さて、うちの子も1才になって早数ヶ月。離乳食も次第に大人の食べ物に近づいてきました。そうすると俄然、離乳食作りが更に楽しくなってくるわけで、ここんところ休日には結構離乳食を作っている今日このごろです。
以前、離乳食とか子供の食べ物を作ることになったら今までみたいに「自分が食いたいものを作って食う」みたいな事ができなくなってつまんないっていうか、寂しいんじゃないかと思っていました。しかし実際なってみると、制約があった方がゲームは楽しいのと同じように、子供にも満足してもらえて、なるべく共通工程を増やした上で、自分たちでも楽しく食べられるものを作るのって、なかなかテクニックが必要で面白いと気が付きました。
そんなわけで、自分たちがカレーを食べたいときには、辛口のカレールーを使って普通に辛いカレーを作り、
その一方で、ほんのりカレー粉が出汁の中で香る赤ちゃんカレーを作ってみたりします。
自分が麻婆豆腐を食べたいときには、思いっきり挽きたての花椒をきかせた麻婆豆腐を作って、
その一方で全然辛くない赤ちゃん麻婆豆腐丼を作ったりするわけです。
とか言っているところで、「男が料理をするのは自分が食いたいからで家族に食わせるためじゃない」的なシェアがFacebookで回ってきたりするわけですが、この楽しみを知らぬとは何たる素人でしょうか。出汁を自分でとって料理する云々というのをバカにしたような記事でしたが、それは離乳食にはとても役に立つ技術なのではないかと。
ちなみに、離乳食の参考書には、嫁が買ってきた「1才~1才6カ月離乳食」って本が結構役に立ってます。なかなかこの本いい感じ。
1才~1才6カ月離乳食 (ベネッセ・ムック たまひよブックス)
- 作者: ベネッセコーポレーション
- 出版社/メーカー: ベネッセコーポレーション
- 発売日: 2013/02/18
- メディア: ムック
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この本を見ながら、昨日は大人用はお好み焼きを作りつつ…。
子供にはちょっとアレンジして、だし醤油をベースにしたあんをかけた赤ちゃんお好み焼きを作ったりしてみました(桜えびが入っておらず、肉も少量で味付けは薄め)。
沖縄料理とかも意外に離乳食にできるものって結構ある。大人には普通にもずくの天ぷら作ってみて…。
子供には赤ちゃんもずく天を作ってみたり(衣の味付けを弱めにしてもずくを短くカットして揚げてる)。固めに揚げられたもずくの食感がなんともいいらしく、楽しそうにポリポリ食べてました。
これも昨日ですが、大人にフーチャンプルーを作った日には…。
子供にも赤ちゃんフーチャンプルー(味付け控えめで、出汁は鰹から取った出汁のみ)を作ってみたりするわけです。
特に、フーチャンプルーは子供用と大人用で共用できる工程が多く、離乳食向きだなぁ、と思った次第です。麸を卵に浸した時点で分けて細かく切り、野菜は大人用に洗ったり切った時点で、少し取り出して細かく切り、別途子供用を別の鍋で、薄味で炒めるだけです(大人用はシャッキリと中華鍋で、普通の味付けで炒めます)。
というわけで、離乳食にはいろいろな制約があるものの、その分楽しめるものであるということがやっとわかってきました。美味しいと「美味しいの舞」をしてくれるのですが、フーチャンプルーやお好み焼きもかなり気に入ってくれたようで、どちらも「美味しいの舞」をもらってかなり上機嫌です。
あー面白い。というわけで離乳食って楽しいぞ!