているのかもしれないけれども、もう液晶が死んでいる感じ。この機種は私が中学校2年の時だったかに、初めてプログラミングというものに出会った思い出深い機種なのですが、何しろ30年以上も経ってしまっては仕方がありませんね。

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当時たしか39,800円だったと思います。プログラムはBASICのサブセットのような感じで、書けるプログラムの量は1680ステップ、つまり約1.7KB。変数名は1文字のみで、文字列操作ができる特殊変数が1つついていました。表示は液晶の5x7ピクセルの英数字が1行のみ。…などと、制約はとても厳しかったのですが、楽しい機械でした。いろんなプログラムを作ったなぁ。

裏蓋を開けると、何らかのメモリカードコネクタがあったりしたのですが、これに対応したモジュールは結局一般には発売されませんでしたね。

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おそらくROMなどを入れて何らかの専用端末化を狙っていたのかもしれませんが、当時はここにトグルスイッチと抵抗を入れて基板につなぎ、2倍速、3倍速改造をやってました。当時はのどかな時代で、クロックが水晶じゃなくてCR発振だったので、並列に抵抗をつなぐことでクロックが速くなったのです。しかも抵抗を並列につなぐだけだったので、プログラムを書くときは遅いクロックで、プログラムを実行するときはスイッチを入れて高速モードで、とかいうこともできたのです。

このマシン、買って以後2年ほどかなり使い倒した気がします。お金がなくてカセットテープにプログラムをセーブするアダプタが買えなかったので、プログラムは全てノートに手書きで写して、電池交換でプログラムが消えたら、全て打ちなおしていました。まあ、所詮1.7KBですから…。

で、2個のCR2032電池を1つずつ瞬時に入れ替えるとプログラムが消えないことがあるとか、あるいは電池を指で押さえながらわずかに揺らしてカチカチ電源を入れたり消したりを短時間で繰り返すと、メモリにランダムなデータが書き込まれることがあることを発見し、そのデータが格納された文字列を文字列演算用変数に代入して、キーボードからは入力できないアンダースコアなどの記号を取り出して、プログラムから表示できるようにしたりとか…懐かしい。

そういえば、先日偶然発見したのですが、iPhone/iPad用のソフトとして、FX-702Pの前の機種であるFX-602Pのシミュレータが上がっていたのですよ。おお!と思ってiPadで起動してみると、まんまFX-602Pという感じで再現度が素晴らしすぎる。iPhoneだと電卓的な部分しか表示されないのですが、iPadだと画面右2/3が本体で、左1/3は別売りオプションのプリンタになります(たしかプリンタはFX-702Pと共用オプションだったと思う。高くて手が出なかったけど)。液晶のリアルさがまたなんともすごい。

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この機種はカシオのfxシリーズの関数電卓の流れをより残したスタイルのデザインで、プログラミング言語も独自の関数電卓言語でした。とはいっても、gotoやifやサブルーチンコール(制御ポイントにラベルを張ってそこにジャンプ可能)にあたる文法も用意されていて、かなり色々なプログラムが書ける機種だったのを覚えています。

FX-602P Sim

FX-602P Sim

  • Wulf Becker
  • 仕事効率化
  • ¥400

もともと、クラブの先輩がこのFX-602Pとか、あるいはそのまたさらに前身のFX-502P(これはディスプレイが英数字さえ表示できない、オーソドックスな関数電卓風の7セグメント表示のみ!)とかを持っていたので、それに影響されて私もFX-702Pを買ったというのがそもそもの流れだったのですが、コンピュータ部でもなかったのになんでみんながみんなあんなにプログラム電卓を持っていたのだろう?

さらに当時はシャープもPC-1211とPC-1210ってポケコンを出していて、カシオ派とシャープ派でいろいろ争っていたような記憶も。たしかFX-702PよりPC-1211は高かったんだよなー。カッコ良かったけど。でもPC-1211とかはノンブロッキングでのキー入力検知ができなかったんだけど、FX-702Pはできたのだ。だからゲーム用途にはFX-702Pの方が色々できた。

そういえば、このPC-1211よりもだいぶ後のポケコンがモデルだと思いますが、それっぽいUIのiOSアプリが出ていたりしますね。たしか後継機種はもちろんノンブロッキングのキー入力検知ができたばかりか、たしかBASICのPEEKやPOKEコマンドなどもサポートしてて、機械語のプログラミングもできたのが羨ましかった記憶があります(シャープのは持ってなかったのであんまり詳しくない)。

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しかしこれまた、液晶がさらにリアルすぎるなぁ。懐かしい。

DPC-100

DPC-100

  • DETUNE Ltd.
  • ユーティリティ
  • ¥900

まあ、中学生時代のプログラム電卓やポケコンとの出会いがなければ、もしかするとこんな商売やってないかもしれないと思うと、色々と出会いというものは不思議なものだなぁ、と。

子供ができてあらためて、最近の子供たちって、我々よりプログラミングってものに出会うきっかけがもしかして減ってる? と思ってしまったりするのですが、実際のところどうなんでしょうね? でも最近だと39,800円(当時)も払わなくてもRapsberry Piとかムチャ安であったりするし、本を買わなくてもネットに情報は大量に転がっていたりするし、きっかけさえあれば羨ましすぎる時代だと思ったりもするんですが。てなわけで、ちょっとRaspberry Piを買って遊んでいる今日このごろです。

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やー、こんなおもちゃが5,000円もせずに手に入るとはほんとうに羨ましいぞ最近の子供たち。しかもこういうのを使うと、英語を勉強するモチベーションにもなるかも知れんしなぁ。

Raspberry Pi Type B 512MB

Raspberry Pi Type B 512MB

そしてこういう本も出てるんだなー。小学生中学年以上か。すごい!

Raspberry Piではじめるどきどきプログラミング (はじめるプログラミング シリーズ)

Raspberry Piではじめるどきどきプログラミング (はじめるプログラミング シリーズ)