xckb的雑記帳

身の回りにあったことを雑多に語ります。

7年前の自律神経失調的な日々(3):夏が来て次第に悪化する体調

7年前に体調を崩していた時の話、第3回です。

6月に高知で一旦体調を崩し、その時は熱中症を疑ったものの、さらにその2週間後にライブハウスで同様の不調を体験したため、熱中症ではありえないという結論にはなったのですが、タクシーで行った救急病院では「風邪では」と言われてPLしかもらえなかった…その続きです。

Macbookとともに未知の病に悩まされる

7月に入り、まさに夏。外に出れば蒸し暑く、室内に入れば冷房が効いてます。震災前の東京はどこも冷房がキンキンに効いていて、ただでさえ夏バテという名の一時的な自律神経失調状態になりやすい環境でした。そんな中で微熱続きでフラフラしていた私は、どんどん体調が悪化していったのでした。

日常的に続く疲労感と倦怠感。そして時折クラッとして意識が遠くなるような感覚、立っているだけでフラフラするような感覚、歩いていると地に着いた足がそのまま柔らかいスポンジに吸い込まれるような感覚が襲い、もしかしたらこのまま死ぬんじゃないかと本気で思いました。冷房が強く当たるとそれらの感覚は悪化する傾向があったように思えたため、夏は暑いのに一度も半袖シャツは着る気になりませんでした。

ちょうどこの頃、私は自分の端末をFreeBSDを載せたThinkPad Xシリーズから初代白Macbookに置き換えた時期だったのですが、これが夏になって温度が熱くなってくると、突然電源が切れるという病が出ていました(結構同じパターンの人多かったみたいですね)。私は結局銀座のGENIUS BARに通い、2度のロジックボード交換をしたにも関わらず一向に良くならないというナニな状況にも悩まされていました。

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まあ、自分もMacbookも原因不明の病に悩まされている…という状況に、Macbookに親近感を覚えた…ってわけではありません。単に余計イライラしていただけでした。

マナーってなんだろう?

そんな中、職場の飲み会が恵比寿で行われることになりました。その日はなんだか忘れたけど恵比寿ガーデンプレイス方面にたしか何かの用があったので、そちらに寄ってから行くということで、暑い恵比寿の街を、お茶のペットボトルで水分補給しながら、会場の飲み屋に向かったのです。

しかし店に着いたら体調はかなり思わしくない感じ。さらに座った席が冷房の風が直撃する席でもう最悪。最初の乾杯の生ビールをほんの少し飲んだだけでもう限界に達し、何も食べずに帰ることにしました。

そんな体調の私は、駅の構内を歩くたびに足の先から地面が溶けていく感覚を味わいながら、なんとか山手線から小田急線に乗り換えて帰ったのですが、その小田急線の車内でもう、ドアに寄りかかるのもやっとな状態。どうにかしたくてとりあえずカバンを目の前にいた人の頭越しに金網に乗せることに成功。そうしたらその人が、

「そうやって載せる時は、『すみませんが』くらい言ってからにしろよ!」

と怒ってきました。こっちはそんな余裕ねえんだようるせえなあんたは元気でよかったな…くらい言い返せればよかったのですが、この状態ではそんな気力があるわけもなく、単に無視しました。おそらく私は凄い冷たい目で無言で見返したんだと思いますが、彼はそれ以降何も言ってきませんでした。そしてこちらもすごく落ち込みました。

網棚にものを載せるときでさえ怒ってくる人がいるくらいですし、シルバーシートに健康な若いもんが座っているとかなら、さらに文句を言う人はたくさんいそうです。しかし、そういう人は座っている人が健康であるとどうやって判断するのでしょう? 妊婦ならまだ最近はマタニティマークとかありますが、原因もわからない体調不良で、しかも外見では何もわからない、そもそもなんで自分がこんな目にあっているんだかわからないと、苦しんでいる人だっているはずです。そして健康な人はそういう可能性には思いが至らないものです。

マナーは結構。でも、マナーを守る余裕のない人もいることや、さらに見かけではそれが全くわからない人もいる、ということも考えてほしいと思います。

一事が万事、こんなことを繰り返していれば、基本的に楽天家を自負している私であっても、それでも次第に気分がどんどん滅入っていきます。そして8月になり、体調面でも精神面でも、さらに悪い方向に向かっていったのです。

続く。