さて、色々と思うところのあった実写映画版「四月は君の嘘」を今頃になって観てきました。「思うところ」ってのを以前まとめたのはこちらね。
とは言っても、公開前ならともかく、映画の公開後には映画自体を観ずに色々言うことは避けたい、ということで、遅ればせながらちゃんとお金払って観てきたのですよ。
TOHOシネマズ川崎で、平日朝の8:30からの回に行ってみたのですが、観客は私を入れて6人。まあ、あんまり若者ばっかりの映画館に行くのも気がひけるので、わざわざ人が一番入らなそうなところを選んで行ったんですけどね。うーむ。ゆったりと見せていただきました。
この後は、映画の内容に触れますので、ネタバレを避けたい方はこの辺りでパスされたほうがよいかと思いますが、その前にちょっとだけこの記事で書きたいことを二言三言で要約しておきます。
残念ながら、企画段階で危惧された点がこの映画の問題点そのものになってしまっています。色々と頑張った点はあるのかも知れませんが、アニメ版や漫画原作を知っている人で、この実写版にある程度以上の満足ができる人はおそらく少ないでしょう。
それでももしかすると全く初見の方には「ちょっといい映画」的に写っているかも知れません。それは取りも直さず原作の持っていた力であり、ファンとしてはありがたいことです。そしてもしそう思われるのであれば、是非アニメ版や漫画原作に触れてみてください。今ならアニメはNetflixやdTVなどで普通に見られますし、原作も電子書籍とかでも読めますので。
そんなわけで、ネタバレ避けに少し行を空けます。
続きを読む