xckb的雑記帳

身の回りにあったことを雑多に語ります。

7年前の自律神経失調的な日々(1):初めての自覚症状

前のサイトで日記を書いていた時に、色々と先送りしているうちについに書かずに終わってしまって後悔したネタはいくつかあるんだけど、その内の一つが2006年の初夏から冬にかけて、体調を崩しまくった時の話です。

原因が判明した2006年末、そしてほぼ完治した2007年春から数えても7年ほど前の話になるので、記憶とわずかな記録が頼りですが、その頃の話をしていきたいと思います。同じような不調をかかえる人へ、何らかの助けになる可能性もないとはいえないしね。

不調の始まりは高知県で

私は高知県のリピーターです。まあそうなったのは、高知在住のピアノ弾き語りアーティストの矢野絢子さんの影響なのですが、私の半年に渡る体調不良のそこかしこの重要ポイントに矢野絢子さんは登場するので、一応紹介しておかないといけない気がします。まあ、もしピアノ弾き語りに興味があってまだ聴いたことないという人は、もしかすると人生を損しているかもしれないので、1stメジャーアルバムの「ナイルの一滴」だけでも聴いていただきたい。iTunesにもあります。

https://itunes.apple.com/jp/album/terotero/id73441170?i=73441175&uo=4&at=11lsU9

そんなわけで、2006年の6月頭に、私は高知県に来ておりました。高知市内の「歌小屋の2階」というライブハウスで、矢野絢子さんと、時々そのヴァイオリンサポートに入っている史香さんの2マンライブを聴いて大満足でした。余談ですがこのライブハウスは矢野絢子さんを始めとする高知の音楽集団である人々(歌小屋衆と自称している)の根城で、翌月の7月に道路拡幅工事で移転が決まっていました。そんな旧「歌小屋の2階」での、私にとっては最後のライブを聴いて、感慨にふけっていた翌日にその事件は起きました。

その日は数日前からちょっと風邪気味で、風邪薬を飲んでいたのではありましたが、せっかくなので仁淀川をお散歩しよう、と思い立ちました。JRで伊野駅まで行き、そこから歩いてお散歩をしようかな、という感じで。


最近、仁淀川といえばNHK高知の気合の入った美しすぎる映像による特番「仁淀川・青の神秘」でだいぶ有名になったかと思いますが、高知県の地元の方は四万十川より仁淀川、とおっしゃる方が多いようです。いや、私にとっては上で紹介した矢野絢子さんの1stメジャーアルバム「ナイルの一滴」のジャケットの撮影場所としてもいわゆる「聖地」であるわけで、ちょっとお散歩しようかな、という軽い感じでやって来たわけです。

あまりいい天気ではありませんでしたが、仁淀川の清流は綺麗で、初夏の陽気の中、のんびりと散歩を楽しんでいました。

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そんなときにふと、目眩のような感じで、くらくらと体から力が抜けていくのを感じました。何かおかしい。今日は暑いから熱中症かもしれない、と思ったのですが、手近にある水分はお茶のペットボトル1本のみ、しかも残り少ないという状況。しかも周囲に自販機なんて何もない…。ということで、頑張ってこの不調の中を駅まで戻ろうと歩きました。ところがついに駅近くの、土手から街に降りるところで一旦ダウン。階段のところに座り込み、少し残ったお茶を飲みながら寝転んでしばらく休みました。

とは言っても暑いので、熱中症ならばこのまま寝転んでいても始まらない。っていうかそれはヤバい。これは救急車を自分で呼ぶしかないか、とも思ったのですが、寝転んでいたら少し回復してきました。

そこで、駅までなんとか歩き、駅前の自販機で買ったアクエリアスを待合室でがぶ飲みしたら少し調子が戻ってきました。その後もしばらく長椅子に寝転んで水などを飲んでいたら落ち着いてきたので、電車で高知の市内に戻りました。その頃にはちょっとだるいかなー、程度の感じになっていました。

宿に戻って一休みして、その日は普通に夜も過ごしました。そして、翌日にはそんなことが夢だったかのように元気になっていました。そのため、結局やっぱり熱中症だったのかなー、程度に思って気にしないでいたのです。

ですが、それがこの後しばらく、自分を苦しめることになる健康トラブルの、初めてその自覚が生じた事件となったのでありました。

続く。